副業の基礎知識

副業で収入があったら?会社員の副業で気をつける点と確定申告の解説

公開日:2017/09/20
最終更新日:2020/02/26

副業で収入があったら?会社員の副業で気をつける点と確定申告の解説

2019年4月1日から働き方改革関連法が順次施行され、副業を認める会社も増えています。副業で得た収入は、確定申告することで納めすぎている税金が戻ってくる場合が多いため、本業の会社員の収入と副業の収入をあわせて確定申告することをおすすめします。

この記事では、副業の種類別に注意が必要な点と確定申告の仕方、副業している場合の税額を簡単に計算する方法、本格的に副業を個人事業として始める場合に役立つツールをご説明しています。

目次

本業が会社員で副業がアルバイトやパートのWワークの場合

本業が会社員で副業がアルバイトやパートの場合は、本業、副業とも給料になります。

会社員の場合、毎月の給与から所得税を源泉徴収されているはずです。会社は給与から徴収した所得税を本人に代わって税務署に納税し、年末には納めすぎた所得税があれば、本人に返す手続き・年末調整を行っています。

本業の会社員以外に副業でアルバイトやパートの収入がある場合は、源泉徴収や年末調整はどうなるのでしょうか。これは本業の勤め先と副業のアルバイト・パート先で違いがあります。

本業の会社で行う手続きと所得税の納税

会社員が所得税を納税するために行っている手続きと、会社が本人に変わって行っている手続きは下記になります。

1.本人から会社に提出

「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」

2.会社が代わって行う手続き

  • 毎月の給与から源泉徴収
    ※源泉徴収税額表の「甲欄」で会社が計算する
  • 年末調整

副業のアルバイトやパート先に対する注意

本業が会社員の場合、副業先の会社に対して必要な注意は、下記になります。

1.本人からアルバイト、パート先にする注意

「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」を提出しない

2.アルバイト、パート先の注意

  • 年末調整をしない
  • 毎月のバイト代の源泉徴収の金額を源泉徴収税額表の「乙欄」で計算

「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」を提出すると、勤め先は源泉徴収の計算を「甲欄」で計算します。間違って副業のアルバイトやパート先に提出しないようにしましょう。

間違えて「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」を副業のアルバイトやパート先に提出してしまった場合は、給料の金額によって、源泉徴収されている税金が低く追加で支払わないといけないこともあります。この場合は必ず確定申告する必要があります。

副業のアルバイト、パートの給与は所得税を納めすぎている

源泉徴収の計算には甲と乙の2つあります。

甲は本業のお勤め先が行う源泉徴収の計算方法です。 「毎月の給料がこれぐらいだったら、毎月これぐらい源泉徴収をすればいいですよ」という計算をしたものです。

乙は複数バイト先があると甲で計算した税額だけでは足りないので、少し高い税率で源泉徴収しようというものです。

アルバイトやパート先では高い税率で源泉徴収しているので、確定申告をすると税金が戻ってくる可能性があります。この場合、確定申告義務はないのですが、確定申告しないと損になります。

これからWワークや副業を始める会社員におすすめの副業

本業が会社員の方は、定期的に時間拘束されるアルバイトやパートでの副業は考えづらいのが実情です。

比較的時間に自由が利くお仕事斡旋サービスやマッチングサービスなどから、始めやすい副業を探す方法もあります。

会社員におすすめの副業は関連記事で詳しくご紹介していますので、参考にしてください。

【関連記事】
サラリーマンにおすすめの副業10選!実際に稼げる副業と注意点とは

副業でフリーランスや内職などの収入がある場合

副業でフリーランスや内職などの収入がある場合、その収入は給与ではありません。個人事業主としての「事業所得」または「雑所得」になります。

原稿執筆やデザインなどフリーランスは源泉徴収されている

会社員をしながら、空いている時間でフリーランスのお仕事をされている場合、原稿執筆やデザインの料金は、報酬を支払う側が源泉徴収を行います。報酬額の10.21%が納税額です。

経費をまとめて確定申告することで納めすぎの税金が還付される

会社員としての給与の源泉徴収票とフリーランスの収入の支払い通知をもとに確定申告することで。納めすぎた所得税が還付されます。

このとき、フリーランスの副業でかかった経費があれば、収入から実際に課税される所得金額から差し引かれますので、領収書やレシートをまとめておきましょう。

会社員で副業している方の確定申告の注意については関連記事を参照してください。

【関連記事】
副業で確定申告をしないといけないのはいくらから?
確定申告は必要?マイナンバーで会社員の副業はバレるのか?

気になる副業・フリーランスの収入

副業を始めて、フリーランスとして独立・起業を考えた場合、気になるのは「どれだけ収入が得られるのか?」でしょう。
国家資格を取得して独立した場合やエンジニアとして技術を活かして独立した場合など、収入が高い職種があります。

フリーランスとして独立した場合の職種による収入については、関連記事を参考にしてください。

【関連記事】
フリーランスの年収はどれくらい?

もし副業したらどれくらいの税金がかかる?

すでに副業している方やこれから副業を考えていらっしゃる場合は、ご自身の所得税・住民税・社会保険料がいくらになるのか把握する必要があります。

また、同じ副業でも白色申告と青色申告の場合で大きく納税額が異なることもありますので、確定申告の際に慌てないためにも、一度無料診断をしてみるのが良いでしょう。確定申告ソフトのfreeeが無料で提供する「副業の税額診断」では、最短1分・登録不要で税額を診断することができます。

副業の税額診断イメージ図

あなたの年収、副業の見込み年収、経費の割合を入れるだけで…

診断結果イメージ図

納税額と青色申告・白色申告を簡単比較!

副業の税額診断はこちらから

副業が継続的な収入につながる場合は事業所得として確定申告する

副業のフリーランスの仕事が、継続的に行われ、収入を得られる場合、事業所得として認められることがあります。会社員の副業はほとんどが雑所得になりますが、認められた場合は、個人事業の開業の手続きなどが必要です。

会社員の副業が事業所得として認められるかについては、関連記事を参考にしてください。

【関連記事】
事業所得になる副業と雑所得になる副業は何が異なるのか

<個人事業の開業手続き確定申告する場合の主な業務>

  1. 開業届・青色申告承認申請書の提出
  2. 帳簿作成
  3. 請求書や領収証などの保存
  4. 確定申告

1.開業届・青色申告承認申請書の提出

個人事業を始めるときは、開業した旨を税務署に伝えるため、開業届を提出します。また、青色申告の特典を受けるためには青色申告承認申請書も税務署に提出する必要があります。青色申告承認申請書は、開業した年は開業日から2か月以内に、すでに開業している場合は青色申告をする年の3月15日までに提出する必要があるので注意しましょう。

青色申告をするため事前の届け出を作成するのに便利なのが「開業freee」です。「開業freee」は、簡単な質問に答えるだけで、開業届や青色申告承認申請書など開業に関する必要な書類をすぐに自動で作成できます。しかも費用は無料です。「開業freee」で青色申告をするため事前の届け出を作成しましょう。

2.帳簿作成

事業所得は、第三者が収入や支出の金額を把握しているわけではないので、自分で帳簿を作成する必要があります。青色申告をするために必要な帳簿は、仕訳帳、総勘定元帳、現金出納帳、売掛帳、買掛帳、経費帳、固定資産台帳などです。またこれらの帳簿は、原則7年間保存する必要があります。確定申告の時期に1年間の帳簿をまとめて作成しようとすると、大変な作業量になるので普段から少しずつ帳簿を作成するようにしましょう。

3.請求書や領収証などの保存

請求書や領収証も大事な証拠書類として保存する必要があります。

原則、領収証や預金通帳などは7年、請求書や見積書などは5年保存する必要があります。

1年間で最も多い数の書類は、ほとんどの場合領収書です。領収書の保存・保管方法の主なものは2つあります。1つは月ごとの封筒を用意し、そこに領収書を入れて保存・保管する方法です。もう1つは月ごとに白紙に貼り付け、綴りのようにして保存・保管する方法です。どちらもその年ごとに段ボールなどに入れて保存しましょう。

このほかに領収書をスキャナで読み込んで電子データとして保存する方法もあります。

しかし、あらかじめ税務署に申請書を提出するなど、準備が必要なため、副業のうちは月ごとの封筒などで保存・保管するのが良いでしょう。

4.確定申告

確定申告は毎年、その年度の翌年2月16日~3月15日までにおこなう必要があります。 事業所得の場合は、確定申告書Bと青色申告決算書(青色申告の場合)または収支内訳書(白色申告の場合)の作成と提出をおこなう必要があります。

副業で家賃など不動産の収入がある場合

副業で家賃など不動産の収入がある場合、その収入は「不動産所得」です。基本的には事業所得と同じく次のことが必要です。

<不動産所得の確定申告に必要な手続きと業務>

  1. 開業届・青色申告承認申請書の提出
  2. 帳簿付け
  3. 請求書や領収証などの保存
  4. 確定申告

不動産所得は事業所得と違って経費が少ないため、できれば青色申告したほうが良いでしょう。ただ、規模により65万円控除ではなく10万円控除しかできないことも多いので、注意が必要です。アパート5棟または部屋10室、駐車場なら50台が、65万円控除ができる目安です。

不動産所得を事業所得として申告できる条件の詳細は関連記事を参考にしてください。

【関連記事】
家賃収入は不動産所得と事業所得のどちらで確定申告すべき?

まとめ

今回は、副業で収入があったら気をつけることや、しなければならないことをご紹介しました。副業の種類によって注意点は必要事項が異なります。ぜひこの記事を参考に間違わないようにしましょう。

副業の種類ごとに必要な注意事項を悪人したら「副業の税額診断」で税額を確認してください。

本格的に副業を個人事業にする場合の手続きには開業freeeが役立ちます。

確定申告では、確定申告ソフトfreeeを活用してスムーズな確定申告準備をしてください。

開業 freee

開業 freee

個人事業の開業に必要な書類を無料で、自動作成することができます。開業時の忙しい時期の作業を大幅に軽減。青色申告をしたい方は開業届の提出が必須です。そのほかに必要な書類も、ステップに沿って入力するだけで簡単に作成可能!

確定申告ソフト freee

確定申告freee

確定申告ソフト freee なら、面倒な確定申告が圧倒的に簡単・ラクになります。ぜひお試しを!

開業freee
バックオフィス基礎知識