最終更新日:2021/08/11
政府が推進する働き方改革の一環で副業・兼業を始める人が増えています。大手企業でも副業を解禁する企業が出てきており、副業は身近なものになりつつあります。
今回の記事では、未経験でも始められる副業と注意点について紹介していきます。

目次
副業をしてみたい人は増加傾向
2018年6月に働き方改革関連法案が可決され、副業を認める企業が増えてきました。副業は、本業やプライベートの空いた時間を有効活用して、収入を増やすことができます。
ランサーズが実施した「フリーランス実態調査2020年版」では、副業をしたことない人の約7割が副業をしてみたいと回答しています。

現在では在宅でできる副業も増加しており、すきま時間利用して収入アップすることができるため、会社員の方だけではなく、主婦の方も副業を始める方が増えてきています。
スキル・特技を活かした副業とは?
副業について考える際、まずはご自身の現在のスキル・特技を活用できないか考えてみましょう。
スキルを活かして始められる副業を紹介します。
講師業

講師と生徒をつなぐポータルサイト「ストアカ」
教えたい人と学びたい人をつなぐポータルサイト「ストアカ」には2018年10月時点で2万3,000件以上もの講座が登録されています。定番の語学講師から、起業アドバイザーなどジャンルはさまざまです。
自分ではお金にならないと思うような意外なスキル・経験が副業になるかもしれません。
ワンコインからのスキル販売
ストアカと同じくご自身のスキルを販売するためのサービスに「ココナラ」があります。講師に特化した「ストアカ」よりも少し範囲が広がり、「似顔絵・イラスト制作」「動画・写真編集」「ビジネス相談」「占い」なさまざま々なカテゴリがあります。
サービスの販売価格は500〜500,000円と幅広く、初めての方にも始めやすい点は大きな魅力です。金額の相場が分からない方は少額から始めてみるといいでしょう。
ハンドメイド販売
アクセサリーやバッグ、ペーパークラフトなどハンドメイドの商品を販売する副業も人気です。最初はminneなどのポータルサイトを利用すると簡単に販売することができます。自身のホームページを作成して販路を広げていけば収入もアップできます。なかには講師として教室を開催する方もいらっしゃいます。
未経験でもできる副業とは?
販売できるスキルがない、もしくは思いつかない方は、未経験からでもできる副業がおすすめです。
短期バイト
未経験でもできて、確実にお金になるのが短期バイトです。タウンワークなどの求人サイトでは、短期バイト・副業特集を組んでいますので、探してみてはいかがでしょう。

副業解禁の流れを受けてか、各アルバイト情報サイトも
「副業・WワークOK」の特集ページを設置。エリア別に検索できる。
短期バイトのメリットとして、TVのエキストラやビジネスホテルの受付など、普段なかなか触れない仕事を経験できる点があります。「非日常を味わえる」といったイベント的な楽しみ方もあるようです。
不用品の販売、転売
「メルカリ」などのフリマアプリを活用して不用品を販売するのも人気の副業です。登録無料で気軽に始めることができます。
なかには、需要のありそうな商品を安く仕入れて販売する「転売」で収入を得ている方もいます。梱包や買い手とのやりとりが負担にならず、長く続けられそうな場合は転売ビジネスも視野に入れてみてはいかがでしょう。
Webライター
書くことが得意な方・好きな方におすすめなのがWebライター業です。Webライターに特殊なスキルは必要ありませんが、多くの人に読まれるための工夫や改善を日々おこなっていくことが大切です。
ライター業は1文字0.5円のように文字数で報酬単価が決まることが多いです。未経験の方は商品レビューやアンケートなど、文字数の少ない案件から始めてみましょう。
経験を積み重ねることで、単価も上がりますし、ご自身でブログを運営したり、アフィリエイトサイトを作ることもできます。
副業所得が年間20万円以上は確定申告が必要
副業所得が年間(1月1日〜12月31日)で20万円を超えた場合は確定申告が必要となります。所得とは、売上(収入)から経費・控除を差し引いた金額のことです。例えば、売上(収入)が50万円で経費と控除で40万円差し引かれた場合、所得は10万円となり確定申告は不要です。
確定申告は毎年2月16日〜3月15日までと期限が設けられているので、忘れずに手続きをしましょう。期限日は年によって異なる場合があるので、詳しくは国税庁のホームページをご確認ください。
確定申告の方法や、控除について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
【関連記事】
副業20万以上の壁とは
副業の確定申告に関係する「20万円以下」の意味とは?
もし副業したらどれくらいの税金がかかる?
副業をしている、もしくは検討している方は、所得税や住民税、社会保険料がいくらになるのかを把握しておく必要があります。また同じ副業でも、白色申告と青色申告で納税額が大きく異なることがあるため、確定申告時に慌てないためにも事前に確認しておきましょう。
確定申告ソフトのfreeeでは、登録不要・最短1分で税額を診断が可能な「副業の税額診断」を無料で提供しています。
本業の見込年収、副業の見込年収、副業収入に対する経費の割合を入力します。さらに、扶養親族の年収や人数、控除額を入力(任意)するとより詳細に試算できます。
入力を終えると、確定申告が必要かどうかだけでなく、青色申告と白色申告どちらの方がお得かまで表示されます。
副業収入を含めた場合の所得税や住民税、社会保険料が実際にいくらになるのかを簡単に確認することができます。副業を検討中の方だけでなく、副業をされている方も確定申告が必要なのかを簡単に確認できるので、ぜひお試しください。
まとめ
今回の記事では、副業に関心のある方・これから副業を始めたい方に向けて、未経験でもできる副業についてご紹介しました。
まずはご自身のスキルの棚卸しをしてみて副業にできそうなことを探してみましょう。クラウドソーシングサイトをみてみるさまざま々なジャンルがありますので、そこからアイデアを考える方法もおすすめです。本業とのバランスや確定申告など、注意点を鑑みた上でご自身に最適な副業を探してみましょう。