業界特有の原価管理の煩雑さをfreeeで解決。リアルタイム案件別収支管理の実現と適切な価格転嫁を目指す

株式会社スターランドコミュニケーション

代表取締役 風間 宏規様、河崎弥生様

業界特有の原価管理の煩雑さをfreeeで解決。リアルタイム案件別収支管理の実現と適切な価格転嫁を目指す

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1977年に設立された株式会社スターランドコミュニケーションは、50年近くにわたるテレビCM制作の実績を持つ広告制作会社です。広告・動画制作で数々の賞を受賞しており、豊富なノウハウを活かして、大小さまざまな規模の案件に柔軟に対応できる点が特長です。

一方で、同社では広告業界特有の煩雑な原価構造により、案件ごとの正確な利益が把握しづらいという課題を抱えていました。また、一つの案件で扱う多数の請求書や領収書の管理が煩雑化し、バックオフィス業務の大きな負担となっていました。
こうした中、2代目として事業を継承した代表取締役の風間 宏規さんは、コロナ禍を背景に、価格転嫁がしづらいといった商習慣が続く現状に強い危機感を抱きます。
監査法人での勤務経験から、現場とバックオフィスの最適化が不可欠と判断。販売から会計、人事労務までを幅広くカバーし、経営の可視化を実現するfreeeの導入に踏み切りました。

今回は、freeeを導入された経緯と、会社を運営するなかでどのように活用されているのかを伺いました。

事業の概要を教えてください。

風間 宏規さん(以下、風間): 弊社は映像や動画制作を中心としたクリエイティブ事業を手掛けています。映像制作はテレビCMの黎明期から行っており、50年近くにわたる実績と経験、ノウハウを活かしたクオリティに自信を持っています。

株式会社スターランドコミュニケーション

弊社の強みとしては、大規模なものから小規模なものまで、予算の大小にかかわらずさまざまなニーズに対応できる点にあります。業種も食品から医療系、情報システム、サービス業まで幅広い分野を担当していますね。たとえば、30年以上CMを担当させていただいているエバラ食品さんの「すき焼のたれ」や株式会社一力さんの「四季彩 一力」では、ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSでそれぞれ優秀賞・奨励賞をいただきました。1本のCM制作にも工夫や努力を惜しまず、納得していただける品質でアウトプットすることを心がけています。

また、広告制作業のほかにも、Web制作やグラフィック制作、それから広告の運用なども行っています。

クオリティ追求と利益確保のバランスに悩まされる

株式会社スターランドコミュニケーション

会社としてどのような課題を感じていましたか?

風間: 映像制作という業界特有の悩みともいえますが、ロケ費用やスタジオ代、飲食代、交通費などの細かな経費が数多く生まれるので、どうしても処理が煩雑になってしまいます。特に地方ロケでは現金払いしか扱っていない業者さんも多く、仮払いや事後精算などの手間が大きかったですね。

また、業界の構造が下請け構造であり、また価格競争が激しい業界のため利益を確保しづらいなど、いくつか問題があります。

まず、多くのプロジェクトでは予算枠が決まっているため、事後見積もりや追加請求などは難しい面があります。その結果、良いものを作ろうとして工数が増えていくにつれ、人件費や外注費がかさんで利益率が低下してしまうというケースは多いです。

原価管理の観点では、クリエイティブ業界では良くも悪くも職人肌の従業員が多いので、クオリティを求めるあまり、見積もりと作業量にズレが生じてしまうという……。プロジェクトごとの工数が明確になると、そのあたりの課題にも向き合いやすいなとは感じていました。

もう一つの大きな課題が、キャッシュフローの問題です。この業界では、基本的には手付金などはいただかず、納品後に代金が支払われるのがスタンダードです。対価が得られるまでに出ていくお金が大きいので、管理にはかなり神経を使います。場合によっては手形取引や現金払いが主流の取引先もあり、その点も管理を難しくさせる要因となっていますね。

ほかにも、若手の人材育成や新しい技術に対応できる人材の確保、評価やマネジメントなど人材の問題も発生していました。

管理会計・財務会計・人事労務を一つのサービスでの実現を目指して、freeeを導入

導入されたきっかけをお教えください。

株式会社スターランドコミュニケーション

風間: はじめは事業継承でDX化を検討したのがきっかけです。もともとは他社のサービスを導入していて、自社で使えるようにカスタマイズしながらシステムを構築していく方法をとっていました。社内にマルチなスキルを持った担当者がいたこともあって、細かく調整しながら使っていけると思っていたのですが、現場に落とし込む段階でつまずいてしまったんです。その点、freeeはカスタマイズ不要ですぐに利用でき、メンテナンスコストがかからないので移行を決断しました。

freeeを選ばれた決め手のようなものはありましたか?

風間: freeeは財務会計だけでなく、管理会計や人事労務といったさまざまな機能が集約されている点が魅力だと感じました。私自身が公認会計士の出身だったため、管理会計だけでなく財務会計にも意識が向いているタイプの経営者だったというのもあり、統合型のサービスであるfreeeはピッタリでした。

販売・会計・人事労務のデータが繋がっているからこそ、トラブル解消がスムーズに

freee導入後の効果や変化などありましたか?

風間: 経費精算や請求業務などは、紙・表計算ソフトで管理を行っていましたが、デジタル化したことで、経費精算にかかる時間は大幅に短縮されました。それまでは紙を使った処理が中心だったので、時間がかかっていただけでなく、データ紛失などのリスクも課題になっていました。うちでは請求書などの量も膨大になってしまうので、書類を入れたダンボールを保管するために倉庫も借りなければなりません。そういった課題が、デジタルに集約されたことで解決できるのではないかと期待しています。

社内でのその他の変化はございましたか?

風間: freeeというツールを介して、販売・会計・人事労務で共通の会話ができるようになったのは良い点だと感じています。何かトラブルがあった場合、どのプロセスに問題が生じているのかも把握がしやすいので、解決に動きやすくなりました。これまではうっすらと課題を感じていながら、解決されないまま日々動いていたというところもあったんですが、今はしっかりとコミュニケーションを図れるようになっています。

導入にあたって従業員の方からはどのような反応がありましたか?

株式会社スターランドコミュニケーション

河崎弥生さん(以下、河崎): スマートフォンで承認できるようになったのが便利なポイントだなと感じています。弊社では社長も含めて担当者が社外に出ることが多いのですが、急ぎの手続きはその場で対応できるので、そこはとても便利です。特に若い従業員は慣れるのも早く、交通費などの細かな経費申請もすぐに提出してくれるので、以前のように「月末にまとめて処理が求められる」といったケースは少なくなりました。

株式会社スターランドコミュニケーション

フリーランス法への遵守をしつつ、委託先も満足度アップ

freee業務委託管理については導入後に効果/変化などありましたか?

河崎 弊社は1つのプロジェクトで関わる委託先がとても多いので、今までは請求書受領漏れなどがたびたび起こっていました。それが原因で迷惑をかけてしまうこともありました。ただfreee業務委託管理は、支払い期日の遵守のような基本的な事柄が自然と徹底される仕組みが整っています。その結果、フリーランス法などの法律への対応もしやすくなっていますね。

ほかにもfreeeでこちらがパートナーさんを検索すればすぐに状況把握が可能です。担当者に確認をとらなくても、管理者がリアルタイムですぐにチェックできるので、イレギュラーな事態を事前に予防できます。また、パートナーさん側からも、支払日などをすぐに確認できるので、パートナーさんからも満足しているという声をいただいています。

現場での適切なコスト管理を目指し、リアルタイム案件別収支管理に一歩を踏み出す

freeeを活用して今後どのような体制を目指していますか?

風間: まずは管理部門の人件費コストが大幅に削減できそうです。いままで4人必要だった業務は2.5人ほどで済む見込みです。

また、リアルタイムでの案件別収支管理を実現すべく、動いているところです。現在はデータを集約している段階なのですが、プロジェクトごとに売上管理、原価管理、工数管理などがリアルタイムでできるようになれば、プロジェクトリーダーが自分の担当プロジェクトの状況を把握できるようになります。

そうすることで、プロジェクトの人件費が明確になり、メンバーの稼働状況やコスト意識も向上するのではないかと考えています。外注費も見積り段階で交渉できるようになれば、さらなる無駄なコストを削減できます。

freeeを土台に新しい事業展開を計画。業界全体の改善も目指す

今後の事業についての展望もお聞かせください。

風間: freeeの導入によって、管理にかかる時間やコストが削減され、AI技術を活用した動画生成や音楽生成などの新分野の可能性を模索できるようになりました。会社として圧倒的なバリューを創造して唯一無二の存在になりたいと思っています。近年ではメタバースを含めた新たなビジネスへの展開にも時間を割いています。今はどのように事業を多角化していくかの転換期といえますね。

株式会社スターランドコミュニケーション

また、業界全体としての利益構造も変えていきたいと考えています。たとえば、高品質を保つために「膨大な素材パターンを用意する」「納得がいくまでオーディションを重ねる」といった見えない工数が、これまではうまく価格転嫁できていませんでした。しかし、クオリティを担保するために必要な「工数」の考え方が以前よりも業界やお客さまに根付いてきています。今後も見えない工数とクオリティのバランスを考慮しながら、適切な価格設定が行えるように工夫していきたいですね。

掲載日:2025年6月30日

Company Profile

株式会社スターランドコミュニケーション様
従業員数:28名
URL:https://www.starland.jp

事業内容

TV-CM、企業VPを始め、様々な企業の課題を解決する映像制作からSNS用動画、Web・グラフィックなどのクリエイティブ。Web広告運用管理、ブランディング、マーケティング、集客などのクライアントの課題解決をコンテンツ制作と合わせて提案。

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