【足場建設2,800件を支える裏側】建設特化ソフトではなくfreee販売で実現した「コスト最小化と職人ファースト」

株式会社エムズエイト

執行役員兼総務部長 沖沢一美さん

【足場建設2,800件を支える裏側】建設特化ソフトではなくfreee販売で実現した「コスト最小化と職人ファースト」

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株式会社エムズエイトは、2016年設立の青森県十和田市にある建設会社。足場業界のスペシャリストとして、住宅や高層マンション、大型商業施設など多様な建築物の足場工事を手掛けています。

同社の商圏は青森県が中心ですが、協力会社との連携によって東北地方各地で2,800 件以上の施工事例があります。近年では足場業界の情報発信や業界全体のイメージアップのためにSNS運用にも力を入れており、特にYouTube公式チャンネルは、2025年11月時点で登録者数5万人近くの人気コンテンツとなっています。

freee導入のきっかけは、案件増加で事務処理の負担が増大していたこと。今回は同社でバックオフィス業務全般を担当する、執行役員兼総務部長の沖沢一美さんに、導入の背景や導入後の変化について伺いました。

「俺らがやらなきゃ、誰がやる。」信頼を大切に、足場工事を幅広く手掛ける

はじめに、貴社の事業内容を教えてください。

沖沢 一美さん(以下、沖沢): 弊社は、足場工事の施工を専門的に行う建築会社です。一般住宅からマンション・ビルなどの高層建築物、商業施設・工場などの大規模建築物、建物以外にもイベント用ステージや看板塗装用足場まで、幅広い施工実績を持ちます。

弊社の設立は2016年ですが、もともとは代表が個人事業主として2007年にスタートした事業が始まりでした。基本的に「仕事は断りたくない」というのが代表のマインドで、足場が必要な状況なら何でも手掛けてきました。青森県を中心にさまざまなエリアで、着実に実績を積み上げてきたことを強みとしています。

貴社のビジョンやコンセプトについても教えてください。

沖沢: 弊社のコンセプトは、「俺らがやらなきゃ、誰がやる。」です。足場工事は常に危険と隣り合わせの作業ですが、建物を形作るためには欠かせない土台です。その厳しさに正面から立ち向かい、「誰もやりたがらない仕事だからこそ、俺たちがやる」という気概と責任感で日々の仕事に向き合っています。

足場は命にかかわる重要な設備なので、信頼されることが何よりも大切です。職人を大切に育て、仕事に一切の妥協をせず、信念を持った職人の手で仕上げることを私たちの使命にしています。

貴社の経営体制についてお伺いできますか?

沖沢: 協力会社に在籍する7名を含め、会社全体で21名の従業員がいます。いわゆる現場の職人に当たる工事部が11名、事務が2名、SNS事業部が1名という体制です。バックオフィス業務は私と専務、経理担当メンバーで担っています。

YouTubeをきっかけとした仕事の依頼もあり、動画を通じて認知が広がっていることが、顧客の拡大にもつながり、手応えを感じています。
そんな中、小さな会社なので、職人もバックオフィスもフル稼働状態です。本当に忙しいときには私たちも現場に行き、足場を組んだり資材を運搬したりしています。

「譲り合い編集」はもう限界。データ消失に怯えない、クラウドソフトの導入を決意

案件数はどのくらいあるのでしょうか?

沖沢: おかげさまで案件数は年々増加しており、繁忙期では200件ほどの案件が並行稼働しております。土地柄、冬は雪が積もるため案件が少なく、それ以外の時期に業務が集中しています。

案件数が増えるなかで、バックオフィスの負担は大きかったのではないでしょうか?

沖沢: はい、案件数が増えるとどうしても負担が大きくなっていきます。

弊社の基本的な業務フローでは、まず専務が営業として依頼主の現場に足を運び、建物の構造や周辺環境に応じた足場の架け方を判断して、見積もりを出します。長期案件では途中でメンテナンス作業も入るので、「架け」と「ばらし」の作業以外にも人件費が発生します。この見積もり作業は専務の専任です。

専務が、自ら見積もりに出向いているんですね。

沖沢: 現場の経験に基づいたケースバイケースの判断が必要なので、作業を分散させるのは現実的ではありませんし、どうしても属人化が避けられないところです。
例えば、工期も公共施設のエレベーター中などのように、当日に「架け」と「ばらし」が行われるもの、マンションや新築戸建のように、「架け」と「ばらし」を2〜4回に分けて行うものがあります。また一見、同様に思えるような施設の足場でも、間取りや階数で使う足場の本数が異なり知識と経験が求められます。

その分、それ以外の事務作業が私に集まってきます。請求は基本的に私がすべて対応しており、もう1名のメンバーに経理やサポートを行ってもらっています。

業務はどのようなフローで行われていたのでしょうか?

沖沢: 簡易な日程管理アプリの情報を元に、パソコンにインストールするタイプの帳票作成ソフトで、帳票作成から売上・請求管理を行っていました。日程管理アプリは、協力会社さんともデータを共有しており、カレンダーを見れば、「今日は○○をバラしたから請求だ」という現状を簡単に把握できるようになっています。また、職人たちのスケジュールについては、ホワイトボードを使って管理しています。

小さな会社なので、基本的な管理はシンプルなシステムでも十分に成り立っていたんですよね。ただ、業務上の課題もありました。

どのような課題があったのでしょうか?

沖沢: 従来の帳票作成ソフトは、手順を誤るとデータが消えていたんです。当時は3台くらいのパソコンでシステムを共有しておりましたが、共同編集ができませんでした。作業中にほかの人がデータを保存する前に触ってしまい、重要なデータが消えてしまうという事故も発生していました。

そのソフトを導入した当時は、作業員が毎日動く状態ではなかったので何とかカバーできていましたが、今は2~3日分のデータが消えるだけで大変な損失になってしまいます。
特に月末は請求作業が集中するタイミングで、見積もり作業とバッティングするとかなり大変でしたね。

建設特化ソフトへの高額投資は必要?freee販売で実現したコストを最適化した業務効率化の賢い選択

freeeに興味を持たれたのはどのようなきっかけだったのでしょうか?

沖沢: 付き合いのある他社さんからの紹介がきっかけです。同じ青森に拠点を置く、東北では規模の大きいシステムサポート会社さんで、工事なども手掛けていることから、普段から建材などの相談をさせてもらっていました。

その会社さんがfreeeを使われていて、弊社が抱えていたバックオフィスの課題を相談したところ、freeeをおすすめしてもらったという流れですね。

freeeの導入を決められたポイントについて教えてください。

沖沢: 建設業に特化した帳票作成ソフトは多いのですが、工程管理や請求の機能はほとんどがオプションで、弊社の規模だとそこまでは必要ないと感じていました。弊社は、職人に還元したいため「極力バックオフィスへは最小限の投資」にすることを重視しており、高額なシステムは合わないと考えていました。そんななかで、freee販売は、比較的リーズナブルかつ手軽に扱えるちょうどよいシステムだったんです。

ほしい情報がすぐに見つかる!データの検索性が高まったことで作業効率が向上

freeeの導入によってどのような効果が見られましたか?

沖沢: データの検索が効率化されたのが大きな変化です。以前のソフトには検索機能がなく、過去の見積もりをチェックしたいときは、ひたすらデータを遡って探さなければなりませんでした。

今は見積もりから案件ステータス管理、請求までのデータを一元管理できて、キーワードで検索してほしいデータをすぐに取り出せるようになっています。工事発注者まで遡ってチェックすることも簡単です。顧客先でも現場でもデータの検索ができるので、帳票の管理が格段に効率化しました。

バックオフィスにはできるだけ時間をかけたくないという思いが、実現できていると感じています。

「職人のありのままの日常」を配信するYouTubeが建設業界のイメージ向上へ

貴社の公式YouTubeチャンネルは、登録者数5万人近くという人気コンテンツになっていますが、どのようなきっかけで始められたのですか?

沖沢: もともとは、職人のイメージを変えたいというところからスタートしました。職人の世界って、なんとなく「怖い」とか「荒っぽい」というイメージがあるじゃないですか。でも本当は、温かくて面白い人たちが多いんです。それを伝えることで、「人材採用にも良い効果が出たらいいな」「自社のアピールになったらいいな」という気持ちで始めました。

弊社のコンテンツは、打ち合わせなしの「一発撮り」が特徴です。職人たちのありのままの状態を見てもらうことが、そのままイメージの向上につながるという自信があったので、普段の日常を配信することを心がけています。
あえてみんなに見せる組織作りで、足場業界、建設業界を憧れの職業となるようこれからも日々挑戦したいという思いがあります。

YouTubeをスタートしてから何か反響はありましたか?

沖沢: おかげさまで、各所から良い評判を聞くようになり、弊社のファンが着実に増えているのを感じます。業界外の方にも見てもらっているようです。
地元の小学校に足場をかけに行くと、じっと作業を見てくれている子がいたり、先生から声をかけられたりと、意外なところで認知が広がっているのを感じます。職人たちは、けっこうファンサービスが大変みたいですよ(笑)。

動画による直接の収益も出るようになり、少しずつ福利厚生として還元できるようになっています。社員旅行などを企画すれば、職人たちも喜んでくれますし、いい循環ができていますね。

freeeの活用で「職人ファースト」の風土を徹底的に守り続けたい

最後に、貴社の今後の展望についてお聞かせください。

沖沢: まずは、職人を大切にしていくという理念を引き続き追求したいですね。代表が事業を始めた当時、足場業界はハードな作業内容に対して社会保障が薄く、待遇に恵まれないという業界全体の課題がありました。そこから、足場職人を大切に育て、終身雇用できる組織づくりを目指して立ち上げられたのが弊社です。

現在でもその理念は変わっておらず、「職人が一番大変」「職人がいないと事務方の仕事も成り立たない」という価値観が深く根付いていますね。「極力バックオフィスにコストと時間をかけない」ことを重視するのも、バックオフィスにお金をかけるより「職人の待遇を手厚くしたい」という考えによるものです。

今後はさらにfreeeを活用して、小さなコストでバックオフィスの効率化を実現させつつ、職人たちをしっかり支えていきたいです。

掲載日:2025年12月4日

Company Profile
株式会社エムズエイト
従業員数:21名
URL:https://www.ms-eight.com/
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCfywXInDKI3Ir7vLskPzG6g

事業内容
住宅・高層マンション・大型施設、商業施設などの足場工事をはじめ塗装工事、建物解体工事

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