確定申告の基礎知識

e-Taxでネットで確定申告:PC・スマホでのやり方とメリットまとめ【2019年(令和元年)10月最新情報】

確定申告書類を提出するには、直接税務署に提出する方法や郵送があります。
しかし、e-Taxなら自宅にいながら確定申告書を作成し、申告まで済ませることが可能です。2020年(令和2年)からは、e-Taxを利用することで青色申告者は10万円分の控除増加も期待できます。
この記事では、e-Taxのメリットや実際の申告方法についてなど、詳しくご紹介していきます。PCだけではなくスマホから利用する方法もご紹介しますので、こちらの記事を参考に確定申告期を乗り切りましょう。

PC・スマホでのやり方とメリットまとめ【2019年(令和元年)10月最新情報】

初めての確定申告でも安心の会計freeeのサイトバナー

e-Taxとは

e-Tax(イータックス)の正式名称は「国税電子申告・納税システム」です。国税庁が管轄し、2004年から導入されています。

最大の特徴は、ネット環境さえあれば自宅やオフィスにいながら各種の申告・申請・納税などが完了できること。
個人事業主やフリーランスははもちろん、確定申告が必要な会社員や法人の申告も利用可能です。

市販の確定申告ソフトもe-Taxに対応しており、ソフトで申告書を作成しe-Taxで提出すればさらにスムーズでしょう。市販のソフトは数種類ありますので、ご自身に合ったものを利用することが重要です。ちなみに、確定申告ソフトのfreeeも対応しており、パソコンだけでなく、スマートフォンからも利用できます。

e-TaxのHPはこちら
【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)

e-Taxでできる手続き

e-Taxでは、以下の手続きに対応しています。

確定申告

前述した通り、e-Taxを使えば自宅にいながら確定申告の手続きを完了することができます。具体的には、確定申告に関わる書類(確定申告書・青色申告決算書(収支内訳書)・各種源泉徴収票など)の提出が可能です。

なお、確定申告だけではなく、贈与税・法人税・消費税など様々な申告に対応しています。詳細は、国税庁のホームページをご参照ください。
(参考:国税庁 e-Tax『利用可能手続一覧』)

開業届や青色申告承認申請書の提出

税金の申告以外にも、税に関わる様々な申請や届出もe-Taxから行うことができます。例えば「個人事業の開業届出」や、「青色申告承認申請書」なども提出が可能です。そのほかにも様々な手続きや申請が可能ですので、詳細は国税庁 e-Taxの「利用可能手続一覧」をご覧ください。

参考:国税庁 e-Tax『開始届出書の提出

なお、税金の申告や各種申請・届出には、添付書類の提出が求められることがあります。e-Taxではそのような添付書類も、画像データを利用して提出することができます。
e-Taxを通じて画像データで提出が可能な添付書類はこちら)。

確定申告でe-Taxを利用するメリット

e-Taxの1番のメリットは、なんと言ってもネットで申告手続きが完結すること。
税務署に足を運ばずに(もしくは、郵送手続きなどの作業を省いて)確定申告ができるのは、忙しい人にとってはありがたい点です。

確定申告に関しては、その他にもe-Taxならではのメリットがありますので、一つ一つご紹介していきます。

提出書類を省略可能

源泉徴収票や医療費控除の領収書などは、原本書類の提出・提示を省略できます(ただし書類は一定期間保管しておくことが必要になります)。

早めに申告ができる

通常、税務署での確定申告は2/16~3/15が受付期間となりますが、e-Taxを利用した申告では1月上旬から確定申告を行うことが可能です。早めに確定申告書類の作成が完了した人にとっては、2月中旬まで待たなくても申告手続きが済ませられるようになりました。

還付がスピーディー

e-Taxで申告すると、還付もスピーディーに行われる点もメリットとなります。例年、1~2月に申告すると2~3週間、3月に申告すると3~4週間で処理されます。

青色申告者はe-Taxで控除額が10万円分増える(2020年/令和2年から)

2018年(平成30年)度の税制改定で、青色申告の特別控除額が変更されました。
2020年(令和2年)分の確定申告以降、e-Taxで青色申告の手続きを行えば特別控除額は変わらず65万円ですが、そうでない場合は55万円に減額されます。

同時に、誰にでも等しく適用される基礎控除の金額は38万円から48万円に増額されます。これによって、e-Taxを利用していると差し引き10万円分の控除額アップにつながることになります。
e-Taxを利用することで税金の金額も抑えることができるようになるので、経済的にも益々おトクになります。

青色申告特別控除

(画像の出典:国税庁『令和2年分の所得税確定申告から青色申告特別控除額 基礎控除額が変わります』より)

e-Taxで確定申告をする準備

様々なメリットがあるe-Taxですが、利用するにあたっては事前準備が必要です。

パソコン環境の整備

e-Taxは、どんなパソコン環境からでも利用できるわけではありません。国税庁が推奨する環境に使用するパソコンが該当するかを予めチェックしておきましょう。また、個人情報を取り扱うという点で、パソコンのセキュリティー対策もしっかりしておく必要があります。

参考:国税庁 e-Tax『システム利用のための環境等

電子証明書(マイナンバーカード)の取得

e-Taxソフトを利用するには、データの作成者が誰であるか、及び送信されたデータが改ざんされていないことを確認するための「電子証明書」が必要となります。免許証やパスポートのように、ネット上で本人確認の役割を果たすものと思えばわかりやすいかもしれません。

「マイナンバーカード」「企業の発行した電子証明書」などが「電子証明書」と呼ばれ、申告の際に提出データに付与して提出します。おもに利用するのはマイナンバーカードとなりますが、マイナンバーカードは自分で交付手続きをしなければ取得できません。まだ取得していない人は、住民票のある市区町村の窓口に問い合わせてみましょう。

e-Taxの利用申し込み

e-Taxを利用するためには、「マイナンバーカード方式」もしくは「ID・パスワード方式」で利用申し込みをする必要があります。

マイナンバーカード方式

これまでe-Taxを利用するためには、所轄の税務署に「電子申告等開始届出書」を提出し、「利用者識別番号(ID)」と「暗証番号」を取得する必要がありました。
しかし、2019年(令和元年)1月から導入された「マイナンバーカード方式」を利用すれば、開始届出書の提出や専用のID/PWがなくてもe-Taxを利用できます。

確定申告の際は、事前にマイナンバーとICカードリーダライタを準備しておきましょう。

ID・パスワード方式

まだマイナンバーカードを取得していない方に向けた暫定的な対応として「ID・パスワード方式」も導入されました。一時的な移行措置のようですが、簡易にe-Taxを始める方法として検討してみても良いかもしれません。
ID・パスワード方式を利用するためには、最寄りの税務署で対面による本人確認をする必要があります。e-Taxの開始届出書を提出し、IDとパスワードを受領しましょう。確定申告時には、e-TaxのID・パスワードが手元にあればOKです。

ID・パスワード方式

(画像の出典:国税庁『e-Tax利用の簡便化の概要について』)

ICカードリーダライタの購入

マイナンバー方式でe-Taxを利用する場合、電子証明書を読み込むためのICカードリーダライタが必要です。家電量販店、ネット通販などで2,000円程度で購入できます。

マイナンバーカードを電子証明書として利用する場合には、対応している機種を選んでください。また、購入したICカードリーダライタのドライバをパソコンにインストールしておきましょう。

ICカードリーダライタ
引用元:地方公共団体情報システム機構


なお、2017年1月から一部のスマートフォンの「リーダライタモード」を使った認証も可能になりました。

参考:マイナンバーカードに対応したNFCスマートフォン一覧

e-Taxを使った確定申告の方法【PC版】

PCからe-Taxで確定申告をするには、以下のような方法があります。

【オススメ】市販の確定申告ソフトで申告書類を作成・提出

市販の確定申告ソフトを利用して確定申告に必要な書類データを作成、e-Taxの申告手続きを行います。
市販の確定申告ソフトを使う最大のメリットは、操作がシンプルな点です。サポートもしっかりしているため分からないことがあった場合はチャットやメールで相談もできます。ソフトによっては、Macに対応していないところもあるようですが、確定申告ソフトのfreeeは対応しています。

市販の確定申告ソフトでデータを作成し、e-Taxで申告

国税庁が提供している専用のe-Taxソフトに、市販の確定申告ソフトで作成したデータを取り込み、申請することもできます。ただ、市販のソフトとe-Taxソフトの2つを操作することになるため、確定申告ソフトを使っている場合は一つにまとめてしまったほうがいいかもしれません。

e-Taxで申告書データの作成と申告

e-Taxソフトでも、必要最小限の機能ながら申告書データを作成することができます。作成されたデータを用いて、e-Taxソフトで申告手続きを行います。

国税庁の確定申告コーナーでデータを作成し、e-Taxで申告

国税庁のサイトでe-Taxソフトとは別に「確定申告等作成コーナー」というツールが設けられています。ここで作成したデータを、e-Taxを利用して申告することができます。

参考記事:『e-Taxと「確定申告書等作成コーナー」を利用して、確定申告をする方法とは?

確定申告書類
の作成
e-taxで
送信・申告
メリット デメリット
会計ソフト 会計ソフト 書類の作成から申告まで、一気通貫でとても簡単 会計ソフトの利用料がかかる
会計ソフト 国税庁の
etaxサイト
e-taxでの送信・申告に対応したソフトへの乗り換え不要。 会計ソフトの利用料がかかる2つのソフトを使うため、データのインポート・エクスポート作業が必要。
国税庁の
etaxサイト
国税庁の
etaxサイト
会計ソフトの利用料がかからない 操作が難しい
確定申告作成
コーナー
国税庁の
etaxサイト
会計ソフトの利用料がかからないetaxサイトより詳しい申告書データが作成できる 操作が難しい

e-Taxを使った確定申告の方法【スマホ版】

2019年(2018年度分)の確定申告から、スマートフォンでのe-Tax提出が可能になりました。ここではスマホを利用したe-Taxの利用方法についてご紹介します。

スマホ用のe-Taxソフトを利用しよう

スマホでe-Taxを行うには、国税庁が提供している「e-Tax ソフト(SP 版)」を利用します。こちらにアクセスすることで、スマホ用のe-Taxソフトが利用できます。

スマホ用のe-Taxソフトにログインする際には、前述した「利用者識別番号」「暗証番号」を利用します。マイナンバー方式でログインする場合には、別途提供されている「e-Taxアプリ」という専用のスマホアプリを利用ししょう。

スマホ用のe-Taxソフトが利用できる機種・環境は?

スマホ用のe-Taxソフトが利用できる推奨環境は以下の通りとなっています。利用を始める前にご自身のスマホが該当するか確認しましょう。

  • Android…バージョン:Android 6.0 ~ 8.1・ブラウザ:Google Chrome
  • iOS…バージョン:iOS 10.3 / iOS 11.4・ブラウザ:iOS Safari

※e-Taxソフトへのログインにマイナンバー方式を利用する場合には、専用の「e-Tax」でマイナンバーカードの読み取りに対応している機種である必要があります。対応機種には、AndroidのAQUOSやXperia、Galaxyなどの機種が該当する一方、iPhoneは読み取りに対応していないので注意が必要です。(2019年1月23日現在)


いかがでしょう。
自宅にいながら確定申告が行えるというのは、忙しい人にとってはとても魅力的です。しかも最初の準備と登録さえしてしまえば毎年利用できます。今年からe-Taxでの確定申告を利用してみてはいかがでしょう。

なお、e-Taxはあくまで提出を簡単にするものですので、確定申告書そのものを楽に作る工夫もしたいところです。ここから先は、確定申告を簡単に終わらせる方法についてご紹介します。

確定申告(電子申告)を簡単に終わらせる方法

確定申告には青色申告と白色申告の2種類があり、期限までに書類を作成し納税をすることが重要です。
書類の作成には、手書きのほか、国税庁の「確定申告等作成コーナー」や会計ソフトで作成する方法がありますが、「確定申告書の作成は難しいのでは?」と苦手意識をお持ちの方も少なくありません。
そこでお勧めしたいのは、確定申告ソフトfreeeの活用です。


確定申告ソフトのfreeeは、会計の知識がないから不安だという方でも、質問に沿って答えていくだけで簡単に書類を作成することができます。
さらにfreeeは、電子申告にも対応。freeeから直接オンライン上で申告ができます。
以下に書類を作るまでのステップをご紹介します。

ステップに沿って入力するだけ

ステップに沿って入力するだけで、簡単に確定申告が完了します。

1.銀行口座やクレジットカードは同期すれば自動入力!

面倒な1年分の経費の入力も、銀行口座やクレジットカードを同期すれば自動で入力できます。日付や金額だけでなく、勘定科目を推測して自動入力してくれるので大幅に手間を省くことができます。

基本情報の入力

ため込んだ経費も自動入力でカンタン!

2.簿記を知らなくてもカンタンに入力できる!

現金で払った場合でも、いつ・どこで・何に使ったか、家計簿感覚で入力するだけで大丈夫です。自動的に複式簿記の形に変換してくれるので、簿記を覚えなくても迷わず入力することができます。

簿記を知らなくてもカンタンに入力

有料のスタータープラン(月額980円)、スタンダードプラン(月額1980円)は
チャットで確定申告についての質問が可能。
さらに、オプションサービスに申し込むと電話で質問も可能です。

3.質問に答えるだけで税金は自動計算

○×の質問に答えるだけで税金も計算


保険やふるさと納税、住宅ローンなどを利用している場合は税金が安くなります。難しい税金の計算もfreeeなら、質問に答えるだけで自動で計算してくれます。確定申告をするために、本を買って税金について勉強する必要はありません。

4.あとは確定申告書を税務署に提出するだけ

あとは自動で確定申告書を作成してくれるので、税務署に郵送や電子申告などで提出して、納税をすれば完了です。

マイナンバーカードとカードリーダをご用意いただけば、ご自宅からでもすぐに提出が完了するので、税務署に行く手間がかかりません!
あとは確定申告書を提出するだけ

あとは完成した確定申告書を提出して納税するだけ

freeeから直接オンライン上で電子申告

e-tax_image.png

freeeから直接オンライン上での電子申告も可能です。WindowsだけではなくMacにも対応。こちらもステップに沿って情報を入力していくだけで、自宅にいながら確定申告を完了できます。

いかがでしょう?
確定申告ソフトのfreeeは、ステップに沿って質問に答えるだけで簡単に確定申告を完了することができます。
会計に関する知識がゼロの初心者の方から「本当に簡単に終わった!」との声も多数寄せられています。
確定申告を行うためには、日頃から帳簿をつけたり、必要書類をそろえたりしておく必要があります。しかし、確定申告ソフトを活用すれば、「青色申告をしたかったのに、書類不備で手続きできなかった!」「何度も書き直しで大変だった」という思いをすることは少ないでしょう。
余裕を持って確定申告を迎えるためにも、ぜひ確定申告ソフトの活用をご検討ください。
【初めての向けにオススメ】そもそも確定申告とは?スマホ申告の活用など

確定申告ソフト freee


確定申告

確定申告ソフト freee なら、面倒な確定申告が圧倒的に簡単・ラクになります。ぜひお試しを!

バックオフィス基礎知識