確定申告の基礎知識

Macで確定申告をするには?電子申告のやり方を徹底解説

フリーランスや個人事業主、小規模事業者にとって確定申告は年に一度の一大イベントの一つ。ご自身で申告を行う場合は出来るだけスマートに完了したいところです。
最近では電子申告も普及してきました。自宅にいながら確定申告書の作成から提出まで完了できれば、税務署に足を運ぶ必要もなくとても楽です。この記事では、Macでの確定申告に焦点をあて、電子申告のやり方を詳しく解説していきます。

Macで確定申告をするには?電子申告のやり方を徹底解説

目次

Macで使える会計ソフト

e-Taxでの電子申告とは?

確定申告は、以前は紙の書類に直接記載して提出するしか方法がありませんでしたが、2004年に国税庁の国税電子申告・納税システム「e-Tax」が登場。国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で作成した電子申告データを、紙に印刷することなく、そのままデータで提出できるようになりました。

e-tax公式サイト
(国税庁の国税電子申告・納税システム「e-Tax」公式サイト)

e-Taxでの電子申告のメリット

e-Taxで電子申告を行えば、自宅にいながら確定申告が完了するだけではなく、社会保険料控除証明書や医療費のレシートなど、紙の申請では添付が必要な書類の提出が省略できるというメリットもあります。

e-Taxを利用すると省略できる添付書類

  • 給与所得者の源泉徴収票
  • 年金受給者の源泉徴収票
  • 社会保険料控除の証明書
  • 生命保険料控除の証明書
  • 地震保険料控除の証明書
  • 住宅ローン控除の借入金年末残高証明書(2年目以降)
  • 医療費控除の領収書
  • 寄付金控除の証明書
  • 特定口座年間取引報告書
  • 雑損控除の証明書

ただし、各書類は5年間保管し、税務署から提出や提示を求められた際には応じる必要がありますので、うっかり捨ててしまわないよう気をつけましょう。

国も電子申告を推奨しており、青色申告者は2020年度以降に電子申告で確定申告をすると控除額が10万円アップするというお得な特典も。節税のためにも、電子申告を使わない手はありません。還付金がある場合も、紙の手続きに比べると還付までの手続きがスピーディーに行われます。

Macで確定申告をするには?

Macから電子申告をするためには、以下の3つの方法があります。

  1. 国税庁の確定申告書等作成コーナーで確定申告書類を作り提出
  2. 市販の会計ソフトで確定申告書類を作り国税庁の確定申告書等作成コーナーから提出
  3. 市販の会計ソフトで確定申告書類を作り、会計ソフト経由で電子申告

3に関して、これまで各会計ソフトはMacでの電子申告対応に非対応というケースが多かったのですが、2019年1月に確定申告ソフトfreeeがMacへの対応を発表(※)。

これにより、確定申告書等作成コーナーを使わずに、普段から使っている確定申告ソフトfreeeから書類の作成から提出まで一気通貫でできるようになりました。もちろん、作成したデータをプリントアウトして郵送することも、確定申告書等作成コーナーから提出することも可能です。

※参考:『会計ソフト初、freee の確定申告の電子申告機能がMacに対応 個人所得税の申告書類の作成から申告まで一気通貫

事前準備①:Macの環境を整える

Macで確定申告をする前に、まず準備が必要です。
国税庁では、2019年10月時点でMacユーザーに対しては下記の環境を推奨しています。

OS

  • Mac OS 10.11(El Capitan)
  • Mac OS 10.12(Sierra)
  • Mac OS 10.13(High Sierra)
  • Mac OS 10.14(Mojave)

ブラウザ

  • Safari 11.1
  • Safari 12.0

OSが古い場合はアップデートが必要ですし、WebブラウザはSafariにのみ対応している点にも注意が必要です。

事前準備②:確定申告に必要なものを揃える

①マイナンバーカード
電子申告には紙製の「マイナンバー通知カード」ではなく、ICチップ入りの「マイナンバーカード」が必要です。まだお持ちでない方は、地域の自治体でマイナンバーカードの取得を申請しましょう。
なお、マイナンバーカードには、パスワードを設定します。このパスワードは電子申告を実行する際にも必要ですので、忘れないようにしましょう。

②カードリーダー
マイナンバーカードに対応しているカードリーダー(SONYのPaSoRiなど)を入手します。最近ではスマートフォンでも読み取れるようになりましたので、こちらから対応機種をご確認ください。

参考
公的個人認証サービス ポータルサイト『ICカードリーダライタのご用意

事前準備③:e-Taxの利用登録を行う

上記の環境が整ったら、e-Taxを利用するための登録を行います。その場合、

  • マイナンバーカード方式
  • ID・パスワード方式

のいずれかで登録を行い、利用者識別番号(ID)とパスワードを取得します。ID・パスワード方式はマイナンバーカード方式が浸透するまでの暫定的な方法のため、利用者識別番号(ID)にも3年の有効期限があります。

e-taxを選択された方へ
e-Tax利用のためには、マイナンバーカード方式もしくは
ID・パスワード方式で事前登録が必要
(参照:国税庁ホームページ「e-Taxを選択された方へ」)

登録に関する詳細はこちら
マイナンバーカード方式、ID・パスワード方式の登録方法

登録が完了しましたら、公的個人認証サービス 利用者クライアントソフト(JPKI利用者ソフト)をダウンロードして、パソコンにインストールします。

Macで確定申告① e-Taxで書類の作成から提出まで行う

準備が整ったら、さっそく提出の準備をしていきましょう。まずは、e-Taxの確定申告書等作成コーナーから書類の作成、提出まで行う方法です。

トップ画面の「作成開始」をクリックして新規作成を開始します。

申告書等を作成する

提出方法は、e-Taxによる電子申告か、印刷した書面による提出が選択できます。
e-Taxで提出する場合、「マイナンバーカード方式」もしくは「ID・パスワード方式」でログインを行います。

申告書等を作成する

その後、画面の指示に従って確定申告で提出する書類の情報を入力していきます。入力データは一時保存が可能ですので、間違いがないように入力していきましょう。

年々、画像はわかりやすくなっているようで「思ったより簡単に完了した」という声も少なくありません。ただ、どうしても会計・経理に苦手意識がある場合は、途中まで会計ソフトで作成して電子申告するか、もしくは会計ソフトで作成から申告まで行ってしまう方法がおすすめです。

Macで確定申告② 会計ソフトを使って電子申告

ここからは、会計ソフトを使ってMacから電子申告をする方法について説明していきます。例として出すのは確定申告ソフトfreeeです。

確定申告ソフトfreeeではwindowsとMacのどちらのパソコンからでも、電子申告ができます。ちなみに、Macからの電子申告に対応しているのは日本でfreeeだけです。
作成した書類をe-Taxで電子申告もできますし、もちろん直接税務署への提出や郵送にも対応しています。

事前準備①:Mac対応の電子申告アプリをダウンロード

まず、freeeの電子申告アプリのインストーラをダウンロード・セットアップします。

インストーラ

ダウンロードした「freee.dsig.pkg」をダブルクリックするとインストーラが起動するので、画面の案内に沿ってインストールを完了します。

インストール

「アプリケーション」の中に「freee 電子申告アプリ」が存在することを確認します。

freee 電子申告アプリ

事前準備②電子証明書を登録する

メニュー「確定申告」→「確定申告書類の作成」→「提出」のステップに進みます。
「②利用者識別番号を入力しましょう」へ、e-Taxサイトや税務署で発行できる利用者識別番号(16ケタ)を入力します。
「③マイナンバー(個人番号)を入力しましょう」では、プルダウンから事業主の方の氏名を選択後、下部に表示される入力欄へマイナンバーを入力します。

マイナンバー入力

「④電子証明書を登録しましょう」で表示されている内容を確認します。内容を修正する場合、[入力項目を編集]をクリックすると「基本」ステップに戻り、修正が可能です。

内容確認後、[登録する(電子申告アプリが起動します)]ボタンをクリックするとfreee 電子申告アプリが起動しますので、ログインパスワードを入力後[ログイン]をクリックします。

ログイン

以下のような画面が表示されますので、プルダウンから「マイナンバーカード」を選択し、マイナンバーカードのパスワードを入力します。続けてe-Taxのパスワードを入力し、「登録する」をクリックすると電子証明書の登録が行われます。

会計ソフトのfreeeで電子申告を行う

メニュー[確定申告]→[確定申告書類の作成]画面を開き、「基本」の各項目に入力し、「提出方法を選びましょう」のチェックを「電子申告(freee)」に入れます。

電子申告

その際、電子申告(e-Tax)を選ぶと、freeeを経由せずにe-Taxから提出することもできます。

「収支」ステップの各項目に入力、すでに入力済みの場合は、内容を再確認しましょう。
「確認」ステップで申告書類の内容を確認後、「提出」ステップへ進み、「提出の準備をしましょう」の内容がすべて完了していることを確認します。

「⑤提出しましょう」のステップで、「申告する」をクリックします。確認メッセージが表示されますので「はい」を選択すると、freee 電子申告アプリが起動します。パスワードを入力し、[ログイン]をクリックします。

ログイン後、署名の項目で電子署名を行い、正常に送信が完了すると完了した旨のメッセージが表示されます。
さらに詳しい説明に関しては、ヘルプセンターの『freeeで所得税の電子申告を行う(Mac)』をご参照ください。

以上が、会計ソフトを利用してMacで確定申告をするための手続きです。
ただ、手続きを開始する前に、そもそも確定申告書類を正確に作る必要があります。ここから先は、確定申告を正確に簡単にする方法についてご紹介します。

確定申告を簡単に終わらせる方法

確定申告には青色申告と白色申告の2種類があり、期限までに書類を作成し納税をすることが重要です。
書類の作成には、手書きのほか、国税庁の「確定申告等作成コーナー」や会計ソフトで作成する方法がありますが、「確定申告書の作成は難しいのでは?」と苦手意識をお持ちの方も少なくありません。
そこでお勧めしたいのは、確定申告ソフトfreeeの活用です。


確定申告ソフトのfreeeは、会計の知識がないから不安だという方でも、質問に沿って答えていくだけで簡単に書類を作成することができます。
以下に書類を作るまでのステップをご紹介します。

ステップに沿って入力するだけ

ステップに沿って入力するだけで、簡単に確定申告が完了します。

1.銀行口座やクレジットカードは同期すれば自動入力!

面倒な1年分の経費の入力も、銀行口座やクレジットカードを同期すれば自動で入力できます。日付や金額だけでなく、勘定科目を推測して自動入力してくれるので大幅に手間を省くことができます。

基本情報の入力

ため込んだ経費も自動入力でカンタン!

2.簿記を知らなくてもカンタンに入力できる!

現金で払った場合でも、いつ・どこで・何に使ったか、家計簿感覚で入力するだけで大丈夫です。自動的に複式簿記の形に変換してくれるので、簿記を覚えなくても迷わず入力することができます。

簿記を知らなくてもカンタンに入力

有料のスタータープラン(月額980円)、スタンダードプラン(月額1980円)は
チャットで確定申告についての質問が可能。
さらに、オプションサービスに申し込むと電話で質問も可能です。

3.質問に答えるだけで税金は自動計算

○×の質問に答えるだけで税金も計算


保険やふるさと納税、住宅ローンなどを利用している場合は税金が安くなります。難しい税金の計算もfreeeなら、質問に答えるだけで自動で計算してくれます。確定申告をするために、本を買って税金について勉強する必要はありません。

4.あとは確定申告書を税務署に提出するだけ

あとは自動で確定申告書を作成してくれるので、税務署に郵送や電子申告などで提出して、納税をすれば完了です。

マイナンバーカードとカードリーダをご用意いただけば、ご自宅からでもすぐに提出が完了するので、税務署に行く手間がかかりません!
あとは確定申告書を提出するだけ

あとは完成した確定申告書を提出して納税するだけ

会計freeeを使うとどれくらいお得?

確定申告ソフトのfreeeは、会計初心者の方からも「本当に簡単に終わった!」との声も多く寄せられています。

また、税理士さんなどに経理を依頼した場合、経理の月額費用は最低でも1万円、確定申告書類の作成は最低でも5万円〜10万円ほど必要です。

いかがでしょう?
確定申告ソフトのfreeeは、ステップに沿って質問に答えるだけで簡単に確定申告を完了することができます。
余裕を持って確定申告を迎えるためにも、ぜひ確定申告ソフトの活用をご検討ください。
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