副業の基礎知識

副業とは?定義から「複業」「兼業」との違い・メリット・デメリット・注意点まで解説

監修 鶏冠井 悠二

副業とは?定義から「複業」「兼業」との違い・メリット・デメリット・注意点まで解説

2018年に「働き方改革関連法案」が整備されてから、多様な働き方を認める企業が増え、副業を本格的に解禁する動きが広がっています。

副業には、収入を増やせるメリットがある一方で、注意すべきデメリットも存在します。副業を始める際は、この両方を適切に理解しておかなければなりません。

本記事では、副業を始めたいと考えている人に向けて、副業と複業・兼業の違いや代表的な副業の種類、副業のメリット・デメリット、注意点などを解説します。

目次

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副業の定義

副業とは、本業以外の仕事で収入を得ることを指します。副業は、兼業やサイドビジネスとも呼ばれ、雇用形態によってはアルバイト・在宅ビジネス・内職などに分類されます。

日本では、副業を法律で禁止していません。そのため、「株式投資で利益を出した」「友人の引越しの手伝いで報酬をもらった」などのケースは、原則として懲戒の対象にはなりません。

2018年1月、厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を作成し、「モデル就業規則」から副業禁止の規定を削除しました。

改定後のモデル就業規則では新たに「副業・兼業」の章が設けられ、勤務時間外に本業以外の業務に従事できる旨が記載されました。最新版(2023年7月版)では、次のような規定例が掲載されています。

第14章 副業・兼業
(副業・兼業)
第70条 労働者は、勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる。
2 会社は、労働者からの前項の業務に従事する旨の届出に基づき、当該労働者が当該業務に従事することにより次の各号のいずれかに該当する場合には、これを禁止又は制限することができる。
①労務提供上の支障がある場合
②企業秘密が漏洩する場合
③会社の名誉や信用を損なう行為や、信頼関係を破壊する行為がある場合
④競業により、企業の利益を害する場合

出典:厚生労働省「令和5年7月版モデル就業規則」

この改定を受けて、副業を解禁する企業も徐々に増えてきました。

しかし、就業規則で副業を禁止する企業も依然として多く存在します。また、副業を許可している場合でも、実際に始める際には事前承認が必要だったり、厳しい条件を設けていたりする企業も少なくありません。

本業の企業とのトラブルを防ぐためにも、自社の就業規則は必ず確認しましょう。

副業は会社にバレる?

副業による収入の増加によって住民税の金額が上がると、本業の勤務先に副業の事実がバレる可能性があります。

会社員の住民税は毎月の給与から天引きされており、本人に代わって企業が自治体に納めています。毎年5月頃になると、自治体から企業に住民税決定通知書が送付され、企業はその通知書に記載された個人住民税額を給与から天引きする仕組みです。

副業で給与所得がある場合、住民税決定通知書には本業と副業の所得を合算した金額に基づいて個人住民税額が記載されます。この通知書に記載された住民税額が急に増えていると、本業の勤務先が副業収入の存在に気付くかもしれません。

また、住民税の増加によって副業がバレなかったとしても、SNSでの情報発信や関係者からの伝聞など、税金以外の経路でバレる可能性も考えられます。

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副業がバレるのはどんなとき?バレるケースとバレないようにする対策方法を解説
副業収入が会社にバレない方法はある?確定申告での住民税の申告方法も紹介

副業と複業・兼業・本業の違い

副業と似た言葉に「複業」「兼業」「本業」があります。

複業とは、文字どおり「複数の仕事をもつこと」です。兼業は「本業以外に事業をもつこと」をいいます。本業は、「主な収入を得るための仕事」を指します。

副業と複業・兼業・本業の違いは以下のとおりです。

働き方の区分特徴
副業本業以外の時間に行う業務であり、収入・要する時間・労力が本業よりも少ない傾向がある
複業複数の本業をもつためそれぞれに割く時間や労力が大きく、副業に比べて多くの収入を得やすい
兼業本業と並行して別の仕事を行う働き方全般を指し、「雇用+事業」「雇用+雇用」など形態はさまざまで、複業に近い働き方の傾向がある
本業主な収入を得るために行うものであり、一般的には副業・複業・兼業よりも優先される

副業・複業・兼業にはそれぞれ細かな違いがありますが、いずれも複数の収入源をもつ働き方である点は共通しています。/



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複業とは?副業との違いやどんな働き方なのかを解説

副業の始め方

副業を始めるには、「明確な目標」「副業に充てられる時間」「仕事の獲得方法」などを事前に考えておくことが重要です。

明確な目標があれば、高いモチベーションを維持しながら副業に取り組めます。

また、アルバイトやパートではなく個人で仕事をする場合は、仕事の獲得方法を決めておくことで、案件をスムーズに見つけやすくなります。

なお、副業を始める際は、必ず事前に自社の就業規則で副業に関するルールを確認しておきましょう。禁止されているケースや事前申請が必要な場合もあります。人事担当者や上長に早めに相談しておくことで、思わぬトラブルを避けることができます。

副業の始め方についてより詳しく知りたい方は、別記事「副業の始め方・やり方の基礎知識!メリット・デメリットや注意点も紹介」をあわせてご覧ください。

代表的な副業

副業にはさまざまな種類があります。以下では、代表的な副業を紹介します。

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副業の種類を一覧で紹介!自分に合った副業を見つけよう
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物販の副業

自作のハンドメイド作品を販売する副業は、主婦や育児で一時的に離職していた女性に人気があります。

自身でECサイトを立ち上げて販売するのは手間がかかりますが、現在ではハンドメイド作品を手軽に販売できるサイト・アプリもあります。

こうしたプラットフォームを利用すれば、初期費用を抑え、低リスクで物販の副業を始めることが可能です。

また、制作技術が上達すれば、ハンドメイド初心者に作り方を教える講師業を副業として検討できます。

メルカリやネットオークションで不用品を販売する、または安く仕入れて販売する方法も、副業のひとつです。ただし、梱包・商品掲載・購入者とのやり取りなどの手間が発生します。

自分でブランドを作りECサイトで販売する副業

自分でブランドを立ち上げて商品を販売するなど、起業に近い形でも副業を始めることができます。

たとえば、ネットショップサービス「BASE」を利用すると、ECサイトの開設から商品販売まで対応することが可能です。商品の販売での最大のデメリットは在庫管理の負担ですが、ECサイトによっては、在庫を持たずに販売できる仕組みもあります。

また、人気が出てきた場合は、自分で作るのではなく、制作を外部に委託することも可能です。小ロット発注ができる工場を活用するなど、ビジネスの拡大を図ることも検討できます。

事業が軌道に乗れば、独立して個人事業主として開業することも視野に入れられるでしょう。

短期アルバイトで副業

休日や終業後の時間を活用してアルバイトをするのも、副業の方法のひとつです。タウンワークの「副業・WワークOKバイト」では、地域別に副業・Wワーク可能な求人の検索が可能です。

平日に本業がある会社員の場合、副業に充てられる時間帯は、必然的に夜間もしくは休日になります。

夜間や休日にできるアルバイトの例としては、清掃・警備・ネットカフェ・ビジネスホテルのフロント・単発のイベントスタッフ・試験監督などが挙げられます。

スキルを活かした副業

自身のスキルを活かした副業を行う方法もあります。

たとえば、スキルマーケット「ココナラ」では、さまざまな分野で自身のスキルを商品として販売することが可能です。

また、クラウドソーシングサイト「ランサーズ」や「クラウドワークス」でも、自宅でできるライティングやデータ入力などの仕事を多数見つけることができます。

これらの副業は、スキルがあれば高単価の案件に取り組める可能性が高く、また未経験であっても経験を積むことで報酬を上げていけるメリットがあります。

【関連記事】
未経験でも在宅でできる副業の種類は?メリット・デメリットや注意点も解説

副業禁止の企業でも許容される可能性が高い副業

副業を容認する動きが広がっている一方、依然として副業を禁止する企業も少なくありません。ただし、比較的許容されやすい副業も存在します。

以下では、副業禁止の企業でも許容される可能性が高い副業を紹介します。就業規則で副業が禁止されている場合は、まず勤務先に相談をしたうえで、次に紹介する副業を検討しましょう。

株式投資・FXなどの投資

株式投資やFXなどの投資は、副業禁止の企業でも認められる可能性があります。

株式投資・FXは、副業ではなく資産運用とみなされる傾向があるため、副業が禁止されている公務員でも実施が許可されています。そのため、民間企業でも制限を設けていないケースが多いです。

ただし、企業によっては社内規定で禁止されている場合もあるため、事前の確認が必要です。

ブログ・アフィリエイトサイト運営で副業

ブログやアフィリエイトサイトを運営して収益を得る副業も、空き時間に自身のペースで取り組めるため、本業に支障をきたしにくく、許可される可能性が高い副業です。

特定のテーマで記事を書き、アクセスを集めることができれば、広告収入を得られます。ブログやアフィリエイトサイトから広告収入を得る方法は、大きく分けて2種類あります。

ひとつ目は、ブログに自動で広告を配信するGoogleアドセンスです。2つ目は、「Amazonアソシエイト」や「A8.net」、「リンクシェア」などのASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)を利用する方法です。

Googleアドセンスでは、ブログのアクセス数や広告のクリック数に応じて広告収入が決まります。アフィリエイトの場合は、商品を紹介するリンクやバナー経由で注文があると、売上が発生する仕組みです。

アフィリエイトの収益は商品単価の数%〜10%程度が一般的ですが、取り扱う商材によっては、月に数十万円の収益を得ているサイトもあります。

副業を行うメリット

副業を行う主なメリットは、以下のとおりです。

副業を行うメリット

  • 収入が増える
  • 新しいスキルを身に付けられる

収入が増える

副業によって収入が増えれば、経済的により安定した生活を送ることができます。

本業でも昇給を待てば収入を増やせますが、本業の昇給は一般的に年1〜2回程度とタイミングが限られているため、短期間で収入を増やすことが難しい場合もあります。

しかし、副業であれば、勤務先の都合に左右されず、自分の行動次第で収入を増やすことが可能です。

新しいスキルを身に付けられる

これまで経験のない職種に副業として挑戦することで、本業では得られないスキルを習得できる可能性があります。

たとえば、ブログやアフィリエイトサイトの運営を副業とする場合、アクセスを集める過程でWebマーケティングの知識が身に付くケースもあります。

副業で習得したスキルは、本業や将来的な転職に役立つ可能性があります。

副業を行うデメリット

副業にはメリットだけでなく、いくつかデメリットも存在します。主なデメリットは、以下の2つです。

副業を行うデメリット

  • 本業に支障が生じる可能性がある
  • 副業の所得が20万円を超える場合は確定申告を行う必要がある

本業に支障が生じる可能性がある

本業の終業後や休日に副業を行うと労働時間が増加するため、結果的に本業に支障をきたす可能性があります。

副業に集中しすぎて労働時間が極端に増えると、十分な休息が取れずに睡眠不足になったり、疲労の蓄積によって体調を崩したりする可能性もあります。

睡眠不足や体の不調は、本業に支障が生じる原因になりかねません。副業を始める際は自己管理を徹底し、無理のない範囲で取り組みましょう。

副業の所得が20万円を超える場合は確定申告を行う必要がある

通常、会社員は勤めている企業が毎月給料から所得税を源泉徴収として徴収し、年末に行われる年末調整によって所得税の納税手続きが完了します。そのため、基本的には自ら確定申告を行う必要はありません。

ただし、「副業の所得が1年間で20万円を超えた場合」は、会社員であっても確定申告が必要です。

所得とは、副業で得た売上から発生した経費を差し引いた金額です。たとえば、年間の売上が100万円で経費が85万円かかった場合、所得は差し引き15万円になるため、確定申告は不要です。

なお、本業の年収が2,000万円超で年末調整をしていない人や医療費控除などを受けたい人も、確定申告が必要となります。また、確定申告の必要がない場合でも、住民税の申告は別途必要です。



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副業をするときの注意点

副業を始める際は、いくつか注意するべきポイントがあります。

機密漏えいのリスクがある

企業は機密情報の漏えいに敏感であり、たとえ機密を漏らす意図がなくても、社内での信頼関係が損なわれたり、業務に支障が生じたりする可能性があります。

本業の同僚や上司との良好な関係を維持するためにも、本業の競合にあたる企業での副業は避けましょう。

多くの企業の就業規則には「競業避止義務」に関する記載があり、これは、在職中に得た知見を利用して所属企業に不利益をもたらす活動を控える義務です。

具体的には、独自技術や営業データなどの知的財産を流用して、自ら事業を営んだり競合企業への転職や副業に従事したりすることは避けなければなりません。

経済産業省が公開する『競業避止義務契約の有効性について』には、競業避止義務に関する例文が以下のように示されています。

(競業避止義務)
第◯◯条

従業員は在職中及び退職後6ヶ月間、会社と競合する他社に就職及び競合する事業を営むことを禁止する。ただし、会社が従業員と個別に競業避止義務について契約を締結した場合には、当該契約によるものとする。

出典:経済産業省「競業避止義務契約の有効性について」

また、競合にあたらない企業であったとしても、本業の機密を漏らすことは倫理的に許されません。

公務員は副業・兼業が法律で制限されている

公務員は副業・兼業を行える範囲が法律によって制限されており、営利を目的とする企業・団体の役員等を務めることや、自営業を営むことは原則禁止されています。

ただし、内閣総理大臣や所轄庁の長の許可を得ることで副業が認められる場合もあります。

出典:人事院「義務違反防止ハンドブック」

インボイス発行事業者になると消費税免税が受けられない

副業で収入を得る場合、原則として基準期間(原則として前々年)の課税売上高が1,000万円以下であれば免税事業者となり、消費税は免税されます。

しかし、インボイス発行事業者(適格請求書発行事業者)になると免税が受けられずに課税事業者となり、消費税負担が増えることによって手取りが減る可能性があります。

インボイス制度とは、取引先に対して正確な適用税率や消費税額を伝えるための制度です。インボイス制度に登録した事業者は、適格請求書(インボイス)を発行できます。取引先は、発行された適格請求書に基づき、消費税に仕入税額控除を適用できます。

※仕入税額控除:仕入れにかかった消費税を差し引いて消費税の納税額を計算する制度

適格請求書が発行されない取引には、仕入税額控除が適用されません。

インボイス発行事業者(適格請求書発行事業者)


そのため、取引先の税負担が増えることから請求時に適格請求書の発行を求められる場合がありますが、インボイス制度に登録すると、消費税の納税義務が発生します。

インボイス制度登録後の消費税負担を軽減する制度として挙げられるのは、「2割特例」(2026年まで)や「簡易課税制度」です。これらを活用することで、副業収入の額や取引先の性質によっては税負担を抑えることが可能です。

自らインボイス発行事業者になるメリットはほとんどありませんが、得意先からインボイス発行事業者になるように依頼があった場合には、検討しましょう。

なお、取引先が事業者ではなく一般消費者の場合は、インボイス制度の対象外となるため、適格請求書発行の有無を気にする必要はありません。

副業の所得が「事業所得」「不動産所得」「山林所得」の場合は開業届の提出が必要になる

開業届とは、個人事業を始めたことを税務署に知らせるための書類です。

副業の所得が「事業所得」「不動産所得」「山林所得」に該当する場合、事業を始めた日から1ヶ月以内に開業届を税務署に提出する必要があります。

出典:国税庁「A1-5 個人事業の開業届出・廃業届出等手続」

なお、事業所得とは農業・漁業・製造業・卸売業・小売業・サービス業などの事業、不動産所得は土地や建物などの貸付け、山林所得は山林の伐採や譲渡などから生じる所得のことです。

出典:国税庁「No.1350 事業所得の課税のしくみ(事業所得)」
出典:国税庁「No.1370 不動産収入を受け取ったとき(不動産所得)」
出典:国税庁「No.1480 山林所得」


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会社員の副業でも開業届の提出は必要?提出するメリット・デメリットとあわせて解説

副業先でも社会保険に加入する可能性がある

本業ですでに社会保険に加入していても、副業先で加入要件を満たす働き方をすると、副業先でも社会保険への加入義務が発生します。

思わぬ「強制加入」にならないよう、副業を始める際は、勤務時間や契約条件などを副業先と相談し、社会保険の適用対象となる働き方かどうかを確認しておきましょう。

以下の条件を満たして副業先で社会保険に加入すると、副業をしていることが本業にバレる可能性があります。

社会保険の加入条件

  • 週の所定労働時間が20時間以上
  • 月額賃金8.8万円以上(おおむね年収106万円以上)
  • 学生でないこと
  • 厚生年金保険の被保険者が51人以上の事業所(特定適用事業所)に勤務していること

本業にバレたくない場合は、月額賃金8.8万円(年間約106万円)未満、週の所定労働時間20時間未満など、上記の条件を全て満たさない範囲で副業を行う必要があります。

出典:日本年金機構「兼業・副業等により2カ所以上の事業所で勤務する皆さまへ」
出典:厚生労働省「従業員のみなさま 社会保険加入のメリットや手取りの額の変化について」

まとめ

副業には、ハンドメイド作品の販売や短期アルバイトなど、さまざまな種類があります。収入を増やせるメリットがある一方で、本業への支障や確定申告が必要になるなどのデメリットもあるため、双方を理解したうえで取り組む必要があります。

企業によっては副業を禁止している場合もあるため、始める前に本業の勤務先で就業規則を確認しましょう。

また、副業で確定申告が必要になる場合に備え、具体的な手続き方法をあらかじめ確認しておきましょう。

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個人事業を始める際には「開業届」を、青色申告をする際にはさらに「青色申告承認申請書」を提出する必要があります。 記入項目はそれほど多くはありませんが、どうやって記入したらいいのかわからないという方も多いと思います。

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1. 個人事業の開業・廃業等届出書
開業届のことです。

2. 所得税の青色申告承認申請書
青色申告承認申請書は事業開始日から2ヶ月以内、もしくは1月1日から3月15日までに提出する必要があります。期限を過ぎた場合、青色申告できるのは翌年からになるため注意が必要です。

3. 給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書
家族や従業員に給与を支払うための申請書です。

4. 源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書
原則毎月支払う源泉所得税を年2回にまとめて納付するための手続です。毎月支払うのは手間ですので、ぜひ提出しましょう。

5. 青色事業専従者給与に関する届出・変更届出書
青色申告をする場合に、家族に支払う給与を経費にするための手続です。青色申告をして家族に給与を支払う場合は必ず提出しましょう。

freee開業の使い方を徹底解説

freee開業を使った開業届の書き方は、準備→作成→提出の3ステップに沿って必要事項を記入していくだけです。

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Step1:準備編

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準備編では事業の基本情報を入力します。迷いやすい職業欄も多彩な選択肢のなかから選ぶだけ。


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事業の開始年月日、想定月収、仕事をする場所を記入します。
想定月収を記入すると青色申告、白色申告のどちらが、いくらお得かも自動で計算されます。

Step2:作成編

次に、作成編です。


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申請者の情報を入力します。
名前、住所、電話番号、生年月日を記入しましょう。


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給与を支払う人がいる場合は、上記のように入力をします。
今回は準備編で「家族」を選択しましたので、妻を例に記入を行いました。


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さらに、見込み納税金額のシミュレーションも可能。
※なお、売上の3割を経費とした場合の見込み額を表示しています。経費額やその他の控除によって実際の納税額は変化します。

今回は、青色申告65万円控除が一番おすすめの結果となりました。

Step3:提出編

最後のステップでは、開業に必要な書類をすべてプリントアウトし、税務署に提出します。


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入力した住所をもとに、提出候補の地区がプルダウンで出てきます。地区を選ぶと、提出先の税務署が表示されますので、そちらに開業届けを提出しましょう。


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届け出に関する説明とそれぞれの控えを含め、11枚のPDFが出来上がりました。印刷し、必要箇所に押印とマイナンバー(個人番号)の記載をしましょう。

郵送で提出したい方のために、宛先も1ページ目に記載されています。切り取って封筒に貼りつければ完了です。

いかがでしょう。
事業をスタートする際や、青色申告にしたい場合、切り替えたい場合など、届出の作成は意外と煩雑なものです。

しかし、freee開業を活用すれば、無料ですぐに届け出の作成が完了。

また、確定申告書の作成もfreee会計を使えば、ステップに沿ってすぐに完了します。
freee開業freee会計を使って、効率良く届出を作成しましょう。

よくある質問

初心者でも始めやすい副業は?

スキルが問われにくい短期アルバイトや、現在のスキルを活かせる仕事などは、副業初心者でも始めやすいといえます。

詳しくは「代表的な副業」をご覧ください。

副業に該当するのはどこから?

基本的に本業以外に収入を得ている場合は、副業とみなされます。ただし、株式投資・FXなどは、副業に該当しないとされる場合もあります。

詳しくは「副業の定義」「副業禁止の企業でも許容される可能性が高い副業」をご覧ください。

副業は何万円までの所得なら勤務先にバレない?

副業で得た所得がいくらであっても、勤務先に副業の事実がバレる可能性はあります。

たとえば、副業の所得によって住民税の金額が上がった場合、本業の勤務先に副業収入の存在がバレることがあります。

詳しくは「副業は会社にバレる?」をご覧ください。

監修 鶏冠井 悠二(かいで ゆうじ)

コンサルタント会社、生命保険会社を経験した後、ファイナンシャルプランナーとして独立。「資産形成を通じて便利で豊かな人生を送って頂く」ことを目指して相談・記事監修・執筆業務を手掛ける。担当分野は資産運用、保険、投資、NISAやiDeCo、仮想通貨、相続、クレジットカードやポイ活など幅広く対応。現在、WEB専門のファイナンシャルプランナーとして活動中。

監修者 鶏冠井 悠二

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