開業の基礎知識

独立後に失敗しないためには?独立を失敗する原因を知ろう!

失敗

独立するとすべての人が成功するというわけではありません。むしろ、失敗する人の方が多いというデータもあります。では、成功する人と失敗する人とではどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、独立に失敗する原因を知ることで、どうすれば独立が成功するかを考えていきましょう。

目次

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1.経営的な視点がない

サラリーマンと経営者では視点が全く異なります。サラリーマンの場合は与えられた仕事をいかにこなすかが、評価の対象であったり、仕事ができることになったりします。しかし経営者は仕事をこなすこと=仕事ができることではありません。仕事を獲得し、そこから利益を生み出さないといけません。サラリーマン時代に仕事ができるからといって、経営的な視点を持たないまま独立すると失敗しがちです。

2.事業計画をたてることができない

独立する人の中で失敗する人の多くは、自分で事業計画がたてることができていません。事業計画とは融資を受けるためのものと思っている人も、多いのではないでしょうか。
融資を受ける場合は税理士などが事業計画を作ることも多いですが、事業計画は自分でたてられるようになりましょう。事業計画を自分でたてることができるということは、今後の見通しを数字で表現できるということ。例えば売上1,000万円に対して仕入れがいくら、経費がいくらということを考えることができるということです。中長期で利益を出す計画をたてることができます。事業計画をたてることができないと、ある日気が付くと経費が掛かりすぎていて、利益が出ないということになりかねません。事業計画を自分で作成するようにしましょう。

3.資金繰り管理ができない

独立すると、サラリーマンと違って経営者になります。経営者は利益と資金繰りの2つの目をもつ必要があります。利益は簡単にいうともうけのことです。売上から仕入れや経費を引いたものです。しかしもうけがあっても、手元の資金がショートすることがあります。ネットでのクレジット販売や掛販売など、商品を販売してもすぐにその代金が手元に入らず翌月や場合によっては翌々月などに入金されることもあります。また少し会計的な話になりますが、借入金の返済など経費にならない支出というのも結構あります。経費にならないので、利益はでますが実際はお金が手元にありません。利益と資金繰りの2つの目をもっていないと黒字倒産ということも起こりかねません。サラリーマンの時代と違い、入ってきたものから生活費を支払うだけではないのです。しっかりと資金繰りができるようになりましょう。

4.はやりにのりすぎない

1つの業種に力をそそいで事業をすることは大事です。しかし、それがその時代のはやりである場合は注意が必要です。はやりはチャンスであることは確かです。例えばバブルの時に融資を受けて土地を購入、転売を繰り返して利益を上げた人も多くいます。携帯電話が普及しだした時、販売代理店として手数料を得るために過剰なサービスを行い、利益を上げた企業も多くあります。しかし、潮目が変わったことに気づかず、一気に衰退した企業も同じぐらいあることを忘れてはいけません。成功者として雑誌やニュースなどで取り上げられた人や企業も、10年経てばいなくなっているということも多くあるのです。はやりにのるのは悪いことではありませんが、のりすぎてはいけません。潮目が変わる前に力をつけつつ、別の収入の柱も確立して、リスクを分散させるようにしましょう。

5.固定費を増やすときは慎重に

独立したあとの失敗として多いのは、固定費が経営や資金繰りを圧迫することです。固定費とは仕事の量や収益に関係なくかかる経費のことで、事務所や店舗の家賃や一定の従業員の人件費などが該当します。事業が軌道に乗ってきたので、今まで自宅で仕事していたのを、新たに事務所を借りて仕事をしたり、従業員を雇ったりする場合もあるでしょう。しかし、本当にそれに見合った収入が見込めるのかを慎重に見極める必要があります。事務所を借りたり、従業員を雇ったりするということは、たとえその月の収入が0円であったとしてもその分の経費がかかるということです。
飲食店などを経営している場合、固定費が大きく増えるのが店舗を増やすときです。店舗を増やすとその分家賃が増えます。パートやアルバイトの従業員も多く雇う必要があります。一気に固定費が増えてしまうので注意が必要です。

6.営業力をつけることができない

企業で働いているサラリーマンと独立した個人事業主などで大きく違うのは、自分で仕事を取ったり作ったり必要があることです。そのために重要なのが営業力をつけること。ほとんどの人は、独立して間もないころはこの営業力がないことが多いです。そのため、いかに営業力をつけることができるかが成功のカギになります。
では営業力とはどのようなものでしょうか。まず挙げられるのが自ら新しいお客様を獲得ができる力です。これについてはコミュニケーション能力が必要不可欠です。コミュニケーション能力をつけるためには、セミナーや勉強会などに参加して、少しずつ付けていくしかありません。また学生時代やサラリーマン時代など、今まで培った人脈によりお客を紹介してもらうことも営業力の1つです。そういった人脈がないときは異業種交流会などに積極的に参加して、これから人脈を増やしていくということも可能です。
さらに、リピーターを呼ぶ能力も営業力の1つと言えるでしょう。これは提供しているサービスや販売している商品の質を上げていけば、自然とついてくる能力です。独立してまずはこの営業力を伸ばすのも良いでしょう。

まとめ

今回は、独立を失敗する原因を知ることで、どうすれば独立が成功するかを考えてみました。独立で成功するには実務的な能力に加え、経営感覚が必要になります。
これから独立する人、または独立して間もない人で失敗しないために何をしたら良いかわからない人がいれば、ぜひこの記事を参考にして自分に足りないところを補う努力をし、成功をつかみ取ってくださいね。

そして、独立への気持ちがかたまった場合は、税務署に実際に届出を出す必要があります。

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個人事業を始める際には「開業届」を、青色申告をする際にはさらに「青色申告承認申請書」を提出する必要があります。 記入項目はそれほど多くはありませんが、どうやって記入したらいいのかわからないという方も多いと思います。

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freee開業で作成可能な5つの届出

1. 個人事業の開業・廃業等届出書
開業届のことです。

2. 所得税の青色申告承認申請書
青色申告承認申請書は事業開始日から2ヶ月以内、もしくは1月1日から3月15日までに提出する必要があります。期限を過ぎた場合、青色申告できるのは翌年からになるため注意が必要です。

3. 給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書
家族や従業員に給与を支払うための申請書です。

4. 源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書
原則毎月支払う源泉所得税を年2回にまとめて納付するための手続です。毎月支払うのは手間ですので、ぜひ提出しましょう。

5. 青色事業専従者給与に関する届出・変更届出書
青色申告をする場合に、家族に支払う給与を経費にするための手続です。青色申告をして家族に給与を支払う場合は必ず提出しましょう。

freee開業の使い方を徹底解説

freee開業を使った開業届の書き方は、準備→作成→提出の3ステップに沿って必要事項を記入していくだけです。

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Step1:準備編

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準備編では事業の基本情報を入力します。迷いやすい職業欄も多彩な選択肢のなかから選ぶだけ。


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事業の開始年月日、想定月収、仕事をする場所を記入します。
想定月収を記入すると青色申告、白色申告のどちらが、いくらお得かも自動で計算されます。

Step2:作成編

次に、作成編です。


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申請者の情報を入力します。
名前、住所、電話番号、生年月日を記入しましょう。


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給与を支払う人がいる場合は、上記のように入力をします。
今回は準備編で「家族」を選択しましたので、妻を例に記入を行いました。


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さらに、見込み納税金額のシミュレーションも可能。
※なお、売上の3割を経費とした場合の見込み額を表示しています。経費額やその他の控除によって実際の納税額は変化します。

今回は、青色申告65万円控除が一番おすすめの結果となりました。

Step3:提出編

最後のステップでは、開業に必要な書類をすべてプリントアウトし、税務署に提出します。


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入力した住所をもとに、提出候補の地区がプルダウンで出てきます。地区を選ぶと、提出先の税務署が表示されますので、そちらに開業届けを提出しましょう。


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届け出に関する説明とそれぞれの控えを含め、11枚のPDFが出来上がりました。印刷し、必要箇所に押印とマイナンバー(個人番号)の記載をしましょう。

郵送で提出したい方のために、宛先も1ページ目に記載されています。切り取って封筒に貼りつければ完了です。

いかがでしょう。
事業をスタートする際や、青色申告にしたい場合、切り替えたい場合など、届出の作成は意外と煩雑なものです。

しかし、freee開業を活用すれば、無料ですぐに届け出の作成が完了。

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