2人分の人件費削減を実現。freeeで経営データの「見える化」に成功!

株式会社藤吉 代表取締役 伊藤 吉郎 様

課題
経理の一元化でグループ企業を管理自由な時間・場所で経理作業したい

山口県に4店舗とインターネット販売を展開する株式会社藤吉様は、創業61年を迎える老舗企業です。従業員数は40名で、日本料理藤吉をはじめとした複数店舗の運営や、ふぐ料理の通信販売を手がけています。今回は、同社の代表取締役である伊藤吉郎様に、freee会計を導入した背景とその効果についてお伺いしました。


山口の特産品であるふぐを取り扱っており、接待や結婚の顔合わせなど大切なシーンで利用されている、山口県の皆さまにおもてなしの場として長く愛されているお店です。


藤吉


DX化の必要性とfreee導入のきっかけ

――freeeを導入したきっかけは何ですか?

コロナ前に事務長が退職したことがきっかけです。それまでは事務長がパソコンを扱えず、全ての業務を紙ベースで行っていました。紙管理には多くの課題がありましたが、コロナ禍で規制が強まり、私自身の時間に余裕ができたため、一気にDX化を進める決断をしました。


藤吉


――freee導入前の課題は何でしたか?

紙ベースの管理が大きな問題でした。父から会社を引き継いだ際、経営判断が必要でしたが、データがないため何をどう変えるべきか分かりませんでした。まずはデータを整えるためのDX化が急務でした。当初は、オンプレ型の会計ソフトを使っており、1台のパソコンでしか作業することができなかったため、事務所に行かないと業務が進まない状況でした。また、月次決算では税理士を含めて2〜3人で行っていたため、人件費も大きな負担でした。


――どうしてfreeeを選んでくださったのですか?

誰でもどこでも作業できるクラウド型のソフトを探していました。クラウド型ソフトは幾つかありますが、freeeはプロダクトのデザインが気に入り、POSと連携できる点が魅力的だったため、まずfreeeを試してみることにしました。操作が分かりやすかったため、そのまま利用を続けています。


藤吉


効率化で進化を遂げた月次決算

――freeeを導入して、どのように変わりましたか?

以前は税理士にも協力いただき、2〜3人体制で月次決算を進めていました。しかし、今ではPOSとfreeeの連携で売上が自動登録されるため、毎日の手作業が不要になりました。主に社長である私とアシスタントとして経理の方が月次決算を担当していますが、翌月末には月次決算のデータがしっかりと出来上がっています。


また、店舗ごとの売上管理が可能となり、各店舗の担当者から報告を受けなくても管理ができるため、リアルタイムでの経営に繋がっています。


藤吉


リモートワークの実現と事務所の撤廃

さらに、以前は税理士に資料を手渡しで届けることもありましたが、現在は税理士のソフトと勘定科目コードを統一し、CSVファイルを送信し取り込んでもらっています。また、追加で必要なデータがあれば全てメールで送付しています。クラウド型であるfreeeの導入やペーパーレス化の推進、固定電話の携帯電話への転送などを実施した結果、事務作業がリモートで完結できるようになり、事務所を撤廃しました。自社ビルだったので家賃コストは、もともとかかっていなかったものの、空きスペースを有効活用して店舗や貸しスペースとしての利用を考えています。


事務所では、利益を生み出すことはできませんが、freeeを導入後に事務所を撤廃したことにより、新たなビジネスを考える余地が生まれたことは大きな効果です。


人手不足の現状とfreeeの価値

――伊藤様は、freeeにどのような価値を感じていらっしゃいますか?

特に地方は人手不足が深刻化していると感じています。そのため、freeeのようなクラウドには非常に価値があります。freeeは主に私が使用していますが、経理の簡単な業務は子育て中の方にも手伝ってもらっています。外出が難しくても自宅で仕事ができるため、こうした方々を雇用できることは、双方にとって大きなメリットだと感じています。


また、その方には経理経験がありませんでしたが、freeeを使って問題なく業務をこなしています。新しいことをお願いする際は、オンライン会議ツールでfreeeの画面を共有しながら教えることができており、専門知識がなくても操作しやすい点がfreee製品の魅力です。


freeeで経理業務の一気通貫

――freeeにより、どのような業務の負担を軽減できましたか?

freeeを導入することで、経理処理、入金管理、入金処理が一貫して行えるようになりました。これにより、複数のシステムを開いて比較したり、情報を転記する手間がなくなり、非常にスムーズです。また、銀行振込やカード決済も自動的に取り込まれるため、経理作業が簡単になりました。


入金漏れの心配が解消

以前は、売上台帳を整理すると取引先からの支払いが確認できていない請求書が見つかることがありましたが、期限が過ぎていて請求もできませんでした。やはり紙での管理では債権管理が難しいです。しかし、freeeを導入したことで、取引先別に確認でき、入金管理レポートから債権の回収管理や入金予定など一目で状況を把握できるようになり、入金漏れの心配もなくなりました。


藤吉


freee導入後の効果

――freee導入後、どのような効果を感じていますか?

社長である私自身が、事務作業をしながら経営管理も行えるようになり、人件費を削減することができました。リアルタイムで数字を把握しやすく、売上に対する仕入や人件費の割合も頻繁に確認しています。特に損益計算書はよく参照しており、変動があった際にはすぐに内容をチェックできます。数字をクリックするだけで詳細を確認できるので、経営判断がしやすく、毎日freeeを活用しています。


藤吉


山口県外進出も視野に!freeeで広がる未来

――今後の展望について教えてください。

都市部に進出したいと考えています。freeeならどこからでもデータを確認できるので、山口県外から展開しても随時、店舗情報をチェックできるのが安心です。


経営者へのメッセージ

――飲食店経営者にメッセージをお願いします。

freeeを活用することで、業務効率化はもちろん、柔軟な働き方が実現できます。飲食店経営では数字管理が重要で、原価や人件費、在庫管理を通じて利益の確保が求められます。だからこそ、ソフトの選定ポイントとして管理しやすいことが大切です。また、人手不足が課題となる中で、「どこでも使える」「専門知識がなくとも使いやすい」freeeは非常にオススメです。


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