確定申告の基礎知識

e-Taxで確定申告!「マイナンバーカード方式」と「ID・パスワード方式」を解説

e-Tax(イータックス、国税電子申告・納税システム)はインターネットで確定申告できる便利なシステムです。e-taxを利用するには自分の都合に合わせて「マイナンバーカード方式」と「ID・パスワード方式」のいずれかを選択できます。

マイナンバーカード方式は、ICチップ(電子証明書)が搭載された「マイナンバーカード」を取得し、e-Taxで申告データを送信する方式です。マイナンバーカードの取得に時間がかかるなどのデメリットもありますが、設定さえすめば住所や氏名、利用者識別番号などが入力不要になるという大きなメリットがあります。

ID・パスワード方式は税務署で発行されたIDとパスワードを使って申告データを送信する方式です。マイナンバーカードを取得せずにe-taxを利用できることがメリットですが、あくまで暫定的な措置であること、「確定申告freee」など市販の財務会計ソフトでは申告データが送信できないというデメリットがあります。

この記事ではe-Taxを利用した確定申告を行うにあたって、マイナンバーカード方式とID・パスワード方式の違いや、それぞれの方式でe-Taxを行う手順、方式の選択にあたって注意しなければならない点について詳しく解説します。

e-Taxで確定申告!「マイナンバーカード方式」と「ID・パスワード方式」を解説

目次

e-Taxとは?2つの方式で確定申告書を自宅から24時間いつでも提出

e-Tax(国税電子申告・納税システム)とは、確定申告や納税を自宅のパソコンやスマホで完了できる便利なシステムです。インターネット環境があれば国税局のwebサイトや確定申告ソフトから確定申告書を24時間いつでも提出できること、面倒な書類作成が不要になることから、近年、普及率が激増しています。

e-Taxにより確定申告を行う場合、従来はマイナンバーカードを取得後、税務署にe-Taxの開始届出書を提出しなければなりませんでした。しかし平成31年1月からe-Taxの開始手続がより簡便になった「マイナンバーカード方式」と「ID・パスワード方式」のどちらかを選択できるようになりました。

「マイナンバーカード方式」は、マイナンバーカードを申請・取得したら、ICカードリーダライタまたはマイナンバーカード対応スマートフォンを準備すれば、すぐに電子申告できる簡単な申請方式です。従来、事前準備として必要だった開始届出書の提出や電子証明書の登録が不要になりました。

「ID・パスワード方式」は税務署で本人確認を行い、e-TaxのIDとパスワードを取得する方式です。確定申告を行う本人が直接税務署に出向いたり開始届出書を提出したりしなければなりませんが、IDとパスワードは即日発行される上、開始届出書はwebで申請できるので思ったよりも簡単にe-Taxで確定申告が行えます。

e-Taxマイナンバーカード方式とID・パスワード方式

引用元|国税庁:e-Tax利用の簡便化の概要について

どちらの方式でも、ご利用の会計ソフト上のデータをe-Taxと連携し、e-Taxへ入力作業を省くことも可能です(ご利用のソフトが連携可能がご確認ください)。もちろん、e-Taxへ入力する場合でも、合計値を手計算する必要が無くなりますし、入力漏れもエラー表示され、正確に書類を作成できます。

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e-Tax「マイナンバーカード方式」の手順

マイナンバーカード方式でe-Taxを行う手順は以下のようになります。

<マイナンバーカード方式の手順>

  1. マイナンバーカードを申請する
  2. ICカードリーダライタを準備する
  3. 「確定申告書等作成コーナー」から「事前準備セットアップファイル」をダウンロードする
  4. 確定申告書等作成コーナーで申告データを作成し送信する

1)マイナンバーカードを申請する

パソコンやスマートフォン、または郵送でマイナンバーカードを申請します。申請に必要な交付申請書(マイナンバー通知カードに同封、裏面に申請書IDが記載)を紛失した場合はお住まいの市区町村窓口で再発行、もしくはマイナンバーカード総合サイトから交付申請書をダウンロードして郵送で申請してください。

注意が必要なのは、マイナンバーカードを取得するには申請から約1カ月かかります。確定申告の期限(3月15日)ギリギリでは間に合わないので、早めに申請しましょう。取得の際に設定した利用者証明用、署名用、券面事項入力補助用のパスワードはe-Taxに必要なので必ず控えておいてください。

2)ICカードリーダライタを準備する

自宅のパソコンからe-Taxで確定申告する場合は、マイナンバーカードのICチップ(電子証明書)を読み込める「ICカードリーダライタ」を準備しなければなりません。ICカードリーダライタは家電量販店などで購入できます。購入する際は、必ず「マイナンバーカード対応」という表記があるかどうかを確認してください。

ICカードリーダライタの代わりにマイナンバーカード対応のスマートフォンを利用することも可能です。その場合、Google Play Store からe-Taxアプリをインストールし、利用者識別番号を取得する必要があります。スマートフォンの機種や利用者識別番号の取得方法は国税庁のホームページを参照してください。

国税庁: マイナンバーカード方式で申告するための準備

国税庁:マイナンバーカード対応のスマートフォンをICカードリーダライタとして利用する方法

3)「確定申告書等作成コーナー」から「事前準備セットアップファイル」をダウンロードする

確定申告書等作成コーナーで「作成開始」→「e-Taxで提出する」→「マイナンバーカード方式により提出する」という順に進むと事前準備セットアップファイルがダウンロードできます。後は画面の表示に従って利用者証明用、署名用、券面事項入力補助用のパスワードを入力すれば申告書等の作成に進めます。

4)確定申告書等作成コーナーで申告データを作成し送信する

確定申告書等作成コーナーで作成した申告データをe-Taxで提出すれば、確定申告の作業は完了です。「確定申告freee」で申告データを作成し、e-Taxで申告もできます。確定申告freeeなら、freeeに入力した経理データをそのまま使って質問に答えていくだけで申告データができるので大変便利です。

マイナンバーカード不要のe-Tax「ID・パスワード方式」の手順

ID・パスワード方式でe-Taxを行う手順は以下のようになります。

<ID・パスワード方式の手順>

  1. 税務署で本人確認を行い、IDとパスワードを発行してもらう
  2. オンラインで「電子申告・納税等開始(変更等)届出書」を送信する
  3. 確定申告書等作成コーナーで申告データを作成し、送信する

1)税務署で本人確認を行い、IDとパスワードを発行してもらう

ID・パスワード方式でe-Taxを行う場合、税務署で税務署の職員との対面による本人確認が必要です。本人確認には運転免許証やパスポートなど写真付きの身分証明書(年金手帳や国民健康保険の被保険者証など写真付きでない身分証明書しかない場合は2つ以上)が必要なので、忘れずにお持ちください。

2)オンラインで「電子申告・納税等開始(変更等)届出書」を送信する

本人確認が終わったらID(利用者識別番号)とパスワードが記載された「ID・パスワード方式の届出完了通知」が即日発行されます。IDとパスワードを取得したら、国税庁のホームページの「確定申告書等作成コーナー」から「ID・パスワード方式届出コーナー」に進み、必要事項を入力して開始届出書を送信します。

3)確定申告書等作成コーナーで申告データを作成し送信する

確定申告書等作成コーナーで「作成開始」→「e-Taxで提出する」→「ID・パスワード方式により提出する」という順に進み、税務署で本人確認した際に取得したID(利用者識別番号)とパスワードを入力します。あとは確定申告書作成コーナーで作成した申告データをe-taxで提出すれば、確定申告の作業は完了です。

ただしID・パスワード方式の場合、電子証明書による認証がとれないので「確定申告freee」からe-taxでの申告はできません。e-taxで確定申告を行うにあたっては、まず確定申告freeeで確定申告書の書類を作成し、書類を見ながらあらためて確定申告書等作成コーナーで申告データを入力しなおす必要があります。

国税庁: ID・パスワード方式で申告するための準備

国税庁:ID・パスワード方式を利用するには、どうしたらよいですかト

確定申告(電子申告)を簡単に終わらせる方法

確定申告には青色申告と白色申告の2種類があり、期限までに書類を作成し納税をすることが重要です。
書類の作成には、手書きのほか、国税庁の「確定申告等作成コーナー」や会計ソフトで作成する方法がありますが、「確定申告書の作成は難しいのでは?」と苦手意識をお持ちの方も少なくありません。
そこでお勧めしたいのは、確定申告ソフトfreeeの活用です。


確定申告ソフトのfreeeは、会計の知識がないから不安だという方でも、質問に沿って答えていくだけで簡単に書類を作成することができます。
さらにfreeeは、電子申告にも対応。freeeから直接オンライン上で申告ができます。
以下に書類を作るまでのステップをご紹介します。

ステップに沿って入力するだけ

ステップに沿って入力するだけで、簡単に確定申告が完了します。

1.銀行口座やクレジットカードは同期すれば自動入力!

面倒な1年分の経費の入力も、銀行口座やクレジットカードを同期すれば自動で入力できます。日付や金額だけでなく、勘定科目を推測して自動入力してくれるので大幅に手間を省くことができます。

基本情報の入力

ため込んだ経費も自動入力でカンタン!

2.簿記を知らなくてもカンタンに入力できる!

現金で払った場合でも、いつ・どこで・何に使ったか、家計簿感覚で入力するだけで大丈夫です。自動的に複式簿記の形に変換してくれるので、簿記を覚えなくても迷わず入力することができます。

簿記を知らなくてもカンタンに入力

有料のスタータープラン(月額980円)、スタンダードプラン(月額1980円)は
チャットで確定申告についての質問が可能。
さらに、オプションサービスに申し込むと電話で質問も可能です。

3.質問に答えるだけで税金は自動計算

○×の質問に答えるだけで税金も計算


保険やふるさと納税、住宅ローンなどを利用している場合は税金が安くなります。難しい税金の計算もfreeeなら、質問に答えるだけで自動で計算してくれます。確定申告をするために、本を買って税金について勉強する必要はありません。

4.あとは確定申告書を税務署に提出するだけ

あとは自動で確定申告書を作成してくれるので、税務署に郵送や電子申告などで提出して、納税をすれば完了です。

マイナンバーカードとカードリーダをご用意いただけば、ご自宅からでもすぐに提出が完了するので、税務署に行く手間がかかりません!
あとは確定申告書を提出するだけ

あとは完成した確定申告書を提出して納税するだけ

freeeから直接オンライン上で電子申告

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freeeから直接オンライン上での電子申告も可能です。WindowsだけではなくMacにも対応。こちらもステップに沿って情報を入力していくだけで、自宅にいながら確定申告を完了できます。

いかがでしょう?
確定申告ソフトのfreeeは、ステップに沿って質問に答えるだけで簡単に確定申告を完了することができます。
会計に関する知識がゼロの初心者の方から「本当に簡単に終わった!」との声も多数寄せられています。
確定申告を行うためには、日頃から帳簿をつけたり、必要書類をそろえたりしておく必要があります。しかし、確定申告ソフトを活用すれば、「青色申告をしたかったのに、書類不備で手続きできなかった!」「何度も書き直しで大変だった」という思いをすることは少ないでしょう。
余裕を持って確定申告を迎えるためにも、ぜひ確定申告ソフトの活用をご検討ください。
【初めての向けにオススメ】そもそも確定申告とは?スマホ申告の活用など

まとめ

e-Taxを利用した確定申告について、マイナンバーカード方式とID・パスワード方式の違いや申告を行う手順についてご紹介しました。どちらの方式にもメリットとデメリットがありますが、ID・パスワード方式は暫定的な措置と位置付けられているので、早期にマイナンバーカード方式に切り替えるべきでしょう。

マイナンバーカード方式はマイナンバーカードの取得に時間がかかったり、ICカードリードライタやマイナンバーカード対応スマートフォンを準備しなければならなかったりなど何かと面倒ですが、初回の設定さえすませてしまえば次回からの確定申告の負担が格段に軽減されます。「確定申告freee」でe-Taxを利用した確定申告が行えるのもメリットです。

「確定申告freee」はfreeeで作成した経理データと連動しているので質問に答えるだけで申告データを簡単に作成できます。e-Taxで送信する設定を行えば、申告書や添付書類の税務署への持ち込みや郵送といった手間も省けます。確定申告の手続きをスムーズに行うために、確定申告freeeの導入をぜひご検討ください。

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