資金繰り改善の基礎知識

個人事業主が利用できるビジネスローンとは?

ビジネスローンは個人事業主や法人向けの事業資金融資で、銀行系・信販系・ノンバンク系の3タイプがあります。融資スピードが速く担保・保証人が不要な商品も多くあります。

本記事では個人事業主が利用できる商品、注意点、知っておきたい資金調達方法を解説します。

目次

借りずに資金を調達できる「フリーナンス by freee」の即日払い

借りずに資金調達できるファクタリングサービスです。カードローンなどの借入とは異なり、あなたが取引先に送った請求書を買い取って、最短即日で報酬を現金化します。金額は1万円から買取可能。フリーランス・個人事業主・法人を問わず利用できます。

ビジネスローンとは

ビジネスローンは個人事業主や法人経営者を対象とした融資サービスで、銀行や日本政策金融公庫に比べ融資実行までが早く、無担保・保証人なしの商品もあります。提供元により3タイプに分かれ、個人向けカードローンとは資金使途や法的位置づけが異なります。

カードローンとの違い

項目ビジネスローン個人向けカードローン
資金使途事業資金に限定原則自由(事業資金不可の場合あり)
総量規制例外貸付に該当対象(年収の3分の1まで)
申込対象個人事業主・法人個人
必要書類確定申告書・本人確認書類等本人確認書類・収入証明書等

個人向けカードローンは利用規約で事業資金使用を禁止しているケースが多く、事業資金調達には事業用途のビジネスローンを利用する必要があります。ビジネスローンは貸金業法の総量規制の例外貸付に該当するため、年収の3分の1を超える借入も可能です。

出典:日本貸金業協会「総量規制が適用されない場合について」

ビジネスローンの種類

項目銀行系信販系ノンバンク系
金利帯(年)1%〜15%程度6%〜18%程度3%〜18%程度
審査スピード1〜3週間程度数日〜1週間最短即日〜1週間
審査基準厳しめやや柔軟柔軟
限度額目安〜数千万円〜数百万円〜1,000万円程度

銀行系は金利が低い一方で審査に時間がかかり業歴・収益性を厳しく見られます。

ノンバンク系は審査が柔軟・スピード速いが金利高めです。信販系はその中間です。金利重視なら銀行系、スピード重視ならノンバンク系、バランス重視なら信販系が候補となります。

個人事業主が利用できる主要ビジネスローン

個人事業主が利用できるビジネスローンは銀行系と信販系・ノンバンク系に大別されます。それぞれの代表的な商品と特徴を解説します。

銀行系ビジネスローン

金利が低めですが業歴や収益性が求められ、開業1年以上の実績がある事業者向きです。

商品名金利(年)融資限度額スピード
PayPay銀行 ビジネスローン1.45%〜13.75%50万〜3,000万円契約完了後、即利用可
GMOあおぞらネット銀行 あんしんワイド0.9%〜14.0%〜1,000万円最短2営業日

PayPay銀行は同行の口座開設が必要など申込条件があるため事前確認が必要です。

信販系・ノンバンク系ビジネスローン

審査が柔軟で融資スピードが速く、開業間もない事業者や銀行審査に通りにくい場合に検討しやすい商品です。

商品名金利(年)融資限度額スピード
AGビジネスサポート3.10%〜18.00%1万〜1,000万円最短即日〜7営業日
GMOイプシロン トランザクションレンディング6.0%〜13.5%15万〜5,000万円5営業日程度
ライフローンカードビジネス12.00%〜18.00%1万〜300万円10営業日程度

金利上限は年18.0%と高めですが、銀行融資の審査に通らなかった場合の代替手段になります。AGビジネスサポートは最短即日融資にも対応しています。商品選びに迷う場合はfreee資金調達でいくつかの質問に答えると利用可能な手段を比較できます。

個人事業主がビジネスローンを利用するメリット

個人事業主がビジネスローンを利用するメリットは主に3つあります。融資スピードの速さ・無担保無保証人での利用・総量規制の例外貸付に該当する点です。

融資実行までのスピードが速い

ノンバンク系なら最短即日、銀行系でも1〜2週間で融資される商品があります。

公庫融資は申込から着金まで3〜4週間、銀行のプロパー融資は1ヶ月以上が一般的です。取引先への支払期日が迫る場面や急な仕入れで融資スピードが事業継続に直結します。

担保・保証人なしで利用できる

無担保・無保証人で利用できる商品が多くあります。不動産担保がない事業者や保証人を確保できない場合でも申込可能です。本人の信用力と事業の収益性を中心に審査されます。

総量規制の例外として借り入れ可能

貸金業法の総量規制の例外貸付に該当し、個人向けカードローンで年収の3分の1まで借入がある状態でも事業資金として利用できる場合があります。返済能力の確認は行われるため、返済原資を確定申告書等で示せるよう準備します。

出典:金融庁「貸金業法のキホン」

個人事業主がビジネスローンを利用する際の注意点

ビジネスローン利用時には主に3つの注意点があります。公的融資と比べた金利の高さ・借入可能額の上限の低さ・今後の融資審査への影響です。

公的融資と比べて金利が高い

日本政策金融公庫の金利は年1〜3%台が中心、ビジネスローンは年3〜18%と幅広い水準です。300万円を年15%で1年借りた利息は約45万円、公庫から年2.5%なら約7.5万円です。

短期間利用に留め、返済目処が立ってから借入るのが鉄則です。

借入可能額の上限が低い

無担保の場合、融資限度額300〜1,000万円程度が大半です。日本政策金融公庫の一般貸付(運転資金で最大4,800万円)や銀行融資より調達金額は限られます。

大規模な設備投資や店舗開設費は公庫や銀行融資を主軸に検討します。

今後の融資審査への影響

ノンバンク系の借入履歴は信用情報機関に記録されます。銀行融資申込時にノンバンク借入残高があると審査でマイナス評価される可能性があり、「銀行融資を受けられず代替で利用した」と判断される場合があります。

一方で借入完済し返済実績を積めばプラス評価のケースもあります。将来的に銀行融資を検討する場合は短期間利用に限定し早期完済を目指します。

ビジネスローンの審査で確認されるポイント

主な審査項目は次のとおりです。

ビジネスローンの審査で確認されるポイント

  • 事業の収益性(確定申告書・決算書の内容)
  • 個人の信用情報(他社借入・延滞履歴)
  • 業歴(開業からの年数)
  • 資金使途(具体的な使い道)
  • 税金・社会保険料の滞納有無

赤字決算でも直近売上が回復傾向にある場合や、赤字原因が一時的な設備投資と説明できる場合は審査通過の可能性があります。税金滞納があると通りにくいため、未納分は申込前に解消するのが望ましいです。

審査に通りやすくする準備

審査に通りやすくするために、以下のような準備をおこないましょう。

  • 確定申告書(直近1〜2期分)を手元に用意
  • 税金・社会保険料の滞納を事前解消
  • 借入希望額を必要最低限に設定
  • 資金使途を具体的に説明できる準備
  • 他社借入状況を正確に把握

確定申告書は審査の中心的な判断材料です。freee会計を使えば日々の取引記録から確定申告書類が自動作成され、審査書類準備を効率化できます。

ビジネスローンの申し込みから融資までの流れ

ビジネスローンの申し込みから融資までの流れ

  1. 商品の比較・選定:金利・限度額・スピードを比較し自分の状況に合う商品を選ぶ
  2. 申し込み:Webサイトや店頭から必要情報を入力
  3. 必要書類の提出:本人確認書類・確定申告書等を提出
  4. 審査:提出書類と信用情報をもとに審査(最短即日〜2週間程度)
  5. 契約手続き:審査通過後、契約内容を確認し手続き
  6. 融資実行:指定口座への振込、またはカード型の場合は利用開始

多くはオンライン申込対応です。ノンバンク系は午前中に申込・書類提出を完了すれば最短当日中に融資されるケースもあります。

申し込みに必要な書類

申し込みに必要な書類は以下のとおりです。

書類備考
本人確認書類運転免許証・マイナンバーカード等
確定申告書(直近1〜2期分)青色申告決算書・収支内訳書を含む
開業届の写し開業間もない場合に求められることあり
事業計画書融資額が大きい場合や開業直後
印鑑証明書商品によっては不要

商品ごとに必要書類は異なるため申込前に公式サイトで確認します。確定申告書未作成の場合はfreee申告で効率的に作成できます。

ビジネスローン以外の資金調達方法

ビジネスローン以外の資金調達方法は、主に以下のようなものが考えられます。

調達方法金利・手数料スピード担保・保証人適する状況
ビジネスローン年3〜18%最短即日〜2週間原則不要急ぎの運転資金
日本政策金融公庫年1〜3%台3〜4週間程度原則不要中長期事業資金・開業資金
銀行融資年1〜3%程度1ヶ月以上必要な場合あり大規模設備投資
ファクタリング2〜10%程度最短即日不要売掛金の早期現金化
補助金・助成金なし(返済不要)数ヶ月不要設備投資・販路開拓

日本政策金融公庫の融資

期日まで余裕があれば公庫融資も検討します。銀行のプロパー融資より個人事業主が借りやすく、銀行審査に落ちても公庫に通ったケースがあります。

公庫融資の借入完済が実績となり他金融機関からも借りやすくなります。災害時や感染症流行時は特別窓口・融資制度が設けられます。

ファクタリング

売掛金がある場合の選択肢です。ファクタリング会社に手数料を支払い請求書を現金化するサービスです。

申込から着金が短く、無担保・無保証で利用可能です。資産の譲渡のため負債にならない点がビジネスローンとの大きな違いです。

商品名利率/手数料着金
OLTAクラウドファクタリング2%〜9%最短24時間以内
FREENANCE(フリーナンス)3%〜10%最短即日

銀行融資・信用保証協会の保証付き融資

銀行融資には銀行が直接リスクを負うプロパー融資と、信用保証協会の保証付き融資の2種類があります。

プロパー融資は金利が低いですが業歴・収益性が求められ個人事業主にはハードルが高めです。保証付き融資は信用保証協会が連帯保証人の役割を果たすため通りやすいですが、保証料(年0.5〜2%程度)が別途発生します。融資実行まで1ヶ月以上かかります。

補助金・助成金

小規模事業者持続化補助金(補助上限50〜200万円)やIT導入補助金など個人事業主が利用できる制度が複数あります。

返済不要のため資金繰り影響は少ないですが採択審査があり、申請から交付まで数ヶ月かかるため急ぎには対応できません。事業計画書作成や実績報告など手続きも煩雑です。

出典:中小企業庁「小規模事業者持続化補助金」

まとめ

ビジネスローンは融資スピードと手続きの手軽さが魅力ですが、金利の高さ・借入上限・信用情報への影響など利用前の理解が必要です。

緊急度が低ければ日本政策金融公庫、売掛金があればファクタリング、返済不要なら補助金・助成金と状況で使い分けます。比較に迷う場合はfreee資金調達を活用すると自社に合った商品を効率的に見つけられます。日頃の資金繰り管理にはfreee会計が役立ちます。

資金繰り・資金調達をサポート

この記事をご覧になっている方は、普段から資金繰りの状況についてチェックなさっているでしょうか。freee会計のユーザーアンケートによると、定期的に資金状況についてチェックしている方は約50%、確認の方法は預金残高通帳です。

キャッシュは企業存続の命綱です。キャッシュフローや今後の資金繰り予測などは会社経営の重要な要素の一つであり、資金調達は企業継続・繁栄の重要な手段です。ただし、資金繰りや資金調達は難しい、よくわからない。そう思っている方も多いのではないでしょうか。

そこで、freeeでは資金繰り・資金調達をスムーズにおこなうためのサービスを提供しています。

freee資金調達:複数の金融商品を簡単に比較・申込ができる

資金を調達したいが、なにが自社に適した調達手段なのか、借入できる商品なのかがわからないという経営者の大きな悩み。最終的には税理士の言う通りにするがこれで良かったのか?と不安がつきまといます。

freee資金調達では、いくつかの質問に答えれば複数の資金調達手段から、自社に最適な商品を比較できる形で紹介。サービスは即日利用が可能で、そのままオンラインで申し込みまでが可能になります。


資金調達freee画面

事業用クレジットカード:freeeカード

資金調達、資金繰りの手段として最後にご紹介したいのが事業用クレジットカード(ビジネスカード)です。

「独立する前にクレジットカードを作っておくように」と勧められたことはありませんか?一般的に個人事業主やフリーランス、経営者などご自身で事業を運営するようになるとクレジットカードの審査に通りにくくなると言われています。

しかし、支払いを先送りする方法としてクレジットカードは有効な手段の一つです。freeeでは事業をお持ちの方に特化したクレジットカードを提供しています。ブランドはVISA、Master、American Expressといった主要国際ブランドを揃えた豊富なラインナップを揃えており、オンラインからすぐに申し込むことが可能です。

フリーナンス by freeeの即日払い:入金まで最短5分のファクタリングサービス

順調に受注しているが、どれも入金は1カ月後。黒字倒産を防ぐためにも、手元の資金には余裕を持っておくのが好ましいです。
急な支払いに対応したい時や売掛金の入金日より前に現金化したい時に、freeeが運営するファクタリングサービスの即日払いをご検討ください。

請求書の買取審査の完了から入金まで最短5分で、スピーディーな資金調達が可能です。会員登録だけで最高5,000万円補償の賠償責任保険が無料で付帯し、お金だけでなくお仕事の不安もサポートします。

よくある質問

個人事業主でも即日融資を受けられるビジネスローンはある?

ノンバンク系の一部で最短即日融資に対応します。午前中の申込完了と必要書類準備が条件で、審査状況によっては翌営業日以降になる場合もあります。

詳しくは「個人事業主が利用できる主要ビジネスローン」をご覧ください。

ビジネスローンの審査に落ちた場合はどうすればいい?

ファクタリングや日本政策金融公庫の融資など別の調達手段を検討する、あるいは審査落ちの原因(信用情報・業歴の短さ・収益性)を特定し改善してから再申請します。

詳しくは「ビジネスローン以外の資金調達方法」をご覧ください。

赤字決算でもビジネスローンは利用できる?

申込を受け付ける商品はあります。赤字原因が一時的であることや直近売上が回復傾向にあることを説明できるかが審査のポイントです。

詳しくは「ビジネスローンの審査で確認されるポイント」をご覧ください。

資金調達手段の利用可能性を診断できる「freee資金調達」

資金調達手段の利用可能性を診断できる「freee資金調達」

即日利用可能な複数の資金調達手段を、金額や利率・手数料、調達までの所要期間など調達可能性とともに見比べ、オンラインで申込できるサービスです。登録時間はわずか10分、一度情報を入力すれば自動診断を継続的に確認できます。

借りない資金調達はfreenance(フリーナンス) by freee

今なら30日間無料でお試し可能
登録はメールアドレスのみ