経費精算の基礎知識

PASMOやSuicaの領収書の発行方法は?経費精算での活用や明細の確認方法も解説

PASMOやSuicaの領収書の発行方法は?経費精算での活用や明細の確認方法も解説

PASMOやSuicaなどの交通系ICカードを業務で利用した際、経費精算のために領収書や利用明細の提出が求められることがあります。ICカードは利用時に自動で領収書が発行される仕組みにはなっていないため、発行方法や手順を事前に把握しておくことで、申請時の手戻りを防げます。

本記事では、PASMOやSuicaの領収書の発行方法や利用明細(履歴)の確認方法、経費精算時の注意点、経費精算システムと連携するメリットについて解説します。


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目次

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PASMOやSuicaで領収書は発行できる?

PASMOやSuicaの領収書は、チャージや定期券・切符の購入時には発行できますが、電車・バスの運賃に対しては発行できません。

また、「領収書」と「利用明細(履歴)」は別ものであり、経費精算の場面では、どちらをいつ活用すべきかを把握しておくと、経費申請・精算処理時の手戻りを防げます。

領収書が発行できるケース・できないケース

PASMOやSuicaの領収書は、すべての利用場面で発行できるわけではありません。また、カード式かモバイル版かによっても異なります。

領収書の発行可否は以下のとおりです。


【カード式PASMO・Suica】

利用場面領収書発行可否
券売機でのチャージ
切符・定期券の購入
改札通過(電車・バスの運賃)△利用明細で対応

【モバイルPASMO・モバイルSuica】

利用場面領収書発行可否
クレジットカードによるチャージ
定期券・切符の購入
改札通過(電車・バスの運賃)△ 利用明細で対応
現金によるチャージ△ チャージした場所(券売機・コンビニ等)で要確認
オートチャージ△ PASMOは利用明細で対応、suicaは発行不可
出典:モバイルPASMOサポート「入金(チャージ)や定期券購入の領収書がほしい」
出典:モバイルPASMOサポート「現金で入金(チャージ)したい」
出典:モバイルPASMOサポート「残額履歴やご利用明細等の確認」
出典:JR東日本「入金(チャージ)や定期券等購入の領収書/払戻計算書がほしい」
出典:JR東日本「モバイルSuicaに現金でチャージするには」
出典:JR東日本「オートチャージ|SF(電子マネー)」

領収書と利用明細(履歴)の違い

領収書は、チャージや定期券・切符の購入時に発行される書類で、支払いの事実を証明するものです。一方、利用明細(履歴)は、ICカードの使用履歴(乗車区間・利用日時・金額など)を記録したものを指します。

電車・バスの運賃については領収書が発行されないため、実務上は利用明細を証憑として経費精算に活用するのが一般的です。勤務先の規定によって取り扱いが異なるため、事前に確認しておきましょう。

PASMOやSuicaの領収書の発行方法

領収書の発行方法は、カード式かモバイル版か、またチャージ方法によって異なります。ここでは券売機での発行方法と、モバイルアプリを使った発行方法をそれぞれ解説します。

駅の券売機で発行する

カード式のPASMO・Suicaでチャージや切符・定期券を購入する際は、支払い完了後に画面に表示される「領収書発行」ボタンを押せば領収書を受け取れます。購入・チャージのタイミングを逃すと発行できなくなるため、その場での操作が必要です。

PASMOもSuicaも対応している券売機が限られているため、チャージ前に「IC」マークや対応表示を確認しましょう。

モバイルPASMO・モバイルSuicaの現金チャージ時も、対応する券売機・コンビニ・ATM等でその場での領収書受領が可能です。後から会員メニューサイトで再発行することはできないため、チャージ時に必ず領収書を受け取るようにしてください。


出典:PASMO「駅でのチャージ方法」
出典:JR東日本「利用可能な機器」

モバイルアプリから発行する

モバイルPASMO・モバイルSuicaのクレジットカードによるチャージ・定期券購入分については、会員メニューサイトからPDF形式で領収書を発行できます。

領収書の発行期限は、処理日より1年以内です。

モバイルPASMOの領収書発行方法

  1. 会員メニューサイトへログイン
  2. 会員メニューの「ご利用明細書(領収書)/払戻計算」をクリック
  3. 領収書が必要なお支払いの種別と処理日を指定し「表示」をクリック
  4. 該当履歴の「印刷」をクリックし、PDFファイルを表示・印刷

出典:モバイルPASMOサポート「入金(チャージ)や定期券購入の領収書がほしい」

モバイルSuicaの領収書発行方法

  1. モバイルSuica会員メニューサイトへログイン
  2. ページ上部のタブで領収書を発行したいSuicaを選択
  3. 「ご利用明細書(領収書)/払戻計算書」をクリック
  4. 対象の種別・処理日を指定し「表示」をクリック
  5. 「印刷」をクリックしPDFを保存・印刷

出典:JR東日本「入金(チャージ)や定期券等購入の領収書/払戻計算書がほしい」

PASMOやSuicaの利用明細(履歴)の確認方法

領収書が発行されない電車・バスの運賃については、利用明細(履歴)を証憑として経費精算に活用するのが一般的です。ここでは利用明細の確認・発行方法を3つ解説します。

駅の券売機で利用履歴を印字する

駅に設置されている券売機にICカードを挿入し、「利用履歴を確認」または「チャージ・残額履歴」のボタンを押すと、利用履歴を印字できます。

印字できる件数は直近100件まで、かつ利用から26週以内の履歴に限られます。また画面表示は直近20件までとなるため、利用頻度が高い場合はこまめに印字・保存しておきましょう。

なお、PASMOエリアとSuicaエリアなど、利用エリア外で印字した場合は駅名ではなく事業者名が表示される場合があります。正確な駅名が必要な場合は、利用したエリアの券売機で印字してください。


出典:モバイルPASMO「残額履歴やご利用明細等の確認」
出典:JR東日本「SF(電子マネー)利用履歴の確認方法」

ICカードリーダーで読み取る

専用のICカードリーダーをPCに接続し、対応アプリをインストールすることで、券売機と同様の利用履歴データをPC上で確認・管理できます。取得したデータはExcelなどの表計算ソフトで管理できるほか、経費精算システムと連携すれば自動的にデータを反映させることも可能です。

初期費用としてカードリーダーの購入や対応アプリのインストールが必要ですが、手作業での入力を省略でき、経費精算の効率化に役立ちます。

モバイルアプリで確認する

モバイルPASMO・モバイルSuicaともに、アプリ上で「SF利用履歴」または「残額履歴」をタップすると利用履歴を確認できます。

会員メニューサイトからはPDF形式でのダウンロード・印刷も可能です。確認できる件数や期間は券売機と同様に最大100件・26週以内です。


出典:モバイルPASMO「残額履歴やご利用明細等の確認」
出典:JR東日本「利用履歴/領収書」

PASMOやSuicaで経費精算する際の注意点

PASMOやSuicaを経費精算に活用する際は、以下の3点に注意が必要です。

領収書にはクレジット利用分が含まれる場合がある

券売機でチャージした際に発行される領収書には、クレジットカード利用分が記載されることがあります。

正確な経費精算を行うためには、従業員にクレジットカードの利用明細も合わせて提出してもらうとよいでしょう。

履歴の確認・印字には件数の上限がある

PASMOやSuicaの利用履歴には、確認・印字できる件数に上限があります。


方法件数・期間の上限
画面表示直近20件まで
印字・PDF出力直近100件まで/26週以内の利用分に限る
出典:モバイルPASMO「残額履歴やご利用明細等の確認」
出典:JR東日本「利用履歴/領収書」

申請まで期間が空く場合や移動頻度が高い場合は、こまめに印字・保存しておくことを推奨します。また、Suicaの場合は1日の利用が21回を超えると正しく印字されない可能性があるため、公共交通機関の利用頻度が多くなる出張時などは特に注意が必要です。


出典:JR東日本「履歴表示・印字、残額表示」

モバイルアプリ利用には対応端末が必要

モバイルSuicaやモバイルPASMOを利用するには、各アプリに対応したスマートフォン端末が必要です。

経費精算システムを導入・連携する際は、従業員が使用する端末が対応しているかどうかを事前に確認しておきましょう。対応していない端末を使用している従業員には、カード式のICカードでの対応を検討してください。

ICカード連携の経費精算システムを利用するメリット

SuicaやPASMOなどの交通系ICカードを経費精算システムと連携させることで、業務効率化や不正防止といったメリットが得られます。

申請や承認の手間を削減できる

ICカードと連携した経費精算システムでは、利用データが自動で反映されるため、手書きの申請書が不要です。

クラウド型の経費精算システムであれば、出張中の移動時間を活用してその場で申請が行えます。承認プロセスもシステム上で完結するため、経費精算に関連する業務を一元的に管理できます。

申請内容のミスを減らせる

手書きでの交通費精算では、経路や料金を毎回調べる必要があり、記入漏れや計算ミスが発生しやすいといえます。

ICカード連携の経費精算システムであれば経路や料金データが自動取り込みされるため、手入力によるミスのリスクを大幅に削減できます。定期券の有効区間を除外した精算なども自動で対応できるため、差し戻しや再申請といった手間の削減にもつながるでしょう。

不正な経費申請を防げる

公共交通機関の利用では通常、領収書が発行されません。そのため、申請内容の正確性を確認するのが難しい側面があります。ICカードと経費精算システムを連携させることで、実際の利用履歴に基づいた申請が可能となり、水増し精算などの不正を防ぐことができます。

また、経理処理の透明性も高まり、適切な経費管理体制の構築につながります。

まとめ

PASMOやSuicaの領収書は、チャージや定期券・切符の購入時に券売機で発行できるほか、モバイルPASMO・モバイルSuicaの場合は会員メニューサイトからPDF形式で発行することも可能です。一方、電車・バスの運賃そのものについては領収書が発行されないため、利用明細(履歴)を証憑として活用するのが実務上の一般的な対応といえます。

経費精算を効率化するには、ICカード連携の経費精算システムの導入も有効です。利用データの自動反映や不正防止など、申請者・経理担当者の双方にメリットがあります。自社の運用ルールに合わせて、最適な体制を整えましょう。

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よくある質問

PASMOの領収書はどうやって出せますか?

カード式PASMOの場合、駅の券売機でチャージや切符・定期券を購入した際に「領収書発行」ボタンを押すことで発行できます。モバイルPASMOの場合は、会員メニューサイトにログインし「ご利用明細書(領収書)/払戻計算」から発行・印刷が可能です。

PASMOの領収書はどこで発行できますか?

カード式PASMOは駅の券売機、モバイルPASMOは会員メニューサイト(Web)で発行できます。なお、電車・バスの運賃に関する領収書は発行されないため、利用明細(履歴)を代わりに活用してください。

駅でPASMOの領収書は発行してもらえますか?

カード式PASMOであれば、券売機でのチャージ・切符購入時に領収書を発行できます。ただし、モバイルPASMOのアプリ経由でのチャージ・購入分については、駅での発行はできません。その場合は会員メニューサイトから発行してください。

PASMOの明細はどうやって出せますか?

カード式PASMOは駅の券売機に挿入し「利用履歴を確認」または「チャージ・残額履歴」から印字できます。モバイルPASMOはアプリの「残額履歴」から確認するか、会員メニューサイトからPDF形式でダウンロードできます。会員メニューサイトでの履歴確認は、26週以内・最大100件が対象です。

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