経理/人事専任がいないバックオフィス業務の手間を減らすために、連携アプリを徹底活用

株式会社空間精度研究所 代表取締役社長 下池 昌広 様
取締役 森 幸太郎 様

課題
freeeアプリストアやfreee APIの活用

工作機械の空間精度測定・補正サービスを手がける株式会社空間精度研究所は、freee会計/人事労務を活用してバックオフィスの業務効率化を実現しています。


経理や人事の専任担当者がいないにもかかわらず業務効率化を実現できた秘訣は、freeeが2019年1月にリリースしたfreeeアプリストアに掲載されているアプリを活用していることにありました。現在およそ10種類のアプリを活用している同社に、アプリ導入前後の変化や特に便利に使っているアプリについて伺いました。

工作機械の精度測定を通して生産性向上をサポートする技術者集団

当社では、工作機械の空間精度を測定・補正するサービスを提供しています。工作機械の加工空間全体の精度を測る技術は、ここ10年くらいで広まり始めた技術で、実際の生産機で活用している工作機械ユーザー様はさほど多くありません。新しい領域の技術サービスを通して、時間短縮や加工精度の向上といった付加価値をお客様に提供しています。

社内作業風景

従業員の大半は技術者で、経理や人事の担当者が専任でいない組織なので、バックオフィスは極力効率化できる仕組みにしています。バックオフィス業務をしている知人から「いろいろなソフトを試した結果、freeeが一番良かった」という話を聞いていたので、会計ソフトも人事労務ソフトもは設立当初からfreeeを使っています。freee会計はカードや銀行口座と自動で連携できるので、入力の手間がかからないのがいいですね。



「リピート取引登録アプリ」で月次キャッシュフローをより正確に把握

アプリを使うようになったきっかけは、freee会計の設定画面でfreeeアプリストアの案内を見つけたことでした。freeeアプリストアのページを見るといろいろと便利そうなアプリがあったので、人気のアプリの中から自社で活用できそうなアプリを見つけて連携していきました。


利用している中で特に便利だと思うアプリは、freee公式のリピート取引登録アプリです。毎月決まった日にちにfreee会計へ取引を自動登録してくれるアプリで、入力の手間をさらに減らすことができました。サーバー代や家賃など、月次で請求が来る支払いを入力するために使っています。



リピート登録アプリのご紹介動画



以前は、毎月の支出を月末まで正確に把握できないことに頭を悩ませていました。リピート取引登録アプリを使うようになってから、発生することが既に分かっている費用は、月初にすべて未決済取引としてアプリ経由で自動で登録するようにしています。入力の手間なく、月次のキャッシュフロー管理がより簡単かつ正確にできるようになったのが嬉しいです。freee会計にある各種レポートを活用して収益状況を正しく把握するうえでも、リピート取引登録アプリは導入して良かったです。


リピート取引登録アプリは、数あるアプリの中でも導入しやすいアプリの一つではないでしょうか。多くの事業所で発生する家賃や通信費といった月次で発生する支出の入力を簡単な設定方法で自動化できるので、初めて使うアプリにおすすめです。



約10種類のアプリを活用して、バックオフィスの効率化を促進

現在は、全部で10種類近くのアプリを活用しています。freee公式アプリは無料で利用できるので、リピート取引登録アプリの他にもいくつか活用しています。


その一つが、前受/前払入力アプリです。年額を一括で支払う費用については、前受/前払入力アプリを活用して月次で按分して登録するようにしています。


前受/前払入力アプリを入れる前は、年額の支払いを電卓で月額に計算してからfreee会計に手入力していました。この作業を1,2ヶ月に1回ペースで、毎回10件ほどやるのは面倒でした。前受/前払入力アプリを入れたことで、新規で前払取引が発生した時だけ入力すればよくなったので、入力の手間は格段に減りました。金額の端数も自動で処理してくれるので助かっています。


他社のツールとfreeeを連携させるアプリも便利です。Slack x freee会計の連携アプリは、主に経費精算の申請・承認について、Slack上でコミュニケーションを完結させるために使っています。当社では公開の経費精算チャンネルに申請や承認の通知を飛ばすようにして、従業員全員が通知を確認できるようにしています。



freeeをさらに便利に使いこなすために、アプリストアを今後もチェック

専任のバックオフィス担当がいない当社ではバックオフィス業務の効率化が求められます。アプリを活用するようになってから、入力する手間をさらに省けるようになったうえ、連携できるデータも増えて、業務が楽になりました。freeeと連携できるツールは多いので、せっかくfreeeを使って業務の効率化を図っているのであれば、アプリを活用してデータを連携させた方が良いと思います。


freeeとアプリを使い込んでいくうちに、さらに業務を効率化させるためのアイデアもいくつか浮かんできました。アプリストアをこまめにチェックしているので、それを実現できるツールがあれば積極的に導入してきたいです。





Company Profile
株式会社空間精度研究所
京都市中京区間之町通御池下る綿屋町520-1 京ビル2号館3階

https://volumetric.jp/ja/

事業概要
2019年6月設立。工作機械の空間精度測定・補正サービス、ならびに技術コンサルティングを通して、お客様の生産性向上を支援する。



社内作業風景

株式会社空間精度研究所