会社設立の基礎知識

IT業界で起業する際に参考にしたい、海外で成功した事業アイデア7選

最終更新日:2019/09/27

IT業界での起業は一般的に初期投資の費用を抑えつつ比較的気軽に事業をスタートさせられることから、まだまだ起業家に人気の業界です。しかし、世界中で数多くのITサービスが生まれては消えているなかで、ユニークで消費者やクライアントのニーズを満たすサービスを作り出すのは至難のワザ。

今回は、海外で成功したユニークな事業アイデアをリサーチしました。

IT業界で起業する際に参考にしたい、海外で成功した事業アイディア7選

1. Locolist

Locolist」というアプリには、不用品の個人売買を促進する「フリマ機能」がありますが、それだけなら特筆すべきものではないかもしれません。このアプリのすごさは、ターゲットとして絞り込んだ利用者の需要が高いことです。特にアメリカの大学生が、大学内で教科書の個人売買を行うツールとして重宝されています。

アメリカの大学で使われる教科書は学生にとって高価なため、これまでも古本屋やオークションで売却して、新しい教科書の購入費の足しにされていました。ただ、同じ教授の講義で同じように使われる物ですから、使い終わった教科書は学内で回したほうが効率的です。Locolistはここに目をつけました。

Locolistに「大学のドメイン付きメールアドレスを登録」しておくと、同じキャンパス内で取引相手を見つけたときの「仲介手数料が無料」になるのです。また、取引相手が見つからなかった場合は、Amazon社が提供する「不用品買取サービスに自動登録」できるしくみも用意されています。

不用になった教科書の買い手を探しやすく、手数料がゼロになる特典があり、買い手が見つからなかったときは広い市場に出品できる。この利便性の高さが学生に喜ばれ、口コミで広がったといえるでしょう。

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2. True Link

金融とIT技術を組み合わせた「フィンテック」は、近頃注目のキーワードですが、BtoC(企業と個人消費者間のビジネス)でのフィンテック活用は、家計を自動計算してくれる家計簿アプリの例があるぐらいでした。

しかし、もっと深刻な需要は、資産のあるお年寄りの金銭管理にあります。認知症などを患って判断能力が低下したお年寄りは詐欺師のターゲットとなりやすく、被害に遭いやすいのです。そのため、お年寄りの資産を後見人が代わりに管理しますが、横領などのトラブルがあとを絶ちません。

そこに目をつけたのが、お年寄りの資産をデジタル管理する「True Link」というサービスです。

お年寄りの所有するキャッシュカードやクレジットカードの使用状況を、常時インターネット上で管理し、不正と見られる決済や振込み、現金引き出しなどが検出されれば、家族や後見人へ自動的に連絡が行くのです。

家族や後見人が遠隔地にいても、リモートコントロールで取引きを無効としたり、決済や引き出しの上限額を設定したりすることができます。

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3. Zappos.com

Zappos.com」をご存じの方は少なくないでしょう。あまりにも熱狂的なファンが多いオンラインショップに育ったため、Amazonが脅威に感じて大枚をはたいて買収した伝説的な企業です。

Zapposの最大の特徴は、極端なまでの「顧客ファースト主義」です。商品の靴は、365日間まで「試し履き」が無料で、返品も無料となっています。膨大な種類の商品をすべて実在庫として確保しているので、速やかな発送も可能です。

万が一、在庫がない場合は、ライバル会社のWebサイトの在庫まで探してくれます。さらに、24時間の電話対応カスタマーサービスも魅力です。どんな理不尽なクレームにも最後まで付き合い、電話対応のマニュアルは一切用意していないとのことです。また、顧客満足だけではなく「従業員がのびのびと働ける職場環境づくり」を徹底していることでも注目を浴びました。

このような経営はどこまでも常識破りの手法のため、経費と手間暇が膨大にかかってしまいそうです。しかし、それと引換えに、顧客のリピート率75%という驚異的な数字を記録しているのです。

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4. reCAPTCHA

reCAPTCHA」は、Web決済などの重要な手続きや、ブログなどへのコメント書き込みなどをする際、画像を表示し、その中に描かれた文字を入力させることで、ロボットによる不正なアクセスではなく、確かに人間による操作であることを確認するシステムです。

このシステムのすごいところは、文字を入力させる画像に、コンピューターのOCR(文字自動読み取り機能)で読み取れなかった文字を含んでいることです。つまり、コンピューターによる読み取りに失敗した画像ファイル上の文字を、サイトの訪問者に読ませることで、OCRの人工知能にパターンを教えこみ、機能向上に役立てているのです。

本来であれば捨ててしまうようなものを再利用して、新たな価値を生んでいるといえます。この見事なビジネスモデルは、Google社によって高額で買収されました。

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5. Maker's Row

物づくりについてのおもしろいアイディアはあるけれども、予算内で自分の思いどおりに試作品を作ってくれる業者がなかなか見つからないと悩んでいる起業家は多いようです。

Maker's Row」は、さまざまな特徴を持つ中小規模の製造業者が多数登録されているWebサイトで、起業家は、みずからの構想に合う業者を入札方式で募集することができます。通常であれば、マッチングが成立したときに料金が発生するものですが、Maker's Rowでは、起業家と製造業者ともに月額料金を徴収するところに特徴があります。それだけ良質なマッチングが高確率で成立する自信があるということでしょう。

まさに、メーカーと起業家の出会い系サイトの様相を呈しています。人と人の出会い系サイトの場合、女性が無料登録できるケースが大半ですが、Maker's Rowは双方から会費を徴収しています。登録者(社)の増加がマッチングの質に転化するので、数の少ない立ち上げ時はたいへんですが、ある程度の規模が確立されれば経営的にも安定するビジネスモデルといえるでしょう。

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6. TransferWise

ニュースとして決して新しさを感じられなくても、「安さ」や「お得」といったワードは、いつでも消費者の心を魅了します。「ここで代金を取られるのは仕方ない」とあきらめてきたジャンルで、代金を無料ないし大幅に安くできるのは、裏側に地味ながらも斬新なしくみが隠されていることが少なくありません。

TransferWise」は、誰もが「どうしてこんなに手数料が高いのだろう?」と疑問に思ってきた海外送金を安価で実現した、画期的なビジネスモデルが特徴です。留学中の我が子に仕送りをしようとしたものの、数万円の送金なのに数千円の手数料を求められて、あっけに取られた人もいるでしょう。これは、「送金手数料」「海外中継銀行手数料」「為替両替手数料」「受取手数料」の4段構えで手数料を取られているのが原因です。

TransferWiseでは、為替手数料はゼロ、送金手数料は送金額の1%という割合ベースの徴収となっています。つまり、送金額が大きければ大きいほど、通常の銀行送金よりもお得になるのです。これだけ割安にできる秘密は、「国際送金をしない」という逆転の発想に隠れていました。国境を越えてお金をやり取りせず、それぞれの国で国内送金するだけなので、通貨を両替する必要も、複数の金融機関を中継する必要もなくなりました。

ちなみに、ビットコインなどの仮想通貨は、世界中へほぼ無料に近い手数料で送金できます。しかし、このしくみが一般に普及するには時間が必要ですから、海外送金の分野においてTransferWiseへの支持はしばらく揺るがないでしょう。

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7. SpotHero

都市部で車を運転していると、駐車できる場所がなかなか見つからないことがあります。かといって、違法駐車もできませんし、一般的なコインパーキングがすぐに満車になってしまうエリアも少なくありません。一方で、マンションの敷地内など、部外者立入禁止の駐車場には空きがあったりします。また、一軒家のガレージも、一時的に空きが生じることがあるでしょう。

この両者を安価な手数料でマッチングさせるのが、「SpotHero」のビジネスモデルです。いわば、駐車場バージョンの「Airbnb」といえるかもしれません。
遊休地の活用だけでなく、コインパーキングを本業とする不動産業者が、自社の空きスペスをSpotHeroに登録し、機会損失を抑えることも可能です。

世の中には、高い需要があるのに供給されず、見過ごしがちな無駄というものがあります。普通に暮らしていると気付きませんが、その隠れた需要をITの力で供給側とマッチングできることに気付くと、大きな収益につながりますし、社会貢献にもなりえます。

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8. Santamail

海外、特に欧米圏ではクリスマスは大切な日のひとつ。「Santamail」は子供の多くが実在すると思っている「サンタクロース」をビジネスで形にしたサービスです。

子供を持つ親がオンライン登録をおこなうと、10ドルでサンタクロースから子供宛に手紙が届きます。親も子も10ドルでクリスマスを最高の思い出にできるネットサービスです。

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9. The Million Dollar Homepage

The Million Doller Homepage」は1ピクセル1ドル(最低購入は10×10=100ピクセル)の広告サービス。大学生である創業者が自らの学費を稼ぐために始めたそうです。

自身のサイトの表示画面を区分けして販売をしており、現在は100万ピクセルが完売状態。あまりにも斬新なアイデアだと海外で話題になり、ついにはeBayオークションで広告枠が出品されたそうです。

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10. Voyce

ペットの健康状態を常に把握できるペット用フィットネスサービスの先駆けとなった「Voyce」。センサーが内蔵されている首輪を装着させることで、専用アプリと連動しペットの活動状況や健康状態をスマホやタブレットで常に確認できます。

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ペットにまつわるネットサービスは健康状態の把握だけでなく、ネットを介したお留守番中の見守りや、少しの時間だけペットと過ごしたい人と少しだけ預かってくれる人を探しているオーナーをつなぐサービスなどさまざまなサービスが出てきています。

11. PickyDomains

新しいWebサイトのドメインを考えるのは意外と難しいもの。それを解決するのが「PickyDomains」。良いドメイン名のアイデアが浮かばない人にドメインを提案してくれるサービスです。

50ドルをサイトに預けて取得したいドメインの方向性を細かく指示すると、メールで複数提案をしてくれます。良いドメインが見つかれば預けていた50ドルを支払って取得し、気に入ったドメイン見つからなければ預けた50ドルは戻ってくるという仕組みです。

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12. VarageSale

近所に住んでいる人と気軽に物の売買ができるアプリサービス。海外、とくに欧米圏では「ガレージセール」といって不用品になったものを庭先に出して売買することが一般的です。

しかし、家具や電化製品などを庭先に出したり、売れ残ったものをまた片付けてといった作業はとても面倒。そうした問題を「VarageSale」はオンラインで解決できるため、ビッグビジネスになりつつあります。

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13. Colis Voiturage

フランスでスタートした「Colis Voiturage」。従来は宅配会社が荷物を配達していたところを個人のドライバーに託してしまうという斬新なアイデアが形になりました。

荷物を運んでほしいユーザーと荷物方面へ移動するドライバーのユーザーをマッチングしています。日本では個人に荷物を預けることを不安に思う人も多いかと思いますが、海外では流行しているようです。

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14. Mobile ODT

従来の癌を発見する方法は病院での検査が一般的でした。しかし、「Mobile ODT」では、スマホのカメラを使って癌を発見できます。主に癌検診の受診率が低いアフリカに提供することで、社会的にも大きな意義がある注目サービスです。

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アイディアだけでは成功できない?

アイディアが浮かんでも、それだけではビジネスとして成功するとは限りません。事業に対してニーズがあるのか、収益は上がるようなビジネスなのか、実現可能性はあるのかを考えなくてはなりません。せっかくアイディアを出しても、この段階で一気にやれることが絞られてしまう可能性があることは理解しておきましょう。

アイディアがない、もしくは実現できそうなものがないという場合は、リスクが少ない事業からスタートしてみるという考え方もあります。その中で、顧客が抱えている不安や不満、ニーズなどを活かして事業を拡大するケースもありますし、事業が安定し、収益が上がるようになってから、さらに大きな事業を起こしていくという選択肢もあるでしょう。

まとめ

起業にまつわるアイディアは、悩みが尽きないものです。「起業したい」と思っていて起業できない人というのは、こうしたアイディアの段階で悩んでいるかと思います。ここで紹介した「成功した事業」は、いずれもひとつのアイディア(強み=売り)からスタートしたものです。立ち上げる事業にどのようなミッションを持たせ、何を成し遂げるか。そのことを突きつめて考えることで、おのずと起業のヒントは生まれてくるのではないでしょうか。

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