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MAJIKACHI JAPAN TOUR2020のレポート

11/6(金) 19:00~第二回目となる全国イベント、MAJIKACHI JAPAN TOUR2020をオンラインにて開催!

MAJIKACHI JAPAN TOUR2020のレポート

こんにちは!freeeの川﨑です!
弊社では、アドバイザーさん主導で行う「コミュニティづくり」を昨年の夏よりスタートさせており、現在は東京・大阪・名古屋・福岡・広島・沖縄・北海道の7か所を中心に活動しています。(※コミュニティ=freee"マジカチ"meetup! 以下、マジカチ)
今回の全国イベントもコロナ禍ということでオンラインにて開催されました。
イベントには130名の方にご参加いただき、参加率93%!!
懇親会まで大盛り上がりでした!

そんなmeetupの熱量を、ツイートを中心にお届けしたいと思います。

↓↓タイムテーブルは以下のラインナップでした↓↓
タイムテーブル

伴洋太郎税理士事務所 代表 伴洋太郎さん(マジカチ名古屋リーダー)
「オープニングトーク」

伴さんからのオープニングトークで、MAJIKACHI JAPAN TOUR 2020の幕が上がりました。 マジカチの良いところは①疑問を解決できる②ベストプラクティスを共有できる③コミュニティ内の意見がfreeeに反映される(かも?)④仲間を増やせるというところだというお話がありました。(コミュニティマネージャーからすると、そう言っていただけて非常にうれしいです涙)

#freee塾・#freee入門塾・#freeeに願いを等でTwitter上でも情報交換をしていますのでTwitterをされている方には特に #マジカチ はおススメです。

本日は年に1度の全国大会

freee株式会社 CEO 佐々木大輔

弊社代表の佐々木からは、コミュニティにかける想い、リアルタイム化の3Step、プロダクトのリリース情報~今後の注力ポイントについてお話させていただきました。

【①マジカチへの想い】
これからの会計事務所さんに求められることは、これまでとは大きく変わってきている。では、誰がスモールビジネスにIT化・効率化を支援するのか?そこがまさにfreeeが会計事務所の皆さまと共に取り組んでいきたい部分であると考えている。
特に、マジカチは最先端のコミュニティだと思っているので、このコミュニティから歴史を変えていければいいと強く思っているとのことでした。

【②リアルタイム化の3Step】
ユーザーさまの事例で業務効率化をし、経営の可視化もできた事例などもあるが、ほとんどの事業主が"独力"では実現できないのが現実。
中でも、最も顕在化したニーズは「業務効率化」・「経営支援」であり、リアルタイムという価値をどう実現していくのかという部分がキーワードとなる。
つまり、「経営を自動でリアルタイムに記録し、リアルタイムな経営判断ができるようにしていく」という部分を会計事務所さまとfreeeで実現していきたいと思っているし、そこを実現することでスモールビジネスの皆さまに価値を届けられると思っている。

【画像】リアルタイム化イメージ

【③直近のアップデート】
「アイディアやパッションやスキルがあればだれでも、ビジネスを強くスマートに育てられるプラットフォーム」をコンセプトに引き続き取り組んでいる。
その中で有料課金ユーザー企業数(※1)は22万を突破、2020年のリリース数は207(※2)を実現。(freeeプロジェクト管理・freee福利厚生含む)
今後は、②で出たリアルタイム化の3Stepの中の一歩目であるリアルタイム『記帳』に特に注力していく予定。

また、コロナウイルスの感染拡大などの影響を受け、経済全体でIT化が急速に進みつつある。新政権でデジタル庁を強く進めていくということも然り。 企業としては、今後BCP(事業継続計画)としてリモートワークというカードをいつでも切れるようにしておく必要があるというようなお話もさせていただきました。

(※1)2020年6月末時点。有料課金ユーザー企業数には個人事業主を含む
(※2)2020年1月1日~10月31日までにリリースされた数

エイマエダケイタ税理士事務所 代表 榮前田 慶太さん
「開業初年度の税理士が語るfreeeを使う前と後、そしてその先」

栄前田さんは今年の1月にご開業され、江の島でお洒落な税理士事務所を経営なさっていらっしゃいます。そんな榮前田さんからは、freeeを使う前と後、そしてその先について以前お勤めされていたころの業務と比較してお話しいただきました。freeeを使うことで・業務の内容・扱う情報・クライアントとの関係性が変わり、会計業務から他の業務への広がりの可能性を感じていただけているとのことでした!

【前後比較のまとめ】
freeeを利用することで実現できたことは以下の3点。

「①ペーパーレス②ギャップレス③シームレス」

《①ペーパーレス》
紙を使わないため、共有・管理しやすい。
また、データを扱うので、販売データなど生のデータに触れられる機会が増える。

《②ギャップレス》
月次が早くなる(日次、週次の可能性も)。会計情報と現状との時間差がなくなる。また現状の共有がしやすく、先の話がしやすくなる。

《③シームレス》
freeeは会計だけでなく「経理もできる」システム。会計だけでなく業務フローへの意識も必要。→税理士とクライアントとの業務の境い目がなくなってくる

内訳は以下のとおり↓

  会計システムへの登録方法 業務内容 扱う情報 クライアントとの会話
紙の資料からの転記、仕訳:手入力 資料をもらう
→データ入力
経理処理後の情報
(請求処理後の請求書、支払処理後の請求書・領収書etc)
1ヶ月分まとめて
1ヶ月前の情報がベース
未来の話が見えにくく、あいまいになりやすい
データの連携、取込:自動化 業務の流れの把握
→freee取引登録までの流れの設計・整理
→自動登録ルールの整備
「経理処理前の情報(販売データ、請求データetc)
リアルタイム(都度)
リアルタイムに近い情報がベース
未来の話が見えやすく、はっきりしやすい

【これから先のイメージ】
上記③のシームレスを切り口に、今後のイメージを4つに分けてお話いただきました。

①経理アウトソーシング(BPO)
記帳代行だけでなく、経理業務そのものの代行ニーズの受け皿になる。より早い会計情報の提供が可能になることで本業の価値の高まりも感じられそう、ということでした。

②経営コンサルティング
未来の話、経営計画の話。予算、数値計画だけにとどまらない関わり方 (部署の目標・KPI・行動管理等にもタッチ)をしたい。他の領域(営業、製造、開発、人事etc)の知見も増やしていけば経営全体のコンサルティングができるのでは?

③業務フローの整備(BPR)
ECRS(イクルス)の原則に沿って業務を追っていくと、業務の見直しができる。(中小企業診断士的なお話。※榮前田さんは中小企業診断士でもあります。)
Eliminate:排除(なくす)→Combine:結合(一緒にする)→Rearrange:交換(入れ替える)→Simplify:単純化(簡単にする)

④経理人材育成
freeeを使う前提で考えると、採用で求める能力やバックグラウンドが従来と変わってくる。仕訳の知識よりもデータ入力ができるかどうか、事務処理(仕訳など)ができるかよりも財務、経営企画の視野があるかどうかが重要。

エイマエダケイタ税理士事務所 代表 榮前田 慶太さん
freee認定アドバイザーページはこちら

宮﨑雅大税理士事務所 代表 宮﨑雅大さん
「freeeをこのお客様に推していいの?」

宮﨑さんからはお客さまからどの会計ソフトがいいかの質問を受けたときに、相手に短時間で【freeeを使うかどうか】判断してもらうために自然と行っていたプレゼントークについて①質問②説明③実演に分けてお話頂きました。

【①質問】
宮﨑さんはお客さまにまず「Googleに抵抗がないか」を質問されるそうです。変化が激しいものに抵抗が無いかを確認⇒『改善スピードが早い』イメージを持ってもらっているそうです。

【②説明】
freeeはプラットフォームであるため、freeeだけでは解決せず、例えばインターネットバンキングやクレジットカード、またECサイト等を連携していただくことでデータが自動で連動して入っていく仕組みとなっている。そのため、freee導入前にインターネットバンキングの口座を開くなどの事前準備が重要であるというような説明をされているそうです。

【③実演】
実際に説明用デモアカウントを作成し、そのアカウントに事前にアマゾン・アスクルのみ連携させておいて動きをお客さまに見ていただくようにされているとのことでした。確かに実際に目で見ていただくのが一番わかりやすいかもしれませんね。LT中にも実演頂いて非常に提案の仕方が分かりやすかったです。

宮﨑雅大税理士事務所 代表 宮﨑雅大さん
freee認定アドバイザーページはこちら

スピカ社会保険労務士事務所 代表 飯塚 知世さん
「freee人事労務ミニマムプランをパワーアップ!クラウド専門社労士オススメツール」

社労士の飯塚さんは「限られた時間を最大限活用し、成果を出すため」にクラウド専門社労士として開業されていらっしゃいます。
そんな飯塚さんからはミニマムプランを最大化する方法と社労士とのかかわり方についてのお話がありました。

【freee人事労務ミニマムプラン最大化手法】
まず、初めにfreee人事労務はfreee会計と一緒に使うことで真価を発揮するプロダクトだと思っています!とのありがたいお言葉をいただきました!\ありがとうございます/
また、freee自体は宮﨑さんのLTでもありましたがプラットフォームであるため他社のプロダクトとの連携が可能です。
そこで、IEYASUとSmartHRと連携したらどうなるかというお話もありました。どちらもfreeeとワンクリックで連携できるんですね~。便利。
打刻機能なども充実しているということで、併せてお使いになられている方もいらっしゃるかも。

【画像】freee人事労務とは?

【社労士がなぜ必要なのか】
給与計算・勤怠システムは初期設定が命。そのため、初期からしっかりと知識を持ってサポートする人間が必要である。また、業務フローの見直し、労基法に基づいた運用のアドバイス(就業規則、賃金規程の改定、法改正対応)も事業を行う上で重要なものとなってくる。
労使トラブルを未然防止し、前途洋々な会社作りをサポートするのが社労士であるというお話がありました。

スピカ社会保険労務士事務所 代表 飯塚 知世さん
freee認定アドバイザーページはこちら

freee株式会社 プロダクトマネージャー 高木 悟
「#freeeに願いを の進化を肌で感じる10分間」

高木からはSNS経由での「#freeeに願いを」から生まれた"フィードバックカルチャー"をfreeeの開発チームを代表してお話ししました。

まず、弊社のプロダクトチームは#freeeに願いをを見ていますと~というお話。
今までは開発チームに間接的に届いていたフィードバックを、SNS上で可視化出来るようになってきており、時にはご期待に答えられていない箇所のツイートを見つけてエンジニアが感情をゆさぶられたり、リリース内容に感想をつぶやいてくださる姿にホクホクしたり・・・、社内で色々なドラマが生まれているようです。

#freeeに願いをから生まれた改善事例もいくつかあります。
①取引コピーをすると元ファイルもコピーされてしまった件。
②所得税申告書がfreee会計の数字と再連携できない件などなど。

(一部、資料抜粋)
【画像】事務所見取り図

今後も、フィードバック→改善→フィードバック改善の正のサイクルをアドバイザーさま方と回し、一緒にプロダクトを育てていきたいと思っています。引き続き、愛のあるフィードバックお待ちしております!

髙敏晴会計事務所 代表 髙 敏晴さん
「1人事務所を支えるインフラについて」

高さんは1人事務所で5つ星をとられている方です!そんな高さんからは1人事務所を支えるインフラについてということで事務所見学ツアー付きのLTがありました。

事務所でどんなツール(椅子やPCなど含め)を使っているのかってあまり聞く機会がないと思うので新鮮な内容でした。 椅子はゲーミングチェアを使われているとか。ゲーミング〇〇を使う会計人の方、増えてきていますね。

後半では事務所のLIVE見学があり、非常に盛り上がりました。

【画像】事務所見取り図

髙敏晴会計事務所 代表 髙 敏晴さん
freee認定アドバイザーページはこちら

株式会社リベロ・コンサルティング 代表 武内 俊介さん
「私が業務設計士®になった理由」

武内さんからは今年5月に出版された「会計士・税理士はこれからどう生きるか~AI時代にも稼げる「働き方の未来地図」~」を読んで考えたことということで業務設計士®になった理由をお話いただきました。

【業界の変化~業務設計士®になった理由】
元々、会計事務所はメインの業務(記帳・事務処理・税務申告)をすればよかったので、税務署中心でその周りに事務所があることが多かった。それが最近ではクラウドサービス等で自動処理ができるようになり、事務作業の部分において人が介在する価値がなくなるなどの時代の変化によってメインの業務から今後いかに付加価値業務をプラスαでできるのかという時代に突入している。

【画像】税理士に求められる付加価値

武内さんが考える今伝えるべき内容は会計処理をするのにどのソフトがいいのか?ではなくてSaaSの時代において最適なものはどれかということ。そして、本当に今必要なのは良い会計ソフトではなくてSaaSを活用して業務を再構築できるツールである。
以前MFクラウドvsfreeeというスライドを公開した時にそれがバズったことから、業務の再構築というところにニーズがあるのだと確信し業務設計士®になったとのことでした。

【全体最適に必要な要素】
必要な要素は以下の3点で、伝票を打ってればいいという時代から比べるとかつてないほどに最適化・効率化の難易度が上がってきているのが現状。

  • ビジネス全体を俯瞰的に見る目
  • システムの得意領域や限界に精通したITリテラシー
  • 会計処理をスムーズに行うための事前整理

【業務設計で一番大切なところ】
freeeを使うにあたって一番重要なのは経理までの前段階の部分である。
経理処理の問題はほぼこの1階部分にあるのだということでした。
非常にこのスライド分かりやすいですね。

【画像】バックオフィスは3階建て

【経理業務の今後】
経理は情報を扱う仕事であり、「会計データの前の鮮度の高い情報をどれだ け把握するか」が重要だというパワーワードもありました。

【画像】次世代の経理に必要なスキル

このスライドにあるように、経理に必要なスキルはガラッと変わってきていますね。榮前田さんのLTでもありましたが、今後会計事務所職員に求められるスキルセットやバックグラウンドもガラッと変わってきそうです。

いかがでしたか?
来年もMAJIKACHI JAPAN TOUR を開催できればと思っておりますので是非楽しみにしていてください! その時はコロナも落ち着いてオフライン開催ができたらと期待しています。次はもしかしたらあなたの都道府県で開催するかも?

また、今回ご参加出来なかった皆様も、Facebookグループ内で事務所運営の悩みやセミナー情報等、なんでも皆様に有益そうな情報であれば共有頂けると幸いです!

ちなみに直近では2021年の1月8日に大阪マジカチが開催予定です。また申込ページが上がりましたら各地のリーダーズのアドバイザーさまよりFacebookやTwitterなどでシェアがあるかと思います。 また、こちらのページでも開催情報が逐一追加されますので是非チェックください!

それでは、みなさま。
これから繁忙期に入られるかと思いますが、お体に気を付けて乗り切ってください。そして、今年もマジカチでは大変お世話になりました。よいお年をお迎えください。そして、来年も引き続きよろしくお願いいたします!!!