開業の基礎知識

屋号の画数で縁起が良い・悪いのは?避けるべき言葉と決めるときのポイントも解説

監修 鶏冠井 悠二

屋号の画数で縁起が良い・悪いのは?避けるべき言葉と決めるときのポイントも解説

屋号は、個人事業主が事業を行う際に店舗名や事務所名として使う名前のことです。

屋号を決める際には、縁起が良い画数を意識すると、事業の成功に繋がるといわれることもあります。また、避けたほうが良い画数・言葉もあるため、慎重に決めましょう。

本記事では、屋号に適した画数や避けるべき画数・言葉を解説するので、店舗名や事務所の屋号を決めるときの参考にしてください。

目次

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屋号とは

屋号とは、個人事業主が事業を行う際に店舗名や事務所名として使う名前のことです。

屋号には、漢字・ひらがな・カタカナ・アルファベット・数字・「,」「.」「-」「&」「・」「’」の記号が利用可能です。一般的に「-」「&」などの記号は、文頭・文末には使えないため、文字を区切るときなどに使用しましょう。

屋号の画数の数え方

屋号の画数を数える際は、基本的に名前の部分のみを数えます。たとえば「○○事務所」や「○○製作所」といった場合には、「事務所」や「製作所」は画数に含めず、「〇〇」の部分だけ数えましょう。

屋号には、アルファベットを使うこともあります。一般的に、日本の姓名判断ではアルファベットの画数をIは1画、Mは4画、Rは3画、Wは4画といったように数えることが多いです。

屋号に適した画数

縁起が良いとされ、屋号に適する大吉や吉の画数は、以下の通りです。


運勢画数
大吉1・3・5・6・15・16・21・23・24・31・41
7・8・11・13・17・18・25・29・32・33・37・39

屋号に適した画数の意味をそれぞれ解説します。

1画:始まり

1画は全ての始まりを表す良い画数といわれています。

3画:成長や活力

3画は成長、元気、活力を意味するとされる画数です。脚光を浴びる仕事に良いとされています。

5画:協和や協調

5画は協和や協調を意味する画数といわれています。周囲から信頼を得られるとされる数字です。

6画:安定

6画は、豊かな資金や優秀な人材に恵まれ、順調に発展し安定する画数といわれています。

7画:信念や力強さ

7画は強い信念や力強さを表しているとされる画数です。困難を打ち破る数字といわれています。

8画:努力や忍耐

8画は努力や忍耐を表すとされる画数です。忍耐強く最後には成功するといわれています。

11画:着実

11画は着実さを象徴するとされる画数です。着実に前に進むことを意味しています。

13画:才能や人気

13画は才能や人気を表すとされる画数です。その才能で事業を成功させます。

15画:穏やかさや円満さ

15画は穏やかさや円満さを表す数字とされる画数です。その穏やかさが周囲に良い影響を与え、円満に保つとされています。

16画:人望

16画は人望を表すとされる画数です。リーダーシップをとり周りを力強く導いていく数字といわれています。

17画:純情や直感

17画は純情や直感を表すとされる画数です。成功のために一途に突き進むことを意味します。

そのほかに24画・31画・32画・35画なども良い画数といわれています。

避けたほうがよい画数と言葉

マイナスなイメージをもたれる画数・言葉も避けたほうがよいでしょう。

屋号に使用するのを避けたほうがよい画数は、「不安定」「トラブルが多い」などといった意味をもつとされる以下があります。


運勢画数
4・10・12・14・20・27・30・36・40
大凶2・9・19・22・28・34

前提として、個人事業主は「○○株式会社」や「○○有限会社」などの法人のような屋号をつけることはできません。また、「銀行」「信託」「保険」「学校」などの単語も、その業種を含む会社や事業主以外は利用できません。

屋号を決めるときのポイント

屋号を決めるときは、画数以外にも意識すべきポイントがあります。屋号を決めるときのポイントは、以下の4つです。

屋号を決めるときのポイント

  • 事業内容がわかる屋号にする
  • 適切な長さにする
  • 商標登録されていないかを確認する
  • ドメインを取得できる屋号にする

それぞれ詳しく解説します。

事業内容がわかる屋号にする

屋号は、顧客や取引先へ自身の事業を印象づける大切な要素です。事業内容が一目でわかる屋号にすることで、どのような商品・サービスを扱う事業なのかが顧客や取引先に伝わりやすくなり、初対面の相手にも信頼感を与えることができます。

一方で、事業内容とかけ離れていたり意味がわかりにくかったりすると、事業内容を連想してもらえない、覚えてもらえない可能性などがあります。

適切な長さにする

画数を意識した屋号もよいですが、長さも考慮しましょう。極端に短い屋号では、事業内容をイメージしにくくなります。また、長すぎる屋号は覚えにくかったり、記載をする際に手間がかかったりするデメリットがあります。

商標登録されていないかを確認する

他社が商標登録しているブランド名や社名を屋号として使うと、商標権侵害となる可能性があるので注意が必要です。商標登録の有無は、「特許情報プラットフォームJ-PlatPat」で検索して確認できます。

屋号の候補を検索して、すでに商標登録されていないかを確認しましょう。

ドメインを取得できる屋号にする

ドメインとは、インターネット上の住所を表す文字列のことであり、「○○.com」や「○○.jp」のように表記されます。屋号と同じドメインを取得できれば、ホームページが認知されやすくなります。

ウェブサイトの開設を考えている場合は、屋号名でドメインが取得できるかを確認しておくことが大切です。

ただし、短い名前やよくある言葉のドメインは、すでに他者が使用していることが多く、取得できない可能性があります。

ドメインの取得可否は、インターネットで「ドメイン 検索」などと検索した際に表示されるいくつかのサイトで確認可能です。サイト内で希望する英数字を入力すると、すでに他者が使っているかどうかがわかります。

屋号を決めたら開業届を出そう!

画数などを参考に屋号を決めたら、税務署に開業届を提出します。個人事業主は、屋号をどこかで認めてもらう必要はありません。

屋号は、法人のように登記されるものではないため、一般的に開業届に記載して税務署に届け出ることで、登録されます。

事業を開始した際は、公式な書類を作成するのに、ぜひ「freee開業」を活用いただき、スムーズに手続きを進めてください。

まとめ

屋号は、個人事業主が店舗名や事務所名として使う名前です。縁起が良い画数を意識することは、事業の成功につながるかもしれません。画数だけでなく、事業内容を反映させたり、適切な長さにしたりすることも大切です。

また、商標権侵害をしないように、屋号の候補を決めたら商標登録されていないかを確認しましょう。

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個人事業を始める際には「開業届」を、青色申告をする際にはさらに「青色申告承認申請書」を提出する必要があります。 記入項目はそれほど多くはありませんが、どうやって記入したらいいのかわからないという方も多いと思います。

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青色申告承認申請書は事業開始日から2ヶ月以内、もしくは1月1日から3月15日までに提出する必要があります。期限を過ぎた場合、青色申告できるのは翌年からになるため注意が必要です。

3. 給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書
家族や従業員に給与を支払うための申請書です。

4. 源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書
原則毎月支払う源泉所得税を年2回にまとめて納付するための手続です。毎月支払うのは手間ですので、ぜひ提出しましょう。

5. 青色事業専従者給与に関する届出・変更届出書
青色申告をする場合に、家族に支払う給与を経費にするための手続です。青色申告をして家族に給与を支払う場合は必ず提出しましょう。

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freee開業を使った開業届の書き方は、準備→作成→提出の3ステップに沿って必要事項を記入していくだけです。

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Step1:準備編

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準備編では事業の基本情報を入力します。迷いやすい職業欄も多彩な選択肢のなかから選ぶだけ。


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事業の開始年月日、想定月収、仕事をする場所を記入します。
想定月収を記入すると青色申告、白色申告のどちらが、いくらお得かも自動で計算されます。

Step2:作成編

次に、作成編です。


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申請者の情報を入力します。
名前、住所、電話番号、生年月日を記入しましょう。


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給与を支払う人がいる場合は、上記のように入力をします。
今回は準備編で「家族」を選択しましたので、妻を例に記入を行いました。


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さらに、見込み納税金額のシミュレーションも可能。
※なお、売上の3割を経費とした場合の見込み額を表示しています。経費額やその他の控除によって実際の納税額は変化します。

今回は、青色申告65万円控除が一番おすすめの結果となりました。

Step3:提出編

最後のステップでは、開業に必要な書類をすべてプリントアウトし、税務署に提出します。


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入力した住所をもとに、提出候補の地区がプルダウンで出てきます。地区を選ぶと、提出先の税務署が表示されますので、そちらに開業届けを提出しましょう。


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届け出に関する説明とそれぞれの控えを含め、11枚のPDFが出来上がりました。印刷し、必要箇所に押印とマイナンバー(個人番号)の記載をしましょう。

郵送で提出したい方のために、宛先も1ページ目に記載されています。切り取って封筒に貼りつければ完了です。

いかがでしょう。
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よくある質問

屋号に適した画数とは?

縁起が良いとされ、屋号に適する大吉や吉の画数は、以下のとおりです。


運勢画数
大吉1・3・5・6・15・16・21・23・24・31・41
7・8・11・13・17・18・25・29・32・33・37・39

詳しくは、記事内「屋号に適した画数」をご覧ください。

屋号を決めるときのポイントとは?

屋号を決めるときは、以下の4つのポイントを意識しましょう。

屋号を決めるときのポイント

  • 事業内容がわかる屋号にする
  • 適切な長さにする
  • 商標登録されていないかを確認する
  • ドメインを取得できる屋号にする

詳しくは、記事内「屋号を決めるときのポイント」をご覧ください。

監修 鶏冠井 悠二(かいで ゆうじ)

コンサルタント会社、生命保険会社を経験した後、ファイナンシャルプランナーとして独立。「資産形成を通じて便利で豊かな人生を送って頂く」ことを目指して相談・記事監修・執筆業務を手掛ける。担当分野は資産運用、保険、投資、NISAやiDeCo、仮想通貨、相続、クレジットカードやポイ活など幅広く対応。現在、WEB専門のファイナンシャルプランナーとして活動中。

監修者 鶏冠井 悠二

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