開業の基礎知識

自宅開業の気づきにくいメリット・デメリット&お役立ちTips

自宅開業 気づきにくいメリット・デメリットとお役立ちTips

会社勤めに嫌気が差している方や自分の裁量で仕事をしていきたいと思っている方にとって、自宅開業はとても魅力的に映るでしょう。もちろんメリットも多い自宅開業ですが、中には実際に経験してみないと分からないデメリットも隠れています。
今回は、これから主にクリエイティブワークで独立を目指す方に向け、ちょっと気付きにくい自宅開業のメリット・デメリット、また、お役立ちTipsについて紹介します。

目次

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freee開業は開業に必要な書類を無料でかんたんに作れるサービスです。必要な項目を埋めるだけなので最短5分で正確な書類が完成します。マイナンバーカードがあればスマホからでも提出が可能!作成から提出までの工数を大幅に削減できます。

1.クライアントにもアピールできる!?自宅開業の意外なメリット

自宅開業のメリットには、

・好きな時間に仕事が出来る
・人間関係のストレスから解放される
・育児や介護との両立が可能

といったものがあります。
しかし、これらはクライアントから見れば何のメリットもありません。つまり、事業としてのメリットではないのです。ところが、これらのメリットは視点を変えることによって、事業のメリットとして捉えることも出来るんです。

1-1.臨機応変に対応します

クライアントによっては夜しか連絡のとれない相手もいます。こういった場合、会社勤めの方であればクライアントに合わせ残業をして対応、または翌日対応でタイムラグの発生はやむを得ないと考えることでしょう。
しかし、フリーランスになれば勤務時間は完全に自由になりますので、夜型のクライアントに合わせて仕事をすることも可能です。常に仕事をしなくてはならないのでは?と懸念される方もいるでしょうが、そこは逆に昼間に家事をするなど臨機応変な対応が可能です。
ちなみに、もし朝型で仕事をしたいのであれば、夜型クライアントの仕事を受けなければ良いだけです。開業すれば仕事の裁量はすべて自己責任になりますので、収入に満足がいっているのであればこのような判断も出来ます。

1-2.健康管理は完璧です

自宅開業では感染症にかかるリスクが軽減します。
例えば、冬場インフルエンザの流行時期に毎日満員電車を利用すれば感染リスクは高まりますし、オフィスで誰かが風邪をひけば同じ部署の人は風邪のウイルスをもらいやすいです。小さな部署ですと、1人が風邪をひいてそのまま部署全員ダウンなんてこともあり得ます。しかし、自宅開業であれば、これらのリスクを負う危険性はありません。
自宅で仕事をすると動かなくなるから不健康だという意見もありますが、そこは定期的に運動を行うなど、自身の健康への意識が問われます。フリーランスは体が資本ですので、健康管理は基本です。感染症のリスクを避け、適度な運動を行いバランスのとれた食事をとる。勤務時間が自由であれば、これらの意識も保ちやすくなるはずです。

1-3.育児、介護経験もあるんです

育児や介護はビジネス上でも重要なマーケットです。クリエイターは技術力はもちろん、一般消費者の目線を必要とされる場面もあります。特に育児や介護は自身が経験してみないと気付かないこともたくさんあります。仕事との両立はなかなか大変ですが、視点を変えればそこから新たなビジネスチャンスを広げていくことも可能でしょう。
仕事以外の経験を通し、大きな視野で物事を見ることが出来るようになれば、それは十分に自身の強みとしてアピールすることができます。

2.開業後に分かる、自宅開業の意外なデメリット

一方で、自宅開業をする上で気付きにくいデメリットとは何でしょう?

2-1.インフラの脆弱性

オフィスビルに比べ、住宅物件は電源やインターネットなどのインフラが弱く(容量が小さかい、品質が低い)、保守管理も行き届いていません。
また、自宅開業はインフラを自宅での用途と共有しているため、生活用家電の同時使用によりブレーカーが落ちてしまうなどのリスクがどうしても避けられません。

2-2.セキュリティの低さ

自宅で仕事場とプライベートスペースを明確に分けていないと、大事な書類が私物に紛れてしまったり家族が捨ててしまったりといったケースが発生しやすいです。
パソコンも、仕事用のものは家族には触らせない、カフェ等で使用しない、USBメモリなどの外部のデバイスを制限するなど、ある程度の独自ルールを設けることが求められます。自力で行えるセキュリティ対策は万全にしておきましょう。
オフィスと自宅が一緒であるということは、仕事に関する様々なリスクを自宅でも抱えるということを忘れないでください。

2-3.世間に対して鈍感になってしまう

人との関わりがストレスで自宅開業をしたいという方もいますが、クリエイティブな仕事をする上では常に世間に対して敏感であることが求められます。
人との会話から世間の流行を見聞きしたり、意図的に街に繰り出し人間観察をしたりしていないと、どうしても世間に対して鈍感になってしまうでしょう。
また、自分は人嫌いだと思っている方でも自宅にこもって仕事ばかりしていると、気分が滅入ってしまう可能性もあります。

2-4.社会的信用が得られない

自宅開業ですとローンやカードの契約の際に、信用面でマイナスになることがあります。
また、地域にもよりますが、会社に行かず私服で平日からうろうろしていると、「あの人は何をしている人なんだろう?」と近所の人からいぶしがられることは今でもあります。
中には世間体を気にされ、「結婚相手の親に自宅で仕事をしているのが不評だから、レンタルオフィスを借りた」なんていうケースもあるようです。

3.自宅開業するならfreee開業

先に紹介した自宅開業のメリット・デメリットを理解した上で、「やっぱり自宅開業したい!」と思われた方は、これから様々な準備が必要です。(職種にもよりますが)資格取得・資金調達・屋号の決定など、しなければならないことは山積みです。その中でも特に手間に感じるのが事務処理ではないでしょうか。開業届の申告や、青色申告を利用したい場合には青色申告承認申請書の申請など、書き方も分からなければ申請方法も一から調べなくてはならないことばかりです。
そこでおすすめしたいのがfreee開業です。

freee開業なら、税務署に行かずに開業届をかんたんに作成

個人事業を始める際には「開業届」を、青色申告をする際にはさらに「青色申告承認申請書」を提出する必要があります。 記入項目はそれほど多くはありませんが、どうやって記入したらいいのかわからないという方も多いと思います。

そこでおすすめなのが「freee開業」です。ステップに沿って簡単な質問に答えていくだけで、必要な届出をすぐに完成することができます。

freee開業で作成可能な5つの届出

1. 個人事業の開業・廃業等届出書
開業届のことです。

2. 所得税の青色申告承認申請書
青色申告承認申請書は事業開始日から2ヶ月以内、もしくは1月1日から3月15日までに提出する必要があります。期限を過ぎた場合、青色申告できるのは翌年からになるため注意が必要です。

3. 給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書
家族や従業員に給与を支払うための申請書です。

4. 源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書
原則毎月支払う源泉所得税を年2回にまとめて納付するための手続です。毎月支払うのは手間ですので、ぜひ提出しましょう。

5. 青色事業専従者給与に関する届出・変更届出書
青色申告をする場合に、家族に支払う給与を経費にするための手続です。青色申告をして家族に給与を支払う場合は必ず提出しましょう。

freee開業の使い方を徹底解説

freee開業を使った開業届の書き方は、準備→作成→提出の3ステップに沿って必要事項を記入していくだけです。

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Step1:準備編

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準備編では事業の基本情報を入力します。迷いやすい職業欄も多彩な選択肢のなかから選ぶだけ。


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事業の開始年月日、想定月収、仕事をする場所を記入します。
想定月収を記入すると青色申告、白色申告のどちらが、いくらお得かも自動で計算されます。

Step2:作成編

次に、作成編です。


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申請者の情報を入力します。
名前、住所、電話番号、生年月日を記入しましょう。


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給与を支払う人がいる場合は、上記のように入力をします。
今回は準備編で「家族」を選択しましたので、妻を例に記入を行いました。


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さらに、見込み納税金額のシミュレーションも可能。
※なお、売上の3割を経費とした場合の見込み額を表示しています。経費額やその他の控除によって実際の納税額は変化します。

今回は、青色申告65万円控除が一番おすすめの結果となりました。

Step3:提出編

最後のステップでは、開業に必要な書類をすべてプリントアウトし、税務署に提出します。


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入力した住所をもとに、提出候補の地区がプルダウンで出てきます。地区を選ぶと、提出先の税務署が表示されますので、そちらに開業届けを提出しましょう。


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届け出に関する説明とそれぞれの控えを含め、11枚のPDFが出来上がりました。印刷し、必要箇所に押印とマイナンバー(個人番号)の記載をしましょう。

郵送で提出したい方のために、宛先も1ページ目に記載されています。切り取って封筒に貼りつければ完了です。

いかがでしょう。
事業をスタートする際や、青色申告にしたい場合、切り替えたい場合など、届出の作成は意外と煩雑なものです。

しかし、freee開業を活用すれば、無料ですぐに届け出の作成が完了。

また、確定申告書の作成もfreee会計を使えば、ステップに沿ってすぐに完了します。
freee開業freee会計を使って、効率良く届出を作成しましょう。

4.知ってて良かった!自宅開業のお役立ちTips

最後に知っているとちょっと得をする、お役立ちTipsをご紹介します。

4-1.サードプレイスならぬセカンドプレイスを持つ

豊かな暮らしには、職場と自宅以外の居場所としてサードプレイスが必要だと言われています。自宅開業する方は職場と自宅が一緒ですので、なおさらもう一つの居場所(セカンドプレイス?)が必要になります。
行きつけのカフェやバーも良いですが、電源やプリンターが利用できたり商談に使えたりする場所を確保しておくと、いざという時に大変便利です。

4-2.作業イプ

作業イプをご存知でしょうか?
誰かとスカイプでつながりながら作業することを作業イプ(さぎょいぷ)と言います。
見ず知らずの人と作業イプするためのマッチングサイトもあったりします。
「え、何を話すの?気が散るんじゃない?」
そう思われる方も多いことでしょう。ところが、逆にスカイプをつないで何をしゃべるわけでも無いことが、集中につながるのです。
東大生や難関私立中学生の多くが、リビングで勉強をしていたという統計がとられているのと同じように、ある程度物音が聞こえた方が返って集中力が高まるといったところでしょうか。
一人でもすぐに集中できる方は不要かもしれませんが、気が散ってなかなか集中できないという方こそ、是非一度試してみてください。最初は友人・知人で試すと良いでしょう。
下記に上手くいくポイントをまとめます。

・お互いに何か集中して作業する目的がある(締め切りがあるのがベスト)
・利害関係者は避ける(お互いにプレッシャーにならない相手)
・オフラインで電話やプライベートの会話をするときはマイクをミュートに
・相手の作業の邪魔は絶対にしない

自宅開業で静寂が気になってしまうという方は、作業イプを活用してみるのも良いのではないでしょうか。

5.まとめ

自宅開業には実際に経験してみないと分からないメリット・デメリットがあることがご理解いただけたでしょうか。
フリーランスになれば、すべて自己責任です。自由度が増すことで、それをメリットと感じる方もいれば逆にデメリットと感じる方もいることでしょう。
自宅開業で後悔しないためにも、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

確定申告を簡単に終わらせる方法

確定申告には青色申告と白色申告の2種類があります。どちらを選択するにしても、期限までに正確な内容の書類を作成し申告しなければいけません。

確定申告書を作成する方法は手書きのほかにも、国税庁の「確定申告等作成コーナー」を利用するなどさまざまですが、会計知識がないと記入内容に悩む場面も出てくるでしょう。

そこでおすすめしたいのが、確定申告ソフト「freee会計」の活用です。

freee会計は、〇✕形式の質問で確定申告に必要な書類作成をやさしくサポートします。必要な計算は自動で行ってくれるため、計算ミスや入力ミスを軽減できます。
ここからは、freee会計を利用するメリットについて紹介します。

1.銀行口座やクレジットカードは同期して自動入力が可能!

1年分の経費の入力は時間がかかる作業のひとつです。freee会計に銀行口座やクレジットカードを同期すると、利用した内容が自動で入力されます。

また、freee会計は日付や金額だけでなく、勘定科目も予測して入力します。


freee会計 管理画面イメージ4

溜め込んだ経費も自動入力でカンタン!

2.現金取引の入力もカンタン!

freee会計は、現金での支払いも「いつ」「どこで」「何に使ったか」を家計簿感覚で入力できるので、毎日手軽に帳簿づけが可能です。自動的に複式簿記の形に変換してくれるため、初心者の方でも安心できます。


freee会計 管理画面の例1

さらに有料プランでは、チャットで確定申告について質問ができるようになります。オプションサービスに申し込めば、電話での質問も可能です。

freee会計の価格・プランについて確認したい方はこちらをご覧ください。

3.〇✕形式の質問に答えると、各種控除や所得税の金額を自動で算出できる!

各種保険やふるさと納税、住宅ローンなどを利用している場合は控除の対象となり、確定申告することで節税につながる場合があります。控除の種類によって控除額や計算方法、条件は異なるため、事前に調べなければなりません。

freee会計なら、質問に答えることで控除額を自動で算出できるので、自身で調べたり、計算したりする手間も省略できます。


freee会計 管理画面の例2

4.確定申告書を自動作成!

freee会計は取引内容や質問の回答をもとに確定申告書を自動で作成できます。自動作成​​した確定申告書に抜け漏れがないことを確認したら、税務署へ郵送もしくは電子申告などで提出して、納税をすれば確定申告は完了です。

また、freee会計はe-tax(電子申告)にも対応しています。e-taxからの申告は24時間可能で、税務署へ行く必要もありません。青色申告であれば控除額が10万円分上乗せされるので、節税効果がさらに高くなります。

e-tax(電子申告)を検討されている方はこちらをご覧ください。

freee会計 管理画面の例3

完成した確定申告書を提出・納税して確定申告が完了!

freee会計を使うとどれくらいお得?

freee会計には、会計初心者の方からも「本当に簡単に終わった!」というたくさんの声をいただいています。

税理士などの専門家に代行依頼をすると、確定申告書類の作成に5万円〜10万円程度かかってしまいます。freee会計なら月額980円(※年払いで契約した場合)から利用でき、自分でも簡単に確定申告書の作成・提出までを完了できます。

余裕をもって確定申告を迎えるためにも、ぜひfreee会計の利用をご検討ください。

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