従業員満足度調査とは、従業員が自社の職場環境や仕事内容、待遇などに対して抱いている満足度を客観的に測定・分析するための手法のことです。
昨今、少子高齢化による人手不足が深刻化する中で、企業が生き残るためには選ばれる会社であり続ける必要があります。「うちの社員は満足しているはずだ」という経営側の思い込みと、現場の本音との乖離を埋めるプロセスこそが、持続可能な組織作りの第一歩です。
本記事では、ES調査の基礎知識から具体的な質問設計、厚生労働省が推奨する背景、そして調査をやりっぱなしにしないための活用法まで解説します。
目次
- 従業員満足度調査とは
- 従業員満足度調査の目的
- 職場課題の早期発見・可視化
- 離職防止・定着率(リテンション)の向上
- 生産性・業績向上への寄与
- 厚生労働省が従業員満足度調査を推奨する背景
- 働き方改革と職場環境改善の推進
- 国や自治体による支援制度と助成金の活用
- 従業員満足度調査・エンゲージメントサーベイ・パルスサーベイの違い
- 従業員満足度調査を実施するメリット
- 人材定着を促進できる
- 根拠に基づいた制度改善が可能になる
- 従業員のエンゲージメントを醸成できる
- 採用ブランディングにおいて差別化できる
- 従業員満足度調査の実施手順
- STEP1. 調査の目的・ゴールを定める
- STEP2. 調査方法・ツールを選ぶ
- STEP3. 質問項目を設計する
- STEP4. アンケートを配布・回収する
- STEP5. 結果を集計・分析する
- STEP6. 結果をフィードバック・改善施策に落とす
- 従業員満足度調査の質問項目・設問例
- 仕事内容・やりがいに関する設問
- 職場環境・人間関係に関する設問
- 給与・評価制度に関する設問
- 福利厚生・制度に関する設問
- 会社方針・経営ビジョンに関する設問
- 総合満足度に関する設問例
- 従業員満足度調査の集計・分析方法
- 全体傾向を把握する「単純集計」
- 属性別で比較する「クロス集計」
- 満足度の構造を読み解く「相関分析」
- 従業員満足度調査を実施する際のポイント
- 匿名性とプライバシーに配慮する
- 結果を改善に活かす姿勢を見せる
- 適切な頻度で調査を実施する
- 従業員満足度調査の費用目安と支援制度の活用
- 実施手法ごとの費用相場
- 活用できる助成金や支援制度
- まとめ
- 従業員エンゲージメントを高め、組織を活性化する福利厚生とは
- よくある質問
従業員満足度調査とは
従業員満足度調査とは、従業員が自社の職場環境や仕事内容、待遇などに対して抱いている満足度を客観的に測定・分析するための手法のことです。英語では「Employee Satisfaction Survey」と表記し、この頭文字を取って「ES調査」と呼ばれることが一般的です。
この調査の対象となるのは、単に従業員の機嫌ではありません。仕事のやりがいといった動機付け要因と、給与や職場環境などの衛生要因の両側面から、従業員が会社に対してどう感じているかを可視化します。
「なんとなく離職者が多い」「社内の活気がない」といった漠然とした課題に対して、従業員満足度調査のデータという客観的なエビデンスを与えます。これにより、優先的に解決すべき課題を明確にできるのが最大の特徴です。
従業員満足度調査の目的
調査を成功させるためには、実施の背景にある目的を明確にすることが不可欠です。調査の真意は、単に従業員個人の主観を収集することではありません。そこから得られたデータに基づいた客観的な経営判断を行い、組織全体のポテンシャルを最大限に引き出すことにあります。
ここでは、その従業員満足度調査の具体的な目的を解説します。
職場課題の早期発見・可視化
離職やメンタルヘルスの不調、あるいはハラスメントの芽といった深刻な問題は、表面化する前に必ず、満足度の低下や組織への不信感としてデータに現れます。日常のマネジメントでは見落としがちな現場の歪みを数値で捉えることで、問題が大きくなる前に先手を打ちやすくなります。
とくに部署ごとのスコアを詳細に比較・分析すれば、特定のチームにおけるマネジメントの機能不全などをいち早く察知し、適切なフォローアップが可能です。
離職防止・定着率(リテンション)の向上
離職届を出されたタイミングで離職の理由が判明したのでは、組織としては手遅れと言わざるを得ません。従業員満足度調査を通じて、従業員が現状の何に不満を感じ、何を不安に思っているのかを事前に把握します。そうすることで、優秀な人材の流出を食い止めるための具体的な施策を講じやすくなります。
福利厚生の拡充や評価制度の透明化、あるいはキャリアパスの再構築など、従業員のニーズに合致した環境整備が、長期的な定着率の向上に直結するのです。
生産性・業績向上への寄与
「幸福度を感じている従業員は生産性が高い」という考え方は、単なる理想論ではなく多くの研究結果によって裏付けられています。従業員が余計なストレスを感じることなく、自発的な創意工夫を持って業務に取り組める環境を整えることが重要です。
こうした環境整備は、最終的に顧客へ提供するサービスの質を高め、企業の業績アップへと直結します。この好循環は「サービス・プロフィット・チェーン(SPC)」と呼ばれ、従業員満足度の向上が企業の競争力の源泉であることを示します。
厚生労働省が従業員満足度調査を推奨する背景
従業員満足度調査は単なる社内施策の枠を超え、国が推進する労働政策とも深く関わっています。厚生労働省では、働き方改革や職場環境改善の文脈において、企業が自発的に従業員の声を聞き現状を把握することを強く推奨しています。
働き方改革と職場環境改善の推進
厚生労働省が掲げる働き方改革の目的は、単なる労働時間の短縮だけではありません。誰もが健康で意欲的に働き続けられる環境を整え、労働生産性を向上させることが真のゴールです。
従業員満足度調査は、その環境が適切に構築されているかを客観的に測る、いわば組織の健康診断としての役割を果たします。とくにメンタルヘルス対策や過重労働の防止は、企業の安全配慮義務とも直結する重要な課題です。調査を通じて現場の疲弊や不満を早期に察知することは、国が求める「心身ともに健やかに働ける職場」を実現する有効な手段となります。
国や自治体による支援制度と助成金の活用
職場環境の改善に積極的に取り組む企業に対しては、国や自治体による手厚い支援制度が用意されています。
代表的なものとして挙げられるのが、非正規雇用者の処遇改善を目指すキャリアアップ助成金や、労働時間の設定改善を支援する働き方改革推進支援助成金などです。これらの助成金を申請する際、職場環境の改善実績や現状把握のエビデンスが求められるケースがあり、従業員満足度調査の結果はその有力な根拠資料となります。
また、調査結果をもとに具体的な改善策を講じることは、厚生労働省が認定する安全衛生優良企業や健康経営優良法人といった認定取得にもつながります。公的なお墨付きを得ることで、社会的信頼性の向上や採用力の強化という大きなリターンを期待できるのがメリットです。
従業員満足度調査・エンゲージメントサーベイ・パルスサーベイの違い
従業員満足度調査とエンゲージメントサーベイ、パルスサーベイはよく混同される3つの調査ですが、それぞれ目的や頻度の違いを下表にまとめました。
| 調査名 | 定義・主な目的 | 頻度 |
|---|---|---|
| 従業員満足度調査 | 福利厚生や職場環境への充足感を測る | 年1〜2回 |
| エンゲージメントサーベイ | 会社への貢献意欲や愛着を測る | 年2〜4回 |
| パルスサーベイ | 短い設問で現在のコンディションを追う | 月1回〜週1回 |
従業員満足度が「環境への満足」を指すのに対し、エンゲージメントは「組織との相思相愛度」を指します。
どれかひとつに絞るのではなく、年に一度の従業員満足度調査およびエンゲージメントサーベイで大きな課題を見つけ、毎月のパルスサーベイで現場の状況を追うといった具合に、組み合わせて運用するのがもっとも効果的です。
より深い組織改善を目指す場合は、以下の記事も参考にしてください。
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従業員エンゲージメントとは?向上させるメリットと具体的な施策を解説
従業員満足度調査を実施するメリット
調査の実施にはコストや手間がかかりますが、それ以上の大きな価値を組織にもたらします。
人材定着を促進できる
不満の真因を特定することで、的確な離職防止策を打つことが可能になります。たとえば給与不満だと思っていた離職理由が、実は評価の不透明さであった場合、評価制度を改善することで離職を食い止められるようになります。
根拠に基づいた制度改善が可能になる
現場が本当に求めている福利厚生や設備投資が明確になり、無駄のないコスト投下が可能になります。従業員のニーズと会社側の施策が合致し、制度の利用率や満足度も向上します。
従業員のエンゲージメントを醸成できる
会社が自分たちの声を聞こうとしている姿勢そのものが、従業員の安心感と信頼感を生みます。調査の結果を真摯に受け止め具体的な改善を繰り返すことで、組織に対する愛着心が高まります。
採用ブランディングにおいて差別化できる
従業員満足度が高い企業というデータは、採用市場における強力な武器になります。実際の従業員の声に基づいたアピールは、求職者にとって大きな安心材料となり、入社後のミスマッチ防止にもつながります。
従業員満足度調査の実施手順
調査を有効なものにするためには、場当たり的な実施を避け、以下の6つのステップを丁寧に進める必要があります。
- STEP1.調査の目的・ゴールを定める
- STEP2.調査方法・ツールを選ぶ
- STEP3.質問項目を設計する
- STEP4.アンケートを配布・回収する
- STEP5.結果を集計・分析する
- STEP6.結果をフィードバック・改善施策に落とす
STEP1. 調査の目的・ゴールを定める
とりあえず今の状態を知りたいという目的だけでは、分析の軸がブレてしまいます。「離職率を5%下げるための課題特定」というように具体的なゴールを設定することで、質問項目の精度が高まります。
STEP2. 調査方法・ツールを選ぶ
従来の紙ベース以外にも、現在はWeb回答が主流となっています。
匿名性を担保し、Webからでも回答できる利便性を重視しましょう。外部の専用サーベイツールなら、調査データを自動で集計できたり他社平均と比較できたりするメリットがあります。
STEP3. 質問項目を設計する
自社の課題に合わせて項目をカスタマイズします。ただし、設問数が多すぎると回答の質が低下するため、5〜10分程度で終わる分量に絞るのがポイントです。
5段階評価などのスケール選択を基本とし、具体的な理由を知るための自由記述欄を適切に配置しましょう。
STEP4. アンケートを配布・回収する
回答率を高めるため、「この回答が人事評価に影響することはない」「集計は統計的に行われる」といった匿名性とプライバシーの保護を繰り返し周知しましょう。これにより、従業員の心理的なハードルを下げることができます。
STEP5. 結果を集計・分析する
単純な平均値だけでなく、部署別・年代別・役職別でクロス集計を行います。「全社的には満足度が高いが、30代の現場リーダー層だけが極端に低い」といった構造的な課題を浮き彫りにします。
STEP6. 結果をフィードバック・改善施策に落とす
調査結果の概要は、必ず全従業員に共有しましょう。悪い結果も隠さずに伝え、「ここを改善していく」という決意を伝えることが、次回の回答率アップと信頼向上につながります。
従業員満足度調査の質問項目・設問例
従業員満足度調査では、網羅性を高めるために以下の6つの観点でバランスよく構成します。
- 仕事内容・やりがい
- 職場環境・人間関係
- 給与・評価制度
- 福利厚生・制度
- 会社方針・経営ビジョン
- 総合満足度
ここでは、それぞれの観点に関する設問例を紹介します。
仕事内容・やりがいに関する設問
このカテゴリでは、従業員が日々の業務に対してどれだけ意欲を持ち、自分の役割に意味を見出せているかを確認します。仕事の適性や裁量権の有無は、個人のモチベーションに直結するため、非常に重要な指標となります。
設問例
- 今の仕事に興味を持って取り組めているか
- 自分のスキルや経験を活かせていると感じるか
- 業務の量やスピードは適切か
- 仕事を通じて成長を実感できているか
職場環境・人間関係に関する設問
チームの雰囲気や上司との関係性を測るセクションです。心理的安全性が確保されているか、孤立している従業員がいないかを把握し、風通しの良い職場作りを目指すための材料とします。
設問例
- 部署内のコミュニケーションは円滑か
- 上司に相談や提案をしやすい環境か
- ハラスメントの不安を感じることはないか
- オフィス環境やITツールは使いやすいか
給与・評価制度に関する設問
報酬に対する納得感と評価の透明性を探ります。ここでの不満は離職に直結しやすいため、制度が従業員の期待とどれだけ乖離しているかを正確に把握することが重要です。
設問例
- 現在の給与額は自分の貢献に対して妥当か
- 評価基準は明確であり、公平だと感じるか
- 昇進やキャリアアップの機会が与えられているか
- 評価結果に対するフィードバックは十分か
福利厚生・制度に関する設問
働きやすさを支えるインフラについての設問です。休暇の取りやすさや生活支援が、個人のワークライフバランスにどう寄与しているかを確認し、制度の見直しに役立てます。
設問例
- 有給休暇を気兼ねなく取得できる環境か
- 現在の福利厚生メニューに満足しているか
- ワークライフバランスを保てているか
- 時短勤務やリモートワークなどの制度は使いやすいか
会社方針・経営ビジョンに関する設問
会社への帰属意識や将来性への期待を測ります。経営理念への共感度を確認することで、組織としての一体感や、長期的な定着意欲があるかどうかを判断します。
設問例
- 経営理念やビジョンに共感しているか
- 経営陣からのメッセージは十分だと感じるか
- 会社の将来性に期待が持てるか
- 社内の情報共有は透明性を持って行われているか
総合満足度に関する設問例
個別の項目ではなく、全体として今の職場で働くことに満足しているかを問います。友人に自社を勧めたいかというNPSの視点を入れることで、より深い満足度の実態を浮き彫りにします。
設問例
- 全体として今の会社で働くことに満足しているか
- 親しい友人に自社を「良い職場」として勧めたいか
- これからも今の会社で働き続けたいと思うか
従業員満足度調査の集計・分析方法
従業員満足度調査で回収したデータは、複数の手法を使い分けることで組織の課題が立体的に見えてきます。ここでは、具体的なデータ集計・分析方法を紹介します。
全体傾向を把握する「単純集計」
単純集計では、全回答の平均値を算出し、会社全体の平均点を把握できます。まずはどのカテゴリが強みで、どこが弱みなのかを直感的に知るための第一歩となる集計方法です。
属性別で比較する「クロス集計」
クロス集計は、部署別や年代別、勤続年数別などでデータを切り分ける手法です。「若手層だけが満足度が低い」「特定の拠点だけ人間関係に課題がある」といった局所的な問題を特定するのに役立ちます。
満足度の構造を読み解く「相関分析」
相関分析は、「どの項目の満足度が上がれば、全体の満足度が向上するか」を分析できる分析方法です。
たとえば給与の点数が低くても、全体満足度への影響が小さい場合、優先すべきは給与改善ではありません。ここでは影響度の高いやりがいの改善が優先となる、といった判断が可能になります。
従業員満足度調査を実施する際のポイント
調査の運用を誤ると従業員の不信感を招き、組織の状態をさらに悪化させるリスクがあります。ここでは、従業員満足度調査を安全に運用するためのポイントを解説します。
匿名性とプライバシーに配慮する
誰がどう答えたか特定される懸念があると、従業員は本音を書きにくくなります。
回答データは統計的に処理し、少人数部署の結果を公開する際は特定の個人が分からないようにするなど、プライバシー保護を徹底します。また、このような配慮をしていることを社内に周知し、従業員が安心して回答できる環境を整備しましょう。
結果を改善に活かす姿勢を見せる
調査をしても何も変わらないと感じさせると、従業員は答えるだけ無駄だと判断し、次回の回答率は激減します。すべての要望を叶える必要はありませんが、優先順位をつけて改善に取り組む姿勢を見せることが不可欠です。
適切な頻度で調査を実施する
大規模な調査を頻繁に行うと従業員側の負荷が生じ、回答の質が低下します。年に一度の定期調査を基本としつつ、必要に応じて簡易的なパルスサーベイを組み合わせるのが理想です。
従業員満足度調査の費用目安と支援制度の活用
従業員満足度調査の実施にかかるコストは、手法によって大きく異なります。自社のリソースや目的に合わせて、最適な方法を選択することが重要です。
ここでは従業員満足度調査のおおよその費用感と、調査結果を活用して職場改善に取り組む際に検討できる助成金や支援制度について解説します。
実施手法ごとの費用相場
実施手法ごとの費用相場を紹介します。
Googleフォームなどの無料ツール
Googleフォームなどの無料ツールを活用すれば、直接的なシステム利用料はほぼ発生せず調査を実施できます。一方で、設問設計やデータのクレンジング、集計、分析にかかる社内工数は無視できません。結果として人件費まで含めると、専用ツールを使う場合と同程度か、それ以上になることもあります。
SaaS型の従業員満足度サーベイツール
SaaS型の従業員満足度サーベイツールは、規模や機能によって幅はありますが、一般的には月額数万円前後(1回あたり1万〜20万円程度)が相場です。小規模向けの低価格プランや、一人あたり数百円程度で利用できる従量課金型プランもあります。自動集計やダッシュボードなどにより、運用の手間を抑えつつタイムリーなレポートを取得できるのも特徴です。
専門の調査会社やコンサルタント
専門の調査会社やコンサルタントに依頼する場合、調査設計から分析・報告会までを含めて、1回あたり15万〜100万円程度がひとつの目安となります。企業規模や分析範囲によって幅はありますが、他社データとの比較や専門家による改善提言など、社内だけでは得にくい知見を得られるのが大きなメリットです。
活用できる助成金や支援制度
調査の実施や、その後の働き方・処遇の見直しにかかるコスト負担を軽減する手段として、国や自治体の助成金・補助金を検討することも有効です。ただし、対象となる取組や経費は制度ごと・年度ごとに細かく定められているため、最新の公募要領の確認が前提となります。
厚生労働省が管轄する主要な助成金
厚生労働省が管轄する「働き方改革推進支援助成金」や「キャリアアップ助成金」などでは、労働時間の適正管理に資する勤怠管理システムの導入や、処遇改善に向けた制度改定などが対象となるコースがあります。
こうした取組を検討する際、従業員満足度調査の結果をエビデンスとして活用することで、より説得力のある計画を立てやすくなるでしょう。自社の現状をデータで示すことは、審査における妥当性の担保にもつながります。
従業員調査そのものが対象となる制度
従業員満足度調査やエンゲージメントサーベイそのものが対象経費となり得る助成金として、「人材確保等支援助成金」の職場活性化制度や、東京都の「ES向上による若手人材確保・定着事業助成金」などが挙げられます。
これらは外部専門家の支援を受けながら従業員満足度調査を実施し、その結果を踏まえた職場環境や福利厚生の改善に取り組む際に、費用の一部が助成される仕組みです。対象となる取組内容や企業規模、地域などの条件が細かく定められているため、自社での活用可否については各制度の最新要領を必ず確認しましょう。
人材育成や教育訓練に関連する支援
人材開発支援助成金は、従業員の職業能力開発を目的とした訓練等を対象とする制度です。従業員満足度調査の結果をもとに設計した研修やキャリア開発施策について、要件に合致すれば別途活用できる可能性があります。
単なるスキルアップだけでなく、調査で見えたやりがいの欠如やキャリア不安への対策として教育プログラムを組む際に、この制度は心強い後押しとなるでしょう。
まとめ
従業員満足度調査は実施することがゴールではなく、そこから始まる組織改善のサイクルこそが本質です。定期的な実施や真摯なフィードバック、そして具体的な改善アクションを繰り返すことで、従業員から選ばれ続ける強い組織が作られます。
まずは従業員が身近に変化を感じられる福利厚生の充実など、手の届きやすい改善から着手してみてはいかがでしょうか。
従業員エンゲージメントを高め、組織を活性化する福利厚生とは
「優秀な人材の定着」「生産性の向上」といった組織課題の解決に向けて、新たな施策をお探しではありませんか
これらの課題解決の鍵として、今「福利厚生」のあり方が見直されています。
しかし、制度設計の手間やコストを考えると、すぐに行動に移すのは難しいと感じる方も少なくありません。そこで近年、選択肢として広がっているのが、アウトソーシング型の福利厚生サービスです。
月額400円から、最短即日で導入が可能
福利厚生サービス「freee福利厚生ベネフィットサービス」なら、 月額400円から、最短即日で導入が可能 です。制度設計や運用の手間もかからないため、専任の担当者がいなくてもすぐに始めることができます。
提供されるのは、全国10万店舗以上の優待や、カフェ・コンビニ・ネットショッピングなどで使えるデジタルギフト。誰もが日常的に使えるサービスなので、全従業員が公平にメリットを実感し、満足度の向上に直結します。
満足度向上と採用活動のアピールポイントに
採用活動でのアピールポイントとなり、エンゲージメント向上にも繋がる福利厚生。
気になった方は是非、 福利厚生サービス「freee福利厚生ベネフィットサービス」をお試しください。
よくある質問
従業員満足度調査とエンゲージメント調査のどちらをすればよい?
職場の不満(衛生要因)を取り除きたいなら従業員満足度調査、会社への愛着や熱意(動機付け要因)を高めたいならエンゲージメント調査が適しています。まずは従業員満足度調査で土台を整えるのが一般的です。
詳しくは、記事内の「従業員満足度調査・エンゲージメントサーベイ・パルスサーベイの違い」をご覧ください。
従業員満足度調査はどのくらいの頻度で実施すればよい?
基本的には年1回が標準的です。ただし、組織変更や急成長など変化が激しい時期は、半年に1回、または月次のパルスサーベイを併用してリアルタイムな変化を追うのが効果的です。
詳しくは、記事内の「従業員満足度調査を実施する際のポイント」で解説しています。
従業員満足度調査の回答率を高める方法は?
誰が回答したか分からないという匿名性の担保を強調し、過去の調査で福利厚生が新設されたといった改善の実績を具体的に共有することが、もっとも有効なモチベーションとなります。
詳しくは、記事内の「従業員満足度調査を実施する際のポイント」をご覧ください。
