確定申告の基礎知識

e-Taxで確定申告をするやり方とは?一連の流れや必要書類・添付書類の提出方法を解説

監修 安田亮 安田亮公認会計士・税理士事務所

e-Taxで確定申告をするやり方とは?一連の流れや必要書類・添付書類の提出方法を解説

e-Tax(イータックス)とは、所得税や消費税などをはじめとした国税の申告や申請、納税に関するオンラインサービスです。e-Taxを利用することで税務署へ直接足を運んだり、郵送したりする手間が省け、時間や場所を問わず簡単に確定申告ができます。

また、e-Taxの利用により、医療費の領収書や保険料控除証明書といった添付書類の提出を省略できるメリットもあります。e-Taxと連携できる会計ソフトもあり、書類のペーパーレス化や業務効率化にも役立つサービスです。

本記事では、e-Taxで対応している手続きの紹介からe-Taxを利用するメリット・デメリット、e-Taxによる確定申告の方法や事前準備、提出が必要な書類・省略できる添付書類について解説します。

目次

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e-Tax(国税電子申告・納税システム)とは

e-Tax(イータックス)とはインターネットを通して国税に関する各種手続きを行えるシステムで、正式名称は「国税電子申告・納税システム」です。

事業所得や不動産所得のある個人事業主やフリーランス、また確定申告が必要な給与所得者や法人まで、さまざまな人がe-Taxでの電子申告を利用できます。

なお、e-Taxはインボイス発行事業者である「小規模事業者」を対象とした「2割特例」にも対応しています。2割特例について詳しく知りたい方は、以下の記事をご確認ください。

【関連記事】
インボイス制度で簡易課税制度はどうなる?新たに課税事業者になる場合の軽減措置についても解説

出典:国税庁「2割特例(インボイス発行事業者となる小規模事業者に対する負担軽減措置)の概要」

2023年1月からは、青色申告決算書や収支内訳書を確定申告書等作成コーナーで作成した場合に限り、スマホから確定申告が可能となりました。スマホから申告する場合、確定申告書類などのデータは国税庁の「確定申告書等作成コーナー」もしくは、e-Taxに対応する会計ソフトを使って作成します。

また2024年1月からは、e-Taxとマイナポータル間で連携できる情報が増えました。マイナポータル連携により、2024年1月以降の源泉徴収票・国民年金基金掛金・iDeCo・小規模企業共済掛金などの情報の自動入力が可能です。

さらに、2025年分の確定申告(2026年1月提出開始)よりe-Taxはさらに便利になります。まずスマホ申告の機能が強化されます。所得税の申告画面がすべてスマホ表示に最適化され、より操作しやすくなるのが特徴です。

出典:e-Tax「令和6年1月からe-Taxがもっと便利になります。」

また、スマホ用電子証明書に対応します。マイナンバーカードの電子証明書機能をスマホに搭載できる「スマホ用電子証明書」に対応し、マイナンバーカード本体がなくても生体認証などでe-Taxが利用可能になります。対応機種やOSについては、デジタル庁の情報を随時ご確認ください。

出典:マイナポータル「スマホ用電子証明書とは?」

マイナポータルと連携できる情報とは

マイナポータル連携を活用することで、これらの証明書データを自動入力でき、添付書類としての提出も不要になります。

マイナポータルとの連携によって、以下の確定申告に関する内容を自動入力できます。

内容情報・控除証明書
収入給与所得給与所得の源泉徴収票情報
株式等に係る譲渡所得等特定口座年間取引報告書
雑所得(公的年金等)公的年金等の源泉徴収票
控除医療費控除医療費通知情報
ふるさと納税(寄附金控除)寄附金受領証明書・寄附金控除に関する証明書
生命保険料控除生命保険料控除証明書
地震保険料控除地震保険料控除証明書
住宅ローン控除年末残高等証明書、年末残高等情報、住宅借入金等特別控除証明書
社会保険料控除社会保険料(国民年金保険料)控除証明書、社会保険料(国民年金基金掛金)控除証明書
小規模企業共済等掛金控除小規模企業共済等掛金控除証明書
出典:国税庁「マイナポータルと連携した所得税確定申告手続」

e-Taxで対応している手続き

e-Taxで対応可能な手続きは「電子申告」「税金の納付(電子納税)」「開業届や青色申告承認申請書などの提出」の3つです。

e-Taxで対応している手続き
出典:e-Tax 国税電子申告・納税システム「e-Taxについて知る」

電子申告

e-Taxを利用すれば、オンラインで確定申告を行えます。具体的には、確定申告に関する書類(確定申告書・青色申告決算書もしくは収支内訳書・各種帳簿類)の提出が可能です。

確定申告のやり方や対象者について知りたい人は、以下の記事もあわせてご覧ください。

確定申告のやり方や対象者について知りたい人はこちらの記事からチェック!


▶︎ 確定申告とは?全くわからない人向けに申告の流れ・対象者について解説!

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ほかにも、会社員やアルバイト・パートなどの給与所得者が年末調整で受けられない控除を受ける際に行う、還付申告もe-Taxで申請できます。

e-Taxで対応している電子申告は、以下のとおりです。

e-Taxで対応している電子申告

  • 所得税確定申告等
  • 相続税申告
  • 贈与税申告
  • 法人税確定申告等
  • 消費税確定申告等
  • 酒税納税申告
  • 間接諸税申告

出典:【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)「利用可能手続一覧」

税金の納付(電子納税)

電子納税もe-Taxの主要機能のひとつで、申告から納税まですべてオンライン上で完結できます。

ただし、e-Taxの対象となるのは消費税・所得税・法人税などの国税のみで、住民税などの地方税には対応していません。地方税の納税に関しては「eLTAX(エルタックス:地方税共通納税システム)」が対応しているため、地方税の申告や納税も必要な場合は事前に確認しておきましょう。

電子納税には「ダイレクト納付」と「インターネットバンキング方式(入力方式または登録方式)」があり、それぞれ利用できる条件や必要な事前準備が異なります。

確定申告における納税方法について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご確認ください。

【関連記事】
確定申告の納税は7種類から選べる! おすすめと支払時の注意点について解説

ダイレクト納付

ダイレクト納付は、あらかじめ税務署にe-Taxの利用開始手続きを申請したうえで専用の届出書を提出し、e-Taxによる電子申告等もしくは納付情報の登録をしなければなりません。

ダイレクト納付の手順は、以下のとおりです。

ダイレクト納付の手順

  • 申告等データの作成・送信、処分通知書等の受信
  • ダイレクト納付の利用
  • 納付状況の確認

ダイレクト納付では、まず申告等データや納付情報データを作成し、送信または処分通知書等を受信します。

その後、メッセージボックス内の「納付区分番号通知」を確認し、納付方法を選択します。手続きの完了後は、完了通知がメッセージボックスに届くため、必ず確認しましょう。

出典:【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)「ダイレクト納付(e-Taxによる口座振替)による納税手続」

インターネットバンキング方式

インターネットバンキング方式は、利用中の金融機関がe-Taxに対応しているか事前に確認する必要があります。利用中の金融機関に直接問い合わせるか、Pay-easyが提供するサイト「利用できる金融機関」で確認しましょう。

インターネットバンキングによる電子納付には、登録方式と入力方式の2つの方法があります。

インターネットバンキングによる電子納付には、登録方式と入力方式の2つの方法があります。

登録方式とは、申告等データや納付情報データを送信または処分通知書等を受信後に、納付区分番号を使用して電子納税する方法です。

入力方式とは、e-Taxに納付情報データの登録をせずに、自身で納付目的コードを作成して電子納税を行う方法です。

それぞれ納付手続きの手順は異なるため、大まかな流れを把握しておきましょう。

方式手順
登録方式1.税目や申請区分、納付金額などの納付情報データを作成し、e-Taxへの登録を行う
2.インターネットバンキングにログインし、納税を行う
入力方式1.「税目番号 + 申告区分コード + 元号コード + 課税期間」の組み合わせとなる納付目的コードを作成する
2.インターネットバンキングやATMから納付する

インターネットバンキングを利用して電子納付を行うには、納付機関番号や利用者識別番号などの入力が必要です。

登録方式と入力方式で必要な入力項目は異なるため、事前に確認しておきましょう。

出典:【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)「登録方式による納税手続」
出典:【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)「入力方式による納税手続」

開業届や青色申告承認申請書などの提出

青色申告で確定申告をするには、「開業届」と「青色申告承認申請書」をそれぞれの期限までに提出しておく必要があります。

開業届は原則として事業開始日から1ヶ月以内、青色申告承認申請書は青色申告をしようとする年の3月15日まで(その年の1月16日以後に開業した場合などは、開業日から2ヶ月以内)が提出期限です。これらの各種申請手続きも、e-Taxからオンラインで提出できます。

なお、税金の申告や各種申請・届出には、添付書類の提出が求められる場合があります。e-Taxでは、各種添付書類も画像データで提出可能です。ただし、画像データでの提出が認められていない添付書類もあるため、事前に確認しておきましょう。

またe-Taxでは、納税地の異動届や納税証明書の交付請求、法定調書などの提出も可能です。e-Taxで実施できる各種申請・届出手続きについて詳しく知りたい方は、【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)の「申請・届出手続(申告所得税関係)」をご覧ください。

e-Taxによる確定申告の提出書類

e-Taxで確定申告を行う場合、必要な書類と、条件によって提出が省略できる添付書類があります。

提出が必要な書類(電子データ)

e-Taxを利用する場合、以下の書類は紙での提出に代わり、電子データとして作成・送信します。

電子データとして提出が必要な書類

  • 確定申告書(第一表、第二表など)
  • 青色申告決算書(青色申告の場合)
  • 収支内訳書(白色申告の場合)

これらの書類は「確定申告書等作成コーナー」やe-Tax対応の会計ソフト(freee会計など)で作成することで、電子データの形式で準備できます。

提出が省略できる添付書類

e-Tax(電子申告)を利用する大きなメリットとして、第三者作成の添付書類(控除証明書など)の提出・提示を省略できる点が挙げられます。

e-Tax利用で提出省略が可能な書類の例

  • 給与所得者の特定支出の控除の特例に係る支出の証明書
  • 個人の外国税額控除に係る証明書
  • 雑損控除の証明書
  • 医療費通知(医療費のお知らせ)
  • 医療費に係る使用証明書等(おむつ証明書など)
  • セルフメディケーション税制に係る一定の取組を行ったことを明らかにする書類
  • 社会保険料控除の証明書
  • 小規模企業共済等掛金控除の証明書
  • 生命保険料控除の証明書
  • 地震保険料控除の証明書
  • 寄附金控除の証明書
  • 勤労学生控除の証明書
  • 住宅借入金等特別控除に係る借入金年末残高証明書(適用2年目以降のもの)

これらの書類は、提出が省略できるだけで破棄してはいけません。税務署から提示を求められる場合に備え、法定申告期限(原則3月15日)から5年間(一部の書類は3年間)は自宅や事業所で保管する義務があります。

イメージデータ(PDF)による添付書類の提出

「提出が省略できる書類」以外で、従来は紙での提出が必要だった一部の添付書類については、イメージデータ(PDF形式)で提出することが認められています。

これにより、たとえば以下のようなケースでも、添付書類を含めてすべてオンラインで申告を完結できます。

住宅ローン控除(適用1年目)に必要な書類

  • 登記事項証明書
  • 請負(売買)契約書の写し など
  • その他、国税庁が定める各種証明書や明細書

ただし、すべての書類がイメージデータに対応しているわけではないため、詳細は国税庁のホームページなどで事前に確認が必要です。

出典:国税庁「イメージデータで提出可能な添付書類(所得税確定申告等)」

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e-Taxを利用して確定申告を行うメリット

e-Taxを利用すると、任意のタイミングでの申請や手続きの効率化などさまざまなメリットがあります。

e-Tax を利用するメリット

  • 自宅で手続きが完結する
  • 早めに申告ができる
  • 還付が早い
  • 会計ソフトと連携させて手続きをスムーズにできる

e-Taxを利用する最大のメリットは、オンラインで確定申告の手続きができることです。税務署に足を運ばず(もしくは、郵送などの手間を省いて)確定申告ができるため、税務署の開庁時間にあわせて時間を確保する必要がなくなります。

自宅で手続きが完結する

e-Taxを活用すれば、自宅にいながら確定申告の手続きが完結します。確定申告の時期は税務署が非常に混雑しますが、e-Taxを活用すれば無駄に時間や体力を消耗せずに済みます。

場所や時間を問わず申告が可能で、自分の都合にあわせて手続きができるので便利です。e-Taxを使った電子申告の割合も増えており、利用拡大に向けた取り組みも進んでいます。

なお、2025年1月以降、税務署の窓口や郵送で確定申告書を提出した場合、申告書の控えへの「収受日付印」の押なつが廃止されることになりました。

e-Taxで申告すれば、送信日時や申告内容が記録された「受信通知(送信票)」がメッセージボックスに格納されます。これが申告の確実な証拠となるため、融資や各種手続きで申告書の控えが必要な場合にも、e-Taxの利用がより一層推奨されます。

出典:国税庁「令和7年1月からの申告書等の控えへの収受日付印の押なつについて」

早めに申告ができる

原則、税務署での確定申告期間は、所得があった年の翌年2月16日から3月15日までですが、e-Taxでは1月上旬から申告が可能です。確定申告書類の準備さえできていれば、2月中旬まで待たなくても確定申告ができるようになります。

税務署での確定申告期間

還付が早い

e-Taxによる確定申告は、郵送や窓口での申告と比較して還付金の処理が早い傾向にあります。1月や2月に申告した場合は2~3週間、3月に申告した場合は3週間程度で還付されるケースが多く、e-Taxによる申告のメリットといえます。還付金を早く受け取りたい場合は、e-Taxの利用がおすすめです。

会計ソフトと連携させて手続きをスムーズにできる

e-Taxは、会計ソフトで作成した確定申告書のデータを取り込むことができます。会計ソフトと連携させれば、電子申告のために作成したデータを一から入力する手間を省けるため便利です。

できるだけ確定申告時の作業を減らしたい方は、e-Tax対応の会計ソフトを導入することをおすすめします。

e-Taxを利用して確定申告を行うデメリット

確定申告の効率化が可能なe-Taxですが、利用するうえでは以下のデメリットがあります。

e-Taxを利用して確定申告を行うデメリット

  • 事前に環境整備が必要
  • 手続きが難しく感じる可能性がある

一度環境を整えれば翌年以降は手軽に確定申告ができますが、状況次第では準備に手間がかかることもあります。

事前に環境整備が必要

e-Taxは、利用するうえでの事前登録や、対応機材の準備などが必要です。安定した通信が可能なインターネット環境をはじめ、マイナンバーカードの発行や利用者識別番号の取得などを行わなくてはe-Taxを利用できません。

なお、利用者識別番号を取得する際は、対応機種に該当するスマホか、ICカードリーダライタが必要です。

一度準備すれば翌年以降の作業は減るため、早めに対応しておくことをおすすめします。

手続きが難しく感じる可能性がある

e-TaxはPCやスマホを操作する必要があるため、電子機器の使用に苦手意識がある場合は手続きが難しいと感じる方もいるかもしれません。また、e-Taxへの入力操作や必要な周辺機器に慣れていない場合は、窓口での手続きのほうが簡単に感じる可能性もあります。

ただし、操作に慣れてしまえば自宅から簡単に確定申告ができるので、事前準備と同じように翌年以降の負担は軽減されます。

e-Taxを利用して確定申告を行うための事前準備

e-Taxで確定申告をするには、以下4つの事前準備が必要です。

e-Taxで確定申告をする際の事前準備

  • 環境の整備
  • 電子証明書の取得
  • 利用者識別番号の取得
  • 電子証明書の読み取り

環境の整備

PCからe-Taxを利用する場合はWeb版とダウンロード版の2種類が用意されています。スマートフォンで利用する場合は、e-Taxソフト(SP版)があります。

これらを利用する場合、国税庁の推奨する環境に該当しているか、事前に確認しましょう。

【Web版】
2025年11月時点のWeb版の推奨環境は以下のとおりです。

OSブラウザPDF閲覧
Microsoft Windows 11・Microsoft Edge
・Google Chrome
Adobe Acrobat Reader DC
Mac OS 13Safari 17
Mac OS 14Safari 18
Mac OS 15Safari 18

MicrosoftによるWindows 10のサポートが2025年10月に終了したことに伴い、2026年提出分の確定申告(2025年分)では、Windows 10は推奨環境から除外される方針が国税庁から示されています。Windows 10でe-Taxを利用すると、動作に問題が生じる可能性があるため、Windows 11への移行をご検討ください。

出典:国税庁「Windows10をご利用の方へ」

また、Web版を利用する際は「事前準備セットアップ」および「e-Tax AP(ブラウザの拡張機能)」のインストールも必要です。こちらも自動で環境チェックが行われた際に、インストール済みか確認できます。

出典:【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)「e-Taxソフト(WEB版)を利用するに当たって」

【インストール版】
e-Taxのインストール版は、Windows OSにのみ対応しています。Mac OSは対応していないので、使用しているPCがMacの場合はWeb版を利用しましょう。

出典:【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)「e-Taxソフトのダウンロードコーナー」

【e-Taxソフト(SP版)】
2025年11月時点で、e-Taxをスマホから利用する場合の推奨環境は以下のとおりです。

端末OSバージョンブラウザ
AndroidAndroidAndroid12.0~15.0Google Chrome
iPhoneiOS・iOS 16.7
・iOS 17.6
・iOS 18.0
iOS Safari/td>
iPadiPadOSiPadOS Safari

なおOSのバージョンは例年、確定申告期間開始(1月)時点での最新版に対応するので、利用時に確認することをおすすめします。

出典:【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)「e-Taxソフト(SP版)を利用するにあたって」

電子証明書の取得

e-Taxの利用には、データの作成者と送信されたデータが改ざんされていないかを確認するための「電子証明書」が必要です。電子証明書には、主にマイナンバーカードが利用されています。

マイナンバーカードを発行済みであり電子証明書が有効であれば、事前に準備するものはありません。これからマイナンバーカードを発行する場合は、申請から発行まで3週間から1ヶ月ほどかかるため、早めに準備しておきましょう。

マイナンバーカード以外にe-Taxで利用できる電子証明書は、各発行機関により取得の方法や費用が異なります。事前に各発行機関のホームページを確認しておきましょう。

出典:マイナンバーカード総合サイト「マイナンバーカード交付申請」
出典:【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)「電子証明書の取得」

利用者識別番号の取得

e-Taxを利用するためには、16桁の利用者識別番号を取得する必要があります。e-Taxのログイン画面から利用者情報を登録して取得する方法や、税務署にて対面で取得する方法などがあります。

利用者識別番号を取得する方法

  • Webからマイナンバーカードを使ってアカウントを登録する
  • Webから利用者識別番号を取得する
  • マイナポータルの「外部サイトとの連携」機能からe-Taxを利用する
  • WebからID・パスワード方式の届出を作成・送信する
  • 税務署に行って、ID・パスワード方式の届出を作成・送信する
  • 書面で利用者識別番号を取得する
  • 税理士に依頼し、利用者識別番号を取得する

【関連記事】
e-Taxの使用に必要な利用者識別番号とは?取得方法について解説

出典:国税庁「ご利用の流れ」

オンラインの場合は「e-Taxの開始(変更等)届出書作成・提出コーナー」から必要事項を入力し、提出することで利用者識別番号を取得できます。

書面を提出して取得する場合は、国税庁の「電子申告・納税等開始(変更等)の届出」から、用紙をダウンロードできます。必要情報を記入した後、所轄の税務署に郵送もしくは持参することで取得可能です。

電子証明書の読み取り

電子証明書の読み取りは「マイナンバー方式」でe-Taxを利用する場合の方法です。マイナンバーカードの読み取りには、マイナンバーカードの読み取りに対応したスマホか、家電量販店やネット通販などで購入できるICカードリーダライタを利用します。

なお、マイナンバーカードをスマホで読み取る際は、所有しているスマホがマイナンバー読み取りに対応していなければなりません。

マイナンバーカードの読み取りに対応したスマホについて詳しく知りたい方は、マイナポータルの「よくあるご質問|マイナポータルアプリに対応しているスマートフォン等を教えてください。」をご覧ください。

また、スマホから電子証明書を読み取る際は、QRコード認証が便利です。QRコード認証について詳しく知りたい方は、【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)の「QRコード認証」をご覧ください。

freee会計で確定申告に必要な書類を自動作成!

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e-Taxを利用した確定申告のやり方4つ

e-Taxを利用して確定申告を行うには、以下4つの方法から自身がやりやすい方法を選択してください。

確定申告の方法提出方法メリットデメリット
e-Tax対応の会計ソフトを利用する会計ソフトで作成後、e-Taxと連携したうえで提出書類作成・提出・記帳までひとつのソフトで対応可能e-Taxに対応した会計ソフトを用意しなければならない
e-Taxと会計ソフトを利用する会計ソフトで作成後、e-Taxから提出会計ソフトさえあれば簡単に確定申告書を作成可能会計ソフトのデータをe-Taxに読み込ませなければならない
スマホで国税庁のWebサイトから作成する国税庁のWebサイト(スマホ版)で作成後、e-Taxソフト(SP版)から提出確定申告書の作成と申告がスマホのみで完結可能青色申告決書・収支内訳書の作成はスマホから可能だが帳簿作成・集計は別途必要
PCで国税庁のサイトから作成する国税庁のWebサイト(PC版)で作成後、e-Taxから提出会計ソフトがなくても確定申告書・青色申告決書・収支内訳書を作成可能サポート窓口が少なく帳簿作成・集計も別途必要

e-Tax対応の会計ソフトを利用する

e-Taxに対応した会計ソフトを利用している場合であれば、帳簿・確定申告書の作成から送信まで、一貫して行うことが可能です。会計ソフトからe-Taxで電子申告する場合は、会計ソフトのマニュアルに従って申請しましょう。

e-Taxと会計ソフトを利用する

利用している会計ソフトがe-Taxでの電子申告に非対応であれば、確定申告書の作成とe-Taxによる電子申告をそれぞれ別で実施しなければなりません。確定申告書は会計ソフトで作成し、e-Tax専用サイトへ登録したうえで電子申告しましょう。

なお、今後の確定申告をe-Tax経由の電子申告で行うのであれば、e-Taxに対応した会計ソフトに切り替えるのがおすすめです。

スマホで国税庁のWebサイトから作成する

以前はスマホからの申告は一部の所得に限られていましたが、機能が順次拡大し、2025年1月からは所得税のすべての申告画面がスマホ表示に最適化され、さらに利用しやすくなりました。青色申告決算書・収支内訳書の作成もスマホ上で可能です。

スマホからe-Taxの申告を行う際は、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」から確定申告書を作成してください。

なお、マイナンバーカードの読み取りに対応しているスマホでe-Taxを利用する場合、「マイナポータルアプリ」のインストールが必要です。

確定申告書の作成後は、【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)の「e-Taxソフト(SP版)を利用するにあたって」を参考に利用登録などの手続きを行いましょう。

スマホでの確定申告について詳しく知りたい方は、以下の記事をご確認ください。

【関連記事】
スマホの確定申告のやり方を解説!マイナンバーカードなどの必要な準備とは

PCで国税庁のサイトから作成する

PCからe-Taxの申告を行う際も、スマホと同様国税庁の「確定申告書等作成コーナー」から確定申告書を作成しましょう。帳簿の数値を入力するだけで簡単に作成できるので、電子機器の操作が苦手な方でもおすすめです。

PCから作成した確定申告書は、利用者登録が完了していればe-Taxでそのまま申告可能です。

クラウド確定申告ソフトのfreee会計なら確定申告書をかんたん作成

確定申告をスムーズに進めたい方には、「freee会計」の利用が便利です。freee会計は、銀行口座やクレジットカードから明細を自動で取得できます。また、スマホでレシートを撮影し、金額や日付を自動で読み込むことも可能です。

確定申告に必要な書類は、○×形式の質問に答えていくだけで作成が完了し、そのまま電子申告できるため、初めて確定申告を行う人でも安心して申告が行えます。

e-Taxにも対応しているため、ぜひ無料登録をご検討ください。

確定申告後の状況確認方法

スマホやPCから確定申告を終えたあと、データ送信後の審査結果(受信通知)や還付金処理の状況はe-Tax上で可能です。納税が必要な場合はe-Taxのメッセージボックスから納税手続きを進められるため、スマホやPCのみで確定申告から納税までが完結します。

出典:e-Tax「ご利用の流れ」

確定申告をかんたんに終わらせる方法

確定申告の期間は1ヶ月です。それまでに正確な内容の書類を作成し、申告・納税しなければいけません。

ほかにも、青色申告の場合に受けられる特別控除で、最大65万円を適用するためにはe-Taxの利用が必須条件であり、はじめての人には難しい場面が増えることが予想されます。

そこでおすすめしたいのが、確定申告ソフト「freee会計」の活用です。

freee会計は、〇✕形式の質問で確定申告に必要な書類作成をやさしくサポートします。また、所得額や控除額の計算は自動で行ってくれるため、計算・入力ミスの削減できるでしょう。
ここからは、freee会計を利用するメリットについて紹介します。

1.銀行口座やクレジットカードは同期して自動入力が可能!

確定申告を行うためには、1年間のお金にまつわる取引を正しく記帳しなければなりません。自身で1つずつ手作業で記録していくには手間がかかります。

freee会計では、銀行口座やクレジットカードの同期が可能で、利用した内容が自動で入力されていきます。

日付や金額を自動入力するだけでなく、勘定科目も予測して入力してくれるため、日々の記帳がほぼ自動化でき、工数削減につながります。

freee会計 管理画面イメージ4

2.現金取引の入力もカンタン!

会計ソフトでも現金取引の場合は自身で入力し、登録しなければなりません。

freee会計は、現金での支払いも「いつ」「どこで」「何に使ったか」を家計簿感覚で入力できるので、毎日手軽に帳簿付けが可能です。

自動的に複式簿記の形に変換してくれるため、会計処理の経験がない人でも正確に記帳ができます。

freee会計 管理画面の例1

さらに有料プランでは、チャットで確定申告について質問ができるようになるので、わからないことがあったらすぐに相談できます。また、オプションサービスには電話相談もあるので、直接相談できるのもメリットの1つです。

freee会計の価格・プランについてはこちらをご覧ください。

3.〇✕形式の質問に答えるだけで各種控除や所得税の金額を自動で算出できる!

各種保険やふるさと納税、住宅ローンなどを利用している場合は控除の対象となり、確定申告することで節税につながる場合があります。控除の種類によって控除額や計算方法、条件は異なるため、事前に調べなければなりません。

freee会計なら、質問に答えることで控除額を自動で算出できるので、自身で調べたり、計算したりする手間も省略できます。

freee会計 管理画面の例2

4.確定申告書を自動作成!

freee会計は取引内容や質問の回答をもとに確定申告書を自動で作成できます。自動作成した確定申告書に抜け漏れがないことを確認したら、税務署へ郵送もしくは電子申告などで提出して、納税をすれば確定申告は完了です。

また、freee会計はe-Tax(電子申告)にも対応しています。e-Taxからの申告は24時間可能で、税務署へ行く必要もありません。青色申告であれば控除額が10万円分上乗せされるので、節税効果がさらに高くなります。

e-Tax(電子申告)を検討されている方はこちらをご覧ください。

freee会計 管理画面の例3

freee会計を使うとどれくらいお得?

freee会計には、会計初心者の方からも「本当に簡単に終わった!」というたくさんの声をいただいています。

税理士などの専門家に代行依頼をすると、確定申告書類の作成に5万円〜10万円程度かかってしまいます。freee会計なら月額980円(※年払いで契約した場合)から利用でき、自分でも簡単に確定申告書の作成・提出までを完了できます。

余裕をもって確定申告を迎えるためにも、ぜひfreee会計の利用をご検討ください。

まとめ

時間がかかって面倒というイメージがある確定申告ですが、e-Taxを利用することで手間を軽減することが可能です。

とくに近年は、e-Taxとマイナポータルの連携やスマホでの申告範囲の拡大など、手続き自体が簡単にできるよう見直されています。2026年1月からは、税務署窓口での控えへの収受印が廃止されるなど、申告の証跡を残す意味でもe-Taxの重要性が高まっています。

利用率は年々増加しており、大規模法人は電子申告が義務化されました。今後さらに利用が推進される可能性があるため、作業の効率化を図るためにも積極的に電子申告を活用しましょう。

よくある質問

e-Taxとは?

国税庁が運営する、国税電子申告・納税システムのことです。インターネットを通じ、自宅やオフィスから確定申告・納税・各種申請届出手続きを完結できます。

詳しくは、「e-Tax(国税電子申告・納税システム)とは」をご覧ください。

e-Taxを利用すればスマホで確定申告できる?

e-Taxを利用するには、パソコンやインターネット環境の整備、マイナンバーカード、ICカードリーダライタなどを用意します。

詳しくは、「e-Taxを利用して確定申告を行うための事前準備」をご覧ください。

e-Taxを利用すればスマホで確定申告できる?

マイナンバーカードの読み取りに対応したスマホ(Android端末・iPhone)とマイナンバーカードがあれば、スマホで確定申告できます。また、「マイナポータルアプリ」をインストールする必要があります。

詳しくは記事内「e-Taxを利用した確定申告のやり方4つ」をご覧ください。

監修 安田 亮(やすだ りょう)

1987年香川県生まれ、2008年公認会計士試験合格。大手監査法人に勤務し、その後、東証一部上場企業に転職。連結決算・連結納税・税務調査対応などを経験し、2018年に神戸市中央区で独立開業。

監修者 安田亮

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