会計の基礎知識

「小口現金出納帳」と「現金出納帳」の違いとは

最終更新日:2021/08/04

「小口現金出納帳」と「現金出納帳」の違いとは

小口現金を管理する方法として、「小口現金出納帳」もしくは「現金出納帳」に記入する方法があります。

現金出納帳は、帳簿の残高と実際の現金残高が一致するように毎日記入します。対して小口現金出納帳は、部署ごとに一定期間記入したものを金銭管理部門に提出し、不足分を補充してもらいます。

本記事では、小口現金出納帳と現金出納帳を比較して、どちらの方が管理が簡単で確実なのかを確認していきます。

まず、出納帳を作成したい方は、以下の記事をご覧ください。

【関連記事】
出納帳をエクセルで作成する方法

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目次

小口現金出納帳とは

小口現金出納帳(こぐちげんきんすいとうちょう)とは、小口現金(会社で必要とされる最低限の現金)を使って行われた支払いの都度、小口現金の補給や支払い内容(明細)を記録するための帳簿のことです。

小口現金の定義

小口現金とは、消耗品や出張経費・交通費などに利用するために、会社に用意しておく少額の現金をいいます。

会社のお金は当座預金などの金融機関に預けておくのが一般的です。しかし、会社に全く現金がないと交通費などの少額の現金支払いができません。

このような少額の現金支払いが発生した場合に、小口現金を使用します。

現金出納帳(金銭出納帳)とは

現金出納帳(げんきんすいとうちょう)とは、別名「金銭出納帳」のことで、現金の出し入れを日々記録し、台帳の残高と実際の残高が一致しているかを確認するために使用します。

現金出納帳は補助簿に分類され、その中でも仕訳帳を補助する「補助記入帳」として位置づけられています。原則、毎日記録するものなので、事業を行う上では必ず用意しておきたい帳簿です。

現金出納帳についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの「現金出納帳の基礎知識」も参照してみてください。

小口現金を使う機会

小口現金出納帳

小口現金を使う機会は、会社の中で日常的に発生します。

小口現金は、お金を管理する部署(経理部など)が各部署に振り分けます。一定期間が経過すると、小口現金を使用した領収書をお金を管理している部署に提出し、不足分を補充してもらいます。

小口現金は便利な反面、利用申請や上司の承認が必要となるため、効率が悪く、経理担当者の負担が増える可能性があります。また、精算前に現金を手渡すため、たとえ少額であっても紛失や盗難、横領などには十分注意が必要です。

小口現金出納帳と現金出納帳どちらも必要?

小口現金がある部署が社内に1つしかない場合、通常は現金出納帳と小口現金出納帳は同じになります。そのため、お金の管理部門は小口現金の精算を待ってから直接現金出納帳を作成することができます。

しかし、複数の部署に小口現金がある場合には、お金の管理部門が小口現金の精算を待ってから現金出納帳を作成するのは非効率なので、各部署ごとに小口現金を管理する小口現金出納帳を作成した方が良いでしょう。

現金出納帳は、帳簿の分類上、補助簿のうち補助記入帳のことをいいます。補助記入帳とはいえ、現金を管理するための帳簿なので、企業にとっては欠かせない存在です。

特に個人事業主の場合は、事業用の現金と個人用の現金を混同してしまう危険性がありますので、その点に注意して記帳をすると良いでしょう。

前述したように、現金出納帳の現金残高と実際の現金残高が一致しているかどうかを確認する必要があります。

まとめ

本記事では、小口現金の管理方法を紹介しました。

小口現金が複数の部署にある場合は、部署ごとに小口現金出納帳を作成し、お金の管理部門などに報告する方が効率的といえるでしょう。この場合、お金の管理部門が作成した現金出納帳は、小口現金ごとの出納を記録することで済みます。

いずれにしても、毎日出納帳に記入して残高を確認しておくことで、実際の現金残高と帳簿の残高が一致しないといった問題に直面することが少なくて済むでしょう。

出納帳には今回紹介したもの以外にも、いくつか種類があります。詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

【関連記事】
知っているようで意外と知らない?出納帳の種類と基礎知識
出納帳をエクセルで作成する方法

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