8社で4つのシステムを使ってきた労務がたどり着いた!68歳でも外国籍でも迷わず使えるfreee人事労務

株式会社タケダ

8社で4つのシステムを使ってきた労務がたどり着いた!68歳でも外国籍でも迷わず使えるfreee人事労務

株式会社タケダ

労務 黒川様、経理 宮本様、営業担当 三舩様

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愛知県刈谷市に拠点を構え、1921年の創業以来、日本のモノづくりを支え続けてきた株式会社タケダ。金型設計からプレス加工、組付けまで多種多様な金属加工をトータルで手掛ける同社は、150名のプロフェッショナルが働く活気ある現場を誇りに、信頼を積み重ねてきました。

しかし、その実直なモノづくりの裏側で、バックオフィスは限界を迎えていました。大企業向けシステムは多機能ゆえに複雑で、設定した本人以外は計算式の意味すら分からない。「不備があれば誰もその理由を説明できないブラックボックス状態だった」と、宮本様と黒川様は当時の閉塞感を振り返ります。

「事務の工数を減らし、人を現場へシフトさせる」という経営ミッションを完遂するため、同社は管理部門のDXを決断。現場の心理的抵抗を「1,000円を電子化強力金として基本給へ組み込む」という正攻法で突破し、全社統合のプラットフォームとしてfreee会計とfreee人事労務を導入しました。

今回は、8社で多様なシステムを経験してきた黒川様と、社歴19年のベテラン経理・宮本様、そして営業担当の三舩様の三者に、製造業におけるDXの軌跡について詳しく伺いました。

多機能ゆえの罠、計算式の意味が誰にも解けない
設定者しか分からない「ブラックボックス」の恐怖

(経理担当の宮本様)

freee導入前のバックオフィスはどのような状況だったのでしょうか?

宮本様(以下、宮本):直近の3年間は、大企業向けのオンプレミス型システムをメインに、給与や経理を一括管理していました。一応システム化はしていたものの、実態はきわめてアナログで、紙とデジタルが複雑に混在した状態が続いていました。何より、システムが多機能すぎるゆえに非常に複雑で、機能を使い切れていなかったんです。検索ひとつとっても「どのボタンを押せば目的の資料が出るのか」が直感的にわからず、ひとつの処理を完了させるために何度も画面を遷移してはエラーが出ることが多く、操作性の難しさを感じていました。

大企業向けの複雑な設定ができるシステムを使う中でどのようなことを感じていましたか?

黒川様(以下、黒川): 以前のシステムは計算式を細かく組み込める良さがある反面、設定した本人以外には計算式の意味が分からず中身がブラックボックス化しやすいという問題もありました。引き継ぎの際、就業規則とシステムの計算ロジックがいつの間にかズレていても、誰もその理由がわからない。過去の設定を盲目的に使い続けるしかなく、法令遵守の観点からも正しく運用できているのか確信が持てない不安がありました。

現場での勤怠管理は、以前はどのようなフローで行われていたのですか?

黒川: 出退勤の打刻自体はICカードで行っていましたが、休暇や遅刻・早退が発生するたびに、社員が紙の勤怠届に理由を手書きして申請する方式でした。製造現場では最大で40名近いメンバーを抱える管理職もいますが、彼らは自分の本来業務の傍ら、その紙を毎日チェックし、さらに上長自らがシステムへ手入力するという工程まで発生していたんです。現場を見守るべきリーダーたちの貴重な時間が、アナログな事務工程に奪われていたのが実情でした。

そのような中でクラウド導入へ踏み切った理由は何だったのでしょうか?

宮本様: 会社全体の方針として「事務部門の工数を減らし、人を現場へシフトさせる」という明確なミッションが下りてきたことです。具体的には、DXによって3名で担当していた業務を2名体制へ移行させ、余った1名を製造現場などの他部署へ配置転換するという計画です。この組織のスリム化を実現するためには、まずは私たち管理部門のDXから着手しようとなりました。

なぜあえてバックオフィスの改革からスタートしたのでしょうか?

黒川:製造部には60名以上のスタッフがおり、現場の仕組みをいきなり変えるのは影響範囲が大きすぎると判断したからです。まずは、影響範囲が小さく、自分たちだけで完結できる経理や労務といったバックオフィスの領域から着手するのが、最も確実で変えやすいと考えました。現場への混乱を最小限に抑えつつ、まずは管理部門の中でDXの成功事例を作ることを優先した形です。

8社を経験した労務が考える理想の管理
来月の手当変更を今、予約できる月次マスタの安心感

(労務担当の黒川様)

これまで8社で人事労務を経験されている黒川様ですが、色んなシステムを使った中でfreeeにした理由を教えてください。

黒川: 実務担当者として特に重視したのは「データの履歴管理」と「直感的なUI」です。以前のシステムは最新情報しか保持できず、更新すると過去のデータが上書きされてしまうものが大半でした。これでは「いつ、なぜこの給与額に変更されたのか」という経緯が追えず、情報の透明性に欠けてしまいます。

freeeは「月次マスタ」として月ごとのデータを保持できるため、過去の履歴を正確に遡れる安心感があります。そして何より、私自身がこれまで多くのシステムを利用してきた中で、freeeのUIは「使いやすさ」という点で他社より圧倒的に優れていると感じていました。

※freeeは月単位で従業員情報を保持できるため、等級や住所変更等の予め決まっている数カ月先の情報変更をリアルタイムで入力できます。情報変更の反映忘れによる支払い漏れや反映ミスを防ぐ、freee独自の仕組みです。

「UIの使いやすさ」について、具体的にどのような部分に違いを感じられたのですか?

黒川: 非常に細かい部分ですが、フォントの丸みや余白の取り方、イラストのテイストにいたるまで、全体的に優しくリラックス感がある点です。freeeはトーンを抑えた色味で「業務用」という圧迫感がなく、長時間見ていてもストレスがありません。この親しみやすさがあったので、デジタルに不慣れな製造現場の社員でも直感的に「これなら触れる」と感じました。

導入が決まった後、現場の従業員から反発の声は上がりませんでしたか?

黒川: 導入前の段階では、やはり「自分のスマホを使うことで通信料が発生するのではないか」といった懸念の声が一部で上がっていました。製造現場で働く方々にとって、公私の境界線は非常にシビアなので、業務のために個人が通信費を負担することに対して違和感を持たれるのは当然のことだと受け止めていました。

その心理的な抵抗感を解消するために、どのような対策を打たれたのでしょうか?

黒川: 基本給に一律1,000円の「電子化協力金」を組み込む形での昇給を行いました。「これから始まる電子化に協力してもらうための協力金ですよ」と、会社としての姿勢を明示することで、製造現場で何より重視される「公平性」を守ることを意識したのです。

一部の対象者だけではなく、全員に対して最も分かりやすく平等な形で還元することを優先しました。併せて、アプリの通信料は月数十円程度しかかからないといった具体的な数値も明示し、漠然とした不安を一つ一つ解消することに努めました。

「電子化協力金」を支給したことで、実際の導入時にはどのような変化がありましたか?

黒川: 実はシステムの稼働が予定より数ヶ月遅れたんです。その間、社員の皆さんからすれば「まだ始まっていないのに、先に給料だけが増えている」という、状態になっていました。そのおかげで、いざアプリの利用を開始したときには、115名の従業員から不満や反発が出ることは一切ありませんでした。「やっと始まったね」「よし使ってみるか」という前向きな空気感の中で、非常にスムーズな移行を実現できました。

他に従業員様に受け入れてもらうために工夫されたことはありますか?

黒川: 周知については、まず管理職向けに先行して説明会を行い、そこから現場へ情報を下ろしてもらいました。それに加えて、私自身も各部署の朝会に15分ほど参加し、ポイントを絞って直接説明して回ったんです。

新しいシステムを一度ですべて理解してもらうのは難しいので、「まずは出退勤のボタンさえ押せれば大丈夫。分からなければ何でも聞いてください」と、極力ハードルを下げることを意識しました。

実際、「アプリがダウンロードできない」という方にはスマホをお借りして私が設定し、その場で使い方までお伝えしました。その後は同じ方からご質問をいただくこともなく、68歳の社員でも問題なく打刻できているので、やはり画面が直感的で分かりやすかったのだと思います。

(工場内に置かれている勤怠打刻用PC)

AI年末調整で従業員の不備率が32%→2%に!
チェックをする労務の心理的負担も激減

(営業担当の三舩様)

freeeを導入して、現場として一番変わったと感じているのはどの部分でしょうか。

三舩様(以下、三舩): やはり年末調整ですね。以前は、会社から届いた書類に控除証明書の内容を手書きで転記し、電卓を叩いて自分で計算していました。毎年「本当にこの数字で合っているのか」と不安になりながら作業していましたし、修正もたくさんありました。

それがfreeeのAI年末調整では、スマホで証明書をパシャッと撮るだけでAIが数字を読み取ってくれる。1時間ほどかかっていた年末調整が5~10分で終わりましたし、どこに何を書いたら良いかもわかりやすくなって本当に良かったです。

労務として、年末調整をfreeeでやることで感じた変化はありましたか?

黒川:一番は不備の大幅削減です。以前は、全従業員の約3分の1にあたる35名ほどに何らかの記入漏れや計算ミスがあり、その都度差し戻しが発生していました。それが導入後は、不備はわずか3名。不備率が激減したことで、チェックする側の心理的負担も目に見えて軽くなりました。

後は、プライバシーの安心感もあります。以前は回収した年末調整の書類を現場で一旦まとめて保管していましたが、個人的な情報を誰かに見られるかもしれない場所に置いておくことに不安感がありました。freeeだと各自のスマホから直接システムにデータを送るので、誰の目にも触れずに完結するという点で凄く安心感があります。

営業担当として、外回り中の勤怠管理にも変化はありましたか?

三舩: 非常に便利になりました。うちは本社から離れた事業所が2箇所あるのですが、出先で仕事を終えてそのまま帰る際、スマホで打刻できるのが良いです。いわゆる直行直帰をする場合も「どこで打刻したか」という位置情報も含めて終えますし、申請回りも紙からスマホに変わったことで、サクッと簡単に出来るようになり、ありがたいです。

営業現場の方も問題なく使えているようですが、現場にいらっしゃる外国籍の従業員の方はいかがでしょうか?

黒川:皆さん自力で使いこなしています。フィリピンなどの多国籍なスタッフも在籍していますが、アプリの表示を自分で英語に切り替えて、申請や打刻を行っています。言語の壁をシステム側で吸収してくれているので、事務局に「使い方が分からない」という問い合わせが来ることもほとんどありません。

※freeeのAI年末調整
①従業員はアンケートに沿って簡単回答、スマホで完結。
②AIが総務の代わりに不備チェック、従業員が自分でミスに気づいて修正出来る
③freeeに登録されている情報は転記なしで自動反映

事務作業を卒業し、従業員一人ひとりの「働く幸せ」に向き合う労務へ。

経理の実務面では、銀行連携などによってどのような恩恵がありましたか?

宮本: 10もの銀行口座を管理しているのですが、以前は一つひとつのバンキングサイトにログインして入金内容を確認し、それを手入力していました。今はfreeeが自動で明細を取り込んでくれるので、各サイトをハシゴする必要がありません。ホーム画面を開くだけで全口座の残高がリアルタイムに、かつ完璧な数値で把握できる。この「数字がすぐに見える」状態は、経営管理の面でも画期的な変化です。

労務側ではどんな変化を感じられていますか?

黒川: 就労証明書の作成が本当に楽になりましたね。以前は過去の勤務実績をExcelから探し出し、一行ずつ転記して10分以上かけて作っていました。今は社員番号を入れるだけで、データが一瞬で抽出され、2分もあれば完了するのはほんとに助かっています。

freeeを活用することで、労務としてどのように会社を支えていきたいですか?

黒川: これまでの労務は、どうしても「事務作業をしてくれる人」というイメージが強かったと思います。しかし、システム導入によって単純な事務作業や転記の工数が削減され、「ワンタッチ」で業務が完結できるようになれば、本来注力すべき領域に光を当てることができます。

具体的には、メンタルヘルス対策や「健康経営」といった、従業員がいかに健康で長く、元気な状態で会社に勤め続けられるかというサポート業務です。これからは、単なる数字の管理ではなく、「一人ひとりにフォーカスした労務」を、freeeを活用した先で実現していきたいです。

経理側ではデジタル化を遂げた先で、どのような理想を描かれていますか。

宮本: 経理という仕事は、会社の経営の根幹を支えるものです。ここで出す数値の精度が、そのまま会社の業績判断や今後の戦略に直結してしまいます。これまでのアナログな運用では、どうしても数値を確定させて帳票を出すまでに時間がかかっていました。

私たちの理想は、freeeを開けば「今、会社がどのような状態にあるのか」という完璧な数値が、リアルタイムですぐに分かる状態を作ることです。銀行連携などを活用して日々の処理を「手残りなく」進め、経営陣が即座に次の判断を下せるような環境をバックオフィスから支えていきたいと思っています。

(工場内の様子)

掲載日:2026年4月22日
取材先:株式会社タケダ様
業種:製造業
所在地:愛知県
創業:1921年
従業員数:150名
企業ホームページ:https://www.takeda-co.com/

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