副業の基礎知識

副業でフリーランスになるメリット、注意点とは

最終更新日:2021/02/01

2018年6月に「働き方改革関連法案」が成立し、副業を認める企業も増えてきました。

副業は、個人にとってはスキルアップや満足度の向上、企業にとっては労働力の確保と優秀な社員の流出防止、社内の活性化などのメリットがあります。

今回の記事では、副業とフリーランスについて詳しくご紹介していきます。働き方について考えを深めるきっかけにしていただけたら幸いです。

目次

副業とフリーランスの関係とは

副業を解禁する企業も徐々に増え、会社員として働きながらフリーランスとして働く人も増加してきました。副業としてフリーランスの仕事をしたい場合、どうすれば良いのでしょうか。

フリーランスとは

フリーランスとは、会社や組織などに所属せず、仕事ごとに契約をする独立した個人事業主を指します。代表的な職種にはライターやカメラマン、デザイナー、プログラマーなどがあり、最近ではマーケターや広報などビジネス系の職種も増えてきました。このことから、自分の才覚・スキルで仕事をしている人と言ってもいいでしょう。

フリーランス(freelance)の語源は中世ヨーロッパにさかのぼる。フリー(free)は自由、ランス(lance)は騎兵が使う槍(やり)のこと。フリーランスは主君を持たず、契約にもとづいて戦う騎士を意味した。特定の会社に属さない独立自営の人を指すこの呼び名には、勇ましさやたくましさをたたえる響きがあるわけだ。

引用:日本経済新聞「2018年1月30日 春秋」

副業フリーランスとは

副業フリーランスは、企業に常時雇用されながらも終業後や休日を活用してフリーランスとして活動している人のことをいいます。

ランサーズが定義するフリーランスは「副業系」「自営業系」「複業系」「自由業系」に分類されています。その中で最も人数が多く、経済規模も大きいのが「副業フリーランス」です。

ランサーズが実施した「フリーランス実態調査2020年版」によると、フリーランスの人口は5年連続で1,000万人を超え、1年以内にフリーランスを開始した人が増加しているとの結果がでました。また、副業をしてみたいと考えるノンフリーランスが7割いることから、今後もフリーランスは増加傾向にあると考えられます。

副業フリーランスのメリットとは

なぜこんなにも副業フリーランスの規模が拡大しているのでしょう。それには、副業でフリーランスになることの大きなメリットが関係しています。

メリット1:収入がアップする

副業が注目を集める前から、「副業」といえば収入アップが魅力でした。ランサーズの実態調査でも、フリーランスを開始した理由として大半を占めるのが収入の拡大です。

特に本業での給与が伸びない場合、副業をすることで月に数万円でも収入をアップさせることができます。

メリット2:スキルアップに繋がる

今まで本業で培ってきたスキルを生かすことができるのも副業フリーランスの大きなメリットです。また、普段と異なる取引先や仕事をすることで新たな知識や経験を得ることができます。

ほかにも、ビジネススキルやコミュニケーションスキルの向上も期待できます。

メリット3:働き方への満足度が上がる

フリーランス実態調査2020年版」によると、フリーランスで働く人の仕事に対する満足度は、ノンフリーランスに比べて高い数値を示しています。特に、「自由である」は70%、「仕事に熱心である」の項目では60%もの人が前向きな回答をしています。

フリーランスの満足度調査


これは、働き手だけではなく雇用側としてもプラスになります。仕事に対する満足度が上がることで、本業にも良い影響を与えるでしょう。副業での繋がりやスキルを本業に活かしている社員もいるそうです。満足度が上がることで、離職率が低下したという事例もあります。

副業フリーランスの注意点

前項のように自身の成長としてもメリットが大きい副業フリーランスですが、注意点もあります。

注意点1:本業を優先すること

副業とフリーランスには様々な違いがありますが、その一つに「働き方」があります。
専業フリーランスの場合、契約内容にもよりますが、納期と質を担保できていれば仕事の時間は自由に決められます。

一方で、会社員の副業はあくまで「副」業。本業があってこそのものです。このため、副業は本業で定められた時間以外に行うことが大原則です。

副業が認められている会社でも副業をする条件として「時間や業務内容が本業に影響がない範囲で行うこと」と就業規則に定められているところがほとんどでしょう。

注意点2:自己管理能力が問われる

副業をするということは、余暇の時間を削って働くということでもあります。このため、身体を壊さないか、ストレスはたまらないかなど、自己管理を今まで以上にする必要があります。

副業を始めたために身体を壊してしまい本業に影響が出ては本末転倒です。また、本業が忙しくなったからと、途中で副業を投げ出すわけにもいきません。副業を始める前に、本当に始めても大丈夫か自分の仕事スタイルや生活スタイルを一度見直してみましょう。

注意点3:所得が20万円を超えたら確定申告

副業の所得が年間20万円を超えたら確定申告をする必要があります。確定申告とは、1月1日から12月31日までの所得を計算・申告し、納税する作業です。

所得とは、総収入から諸経費を差し引いた金額です。30万円分稼いでも経費に20万円かかっていたら所得は10万円になるので確定申告の必要はありません。副業がうまくいって稼いだ場合、もしかしたら本業の分に加えて納税義務が発生するかもしれません。

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もし副業したらどれくらいの税金がかかる?

すでに副業をしている方や、これから副業をしようと考えている方は、所得税や住民税、社会保険料がいくらになるのかを把握しておく必要があります。

また、同じ副業でも白色申告と青色申告の場合で納税額が大きく異なることもありますので、確定申告の際に慌てないためにも、一度無料診断をしてみるのが良いでしょう。確定申告ソフトのfreeeでは、登録不要で最短1分で税額を診断できる「副業の税額診断」を無料で提供しています。

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納税額と青色申告・白色申告を簡単比較!副業をした場合の所得税や住民税、社会保険料が実際にいくらになるのかを確認することができます。

まとめ

医療の進化などにより「人生100年時代」が到来すると言われています。一方で、会社の寿命は短命化していくと言われており、そうなると働き方も一つのキャリアを全うするのが難しくなるでしょう。

世界的なベストセラー『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略』で、著者のリンダ・グラットン氏は「副業・兼業・起業が身近なものになってくる」と語っており、副業・兼業・複業(パラレルキャリア)は今後のキャリアを考える上で非常に重要になるでしょう。

今回の記事を参考に、ぜひ副業フリーランスとしての活動を始めてみてください。