確定申告の基礎知識

e-Taxで確定申告。メリット・デメリットまとめ

e-Taxを利用すると、自宅にいながら確定申告が完了できるなど多くのメリットがあります。ただ、事前準備が必要など手間がかかるというデメリットも。
この記事ではe-Taxで確定申告をするメリット・デメリットについてまとめます。確定申告をスマートに完了するために、本記事をぜひご参考にしてください。

e-Taxで確定申告。メリット・デメリットまとめ

目次

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e-Taxとは?

e-Tax」とは、国税庁が提供する国税電子申告・納税システムです。
2004年以前、確定申告は紙の書類に記載して提出する方法しかありませんでしたが、「e-Tax」登場後は国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で作成した電子申告データをそのまま提出できるようになりました。

e-Taxで確定申告をするメリット

まずはe-Taxで確定申告をするメリットについて見ていきましょう。

自宅にいながら確定申告が完了する

e-Taxでの第一のメリットは、インターネットで手続きが完了する手軽さです。確定申告書類をプリントアウトして郵送もしくは持参する必要もなく、申告期間中は24時間いつでも提出可能です。

添付書類を省略できる

紙で確定申告をする際は、社会保険料控除証明書や医療費のレシートなどを添付する必要があります。しかし、e-Taxで電子申告をすると、紙の申請では添付が必要な書類の提出が省略できるのです。

e-Taxを利用すると省略できる添付書類

  • 給与所得者の源泉徴収票
  • 年金受給者の源泉徴収票
  • 社会保険料控除の証明書
  • 生命保険料控除の証明書
  • 地震保険料控除の証明書
  • 住宅ローン控除の借入金年末残高証明書(2年目以降)
  • 医療費控除の領収書
  • 寄付金控除の証明書
  • 特定口座年間取引報告書
  • 雑損控除の証明書

ただし、各書類は5年間保管し、税務署から提出や提示を求められた際には応じる必要があります。

青色申告者は控除額が10万円アップする

国も電子申告を推奨しており、青色申告者は2020年度以降に電子申告で確定申告をすると控除額が10万円アップします。

2018年(平成30年)度の税制改定で、青色申告の特別控除額が変更されました。
2020年(令和2年)分の確定申告以降、青色申告特別控除額65万円が55万円に減額されます。
ただ、誰にでも等しく適用される基礎控除の金額は38万円から48万円に増額されるため差し引きは0です。

e-Taxで青色申告の手続きを行えば、この特別控除額は変わらず65万円になり10万円分の控除額アップにつながるのです。

(参考:国税庁『令和2年分の所得税確定申告から青色申告特別控除額 基礎控除額が変わります』)

還付のスピードが早い

還付される税金がある場合、紙での手続きと比較してe-Taxは還付のスピードが速いという特徴があります。
e-Taxで申告すると、通常3週間程度で還付が処理されます。対して書面提出では、還付まで1ヶ月〜1ヶ月半の時間が必要です。

e-Taxで確定申告をするデメリット

続いて、e-Taxのデメリットについても見ていきましょう。

事前準備がやや手間

e-Taxをする前には、いくつかの事前準備が必要です。この手続きを煩雑に感じたり、途中で挫折してしまう人もいるようです。

  • マイナンバーカードの取得
  • 利用者識別番号の取得
  • ICカードリーダライタの購入
  • パソコンでe-Tax利用の環境を整える

まず、e-Taxを利用するためにはマイナンバーカードが必須です。紙製の「マイナンバー通知カード」ではなく、ICチップ入りの「マイナンバーカード」が必要ですので、まだお持ちでない方は、地域の自治体でマイナンバーカードの取得を申請しましょう。

さらに、マイナンバーカードに対応しているカードリーダー(SONYのPaSoRiなど)を購入する必要があります。最近ではスマートフォンでも読み取れるようになりましたので、こちらから対応機種をご確認ください。

参考:公的個人認証サービス ポータルサイト『ICカードリーダライタのご用意

さらに、「マイナンバーカード方式」もしくは「ID・パスワード方式」のいずれかでe-Taxの利用登録を行い、利用者識別番号(ID)とパスワードを取得する必要があります。ID・パスワード方式はマイナンバーカード方式が浸透するまでの暫定的な方法のため、利用者識別番号(ID)にも3年の有効期限があります。

これらの準備を全て完了すると、e-Taxの利用開始準備が整います。やや手間ですが、そこまで難しい作業ではありませんし、一度準備が整えば翌年以降は対応する必要はありません。

下記の記事に、詳しいe-Taxの申告方法がまとまっておりますので、ぜひこちらもご参照ください。

おすすめ記事
e-Taxでネットで確定申告:PC・スマホでのやり方とメリットまとめ【2019年(令和元年)10月最新情報】』

確定申告を簡単に終わらせる方法

確定申告には青色申告と白色申告の2種類があります。どちらを選択するにしても、期限までに正確な内容の書類を作成し申告しなければいけません。

確定申告書を作成する方法は手書きのほかにも、国税庁の「確定申告等作成コーナー」を利用するなどさまざまですが、会計知識がないと記入内容に悩む場面も出てくるでしょう。

そこでおすすめしたいのが、確定申告ソフト「freee会計」の活用です。

freee会計は、〇✕形式の質問で確定申告に必要な書類作成をやさしくサポートします。必要な計算は自動で行ってくれるため、計算ミスや入力ミスを軽減できます。
ここからは、freee会計を利用するメリットについて紹介します。

1.銀行口座やクレジットカードは同期して自動入力が可能!

1年分の経費の入力は時間がかかる作業のひとつです。freee会計に銀行口座やクレジットカードを同期すると、利用した内容が自動で入力されます。

また、freee会計は日付や金額だけでなく、勘定科目も予測して入力します。


freee会計 管理画面イメージ4

溜め込んだ経費も自動入力でカンタン!

2.現金取引の入力もカンタン!

freee会計は、現金での支払いも「いつ」「どこで」「何に使ったか」を家計簿感覚で入力できるので、毎日手軽に帳簿づけが可能です。自動的に複式簿記の形に変換してくれるため、初心者の方でも安心できます。


freee会計 管理画面の例1

さらに有料プランでは、チャットで確定申告について質問ができるようになります。オプションサービスに申し込めば、電話での質問も可能です。

freee会計の価格・プランについて確認したい方はこちらをご覧ください。

3.〇✕形式の質問に答えると、各種控除や所得税の金額を自動で算出できる!

各種保険やふるさと納税、住宅ローンなどを利用している場合は控除の対象となり、確定申告することで節税につながる場合があります。控除の種類によって控除額や計算方法、条件は異なるため、事前に調べなければなりません。

freee会計なら、質問に答えることで控除額を自動で算出できるので、自身で調べたり、計算したりする手間も省略できます。


freee会計 管理画面の例2

4.確定申告書を自動作成!

freee会計は取引内容や質問の回答をもとに確定申告書を自動で作成できます。自動作成​​した確定申告書に抜け漏れがないことを確認したら、税務署へ郵送もしくは電子申告などで提出して、納税をすれば確定申告は完了です。

また、freee会計はe-tax(電子申告)にも対応しています。e-taxからの申告は24時間可能で、税務署へ行く必要もありません。青色申告であれば控除額が10万円分上乗せされるので、節税効果がさらに高くなります。

e-tax(電子申告)を検討されている方はこちらをご覧ください。

freee会計 管理画面の例3

完成した確定申告書を提出・納税して確定申告が完了!

freee会計を使うとどれくらいお得?

freee会計には、会計初心者の方からも「本当に簡単に終わった!」というたくさんの声をいただいています。

税理士などの専門家に代行依頼をすると、確定申告書類の作成に5万円〜10万円程度かかってしまいます。freee会計なら月額980円(※年払いで契約した場合)から利用でき、自分でも簡単に確定申告書の作成・提出までを完了できます。

余裕をもって確定申告を迎えるためにも、ぜひfreee会計の利用をご検討ください。

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