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Googleドライブの共有方法を解説|権限設定・解除・見れないときの対処法までわかりやすく紹介

Googleドライブの共有方法を解説|権限設定・解除・見れないときの対処法までわかりやすく紹介

Googleドライブの「共有」は便利な一方で、「リンクを送ったのに開けない」「権限がありませんと表示される」「勝手に編集された」といったトラブルが起こりやすい機能でもあります。

機密情報の漏えいなど深刻な問題を起こすことのないよう、仕組みについてよく確認しておきましょう。

本記事では、Googleドライブの共有方法を基礎から整理し、よくあるつまずきポイントや権限設定の違い、社外共有時の注意点までわかりやすく解説します。

目次

Googleドライブの共有機能とは?

Googleドライブの共有機能とは、ファイルやフォルダそのものを相手に送るのではなく、クラウド上に保存されている原本へのアクセス権を付与する仕組みです。

メール添付のようにコピーを渡す方法と異なり、共有元のファイルは常にひとつのまま管理されます。そのため、内容を修正すれば相手が見るデータも自動的に最新状態へ更新され、修正版を何度も送りなおす必要がありません。

共有時には、閲覧・コメント・編集といった操作にまつわる権限を細かく設定でき、「相手にどこまで操作を許可するか」をコントロールできます。不要になれば後から共有を解除できる点も特徴の一つです。

ユーザー指定で特定の相手だけに共有する方法や、リンクを使って複数人に共有する方法など、用途に応じた使い分けも可能です。こうした仕組みにより、Googleドライブの共有機能は、業務効率を高めつつ、セキュリティ面にも配慮したファイル管理を実現する手段といえます。

GoogleドライブをPC・スマホから共有する方法

Googleドライブの共有についての基本的な考え方は、PC・スマホに共通しています。ここでは実際によく使う2つの共有方法を、PC・スマホのそれぞれのケースで整理して解説します。

「誰に共有するか」「どこまで操作を許可するか」を意識して設定すれば、開けない・権限がないといったトラブルを防げるでしょう。

特定のユーザー・グループに共有する方法

特定の相手だけに確実に共有したい場合は、メールアドレスを指定する方法が安全です。社外秘資料や個人情報を含むファイルでは、この方法を基本にしましょう。

PC

PCでGoogleドライブ上のファイルやフォルダを特定のユーザー・グループに共有する方法は、以下のとおりです。

PCで特定のユーザー・グループに共有する方法

  1. Googleドライブを開き、共有したいファイルまたはフォルダを右クリック
  2. 「共有」をクリック
  3. 「ユーザーやグループを追加」に相手のメールアドレスを入力
  4. 権限(閲覧者・コメント可・編集者)を選択
  5. 「送信」をクリック

入力したメールアドレス宛に通知が届き、そのアカウントでログインした人だけがアクセスできます。

スマホ

スマホでGoogleドライブ上のファイルやフォルダを特定のユーザー・グループに共有する方法は、以下のとおりです。

スマホで特定のユーザー・グループに共有する方法

  1. Googleドライブアプリを開く
  2. 共有したいファイル名横の「︙」をタップ
  3. 「共有」を選択
  4. 相手のメールアドレスを入力
  5. 権限を設定して送信

PCと同様、メールアドレスによって指定したアカウント以外は当該ファイル・フォルダを開けないため、誤共有を防ぎやすい方法です。

リンクを知っている全員に共有する方法

相手のメールアドレスがわからない場合や、複数人に同じ資料を配布したいときに便利なのがリンク共有です。ただし、設定次第では誰でも見られる状態になるため注意しましょう。

PC

PCで、Googleドライブ上のファイルやフォルダをリンクを知っている全員に共有する方法は、以下のとおりです。

PCでリンクを知っている全員に共有する方法

  1. ファイルを右クリックし「共有」を選択
  2. 「一般的なアクセス」をクリック
  3. 「制限付き」を「リンクを知っている全員」に変更
  4. 権限を選択(閲覧・コメント・編集)
  5. 表示されたリンクをコピーして共有

この設定では、リンクを知っている人は誰でもアクセスできます。社外共有では権限を「閲覧者」にしておくと安全です。

スマホ

スマホで、Googleドライブ上のファイルやフォルダをリンクを知っている全員に共有する方法は、以下のとおりです。

スマホでリンクを知っている全員に共有する方法

  1. ファイル名横の「︙」をタップ
  2. 「共有」→「一般的なアクセス」を選択
  3. 「リンクを知っている全員」に変更
  4. 権限を設定し、リンクをコピー

不要になったら必ず共有を解除するように運用ルールを設定すると、情報漏えいのリスクを抑えられます。

Googleドライブ共有を解除・削除したいときの操作方法

Googleドライブの共有は、設定するだけでなく「いつ解除するか」まで管理することが重要です。共有を行ったまま放置すると、業務上ファイルやフォルダへのアクセスが必要な人以外も閲覧や操作ができる状態が維持され、情報漏えいなどの原因になり得ます。

共有を解除・停止・削除する代表的な操作と、混乱しやすい注意点を整理していきましょう。

自分が所有者の場合の共有解除手順

特定のユーザーに対して行った共有をとりやめたい場合は、その人のアクセス権だけを削除します。

対象のファイルやフォルダで共有設定を開き、ユーザー一覧から削除したい相手の権限を選択して「アクセス権を削除」を実行すると、その相手はファイルを開けなくなります。

この操作はPC・スマホのどちらからでも可能です。

ただし、複数人をまとめて解除する機能はありません。共有相手が多いほど管理が煩雑になるため、定期的に一覧を見なおすことが大切です。とくに社外の相手とは、用件終了後すぐ解除する運用を徹底しましょう。

閲覧・編集リンクの共有を停止する方法

「リンクを知っている全員」へ共有していた場合は、共有画面の「一般的なアクセス」から設定を「制限付き」に変更することで共有を停止できます。

設定を変更した時点で、新たな制限のもとでアクセス権がない人は、URLを知っていてもファイル・フォルダを閲覧できなくなります。

期間限定の資料公開や、誤って広く共有してしまった場合に有効な方法です。特定の人だけに引き続き見せたい場合は制限付きに設定を戻したうえで、あらためてユーザー指定で該当者を追加します。リンク共有は便利ですが、不要になったら必ず共有を停止する習慣が欠かせません。

共有フォルダ・共有ファイルを完全に削除する方法

ファイルを削除したときの影響は、自分がオーナーかどうかで大きく変わります。

自分がオーナーの場合、他のユーザーに共有しているフォルダ・ファイルを削除すると、共有している相手もそのフォルダ・ファイルを見られなくなるので注意しましょう。さらにゴミ箱を空にすると完全に削除され、相手のドライブからも消えます。業務で使っている資料を削除すると影響が大きいため、事前に関係者へ確認することが欠かせません。

一方、自分がオーナーではない場合、ドライブから削除しても原本は残ります。この操作は「共有から外れただけ」で、他の人のデータには影響しません。単に共有をやめたいだけなら、削除ではなくアクセス権を外す方法を選ぶのが正しい手順といえます。

オーナー権限を他のユーザーへ譲渡する手順

担当者の変更や退職がある場合は、オーナー権限の譲渡をおこなう必要があります。

共有設定画面を開き、次に管理を任せたい相手の権限メニューから「オーナー権限の譲渡」を選択しましょう。相手が承認するとオーナーが正式に切り替わります。この操作はPCからおこなう方が確実です。

なお、個人アカウントとGoogle Workspaceなど、異なる組織間ではオーナー権限を譲渡できないことがあります。その場合は、ファイルを別のアカウントへ移し替える対応が必要です。退職や異動が決まった時点で、早めに確認と引き継ぎを進めておきましょう。

無料のGoogleドライブでデータを共有する際のリスク

無料のGoogleドライブは手軽に使える一方で、個人利用を前提とした設計のため、ビジネス用途では注意すべき点が多くあります。具体的には、無料のGoogleドライブを使って共有する際に起こりやすいリスクとして以下のようなものが挙げられます。

  • リンク共有によって意図しない第三者に情報が流出する
  • 無料版では共有設定を細かく制御できず誤共有が起きる
  • 編集権限を与えた相手にファイルを改変・削除される
  • 無料版ではログ確認が不十分で事故発生時に追跡できない
  • 「ウェブで一般公開」オプションがある

リンク共有によって意図しない第三者に情報が流出する

無料版のGoogleドライブには、共有リンクにパスワードをつける機能がありません。「リンクを知っている全員」を選んだ場合、URLを入手した人は誰でもファイルを開くことが可能です。

相手が善意でリンクを転送しただけでも、想定外の人までファイルやフォルダを見られる状態になります。また、URLをSNSや掲示板に誤って投稿すると、不特定多数に一気に広がる恐れがあります。

機密情報や個人情報を含むファイルでは、リンク共有の設定は避けましょう。重要なデータは、相手のメールアドレスを指定して共有する運用が欠かせません。

無料版では共有設定を細かく制御できず誤共有が起きる

Google Workspaceでは、管理者が「組織外への共有を禁止する」などのルールを一括で設定できます。一方、無料版のGoogleドライブにはこのような制御機能がなく、共有の判断が個人任せになってしまいます。

本来は閲覧権限だけ付与したい資料を誤って編集権限で共有したり、社外秘ファイルを外部アドレスに送ったりしても、即座に警告を出すことはできません。無料版のGoogleドライブは安全装置が少ないことを念頭におき、共有範囲と権限を都度見直しながら運用しましょう。

編集権限を与えた相手にファイルを改変・削除される

編集権限を付与した場合、相手は内容の修正だけでなく、ファイルの削除や別の人の招待もおこなえます。共同作業では便利ですが、その分トラブルも起きやすくなります。

よくあるのが、共有フォルダ内のファイルを相手が「整理のつもり」で削除し、結果として全員の画面から消えてしまうケースです。変更履歴から戻せることもありますが、気づくのが遅れると復元が難しくなります。共同編集が本当に必要な相手以外には、編集権限を与えない判断が大切です。

無料版ではログ確認が不十分で事故発生時に追跡できない

業務でファイルを共有する場合、「誰が・いつ・何をしたか」を把握することが重要です。無料版のGoogleドライブでは、簡単な更新履歴は確認できますが、アクセスやダウンロードの詳しい記録までは追えません。

そのため、情報漏えいの疑いが生じても、原因や影響範囲を特定できない可能性があります。説明ができない状況は取引先との信頼にも影響します。業務データを扱ううえでは、この点をリスクとして認識しておく必要があるでしょう。

「ウェブで一般公開」オプションがある

リンク共有の設定には「ウェブ上で一般公開」という選択肢があり、これを選ぶと検索エンジン経由で誰でもファイルにアクセスできる状態になります。実質的には、インターネット上への完全公開です。

設定画面の奥にあるため、意図せず選んでしまうこともあり、議事録や顧客情報が検索結果に表示されれば、深刻な事故につながります。「リンクを知っている全員」への共有よりもさらに危険な設定のため、特別な理由がない限り使うべきではありません。

Googleドライブの共有機能を安全に使うための対策

Googleドライブは便利な反面、共有設定を誤ると情報漏えいなどの事故につながりやすいツールでもあります。業務で共有機能を使う際は、以下の対策をとっておきましょう。

  • 共有リンクの公開範囲を最小限に設定する
  • 相手に応じて必要最小限の権限のみを付与する
  • アカウントの安全性を高めるために二段階認証を設定する
  • 重要ファイルへのアクセス履歴を定期的に確認する

それぞれについて、具体的に解説します。

共有リンクの公開範囲を最小限に設定する

共有するときの基本は、「本当に必要な人だけに権限を与える」ことです。手軽だからといって「リンクを知っている全員」への共有を選ぶと、URLが外に出た瞬間に誰でも見られる状態になります。この設定は、広範囲に配っても問題のない資料に限って使うのが安全です。

社外秘の資料や個人情報を含むファイルでは、「制限付き」を選び、相手のメールアドレスを指定して共有しましょう。ユーザー指定にすれば、招待されたアカウント以外は開けません。リンク共有を当たり前にせず、情報の重要度に応じて設定を選ぶ意識が大切です。

相手に応じて必要最小限の権限のみを付与する

共有時は、どの権限をつけるかにも注意が必要です。編集者にすると、内容の変更だけでなくファイル削除や別の人の招待も可能になります。共同編集が不要な場合は、閲覧者やコメント可を選びましょう。

機密性の高い資料では、「ダウンロード・印刷・コピーを無効化」する設定も役立ちます。画面上での確認だけに制限できるため、データの持ち出しを防ぎやすくなります。

相手の立場や役割に合わせて、必要最小限の権限を渡す考え方が、安全のためには重要です。

アカウントの安全性を高めるために二段階認証を設定する

ファイルごとの設定を厳しくしても、Googleアカウント自体が不正に使われたら意味がありません。

二段階認証を設定するとログイン時にスマホでの承認や認証コードが必要になり、社員や関係者のアカウントのパスワードが漏れた場合に不正ログインを防ぎやすくなります。Googleドライブには業務上の重要データが集まりやすいため、共有設定の前に、まずアカウントの安全対策を整えておくことが大切です。

重要ファイルへのアクセス履歴を定期的に確認する

Googleドライブでファイルを共有したあとは、定期的にアクセス履歴を確認しましょう。Googleドライブでは、詳細パネルから編集や移動などの履歴を確認できるため、身に覚えのない操作があれば早めに対応できます。

Googleドライブで共有できない・見られないときの原因と対処法

Googleドライブで共有したはずのファイルについて、「開けない」「権限がありません」といわれるトラブルは珍しくありません。共有設定がうまくいかないときの代表的な原因と対処法を整理します。

  • 共有設定の権限が正しく付与されているか確認する
  • アクセス先のアカウントが正しいかを見なおす
  • ファイルの容量制限・アップロード状況を確認する

共有設定の権限が正しく付与されているか確認する

まず確認したいのは、共有設定です。とくに多いのが、リンクを送ったものの設定が「制限付き」のままになっているケースです。この状態では、あらかじめ許可したアカウント以外は開けません。

共有画面を開き、「一般的なアクセス」がどうなっているかを確認しましょう。不特定の相手に見せたい場合は「リンクを知っている全員」に変更する必要があります。一方、特定の相手を招待している場合は、メールアドレスに入力ミスがないかもチェックが必要です。

自分の設定に問題がないか確かめる方法として、シークレットウィンドウでリンクを開くのも有効です。自分でも開けない場合は、設定自体が間違っているのでもう一度見なおしましょう。

アクセス先のアカウントが正しいかを見なおす

設定に問題がないのに見られない場合は、相手側のログイン状況が原因であることが多くあります。Googleドライブでは、共有を許可したメールアドレスと、実際にログインしているGoogleアカウントが一致していないとアクセスできません。

仕事用アドレスで招待したのに、相手が個人のGmailで開いているケースはよくあります。この場合、「アクセス権をリクエスト」と表示されることがほとんどです。

対処法は、正しいアカウントに切り替えてからリンクを開いてもらうことです。スマホは複数アカウントを使い分けている人も多いため、一度ログアウトしてから再ログインしてもらうと解決できるでしょう。

ファイルの容量制限・アップロード状況を確認する

権限もアカウントも正しいのに表示されない場合は、ファイル自体の状態を確認しましょう。大容量の動画やデータは、アップロード直後だと処理が終わっておらず、再生や表示ができないことがあります。この場合は、少し時間を置くことで見られるようになります。

同期が完了しているか、ストレージに空きがあるかも確認が必要です。Googleドライブの保存容量が上限に達していると、アップロードが途中で止まり、相手には不完全なファイルとして見えることがあります。

通信環境が不安定な場合にも同様の問題が起こります。安定したネットワークで再アップロードすれば、正常に共有できるでしょう。

まとめ

Googleドライブの共有機能は、正しく使えば業務効率を大きく高められる一方、設定ミスがあると「見られない」、「情報が漏れる」といったトラブルにつながります。

重要なのは、共有範囲と権限を必要最小限に抑え、相手のアカウントや利用状況まで含めて確認することです。さらに、共有後の解除や定期的な見直しも欠かせません。

基本ルールを押さえて運用すれば、Googleドライブは安全で頼れる共有ツールになるでしょう。

よくある質問

Googleドライブの共有機能は安全?

Googleドライブに保存されたデータは強力な暗号化で保護され、通信経路も安全に管理されています。そのため、外部から簡単に侵入される仕組みではないと考えられます。

一方で、情報漏えいの多くはシステムではなく、ユーザーによる権限設定を原因とします。とくに注意したいのが「リンクを知っている全員」に設定したままURLを送ってしまうケースです。この状態では、リンクが第三者に渡ると誰でも閲覧できてしまいます。

安全に使うためには、共有相手をメールアドレスで指定する運用を基本にすることが重要です。ツールの安全性だけに頼らず、設定を確認する習慣が情報漏えいやセキュリティリスクを軽減します。

GoogleドライブとGoogle Workspaceは何が違う?

Googleドライブはストレージ機能そのものを指し、Google Workspaceはビジネス向けの有料サービス全体の名称です。無料版とWorkspaceの大きな違いは、管理機能と統制の強さにあります。

無料版は個人利用が前提で、共有範囲や権限管理はすべて利用者任せになります。一方、Workspaceでは管理者が組織全体のルールを設定でき、社外共有の制限や操作ログの確認が可能です。

また、Workspaceでは容量が拡張され、共有ドライブを使って「会社のデータ」として管理できます。業務で重要な情報を扱う場合は、個人任せにならないWorkspaceの方が安心です。

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