確定申告直前対策!よくある質問20選 に税理士がお答えします!
今年の確定申告は2月16日から3月15日。
「まだ1ヶ月以上あるな〜」なんて思って油断していると直前で慌てることになりがちです。ご経験のある方も多いのでは?
そこで今回は、フードデリバリーのWoltから協力を得て制作したWeb番組をご覧になった方から届いた質問を、動画にも出演頂いた税理士の金子先生にぶつけてみました!
配達系フリーランスの方はもちろん、そうでない方にとっても、この確定申告直前シーズンに「そういえばアレって どうしたらいいんだっけ…?」を解決できるいい機会になると思います。
ではどうぞ!
確定申告ビギナーの方から多かった質問
まずは「確定申告ビギナー」の方から届いた質問です。今年が初めての確定申告という場合、分からないことが多いですよね…。そんな皆さんの疑問、質問を動画にも登場していただいた税理士の金子先生に回答して頂きます!
解説: 確定申告は原則として年間全ての収入を申 告する必要があります。そのため、個人事業主としての収入・所得はもちろん、給与所得も含めて申告する必要があります。freeeなら給与の申告も簡単にできますよ!
解説:
開業届は開業したことを税務署に知らせるためのもの。提出をしなくても確定申告をすることができます。
ただし、最大65万円控除などメリットの大きい「青色申告」をするには「青色申告承認申請書」とともに提出が必須となっています。
また、いつ開業して事業を開始したのかが明確になるため、税務署とのトラブル回避のためにも提出のがおすすめです。
freeeなら無料で開業届も青色申告の申請書も作れます
解説:
領収書の保存について法律で決まった方法があるわけではないので「紛失しない」「必要な時にいつでも取り出せる」の2つを満たす方法であれば何でもかまいません。
そのため、クリアファイルやジップロックなどに年度ごとにまとめて保管するような方法でもOKですが、おすすめはデータ保存です。
freeeを利用するとスキャナやスマホカメラで撮影するだけで電子帳簿保存法にも対応したデータにすることができるため、紙の領収書を破棄することもできます。
解説:
それ以外に収入がないのであれば税金が発生しませんので不要です。ただし、赤字が出ている場合は青色申告をすれば損失を翌年に繰り越すことができるので、青色申告をおすすめします。
解説:
55万円や65万円の控除を受けられる青色申告をするには、複式簿記で記帳することなど条件が付加されています。
自力で複式簿記をするのは難しいですが、freeeを使って日々の経理作業をしていれば問題ないはずです。ぜひ活用してみてください!
ちなみに、青色申告をするには「開業届」と「青色申告承認申請書」を税務署に提出して承認を受ける必要があります。今年の3月15日までに提出すれば、 皆さんも来年は青色申告ができますよ。
経費関係の質問
確定申告とは、ざっくり言うと「稼いだ金額(収入)から経費を引いて、所得を確定させるため」の手続きです。
そのため、適切に経費を申告することがとても重要になってきます。ここからは、そんな経費に関する質問をまとめてみました。
解説:大きく分けると3つの方法があります。
① freeeで支出の登録をする際に「事業主貸」に振り分けると、それは経費ではなく「プライベートの出費」として処理されます。よく使うコンビニ、スーパー、ECサイトなどの店名をキーワードに自動で「事業主貸」に振り 分けられる自動登録ルールを作ると便利です。
参考:freeeヘルプセンター「明細の自動登録ルールを設定する」
② 今持っているクレジットカードを事業専用にし、プライベートの支払いはバーコード決済やICカードなど他の方法にすると簡単に区別できます。
③ おすすめは、もう1枚クレジットカードを作ることです。freeeからもクレジットカード(freeeカード)を作ることができますし、事業用とプライベートでクレジットカードを使い分けるといいでしょう。
解説:ご自身でクレジットカードを持っていない場合、ご家族に代理で事業用の経費を決済してもらうことがありますよね。その場合、そのカードを持っているご家族の方が同一生計(同居しているなど)であれば、経費として計上 することができます。
解説:税務署側も領収書が発行されないことは分かっていますので、心配ありません。ただし、金額が大きくなると細かく聞かれる可能性もあるため、freeeに登録する際に備考欄に内容(切符なら「A駅からB駅、○○さんとの打ち合わせ」など)を記録しておくと、さらに安心です。
解説:領収書がなければ経費にならないというルールはないので、経費計上しても大丈夫です。ただし、税務署から指摘があった場合に答えられるように、何に使った金額なのか、freeeに記録を残しておきましょう。