「年末調整も、勤怠も、経費精算もすべてfreee」——みんなで使うからこそ、経営が劇的にラクになる

EF Polymer株式会社

取締役CFO 吉川さん、財務・経理 大城さん、人事マネージャー ヤマダさん

「年末調整も、勤怠も、経費精算もすべてfreee」——みんなで使うからこそ、経営が劇的にラクになる

導入の決め手

  • バックオフィス業務を1つのシステムで一元管理できること。
  • タグ機能を活用して、国別・地域別の採算を内訳管理できること。

期待する効果

  • コア業務への集中と全社的な工数削減
  • 厳密な採算管理を通じた顧客への価値還元

目次

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沖縄を拠点に、世界の干ばつと農業課題の解決に挑むスタートアップ、EF Polymer株式会社。食品廃棄物から生まれた100%自然由来の超吸水性ポリマーは、環境負荷ゼロで土壌を潤す画期的なプロダクトとして、世界中で注目を集めています。

本記事では、同社の経営を支える「freee」を活用したスマートなシステム設計と組織づくりについて、CFOの吉川氏、財務経理の大城氏、人事マネージャーのヤマダ氏に伺いました。

「自信を持って環境に良い、と言えることが私たちの強み」——環境負荷ゼロの製品が変える農業の未来

CFO 吉川さん(以下、吉川):従来の超吸水性ポリマーには、土壌にプラスチック成分が残留してしまうという環境課題がありました。一方、当社の『EFポリマー』は、オレンジやバナナの皮など自然由来の素材を使用しているため、環境負荷がありません。むしろ、土壌微生物の定着を促すなど、環境にとってプラスの効果をもたらします。『自信を持って環境に良いと言えること』、それが私たちの強みです。

©EF Polymer株式会社

我々は「世界の干ばつ問題の解決」をビジョンに掲げており、その可能性は非常に大きいと感じています。ただ、農業を中心とする事業は、試験利用から本格導入までに年単位の期間を要するため、普及にはどうしても時間がかかります。プロダクトをローンチして一気にシェアが拡大する、という性質のものではないんですよね。

「環境に良いだけでなく、経済合理性が重要」——農家さんと同じ目線に立つための採算管理

財務・経理部 大城さん(以下、大城):日本国内だけでなく、海外にも事業を展開しています。そのためfreee会計上では、売上や費用に対して、アメリカなら「US」、ヨーロッパなら「EU」といったタグをつけています。タグ機能を使って、どの国・地域で発生した数字なのかを内訳管理するようにしています。

freeeヘルプセンター「タグとは」のページより抜粋

吉川:国別・地域別での採算はしっかり見ていく必要があります。というのも、現在地域によって物価水準が異なり、事業開発コストや収益性に差があるからです。現時点ではどうしても採算が合わない地域は長期的な視点で優先順位を入れ替える必要もあり、その辺りはかなり厳しく見ています。採算性をもとに、どの地域を現時点で注力エリアにしていくのかという経営判断を行っています。

©EF Polymer株式会社

吉川:農家さんの目線に立つと、今は肥料が非常に高くなっている状況です。製造に石油などのエネルギーも必要になるため、肥料自体の値段が大きく上がってしまっているんです。その点、EFポリマーは水分だけでなく肥料成分も土壌に留めることができるため、肥料の使用量削減にもつながります。

農家さんも事業として営んでいる以上、環境や土壌に良いというだけでなく、経済合理性が成立することが重要です。EFポリマーを使うことで『収穫量が増える』『コストが減る』といった、導入コスト以上のメリットが見えて初めて採用する理由になると思うんですよね。

農家さんにとって確実にプラスになる価格帯で製品を提供していくためにも、私たち自身がしっかりと利益や採算を管理していくことが非常に大切です。

「これまでよりずっと良い」——freee会計が手放せないツールになるまで

大城:経理や総務の経験は長いのですが、freee会計を使うのは今回が初めてでした。最初は操作方法がわからず戸惑うこともありましたが、慣れていくにつれてどんどん使いやすくなり、業務も効率化されています。これまで使っていたシステムよりもずっと良いですね。

特に驚いたのが売掛金の管理です。銀行の入金明細をタイムリーに取得して、売掛金の消し込みや自動推測を『バーッ』と一気にやってくれるので(笑)、すごく楽だなと感動しました。

入金消込の自動推測イメージ

ほかにも、固定資産管理や請求書発行、経費精算、事前稟議などもすべてfreee会計上で行っています。これまでの経歴では複数のシステムを使い分けることが多かったのですが、今は1つのシステムで一元管理できています。

領収書などの証憑をデータに添付できるのも大きなメリットです。以前の職場では、数字の確認を求められると倉庫へ紙の書類を探しに行ったこともありました。今はデータが紐づいているため、いつでも「パッ」と見せられます。

現在はそもそも確認を求められること自体件数が多くありません。従業員もfreeeにアクセスして各自で直接データを確認できるため、経理への問い合わせがなくなり、大幅な工数削減につながっています。

経理部門だけでなく「みんなで使っている」からこそ、業務全体がすごく楽になっていると感じますね。

「外注と言っても、freee人事労務を使った外注です」——社労士と連携するバックオフィスシステムの形

人事部マネージャー ヤマダさん(以下、ヤマダ):前職からfreeeを利用しており、通算すると5年ほどの利用歴になります。以前は幅広い業務でfreeeを活用していましたが、現在は採用業務に注力していることもあり、私の担当範囲を徐々に絞っているところです。

具体的には、給与計算を社労士法人に外注していく方針です。ただ、外注と言っても、『freee人事労務』を使った外注です。従業員情報の管理や給与明細の電子発行、年末調整などは今まで通りfreee人事労務で行います。

従業員も私も使うツールは変わらないまま、専門家のチェックが入ることで安心感を得つつ、私はなるべく採用業務に集中できる環境を作っているところです。

「年末調整も、勤怠も、経費精算もすべてfreee」——現場の混乱をなくすシンプルな管理

吉川:管理をさらに一元化するために、『freeeカード Unlimited』も導入しています。オンライン上でカード番号を発行し、不要になればすぐに利用を停止できる。こういった一連の管理がfreee上で完結するのは、本当に手軽で助かっていますね。

現場の混乱を避けるという意味でも、ツールは一つにまとまっているのが一番です。用途によってシステムが分かれていると、社員も『この業務はどれを使うんだっけ?』と迷ってしまいますから。『年末調整も、勤怠も、経費精算も、すべてfreeeでやる』というシンプルな形が、最も分かりやすいですよね。

また、サブスクリプションの管理という点でもツールの一元化は重要です。各自がやみくもにツールを増やしてしまうと、『実はもう使われていないのに、よく分からないまま毎月請求だけが来ている』というリスクが生じます。ツールは集約して管理の透明性を高め、無駄な固定費を抑えるに越したことはないと考えています。

業務はシンプルに、チームは密に

吉川:デジタル化だけでなく、AIの導入なども進めていますが、組織づくりは結局のところ『人と人とのコミュニケーション』に行き着くと思っています。

どれほど便利な新しい仕組みを作っても、メンバーにアナウンスして理解してもらうプロセスは欠かせません。人は新しいものにすぐには順応できないですからね。その点、大城さんやヤマダさんはコミュニケーションが丁寧で柔らかく、いつも本当に感心しています。

日々の関係性を築きながら、うまく注意を促し、ルールを伝えて組織の行動を変えていく。そういった泥臭い『人と人との関わり合い』こそが、組織づくりやシステムの定着において非常に重要だと感じています。

ヤマダの発案で移転した新オフィス。チームごとに分かれていた空間を一つにまとめ、部署の垣根を越えた会話や相談が自然と生まれる、明るく風通しの良いワークスペースに。

『先祖代々の土地』にEFポリマーを受け入れてもらうために

©EF Polymer株式会社

吉川:農地は、農家さんが先祖代々引き継いできた大切な資産です。その大事な土地に『新しいもの』を入れることへの恐怖心や抵抗感は、やはりすごく強いんですよね。だからこそ、しっかりと信頼関係を築けるかどうかが非常に重要になります。

農業資材は、技術革新のサイクルがそれほど速くないため、一度使い始めると数十年単位の長いお付き合いになります。その分、本格導入していただくまでには年単位の時間がかかります。

こうした地道なプロセスは避けられませんし、その中で信頼関係を築くためには、まず私たち自身が『製品への愛着』を持っていることが不可欠です。

『地球環境に間違いなく良いものである』という確信や、自分たちの事業が持つ社会的意義について、当社のメンバー全員が強い自信を持っています。だからこそ、一人ひとりが自分の言葉で、真っ直ぐに製品の魅力を伝えていけるのだと思います。

編集後記:

本記事の取材を通じて印象的だったのは、経営の効率化を追求する一方で、「EFポリマーへの愛着」や「人とのつながり」を大切にする組織の温かさです。

その源泉は、CEOのナラヤン・ラル・ガルジャール氏の強い想いにあります。インドの小さな農村で育ち、水不足に苦しむ農家を目の当たりにしてきた彼は、「農業を救いたい」と果物の皮から超吸水性ポリマーを開発。OIST(沖縄科学技術大学院大学)のプログラム採択を機に、2020年に沖縄で同社を設立しました。

バックオフィスのデジタル化で経営の効率化を進めつつも、現場の農家さんとの「地道な信頼構築」を何より重んじる同社。ナラヤン氏のピュアな情熱から始まった挑戦は、同じ志を持つ仲間たちと共に、沖縄から日本、そして世界の農業の未来を潤し続けていくはずです。

「Forbes JAPAN 30 UNDER 30」(30歳未満で次世代を牽引する若き才能を選出・紹介するアワード)にナラヤン氏が選出。©EF Polymer株式会社

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