東京都中目黒で、完全予約制・完全個室のプライベート空間「salon de igaate」を運営する結月さん。占いというツールを用いながら、カウンセリングやコーチングのスキルを掛け合わせ、お客様の悩みや現在の課題を解決に導くスタイルで事業を展開しています。
起業初期の失敗や、前職である占い館での店長経験を経て、1人で事業を継続するためには予約サイトなどの事業基盤を整えることが重要だと気づき、freee予約を導入しました。
現在は対面とオンラインの両方で鑑定を行い、Instagramを通じた新規獲得や事前決済を活用したキャンセル対策などを実現しています。freee予約の活用法や、個人事業主における事業基盤の重要性について伺いました。
広告投資の失敗から学んだ、予約の受け皿となるサイトの重要性
起業当初は、集客や予約管理についてどのような課題がありましたか?
結月さん(以下、結月):最初の起業時は事業意識やブランディングの知識がなく、雑誌の企画風広告に約40万円を投じました。しかし、導線が分かっておらず、受け皿となる予約サイトも整っていなかったため、収入にはつながりませんでした。
広告はあくまで入り口にすぎません。キャンセルポリシーなどの規約を事前に提示し、事業として整っているという安心感や信頼感をお客様に持ってもらうことが重要だと後から気づきました。
その後、事業基盤や予約システムの必要性をどのように認識されたのでしょうか?
結月:前職の占い館で正社員の占い師や店長として店舗運営に携わった際、ダブルブッキングのクレーム対応などを経験しました。1人で集客から全てを行う中で、ブッキングやキャンセルの失敗を経験し、予約時の規約提示の必要性を痛感しました。
freee予約は、パソコンを使わずにスマートフォンの直感的な入力で操作できる点がとても便利です。また、無料で始められるメリットも大きく、必要な機能が揃っているため助かっています。
初回予約の事前決済化で、無断キャンセルがゼロに
実際にfreee予約を活用し、キャンセル対策はどのように行っていますか?
結月:独立してから、立て続けに3件ほどの予約キャンセルが発生したことがありました。1人で運営している私にとって、キャンセルはチャンスロスに直結します。
そこで、初回の無断キャンセルを防ぐため、事前決済のみを受け付けるように設定しました。クレジットカード決済を嫌うお客様は諦めるという割り切りを行いましたが、結果として決済導入後は無断キャンセルがゼロになりました。
Instagramからの直接導線と、備考欄を使ったカルテ運用
新規集客の導線づくりにおいて、工夫されていることはありますか?
結月:Instagramのプロフィールリンクに、ホームページのURLではなく、freee予約の「初めましての方専用」メニューのURLを直接設定しています。興味を持った方がそのまま直で予約できるため、スピード感があり、離脱を防ぎやすくなったと感じています。対面とオンラインでメニューを用意しており、お客様にとっても分かりやすい導線になっています。
日々の顧客情報の管理はどのように行っていますか?
結月:以前は紙のカルテを使っていましたが、今はfreee予約の備考欄をカルテ代わりにして、お客様の情報を入力しています。予約が入った際、パソコンを開かなくてもスマートフォンさえあれば、通勤中などでもその場で情報を見ることができます。この便利さに気づいてからは、業務がとても楽になりました。
カスタムメールと講座の一元管理で、オンライン対応もスムーズに
予約完了時のメール機能なども工夫して使っていらっしゃいますね。
結月:受付時や前日確認のリマインドメールのテンプレートを複数作れると知ったときはすごく感動しました。新規の方向け、オンラインの方向け、講座の方向けなど、メニューごとにテンプレートを分けて設定しています。
例えばオンラインの予約なら、Zoomのリンクをテンプレートに記載しておけば、わざわざ個別にURLをお送りする手間が省けます。ちょっとした連絡業務の負担がなくなるだけで、1人で運営する身としては本当に助かっているんです。
今後の期待
今後の事業展望や、freee予約へ期待することはありますか?
結月:将来の夢として、占い師やカウンセラーが利用できるシェアサロンの設立や、育成拠点を作りたいと考えています。占い師になりたい人は多いものの、ノウハウがなくて食っていけないという現状があります。
freee予約のようにスマートフォンから簡単に予約サイトを作れるツールは、ITが苦手な占い師にとっても役立ちます。今後は、起業初期につまずきがちな確定申告などのバックオフィス業務までが連携した、オールインワンのパッケージがさらに広まり、個人で独立して事業ができる人が増えていくことを期待しています。
おわりに
起業初期の失敗や現場での経験から、集客だけでなく「予約の受け皿」の重要性に気づいた結月さん。freee予約の事前決済を活用したキャンセル対策や、Instagramからのスムーズな予約導線は、1人で事業を営むための強力な支えとなっています。
ツールを活用して事業基盤を整えることは、お客様への信頼感の提示や安心感につながります。salon de igaateの試行錯誤と工夫は、同じように個人で事業に挑戦する方にとって大きなヒントとなるはずです。
