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グループ企業10社の同時導入で一気にDXを加速 最も工数がかかっていた人事労務の課題をfreeeで解消

株式会社リージョンデザイン・ホールディングス 藤山様
フリー株式会社 吉田

課題
エクセル・紙管理からの脱却給与計算から振込までラクにミスなくバックオフィスの体制構築・効率化

鳥取県に本社を置く株式会社リージョンデザイン・ホールディングスは「山陰を持続可能な日本有数の豊かな地域に」を掲げ、高齢者住宅事業や医療・介護事業とそれに関わるコンサルティング事業、さらには飲食事業と幅広い事業を展開しています。


「バックオフィスは、これまで本当にアナログな管理で行っていました」と話すのは、事業推進本部の藤山明紀さん。社内のDXを進めるなかで、グループ企業10社へのfreee人事労務の導入を決めました。今回は、導入の経緯やfreee人事労務に期待していることなどを伺います。


給与明細も手渡しだった DXの第一歩は人事労務から

――御社の事業について概要を教えてください。

藤山明紀さん(以下、藤山): 事業領域は、医療や介護のコンサルティングを中心に、介護や高齢者住宅の運営、さらにはカフェや高齢者住宅向けの給食といった飲食事業など、幅広く展開しています。


――今回、なぜfreee人事労務を導入することになったのでしょうか?

藤山: 2024年4月に事業推進本部を設立し、本格的にバックオフィスのDXを進めていく方針が決まりました。背景としては、電子帳簿保存法の改正が大きいですね。バックオフィスの環境は、紙での管理が当たり前だったので、何から着手すればいいのか手探り状態でした。


特に、年末調整や給与計算など人事労務に関わる業務がアナログ的な管理だったため、人為的なミスが起こりやすいことが課題でした。そこで、まずは人事労務の業務をDXするため、freee人事労務を導入しようと決めたんです。


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――アナログ的な管理とは、具体的にどのようなことでしょうか?

藤山: 従業員の方々のシフト管理やタイムカードの記入などです。給与明細も、封筒に入れて、1人ずつ手渡ししている状態だったんです。年末調整も、紙に記入し、手渡しで提出してもらうと、とても労力がかかっている状態でした。


グループ10社に同時導入を実施 一体感をもったDXに

――今回は、グループ企業10社で導入するとお聞きしました。複数企業で同時に導入するのは大変かと思いますが、いかがでしょうか?

藤山: 当初はスモールスタートで少しずつ広めていく想定だったのですが、freeeの担当者さんとお話しをしていく中で「一気に導入したほうが良い」との結論になりました。


とても悩みましたが、1社ずつ導入していくよりも、10社同時に導入を進めたほうが全社的に一体感をもってDXが踏み切れると感じたからです。どのように進めたらいいかわからない時に、freeeの担当者さんから、いろんな視点でアドバイスいただけたのは、とても心強く感じました。


――紙でのやり取りが一気にデジタルツールへ移行されるとなると、従業員の方々の抵抗感はありませんでしたか?社員の声を教えてください。

藤山: 現在は、導入に向けて準備している段階なのですが、「待っていました」という声が多く、DXにとても前向きです。今までの慣れた方法から変えることに、多少なりとも反対の声は出てくるかな? と想像していたのですが、今の時代、誰もがスマートフォンを使えています。便利なやり方へ変化するのであれば、歓迎する人がほとんどでしたよ。


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――DXは、人事労務以外にも進められる部分があるかと思います。今回、freee人事労務から導入を始めた意図も教えてください。

藤山: 人的工数が最もかかっていた業務だったから、というのが大きな理由です。関連会社や従業員数も多いので「まずはタレントマネジメントから始めよう」という案もありましたが、従業員の働き方を優先するなら、人事労務だろうと。


――現在、人事労務に関するサービスは他にもありますが、freeeの導入を選んだ決め手にはどんなところにありますか?

藤山: freee人事労務を導入すること自体は、早々に決めていたんです。親しい企業からお勧めされていたので、あまり他社のサービスは検討していませんでした。


freeeは、人事労務以外にも、会計や福利厚生などバックオフィスに関わるさまざまなサービスを提供されています。 今後を見据えた際、それらも導入して、バックオフィスをさらに効率化することも考えたことが、freee人事労務を導入するに至った決め手といえます。


また、他社サービスと、簡単にAPI連携できるのも魅力でした。今後、DXを進めていくうえでも、そうしたサービスとの連携は欠かせないと考えています。


従業員の手間とストレスを解消し、より良いサービスを提供できる環境へ

――現在、本格的な導入に向けて、準備中かと思いますが、freee人事労務に期待していることを教えてください。

藤山: 今回の導入が初めての試みなので、社内がどうなっていくのかまだまだ想像できてない部分も多いのですが、個人的にはとてもワクワクしています。一番期待しているのは、導入によって従業員の手間とストレスが解消されることです。


より効率的に時間を使えるようになれば、その分、お客様へのサービスに還元できるはず。DXによって組織風土が変わり、お客様の満足度も高まっていくとうれしいですね。


――最後に、これからfreeeを導入しようと検討中の方にメッセージをお願いいたします。

藤山: バックオフィス業務を紙の書類で管理している企業も多くいらっしゃると思います。また、DXと聞いて、何から始めたら良いのか迷っている方もいらっしゃるでしょう。


DXで大切なのは、現場で働く従業員たちが「何に困っているかを把握すること」かと思います。従業員の方々が働きやすくなる環境を整えていくことが、サービスの向上にもつながっていくと感じています。ぜひともfreeeでDXを始めていただきたいですね。


(執筆:つるたちかこ 撮影:山田真実 編集:ノオト)


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