クラウド会計によって業務効率化とリアルタイムでの経営の見える化を実現

株式会社陣屋 代表取締役女将 宮﨑知子 様

課題
経営の課題をリアルタイムに把握

温泉旅館 元湯 陣屋は大正7年創業。10億円もの借入金とともに老舗旅館を継いだ女将・宮崎知子さんは、旅館業のバックオフィスを効率化。ITを駆使し利益を8年間で2.5倍にしました。長時間労働になりやすい旅館業。どんぶり勘定の経理を立て直した先にある、目指すべき旅館経営の姿を伺います。

freee導入の背景

大女将含め4人で担当していた業務がアルバイト1人でまかなえるように。人件費を削減し経営の見える化も実現

夫と共に旅館を継いだ2009年当時、陣屋は売上2億9千万円に対し10億円超もの借入金を抱え異常な経営状態でした。価格競争の煽りを受け宿泊料金を下げてしまい、働けば働くほど赤字になる、悪循環に陥っていたのです。それまでのどんぶり勘定的な経営を見直す必要がありました。


負のサイクルから脱却するため行ったのは、売上を上げて経費を下げる単純な取り組みと、P/L・B/Sなど経営の見える化です。
まずは従業員がマルチタスクをこなせるように業務を効率化。さらに、お客様の少ない日に週3日間、旅館を閉めることにしました。休館日を設ける旅館は全国的に見てもほとんどありませんでしたが、サービスの価値向上により、結果的に利益を上げることができました。


経理の仕事も効率化しました。それまで大女将含め4人で担当していた経理業務を改善するため、freee会計を導入し、定型業務を効率化しました。今では経理はアルバイトが1人、週3日1日あたり4時間でまかなえています。


freee会計の導入によりP/L、B/Sなどの見える化も実現しました。 私は、休館日には地方へ講演に行ったり、インプットのため他業種や他の旅館の方とのディスカッションへ出向いています。freeeを使えばクラウドで数値が見え、出張中でも経営数値の確認が可能になりました。

今後の展望

株式会社陣屋 代表取締役女将 宮﨑知子 様

2009年に、当時借入金を10億円抱えていた元湯 陣屋を夫とともに継ぐ。
8年間で売上を2.5倍にした。現在、陣屋コネクト代表取締役社長も兼務。



従業員のライフスタイルを確立し、旅館業を憧れの職業にしたい

旅館業はもともと長時間労働。業界の平均年収も他業種に比べて低く、生活もままなりません。
陣屋は会計の見える化と効率化を経てお客様満足度が向上し、従業員の平均年収も100万円以上増加しました。従業員の生活を安定させ、キャリアに対する将来のイメージを持てるようになれば旅館サービスの質も安定するはずです。


freeeの活用によりバックオフィスの定型業務が減った分、従業員は、旅館にとって最も大事な、お客様に提供できるサービスにフォーカスできるようになりました。私としても、今は女将として一番やりたかった、接客チームをまとめる仕事に注力できています。


私の目標は旅館業を憧れの職業にすること。そのためにまず、私たち従業員一同のライフスタイル確立が欠かせません。それがあってはじめて、お客様が満足するサービスの提供ができるようになると考えています。

株式会社陣屋