素敵な雑貨は生活を彩ってくれます。あなたがセレクトした素敵な雑貨を集め、雑貨屋さんを開業してみませんか?
飲食店のように設備を必要としない雑貨屋は、比較的独立開業しやすい分野といえます。しかし、しっかりとコンセプトを定め、事業計画を立てないと利益を確保することはできません。
今回の記事では、雑貨屋を開業するために必要な知識についてご紹介していきます。
目次
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そもそも雑貨屋とは?
雑貨屋を始める前に、そもそも雑貨屋とはどういうものなのかを考えてみましょう。
雑貨屋で取り扱われる商品は、小物や生活用品、生鮮食品以外の一般食品などです。ご自身が好きなもの、売れると思ったものを仕入れ、好きな空間を作って販売することができます。雑貨が大好きな方にとっては、非常にやりがいのある仕事と言えるでしょう。
飲食店などの業種と異なり、設備を必要としないために開業費用も比較的少なくて済みます。内装をDIYすることで雰囲気を演出している店舗も少なくありません。
店舗?オンライン?雑貨屋開業のタイプ
雑貨屋を開くためには、店舗を持つ方法とオンラインストアを持つ方法があります。
それぞれのタイプについて見ていきましょう。
店舗で雑貨屋を開業
物件を借りてご自身で雑貨屋を作る場合は、
・開業資金
・備品の購入
・仕入先の開拓
・内装
などをすべて行う必要があります。自由度が高く、理想のお店を作れる点が大きな魅力です。ただし、開業のための資金は最低でも500万円は必要になります。
もし雑貨店で働いたことのない方は、店舗のオペレーションを学ぶためにも一度、実店舗で経験を積んでから開業することをおすすめします。
フランチャイズを利用して雑貨
フランチャイズに加盟して雑貨屋を開業する方法もあります。
経営ノウハウが蓄積されており、仕入れも確立したルートがあるため、リスクを軽減できる点やスムーズに開業できる点が魅力です。
ただし、展開するお店は本社のコンセプトに合わせる必要があり、自由度は低いです。フランチャイズを検討していらっしゃる方は、ご自身がイメージするコンセプトとマッチするかを事前によく検討しましょう。
ネットショップで雑貨屋を開業
実店舗を持たず、ネットショップで雑貨屋を開業する方も年々増加しています。
物件や内装、店舗に設置するレジなどの備品代を節約できるため、開業費用を大幅に抑えられる点が魅力です。
最近ではBASEという無料のネットショップサービスが人気です。可愛らしいデザインが魅力で、アプリも展開しているため集客も期待できます。
ネットショップで雑貨屋を開業するにあたり、最も重要なのはオンラインからの集客です。商品が魅力的であれば、ブログやSNSが拡散し、海外からの集客も見込めます。
雑貨屋開業のための事業計画
雑貨屋を開業するにあたり、事業計画を作成しましょう。しっかりとした事業計画を最初に立てることで、今後の店舗運営がスムーズになるはずです。
◯コンセプトとターゲット
事業計画の中でも特に重要なのが、コンセプトとターゲットです。この二つが明確になっていれば、お客さんにも「こんなお店ですよ」と説明がしやすく、仕入れや商品作りの際の判断基準になります。
考えをまとめるのが苦手な方には、赤羽雄二氏の『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』と『7日で作る 事業計画書 CD-ROM付』がおすすめです。A4メモ書きを活用することで簡単に思考を整理することができます。
◯ 店舗名
コンセプトとターゲットが決定したら、店舗名を考えましょう。
店舗名=屋号にする方も少なくありません。カッコいい名前、可愛い名前ももちろん良いですが、検索しやすく覚えやすい名前にすることも重要です。
店舗の物件を決める
実店舗での雑貨屋開業をご希望の方は、物件をリサーチしましょう。
いくつかエリアの候補をあげ、実際に物件やその地域にどんな人が住んでいるのかなど、朝・昼・夜、すべての時間帯で確認することが重要です。
空き物件が出ても、人気の場合は申込みが殺到し契約を逃してしまうこともあるため、こまめに不動産屋さんと連絡を取るようにしましょう。
開業費用について
実店舗を持つ場合は、仕入れ費用、広告宣伝費に加え
・物件取得費用
・内外装工事費
・什器、備品費用
などが必要です。
自己資金でまかなうことが難しい場合は、融資や助成金の活用を検討しましょう。しかし、その際も30~60%は自己資金が必要です。また数か月間赤字が続いても生活していける費用も確保しておきます。
開業資金は、物件のエリアや大きさ、内外装費用をどれだけかけるかによっても異なるので、一概には言えませんが、500万円前後の費用が必要になると考えたほうが良いでしょう。融資や助成金を活用する場合は、返済計画も立てる必要があり、前述した事業計画書が重要になります。
仕入れをする
雑貨屋では、ご自身で作ったものを販売する方もいらっしゃいますが、仕入れをする方法もあります。ここでは、仕入れルートについてご紹介します。
◯展示会での仕入れ
東京ビッグサイトなどで開催されるギフトショー。多くのメーカーが出店してますので、その場で取引交渉や連絡先を入手しましょう。
◯雑貨問屋から仕入れる
雑貨を扱う問屋さんから仕入れましょう。売れ筋商品などをおしえてもらえることもあります。
◯ ネットで仕入れる
ネットから問い合わせをして仕入れをしましょう。アマゾンを活用したり、海外の雑貨を個人輸入する方法も人気です。
雑貨屋を広告・宣伝しよう
実店舗を持つにしても、オンラインショップを展開するにしても、広告宣伝はとても重要です。最低限実施したい広告宣伝について解説します。
ホームページを作成する
お客さんがお店の名前を検索した際、確実に見つけてもらうためにホームページを作成しましょう。プロに頼むと最低でも20万円近くかかってしまいますが、最初は無料で作成することをおすすめします。運営に慣れてきて、「こんなホームページを作りたい」という気持ちが固まったらプロに依頼しましょう。
検索されることが重要ですのでGoogleが無料で提供するキーワードプランナーなどを活用し、どんなキーワードに検索ニーズがあるのかを事前に把握しておきましょう。
ホームページには、実店舗がある場合は、所在地や営業時間などのお店の基本情報、スタッフ紹介などを記載します。
SNSを運用しよう
余裕がある方は、ホームページ以外にもぜひSNSアカウントを持ちましょう。
Facebook、Twitter、きれいな写真を撮れるのであればInstagramもお勧めです。それぞれ利用層が異なり、情報発信だけではなくお客様とのコミュニケーションにも活用できます。
雑貨屋であればコンセプトを伝えるのにInstagramが最適です。実際、魅力的な写真を投稿することで、国内だけではなく、海外からも問い合わせが来た、という事例が多くあります。
ポイントカードやDMを作成しよう
300円で1Pなど、ポイントカードを作成したり、お店の魅力を伝えるためのDM作成も重要です。特に、手書きのDMはホームページとはまた違った良さがあり、親近感を与えることができます。
雑貨屋を開業するために必要な手続きとは
最後に、雑貨屋を開業するために必要な手続きについてご紹介します。個人事業主として開業するのであれば、税務署に届出をしなければなりません。
税務署への届け出
税務署には「開業届」を提出しましょう。開業届とは、その名の通り新しく事業を開業したことを知らせる届出です。
また、個人事業主が避けて通れない確定申告に関しても、税務署に届出をする必要があります。
確定申告には青色と白色の2種類があり、節税効果が高いのは青色申告です。一般的に青色申告は難しいと思われがちですが、会計ソフトを活用すれば白色申告と手間はほぼ変わりません。むしろ、青色申告の大きな節税メリットを活用しない手はないでしょう。
青色申告を選択するためには、開業届を提出する際に合わせて「青色申告承認申請書」も提出しなければなりません。
「なんだか難しそう…」とお思いでしょうか?おすすめは、ステップに沿って質問に答えるだけで簡単に開業届と青色申告承認申請書が作成できるfreee開業の活用です。
freee開業なら、税務署に行かずに開業届をかんたんに作成
個人事業を始める際には「開業届」を、青色申告をする際にはさらに「青色申告承認申請書」を提出する必要があります。 記入項目はそれほど多くはありませんが、どうやって記入したらいいのかわからないという方も多いと思います。
そこでおすすめなのが「freee開業」です。ステップに沿って簡単な質問に答えていくだけで、必要な届出をすぐに完成することができます。
freee開業で作成可能な5つの届出
1. 個人事業の開業・廃業等届出書
開業届のことです。
2. 所得税の青色申告承認申請書
青色申告承認申請書は事業開始日から2ヶ月以内、もしくは1月1日から3月15日までに提出する必要があります。期限を過ぎた場合、青色申告できるのは翌年からになるため注意が必要です。
3. 給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書
家族や従業員に給与を支払うための申請書です。
4. 源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書
原則毎月支払う源泉所得税を年2回にまとめて納付するための手続です。毎月支払うのは手間ですので、ぜひ提出しましょう。
5. 青色事業専従者給与に関する届出・変更届出書
青色申告をする場合に、家族に支払う給与を経費にするための手続です。青色申告をして家族に給与を支払う場合は必ず提出しましょう。
freee開業の使い方を徹底解説
freee開業を使った開業届の書き方は、準備→作成→提出の3ステップに沿って必要事項を記入していくだけです。
Step1:準備編
準備編では事業の基本情報を入力します。迷いやすい職業欄も多彩な選択肢のなかから選ぶだけ。
事業の開始年月日、想定月収、仕事をする場所を記入します。
想定月収を記入すると青色申告、白色申告のどちらが、いくらお得かも自動で計算されます。
Step2:作成編
次に、作成編です。
申請者の情報を入力します。
名前、住所、電話番号、生年月日を記入しましょう。
給与を支払う人がいる場合は、上記のように入力をします。
今回は準備編で「家族」を選択しましたので、妻を例に記入を行いました。
さらに、見込み納税金額のシミュレーションも可能。
※なお、売上の3割を経費とした場合の見込み額を表示しています。経費額やその他の控除によって実際の納税額は変化します。
今回は、青色申告65万円控除が一番おすすめの結果となりました。
Step3:提出編
最後のステップでは、開業に必要な書類をすべてプリントアウトし、税務署に提出します。
入力した住所をもとに、提出候補の地区がプルダウンで出てきます。地区を選ぶと、提出先の税務署が表示されますので、そちらに開業届けを提出しましょう。
届け出に関する説明とそれぞれの控えを含め、11枚のPDFが出来上がりました。印刷し、必要箇所に押印とマイナンバー(個人番号)の記載をしましょう。
郵送で提出したい方のために、宛先も1ページ目に記載されています。切り取って封筒に貼りつければ完了です。
いかがでしょう。
事業をスタートする際や、青色申告にしたい場合、切り替えたい場合など、届出の作成は意外と煩雑なものです。
しかし、freee開業を活用すれば、無料ですぐに届け出の作成が完了。
また、確定申告書の作成もfreee会計を使えば、ステップに沿ってすぐに完了します。
freee開業とfreee会計を使って、効率良く届出を作成しましょう。
