確定申告の基礎知識

2022年提出版(令和3年分) 控除額が10万円アップ!Macで確定申告をするには?電子申告のやり方を徹底解説

公開日:2019/11/26
最終更新日:2021/08/17

2020年(令和2年)度の確定申告から、青色申告者は電子申告をすると控除額が10万円アップします。自宅にいながら確定申告が完了するだけではなく、節税効果も見込めるため利用しない手はありません。
しかし、「電子申告に必要なものは?」「手続きが難しいのでは?」など不安に思う人いるのではないでしょうか。会計ソフトを利用して電子申告する場合は、ソフトがMacに対応しているかもチェックする必要があります。そこで本記事では、Macユーザーがスムーズに電子申告を追えられるよう、やり方を徹底解説していきます。


2022年提出版(2021年・令和3年分)確定申告の変更点

令和3年分の確定申告書の様式案(2021年8月時点)

こちらは国税庁HPで公開されている令和3年分(2022年提出分)の確定申告書様式案を元にしています。変更される可能性もあるので、ご了承ください。

● 押印欄の廃止
令和2年分で実質不要となった押印について、各書類の押印欄自体を廃止する変更が加えられます。

● 事業収入の区分欄の創設(確定申告書Bのみ)
帳簿の保存方法を「優良な電子帳簿」「一般の電子帳簿」「紙の帳簿(複式簿記)」「紙の帳簿(複式簿記以外)」から選択して記載する欄が確定申告書Bに追加されます。

● 不動産収入の区分欄1・2の創設(確定申告書Bのみ)
事業収入の区分欄と同様、帳簿の保存方法について、区分欄2に記載します。

● 雑収入「その他」欄の区分欄の新設
個人年金や暗号資産取引に係る収入の有無を確認するための項目です。

● 所得の内訳欄の名称変更

● 住民税の特定配当等の申告不要欄の追加


住宅借入金特別控除額の計算明細書

● 契約日欄等の追加

● 新型コロナウイルスによる入居遅延の有無の確認欄を追加

● 再居住に係る事項欄の追加
これに伴って再居住者用の計算明細書が廃止されます。




2021年提出版(2019年・令和2年分)での変更点おさらい

● 確定申告・納付、振替納税の振替日が延長(2022年提出分については未定)。
● 青色申告特別控除の控除額が10万円引き下げ、55万円に。e-tax利用の場合のみ、65万円控除が適用。
● 合計所得金額が2,400万円以下の場合、基礎控除額が10万円引き上げ、48万円に。2,400万円を超える場合は基礎控除額が段階的に引き下げ。
● 給与収入850万円以下の会社員の場合、給与所得控除額が改正前から10万円引き下げ(基礎控除の増額分と相殺)。
● 配偶者控除・扶養控除の判定基準となる合計所得金額が10万円引き上げ、48万円以下に。
● 配偶者特別控除を受けるための合計所得金額も10万円引き上げ。
● ひとり親控除が創設、婚姻歴なしでも要件を満たせば35万円控除適用。

詳細は、国税庁ホームページ(令和二年分 確定申告特集)等からご確認ください。


【令和3年最新】控除額が10万円アップ!Macで確定申告をするには?電子申告のやり方を徹底解説

目次

e-Taxでの電子申告とは?

確定申告とは、1月1日から12月31日までの一年間の所得と納税額を自分で計算、申告する作業のことです。確定申告書の作成方法には、自分で計算して用紙に直接記入する方法と、会計ソフトなどを利用して自動作成する方法があります。

2021年度(令和3年度)分の確定申告

会計期間 2021年1月1日から12月31日まで
確定申告期間 2022年2月16日から3月15日まで

※新型コロナウイルスの影響により、2021年提出分の申告期限は4/15まで延長されました。2022年提出分について期限変更等の発表はまだありません。

参考:国税庁

提出方法は、税務署に持参するか、郵送することもできます。2004年からは国税庁が電子申告・納税システム「e-Tax」をスタートし、「確定申告書等作成コーナー」で作成した電子申告データをそのまま提出できるようになりました。国税庁の動きを受け、会計ソフト各社も電子申告への対応をすすめています。

【令和3年最新】控除額が10万円アップ!Macで確定申告をするには?電子申告のやり方を徹底解説

(国税庁の国税電子申告・納税システム「e-Tax」公式サイト)

2020年度から青色申告特別控除が10万円アップ。電子申告のメリットとは?

電子申告の最大のメリットは、青色申告者の特別控除額が10万円アップする点です。これは2020年度の確定申告からスタートする新制度で、節税のためにも利用しない手はありません。

特別控除額

2020年度から、基礎控除が10万円アップして48万円になる代わりに、青色申告特別控除が10万円減額で55万円になります。これだけ見るとトータル金額は変わりませんが、電子申告で確定申告をすると青色申告特別控除は65万円となり、全体で10万円の控除額アップになります。

他にも、電子申告は自宅にいながら確定申告が完了する簡便さが魅力です。税務署に並んで提出まで待つ必要もありません。紙の手続きに比べる、還付金の給付もスピーディーに行われます。社会保険料控除証明書や医療費のレシートなど、紙の申請では添付が必要な書類の提出が省略できるというメリットもあります。

e-Taxを利用すると省略できる添付書類

・給与所得者の源泉徴収票
・年金受給者の源泉徴収票
・社会保険料控除の証明書
・生命保険料控除の証明書
・地震保険料控除の証明書
・住宅ローン控除の借入金年末残高証明書(2年目以降)
・医療費控除の領収書
・寄付金控除の証明書
・特定口座年間取引報告書
・雑損控除の証明書

各書類は5年間保管し、税務署から提出や提示を求められた際には応じる必要がありますので、うっかり捨ててしまわないよう気をつけましょう。

Macで確定申告:電子申告のための事前準備

Macでの電子申告にはいくつか注意点があります。まずは、電子申告の環境を整えること。そして会計ソフトを利用する場合は、電子申告がMacに対応しているかを確認する必要があります。

事前準備①:Macの環境を整える

国税庁では、2020年12月時点でMacユーザーに対しては下記の環境を推奨しています。
(参考ページ:『e-Taxの推奨環境に「Safari 13.1」を追加しました。』)

OS

・Mac OS 10.12
・Mac OS 10.13
・Mac OS 10.14
・Mac OS 10.15

ブラウザ

・Safari 12.1
・Safari 13.0
・Safari 13.1

OSが古い場合はアップデートが必要ですし、WebブラウザはSafariにのみ対応している点にも注意が必要です。


事前準備②:確定申告に必要なものを揃える

①マイナンバーカード

電子申告には紙製の「マイナンバー通知カード」ではなく、ICチップ入りの「マイナンバーカード」が必要です。まだお持ちでない方は、地域の自治体でマイナンバーカードの取得を申請しましょう。

なお、マイナンバーカードには、パスワードを設定します。このパスワードは電子申告を実行する際にも必要ですので、忘れないようにしましょう。


②カードリーダー

マイナンバーカードに対応しているカードリーダー(SONYのPaSoRiなど)を入手します。最近ではスマートフォンでも読み取れるようになりましたので、こちらから対応機種をご確認ください。

参考:
公的個人認証サービス ポータルサイト『ICカードリーダライタのご用意


事前準備③:e-Taxの利用登録

上記の環境が整ったら、e-Taxを利用するための登録を行います。その場合、

・マイナンバーカード方式
・ID・パスワード方式

のいずれかで登録を行い、利用者識別番号(ID)とパスワードを取得します。ID・パスワード方式はマイナンバーカード方式が浸透するまでの暫定的な方法のため、利用者識別番号(ID)にも3年の有効期限があります。

e-taxを選択された方へ

e-Tax利用のためには、マイナンバーカード方式もしくは
ID・パスワード方式で事前登録が必要
(参照:国税庁ホームページ「e-Taxを選択された方へ」)

登録に関する詳細はこちら
マイナンバーカード方式、ID・パスワード方式の登録方法

Macで確定申告① おすすめは確定申告ソフトのfreeeで電子申告

確定申告ソフトを使ってMacで電子申告をする場合は、以下の2点を確認しましょう。

・会計ソフトからe-Taxに連携し、電子申告ができるか
・アプリ連携して電子申告できたとしても、Mac対応しているか

アプリ連携していない場合は、e-Taxに適した確定申告データをダウンロードし、e-Tax経由で電子申告をする必要があります。また、アプリ連携し会計ソフトから一気通貫で電子申告できたとしてもMacは非対応のケースもあります。

確定申告ソフトのfreeeは、使用OSがMacでも会計ソフトから一気通貫で電子申告が可能です。e-Tax用のファイル出力もできますし、もちろん直接税務署への提出や郵送も可能です。

ここから先は、freeeで電子申告をするステップを紹介します。

STEP1:「freeeで電子申告(e-Tax)」を選択

下記はfreeeの確定申告画面です。確定申告の作業は、「基本」「収支」「確認」「提出」「その後」の5つに区切られます。

基本情報入力画面

確定申告書作成の「基本」ステップにて「freeeで電子申告(e-Tax)」を選択します。


申告書について

情報を入力していくと、「電子申告開始ナビ」へのリンクに続きます。遷移先のページで電子申告の準備をします。


STEP2:「収支」「確認」ステップで確定申告書類を作成

確定申告書

〇×形式の質問に答えながら、確定申告書を作成します。確定申告書の詳しいナビゲーションに関しては、確定申告を簡単に終わらせる方法で後述します。


STEP3:「提出」ステップで電子申告完了

確定申告書の作成「提出」ステップで、電子申告を行います。

2020年度確定申告

提出しましょう

「提出(電子申告アプリ起動)」をクリックすると、「freee電子申告アプリ」が起動します。「ICカードリーダー」を接続し、「マイナンバーカード」を読み取り、暗証番号の欄に「利用者識別番号の暗証番号」を入力します。

申告書類の受付完了を確認

freeeのアプリからは、申告書類の提出状況が確認できます。

スマホアプリからも電子申告可能

確定申告はスマホからも可能です。例えば、国税庁の「確定申告書作成コーナー」はスマートフォンからアクセスして確定申告ができます。ただし、利用対象者が限られており、個人事業主やフリーランスは利用できません。

2020年度から、freeeスマートフォンアプリからの電子申告にも対応しています。マイナンバーカードの読み取りに対応したスマートフォンが必要ですが、個人事業主やフリーランスも利用できます。スマホからより手軽に電子申告をしたい人におすすめです。

スマートフォンでの電子申告に必要なもの

Macで確定申告② e-Taxで書類の作成から提出まで行う

Macでの確定申告には、国税庁の確定申告書等作成コーナーから書類の作成、提出まで行う方法もあります。会計ソフトで作成したデータを出力し、提出することも可能です。

Webサイトは年々改良が重ねられ「思ったより簡単に完了した」という声も少なくありません。ただ、どうしても会計・経理に苦手意識がある場合は、途中まで会計ソフトで作成して電子申告するか、会計ソフトで全部行ってしまう方法がおすすめです。

申告書等を作成する

トップページから「作成開始」を選択


e-taxを選択された方へ

画面の指示に従って、必要情報を入力していきます。入力データは一時保存が可能ですので、間違いがないように入力していきましょう。

ここまで電子申告での「提出方法」を詳しく説明してきましたが、提出以前に、確定申告書類を正確に作る必要があります。確定申告の作業そのものにも苦手意識を持つ人もいるでしょう。そこでここから先は、確定申告を正確に簡単にする方法についてご紹介します。

確定申告を簡単に終わらせる方法

確定申告には青色申告と白色申告の2種類があり、どちらも期限までに書類を作成し、納税する必要があります。
ただ、「会計の知識がなければ確定申告書の作成は難しいのでは?」と苦手意識をお持ちの方も多いでしょう。そこでお勧めしたいのが、確定申告ソフト「freee会計」の活用です。

freee会計は、会計の知識がなくても質問に沿って答えていくだけで確定申告が完了します。以下に書類を完成させるまでのステップをご紹介します。

確定申告の流れ

ステップに沿って入力するだけで、簡単に確定申告が完了します。

「基本」ステップで事業の基本情報を入力し、提出方法も選択します。おすすめは「freeeで電子申告(e-Tax)です。その後、「収支」ステップで収入と支出を確定させます。

申告書について

1.銀行口座やクレジットカードの同期で経費を自動入力

確定申告のポイントの一つは経費の集計です。1年分の経費の入力はとても面倒。しかし、freee会計なら銀行口座やクレジットカードを同期することで自動入力にできます。日付や金額だけでなく、勘定科目を推測して自動入力してくれるので、作業時間と手間を大幅に省くことができます。

溜め込んだ経費も自動入力でカンタン!

溜め込んだ経費も自動入力でカンタン!

2.簿記を知らなくても手軽に入力できる

現金での支払いも、いつ・どこで・何に使ったか、家計簿感覚で入力するだけととても手軽です。自動的に複式簿記の形に変換してくれるので、簿記を覚えなくても迷わず入力することができます。

簿記を知らなくても大丈夫!


有料のスタータープラン(年払いで月額980円)、スタンダードプラン(年払いで月額1,980円)はチャットで確定申告についての質問もできます。オプションサービスに申し込むと電話で質問も可能です。

※価格・プランについて確認したい方はこちら。最大30日間無料でお試しいただけます。

3.質問に答えるだけで税金を自動計算

保険に加入している場合や、ふるさと納税などの寄付、住宅ローンを利用している場合は控除の対象となり、税金が安くなります。難しい税金の計算もfreee会計なら、質問に答えるだけで自動算出可能です。確定申告のために、わざわざ税金の本を買って勉強をする必要はありません。

「はい」「いいえ」で選択し、必要項目を入力していく

「はい」「いいえ」で選択し、必要項目を入力していく

4.あとは電子申告をするだけ

収支の入力が完了したら、「確認」のステップで作成した申告書類を確認し、電子申告を行います。

作成した申告書類を確認しましょう

基本ステップで「freeeで電子申告(e-Tax)」を選択していれば、電子申告を行う為の、必要準備や手順が詳しく説明されます。マイナンバーカードを読み取るだけでアプリから簡単に電子申告可能です。

必要なものを確認しましょう

freee会計を使うとどれくらいお得?

確定申告ソフトのfreee会計には、会計初心者の方からも「本当に簡単に終わった!」というたくさんの声をいただいています。

税理士さんなどに経理を依頼した場合、経理の月額費用は最低でも1万円ほど、確定申告書類の作成は最低でも5万円〜10万円ほどという場合がほとんどです。freee会計なら年間1万1,760円(月額980円)から。ステップに沿って質問に答えるだけで、簡単に確定申告を完了することができます。

余裕を持って確定申告を迎えるためにも、ぜひ確定申告ソフトの活用をご検討ください。

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