開業の基礎知識

自宅開業の気づきにくいメリット・デメリット&お役立ちTips

会社勤めに嫌気が差している方や自分の裁量で仕事をしていきたいと思っている方にとって、自宅開業はとても魅力的に映るでしょう。もちろんメリットも多い自宅開業ですが、中には実際に経験してみないと分からないデメリットも隠れています。
今回は、これから主にクリエイティブワークで独立を目指す方に向け、ちょっと気付きにくい自宅開業のメリット・デメリット、また、お役立ちTipsについて紹介します。

目次

自宅開業 気づきにくいメリット・デメリットとお役立ちTips

1.クライアントにもアピールできる!?自宅開業の意外なメリット

自宅開業のメリットには、

・好きな時間に仕事が出来る
・人間関係のストレスから解放される
・育児や介護との両立が可能

といったものがあります。
しかし、これらはクライアントから見れば何のメリットもありません。つまり、事業としてのメリットではないのです。ところが、これらのメリットは視点を変えることによって、事業のメリットとして捉えることも出来るんです。

1-1.臨機応変に対応します

クライアントによっては夜しか連絡のとれない相手もいます。こういった場合、会社勤めの方であればクライアントに合わせ残業をして対応、または翌日対応でタイムラグの発生はやむを得ないと考えることでしょう。
しかし、フリーランスになれば勤務時間は完全に自由になりますので、夜型のクライアントに合わせて仕事をすることも可能です。常に仕事をしなくてはならないのでは?と懸念される方もいるでしょうが、そこは逆に昼間に家事をするなど臨機応変な対応が可能です。
ちなみに、もし朝型で仕事をしたいのであれば、夜型クライアントの仕事を受けなければ良いだけです。開業すれば仕事の裁量はすべて自己責任になりますので、収入に満足がいっているのであればこのような判断も出来ます。

1-2.健康管理は完璧です

自宅開業では感染症にかかるリスクが軽減します。
例えば、冬場インフルエンザの流行時期に毎日満員電車を利用すれば感染リスクは高まりますし、オフィスで誰かが風邪をひけば同じ部署の人は風邪のウイルスをもらいやすいです。小さな部署ですと、1人が風邪をひいてそのまま部署全員ダウンなんてこともあり得ます。しかし、自宅開業であれば、これらのリスクを負う危険性はありません。
自宅で仕事をすると動かなくなるから不健康だという意見もありますが、そこは定期的に運動を行うなど、自身の健康への意識が問われます。フリーランスは体が資本ですので、健康管理は基本です。感染症のリスクを避け、適度な運動を行いバランスのとれた食事をとる。勤務時間が自由であれば、これらの意識も保ちやすくなるはずです。

1-3.育児、介護経験もあるんです

育児や介護はビジネス上でも重要なマーケットです。クリエイターは技術力はもちろん、一般消費者の目線を必要とされる場面もあります。特に育児や介護は自身が経験してみないと気付かないこともたくさんあります。仕事との両立はなかなか大変ですが、視点を変えればそこから新たなビジネスチャンスを広げていくことも可能でしょう。
仕事以外の経験を通し、大きな視野で物事を見ることが出来るようになれば、それは十分に自身の強みとしてアピールすることができます。

2.開業後に分かる、自宅開業の意外なデメリット

一方で、自宅開業をする上で気付きにくいデメリットとは何でしょう?

2-1.インフラの脆弱性

オフィスビルに比べ、住宅物件は電源やインターネットなどのインフラが弱く(容量が小さかい、品質が低い)、保守管理も行き届いていません。
また、自宅開業はインフラを自宅での用途と共有しているため、生活用家電の同時使用によりブレーカーが落ちてしまうなどのリスクがどうしても避けられません。

2-2.セキュリティの低さ

自宅で仕事場とプライベートスペースを明確に分けていないと、大事な書類が私物に紛れてしまったり家族が捨ててしまったりといったケースが発生しやすいです。
パソコンも、仕事用のものは家族には触らせない、カフェ等で使用しない、USBメモリなどの外部のデバイスを制限するなど、ある程度の独自ルールを設けることが求められます。自力で行えるセキュリティ対策は万全にしておきましょう。
オフィスと自宅が一緒であるということは、仕事に関する様々なリスクを自宅でも抱えるということを忘れないでください。

2-3.世間に対して鈍感になってしまう

人との関わりがストレスで自宅開業をしたいという方もいますが、クリエイティブな仕事をする上では常に世間に対して敏感であることが求められます。
人との会話から世間の流行を見聞きしたり、意図的に街に繰り出し人間観察をしたりしていないと、どうしても世間に対して鈍感になってしまうでしょう。
また、自分は人嫌いだと思っている方でも自宅にこもって仕事ばかりしていると、気分が滅入ってしまう可能性もあります。

2-4.社会的信用が得られない

自宅開業ですとローンやカードの契約の際に、信用面でマイナスになることがあります。
また、地域にもよりますが、会社に行かず私服で平日からうろうろしていると、「あの人は何をしている人なんだろう?」と近所の人からいぶしがられることは今でもあります。
中には世間体を気にされ、「結婚相手の親に自宅で仕事をしているのが不評だから、レンタルオフィスを借りた」なんていうケースもあるようです。

3.自宅開業するなら開業freee

先に紹介した自宅開業のメリット・デメリットを理解した上で、「やっぱり自宅開業したい!」と思われた方は、これから様々な準備が必要です。(職種にもよりますが)資格取得・資金調達・屋号の決定など、しなければならないことは山積みです。その中でも特に手間に感じるのが事務処理ではないでしょうか。開業届の申告や、青色申告を利用したい場合には青色申告承認申請書の申請など、書き方も分からなければ申請方法も一から調べなくてはならないことばかりです。
そこでおすすめしたいのが開業freeeです。開業freeeを使えば開業届も青色申告承認申請書も、最速で提出することが出来ます。しかも費用は無料ですので、事務処理は手早く済ませたいと思っている方はぜひ利用してみてください。

4.知ってて良かった!自宅開業のお役立ちTips

最後に知っているとちょっと得をする、お役立ちTipsをご紹介します。

4-1.サードプレイスならぬセカンドプレイスを持つ

豊かな暮らしには、職場と自宅以外の居場所としてサードプレイスが必要だと言われています。自宅開業する方は職場と自宅が一緒ですので、なおさらもう一つの居場所(セカンドプレイス?)が必要になります。
行きつけのカフェやバーも良いですが、電源やプリンターが利用できたり商談に使えたりする場所を確保しておくと、いざという時に大変便利です。

4-2.作業イプ

作業イプをご存知でしょうか?
誰かとスカイプでつながりながら作業することを作業イプ(さぎょいぷ)と言います。
見ず知らずの人と作業イプするためのマッチングサイトもあったりします。
「え、何を話すの?気が散るんじゃない?」
そう思われる方も多いことでしょう。ところが、逆にスカイプをつないで何をしゃべるわけでも無いことが、集中につながるのです。
東大生や難関私立中学生の多くが、リビングで勉強をしていたという統計がとられているのと同じように、ある程度物音が聞こえた方が返って集中力が高まるといったところでしょうか。
一人でもすぐに集中できる方は不要かもしれませんが、気が散ってなかなか集中できないという方こそ、是非一度試してみてください。最初は友人・知人で試すと良いでしょう。
下記に上手くいくポイントをまとめます。

・お互いに何か集中して作業する目的がある(締め切りがあるのがベスト)
・利害関係者は避ける(お互いにプレッシャーにならない相手)
・オフラインで電話やプライベートの会話をするときはマイクをミュートに
・相手の作業の邪魔は絶対にしない

自宅開業で静寂が気になってしまうという方は、作業イプを活用してみるのも良いのではないでしょうか。

5.まとめ

自宅開業には実際に経験してみないと分からないメリット・デメリットがあることがご理解いただけたでしょうか。
フリーランスになれば、すべて自己責任です。自由度が増すことで、それをメリットと感じる方もいれば逆にデメリットと感じる方もいることでしょう。
自宅開業で後悔しないためにも、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

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