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成功するための起業アイデア10選! 出し方のコツや成功例・起業までの流れを紹介

監修 羽場 康高 社会保険労務士・1級FP技能士・簿記2級

成功するための起業アイデア10選! 出し方のコツや成功例・起業まで�の流れを紹介

起業して成功するためのアイデアを出したいという方は多いでしょう。しかし起業のためのアイデア出しは容易ではありません。

この記事では起業アイデアの出し方のコツや、実際に起業して成功した方の具体例を紹介します。自身に合った起業アイデアの出し方を見つけて、より良いアイデアを模索していきましょう。

目次

起業アイデアの出し方のコツ10選

なかなか起業のアイデアが浮かばない方のために、アイデアの出し方のコツを10個紹介します。

自身に合ったアイデアが見つかるまでは、多くの人の困りごとを解消する商品やサービス、日常生活や仕事のなかで不便を感じている商品やサービスを解消するヒントなど、いろいろとアイデアを出してみて、納得のいく起業ができるようにしましょう。

趣味を起業に活用する

つい熱中してしまう趣味がある方は、その熱量を起業に変えてみましょう。

たとえば、アクセサリーが好きな方は、アクセサリーを作成・販売したり、ファッションが好きな方は、自身がセレクトした服を販売したりなど、自分の興味のある分野で起業する方法があります。

すでにある商品を改良する

すでに多くの方に使用されている商品でも、少し改良するだけでより使いやすくなる場合があります。たとえば、綿棒は白色で丸い先端の商品が多い中、黒色で先端がデコボコした形の綿棒が発売されました。

この改良で、普通の綿棒よりも耳掃除がしやすいと話題になり、今では店頭でよく見かけるようになりました。

このように既存の商品を見直し、ひと工夫を加えて、ヒット商品を生み出せるかもしれません。

日常生活で不便に感じるサービスを改良する

日常生活であたり前に利用している商品やサービスの使いづらさを感じたら、それを解消できるような商品を考え、起業する方法があります。

自身と同じ悩みを抱えている人が多くいるほど、その悩みを解消する商品を生み出せれば、ヒットする可能性があります。
日々の生活の中で不便に感じた商品やサービスをメモしておく習慣付けをおすすめします。

起業セミナーや交流会に参加する

起業して成功した方のセミナーや起業を志している方が集まる交流会などは各地で開催されています。

セミナーや交流会に参加して事業計画を練り、参加している方のビジョンや、逆に失敗した事例などを見聞きして、自分だけでは思いつかないアイデアや失敗からの学びを得られるチャンスがあります。

起業のための補助金などの有益な情報も得られる可能性があるため、セミナーや交流会に積極的に参加してみると良いでしょう。

成功者たちの起業アイデアを取り入れる

世界で活躍している起業家の中には自伝的に起業までのストーリーを出版している方も多くいます。

その方々の本を読み、成功するためのアイデアづくりや失敗を活かすためのヒントを得る方法も有効です。

実際の起業アイデアには、成功するための秘訣や、失敗と改善を繰り返すなかでチャンスに変えていくための要素が散りばめられているため、多くの成功者の本を読んでみましょう。

思いつきを組みあわせる

最初から洗練されたアイデアを思いつくのは容易ではありません。
まずはたくさんの思いつきをメモしておき、そこから厳選して、組みあわせてみると面白いアイデアに変わるかもしれません。

非現実的であっても良いので、まずは思いつくままに書き留めた項目を組みあわせてみましょう。

SNSを活用する

普段よく使用されている方も多いSNSですが、娯楽としてだけではなく、ビジネスの側面からも活用できます。

SNSでは現在よく検索されている単語や、トレンドになっているキーワードなどが公開されており、多くの人が何に関心を持っているのかが一目瞭然です。

そのトレンドや関心に寄り添ったビジネスモデルで起業する方法があります。

海外の流行を先取りする

流行のサイクルは世界共通ではなく、海外で人気を博した文化や流行が日本でも時間差で輸入されるパターンも少なくありません。

情報が国境を越えて拡散される速度は昔の比ではありませんが、海外の情報が国内よりも手に入りにくいのは事実です。海外ではすでに人気となっていて、日本ではまだ知名度が低いような商品をいち早く発見して、日本で取り入れるという手法にも目を向けてみましょう。

ターゲットを明確にする

老若男女問わず愛される商品・サービス作りももちろん大切ですが、あえてターゲットを絞って明確化して、思わぬヒット商品が見出せる可能性もあります。

すでにある商品をある年代の方向けに改良したり、デザインを施したりするだけでも画期的なアイデアになりえます。

商品やサービスを考える際には、想定されるユーザーの特性に合わせた商品開発やサービスのあり方も考えておきましょう。

異なる環境に身を置く

普段と異なる環境に身を置いて、新しいアイデアを得られるかもしれません。

最近はワーケーションといって、旅先やリゾート地で仕事をするという働き方が流行しつつあります。日常生活では味わえない非日常体験から刺激を受けて、普段とは違う気持ちでアイデアをアウトプットしてみてください。

起業アイデアの実際の例

次に起業して成功した実際の例を2つご紹介します。

実際の成功例に触れて、成功する秘訣がわかる場合もあります。この2つの例をぜひ参考にしてください。

フリーランスプラットフォームの運営

ひとつ目の成功例は、フリーランスプラットフォームの運営です。フリーランスの人材と企業をマッチングさせるサイトは今では珍しくありませんが、かつてはそう多くありませんでした。

ある大手のフリーランスプラットフォームを立ち上げた方は、学生時代にインターネット関連のビジネスを始め、その後、企業に勤めインターネットサービスの企画・開発を担当しました。

依頼する側・される側の両方の経験を活かし、お互いが安心して仕事ができるようなサイトの構築と運営に成功した例です。

インハウスサポートのマッチングサービス

2つ目に、オンラインベビーシッターなどのインハウスサポートをCtoCでマッチングするサービスの成功例を紹介します。

共働きの家庭が増えている一方、ベビーシッターなどのインハウスサポートを依頼する家庭は多くはなく、依頼のハードルが高いのが現状です。

その課題を解決するために立ち上げられたのが、ベビーシッターと家庭をマッチングするサービスです。サービスを立ち上げた方は3児の母というご自身の経験を活かして、ニーズにあったサービスの展開に成功しました。

自身のさまざまな経験が、社会の役に立つきっかけになりえるかもしれません。普段から自分や周りが何に困っているか注意深く確認すると良いでしょう。

起業アイデアを出す際の注意点

次に、起業アイデアを出す際に気をつけておきたいポイントを2つご紹介します。

良いアイデアが浮かんでも、これからご紹介する注意点を把握しておかないと起業が失敗してしまう可能性もあります。

起業のアイデアを出す際は、以下の点に注意しておきましょう。

うまくいかないパターンを想定しておく

どれだけ良いアイデアを思いついても、不測の事態などが起こり、起業が頓挫してしまう場合もあります。

成功のために行動しているときは、いかに成功させるかを重点的に考えがちですが、万が一、失敗したバターンも考えておかなければなりません。

あらゆる可能性を排除せず、失敗するパターンも想定していないようでは起業の懸念点やリスクなどに気つけず、思いがけない事態に陥った場合、リカバリーは容易ではありません。

たとえば、起業して商品を自分で売る際はあらかじめ商品があまり売れなかった場合も想定しておき、資金の捻出方法や、商品の売り出し方のレパートリーなど、実際に何か起こってもすぐに立て直せる足がかりの用意をおすすめします。

常に客観的にアイデアを振り返る

良いアイデアを思いついても、そのまま突っ走るのではなく、アイデアを可視化して、あらゆる角度から検証し、ときにはそのアイデアの方向性を修正する姿勢も大切です。

ひとつのアイデアに固執してしまうと、良いアイデアを発展させてからの具体化は難しくなってしまいます。

思いついたアイデアを周りの人に聞いてもらったり、さらに工夫する余地がないかを考えたりして、多角的な視点を持ちましょう。

起業の準備から設立までの流れ

最後に実際に起業するとなった場合の準備方法や流れをわかりやすくご紹介します。
ご紹介する手順で起業するとスムーズに設立まで進めるため、ぜひ参考にしてください。

思いついたアイデアをまとめる

まずは思いつついた起業アイデアをまとめて、方針や商品、ターゲット、広告手段、提供方法などを決定していきましょう。

紹介した起業のアイデアを考える方法でたくさんアイデアを出したら、そのアイデア同士を組み合わせ、それらのアイデアをどのようにつなげれば相乗効果を生み出せるのか検討してみてください。

事業計画を立てる

起業のアイデアや方向性が固まったら、まずは事業計画を立てましょう。

事業計画とは事業の概要やビジョン、販売計画、収支計画、イニシャルコスト、ランニングコストなど、今後どのように事業を具現化していくのか、ゴールから逆算してどのようなステップを刻んでいくのかをまとめた計画です。

事業計画は今後経営方針を確立していくために必要なだけではなく、金融機関から融資を受ける場合にも必要です。可能な限り綿密かつ現実的に計画して書類に落としこむ必要があります。

資金や商品などを準備する

起業するためには経営の三本柱となる資金、商品、人材が必要です。

起業のための資金は、自己資金や金融機関からの融資を受けて調達するのが一般的とされています。

金融機関によっては開業資金を融資する場合、金利を低く設定している場合もあるので、いくつかの金融機関の比較をおすすめします。

昨今は、クラウドファンディングという資金調達手法も浸透しつつあります。出資者側が便利で魅力ある商品やきめ細かいサービスのイメージができれば、期待や共感を集め、たくさんの支援が得られる可能性もあります。

起業し経営していくうえでは、最新情報の収集を怠らず、学びの継続が不可欠です。

また、事業が軌道に乗るまでは可能な限り人を雇用せずに経営していく方が無難です。事業の性質上どうしても人を雇用する必要がある場合は、どのような人材を何人、給料はいくらで雇用するか、それに伴い社会保険料を始めとする経費がいくら必要になるのかなどの細かいシミュレーションが大切です。

そのうえで、その投資やコストに見合う効果が見込めるのであれば、理念や経営者の考え方に共感してくれる方の採用活動を行いましょう。

開業の手続きをする

起業にもいくつか種類があり、個人事業主や株式会社、合同会社などそれぞれの特性があります。またその種類ごとに手続き方法や開業にかかる費用が異なるので注意が必要です。

たとえば、個人事業主であれば税務署に開業届けを提出したり、自分で年間所得の計算や申請、納税などの準備をしたりしなければなりません。詳しくは別記事「個人事業主になるには?必要な届出や個人事業主になってからやること」をご参照ください。
また、株式会社であれば定款を作成し登記する手続きが必要です。
株式会社と合同会社では登録免許税や手数料などの開業にかかる準備資金が異なるので開業前の手続きは綿密に調査しましょう。

起業の流れの詳細を知りたい方は別記事「起業するために必要な手続きは?会社設立から事業開始までの流れ」もご覧ください。

開業届はツールで簡単・正確に!

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まとめ

今回は、起業で成功するためのアイデアの出し方や、注意点を紹介しました。まずは紹介した10個のアイデアの出し方を参考にして、できるだけたくさんのアイデア出しを実行しましょう。

その後は事業計画を練り、資金の準備や開業手続きに移行しましょう。起業の際は入念な準備と下調べを行うと、リスク回避をしやすくなります。ぜひ本記事の内容をお役立てください。

よくある質問

起業アイデアの出し方のコツは?

趣味を活用する、既存の商品を改良する、起業セミナーや交流会に参加するなどの方法があります。

起業アイデアの出し方を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

アイデアを出すときの注意点は?

うまくいかないパターンを想定する、客観的に振り返りを行うなどです。

アイデアを出すときの注意点を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

監修 羽場康高(はば やすたか) 社会保険労務士・1級FP技能士・簿記2級

現在、FPとしてFP継続教育セミナー講師や執筆業務をはじめ、社会保険労務士として企業の顧問や労務管理代行業務、給与計算業務、就業規則作成・見直し業務、企業型確定拠出年金の申請サポートなどを行っています。

監修者 羽場康高