確定申告の基礎知識

巷でよく聞くふるさと納税とは?実はお得なことがいっぱい?

53_アイキャッチ

平成20年から始まったふるさと納税。総務省が発表した平成26年度の調査によると、利用者数が13万人、寄附金は約141億円、税金の控除額は約60億円というデータがでており、今後も増えていくと予想されています。では、そもそもふるさと納税とはどんな制度なのでしょうか?ここでは、ふるさと納税の役割や仕組みについて解説します。

ふるさと納税とは

ふるさと納税の意味

ふるさと納税と聞くと“税金を納める”とイメージしがちですが、実際は都道府県や市区町村などの自治体への寄付金を意味します。では、なぜ納税と謳っているのかというと、2,000円を超える寄付をすると、その後確定申告をすることで寄付金に応じて所得税と住民税がいくらか控除されるからです。

ふるさと納税のビジョン

多くの人が、進学や就職を機に地方から都会へ移り住みます。ふるさと納税とは、今は都会に住んでいるけれど、子どもの頃に暮らした故郷に恩返しがしたい、興味のある地域に何か貢献がしたいといった人々の思いから生まれました。

ふるさと納税はかつて暮らしていた故郷に限らず、自分が興味のある地域など、どの自治体にも寄付をすることができます。またひとつに限らず、複数の自治体に寄付することも可能です。この試みにより、地方再生を促進して日本を元気にする気運が高まっています。

ふるさと納税によって得られるメリット

ふるさと納税にはお得なことが多々あります。税金が控除されるのはもちろんのこと、自治体から応援してくれるお礼としてその土地の特産品や旅行券などを受け取ることができます。

また、平成27年にふるさと納税に変更があり、より多くのメリットが受けられるようになりました。その主なポイントは寄付金の控除額が2倍になったこと、5自治体以内の寄付先であれば確定申告が必要でなくなったこと、寄付によって得られる特産品の種類が豊富になったことです。

ふるさと納税をするには

それでは、実際ふるさと納税はどのように進めればいいのでしょうか?

ふるさと納税の流れ

  • ・寄付したい自治体を選ぶ
  • ・申し込みをする
  • ・自治体から納付書、払込書、メールが届く
  • ・寄付をする
  • ・寄付した地域からお礼品と受領書が届く
  • ・受領書を持って確定申告を行う
  • ・所得税からの控除
  • ・翌年度の住民税からの控除

53_1

最初に希望の自治体へ電話、またはふるさと納税のポータルサイトや各自治体のホームページのフォームから申し込みをします。支払方法は、現金書留や銀行振り込み、クレジットカード払い、コンビニ払いなど自治体により異なります。受領書の受け取り時期も自治体によって異なります。ふるさと納税はいつでも行うことができますが、税の軽減は年単位になります。

全国のふるさと納税に関するホームページ一覧

ワンストップ特例制度とは

ワンストップ特例制度とは、元々確定申告の必要がない人と1年間の寄付先が5団体以内の人に限り、ふるさと納税後の確定申告が不要になる制度のことです。ただし、医療控除などの申告を自分で行う必要がある人や、年収2,000万以上の給与所得者は対象外になります。この制度を利用した人は、寄付先の各自治体に申告特例申請書の提出が義務付けられています。

53_2

税金はいつ戻る?控除の限度額はどれくらい?

税金が戻る時期

ワンストップ特例申請をしていない場合、当年の1~12月にふるさと納税をした場合、翌年の2~3月に確定申告をする必要があります。所得税からの控除は納税を行った年、住民税からの控除は翌年度が対象になります。

税金控除の上限金額の目安

ふるさと納税の上限金額は、給与収入別や家族構成別などで異なります。総務省から上限金額の目安となる一覧表が公開されているほか、計算シミュレーションが可能なエクセルシートも用意されているのでそちらをチェックしてみましょう。

53_3



全額控除されるふるさと納税額(年間上限)の目安

リーフレットの使い方

ふるさと納税をPRするリーフレットは全国の自治体や税務署で配布しています。払込取扱票が入っており、口座記号番号、加入者名、金額、名前、住所などの必要事項を記入のうえ、最寄りの郵便局から寄付することも可能です。

まとめ

ふるさと納税は、税金控除が見込めるほか、地域によっては実質2,000円で豪華な特産品が手に入るなど様々な魅力があります。また、自由にいくつでも寄付先を選ぶことができるので、何よりもそんな寄付先の地域活性化に貢献できるのが嬉しいですね。

確定申告ソフト「freee」

確定申告ソフト freeeなら、面倒な確定申告が圧倒的に簡単・ラクになります(※50万人の個人事業主が利用しています)

知識総合トップへ戻る