カード上限額を心配せずにサーバー費用などの高額決済が可能に。freee会計との同期で月次決算も大幅に効率化

株式会社スタディスト 管理部 経理ユニット ユニットリーダー 浅井 様
表 様
津曲 様

課題
口座やカードの明細を自動同期

株式会社スタディスト様は、手順が見える・伝わる・拡がるマニュアル作成・共有システム「Teachme Biz(ティーチミー・ビズ)」と、店舗オペレーション改革をサポートする「Hansoku Cloud(ハンソククラウド)」を提供する会社です。「伝えること」のロスをなくし、生産的でクリエイティブな仕事に集中できる仕組みづくりを支援しています。


同社では、従来の法人カードで生じていたデポジット(保証金)やfreee会計との連携性、上限額の問題を解消するため、「freeeカード Unlimited」を導入されました。導入に至った経緯や現在の利用状況、得られているメリットなどについて、管理部 経理ユニットの方々にお話を伺いました。


株式会社スタディスト


【導入企業様の紹介】

広範囲に及ぶ経理業務を効率的かつミスなく行える仕組み化がミッション

――まずは貴社の事業内容と、それぞれのご担当業務を教えてください。

浅井様(以下、敬称略): 弊社は「伝えることを、もっと簡単に。」をミッションに掲げ、誰でも簡単にマニュアルの作成・共有・管理ができる「Teachme Biz」と、店舗オペレーション改革を実現するための販促実行管理/支援システム「Hansoku Cloud(ハンソククラウド)」の2つのクラウドサービスを提供しているSaaS企業です。


私は経理ユニットのユニットリーダーとして、経理業務全般を見ています。経理ユニットの業務範囲は広く、各社員の経費精算といった日々の業務をはじめ、月次・年次の決算締め、有価証券報告書の開示書類作成などのほか、タイにある子会社の経理チェックや、連結決算業務を3人のメンバーで行っています。


表: 私は主に月次や年次の決算を担当しています。また、新しいシステムを入れたときの仕組みづくりにも携わっています。


津曲: 私はカード決済を含めた日々の仕訳が主な業務となっています。


――経理ユニットには、どのようなミッションが与えられているのでしょうか?

浅井: 経理ユニットは管理部門であり人を増やすことを前提にしていないため、3人で全ての経理業務を回していくというのが大枠のミッションです。つい最近までは月次決算や四半期決算、年次決算を早期に締める仕組み化に取り組んできましたが、現在では月次決算は5日、年次連結決算でも2週間くらいで数字を締められるようになったので目標はクリアできています。


来年度に向けては、全社員と関わる支払い関連の部分においてシステムを刷新し、もっと早期に簡単に間違いが起きない仕組みを創っていきたいと考えています。


――貴社が提供しているTeachme BizやHansoku Cloudはまさにスマートな情報伝達や可視化を実現するサービスですが、経理ユニットにおいても意識されているのでしょうか。

浅井: そうですね。たとえば、経理ユニットから社員に向けてのお知らせやお願いがある場合は、その都度説明するのではなく、マニュアルに記載して共有しています。社員の時間を無駄にしないように、効率的でミスが起こりにくい仕組みを創ることを強く意識しています。


【freeeカード Unlimited導入前の課題】

freee会計との連携ができず、高額決済のために保証料が必要だった

――freeeカード Unlimitedを導入する前に抱えていた課題と導入の経緯を教えていただけますか?

浅井: freeeカード Unlimitedを導入するまでの経緯として、2段階のステップを踏んでいます。


最初に導入したのは銀行系のクレジットカードです。しかし、サーバー費用など高額なものを含めた全ての経費をカード決済できるようにするには、年間で数十万円の保証料を支払う必要がありました。また、弊社が利用しているfreee会計とカードのAPI連携ができなかったため、カードの利用明細をExcel形式でダウンロードしてCSV形式に変換してからfreee会計に取り込むという手間もかかっていました。


毎年の保証料とAPI連携という2つの課題を解消するため、次にプリペイドカードを導入しました。これによって2つの課題は解消されたのですが、弊社が使っているサービスが円安の影響で利用料が高騰し、プリペイドカードの上限額を超えてしまい決済できないという状況が起こりました。これら全ての課題を解消するため、freeeカード Unlimitedの導入を決めたというのが経緯です。


――数ある法人カードの中からfreeeカード Unlimitedを選んだ理由を教えてください。

表: 新しいカードを導入するにあたってはfreee会計とAPI連携ができること、保証料などのコストを抑えられることが必須条件でした。freeeカード Unlimitedはfreee会計と同期でき、コストもかからないため、とくに他のカードと比較することなく導入を決めました。また、高い限度額が付与されたことも大変助かりました。


――freeeカード Unlimitedの導入に際して、手続きや社内調整などの面で不便はありましたか?

浅井: 全くなかったですね。むしろ、以前に利用していたカードは、保証料の支払いや数百万円単位のチャージのために、事前に社内調整が必要でした。


また、以前はちょっとした手続きにも書類のやり取りが必要で1カ月ほどかかることもありましたが、freeeカード Unlimitedは申込から利用スタートまで2週間程度というスピードで対応してもらえました。決済できるカードを急いで導入する必要があったので、大変助かりました。


【freeeカード Unlimitedの現在の利用状況】

少額から高額決済までfreeeカード Unlimited に集約

――現在、freeeカード Unlimitedをどのように利用されているのかを教えてください。

津曲: 現在は、日々の経費といった少額のものからサーバー費用など高額のものまでfreeeカード Unlimitedをメインカードとして利用しています。以前のカードではパソコンなど高額なものを購入する際は、限度額の都合上、2回に分けて決済するなどの対応が必要でした。freeeカード Unlimitedでは十分な限度額が付与されているので、一括で支払うことができるようになりました。新しく決済するものも、freeeカード Unlimitedを使うようにしています。


【freeeカード Unlimited導入後のメリット・改善できた点】

月次決算の手間を大幅に削減。限度額の心配がなくなったことも嬉しいポイント

――実際にfreeeカードUnlimitedを利用してみて、メリットに感じていることや改善できたことを教えてください。

津曲: freeeカード Unlimitedを導入する前に毎年支払っていた保証料やfreee会計とのAPI連携、限度額の制約といった問題が解消されたことに加え、月次決算がとても楽になった点も大きなメリットだと感じています。


以前に利用していたカードでは明細の確認に時間がかかったり、場合によっては反映されるまでに数日かかったりすることもありましたが、freeeカード Unlimitedはfreee会計に即座に同期されるので作業時間を大幅に削減できています。


表: Excelを使って手動でインポートすると、どうしても金額や日付に差異が出てしまうことがあります。差異が出てしまった場合、どこがズレているのか一つずつチェックしなければならず、大変な労力がかかっていました。freeeカード Unlimitedを導入した後は、そうした手間がなくなりました。


浅井: 銀行系カードでは、毎日Excelを使ってインポートする必要がありました。二番目に導入したプリペイドカードではその点は解消されたものの、事前にチャージしなければなりませんでした。freeeカード Unlimitedの導入後はこれらの手間が一切なくなり、経理ユニットの業務効率化が図られていることが改善点ですね。


――導入前に想定していた以上に「これはいいな、助かるな」と感じた機能・サービスはありますか?

浅井: 限度額を心配しなくてもよくなったことは、想像していた以上に嬉しいことでした。以前は社員から限度額を超える費用の申請がきたら、急いでカード会社に連絡して枠を広げてもらうというフローでしたが、freeeカード Unlimitedを導入してからは高額決済の申請がきても慌てることがなくなりました。


表: とくに円安が進んでいたときは、決済が一日遅れるごとに費用がかさむことになるので、経理担当として大きなストレスでした。一時的に枠を上げてもらうための書類のやり取りに時間がかかっている間に、決済額が100万円くらい増えてしまったこともあります。そうした心配をしなくて済むようになったのは、とてもありがたいですね。


【経理ユニットとして今後実現したいこと】

社員が本業に集中できるよう、負担が少ない仕組みを創りたい

――今後、経理ユニットとして目指したいこと、実現したいことを教えてください。

浅井: できるだけ社員の負担を減らしていきたいという思いがあります。経理ユニットが普段社員と関わるのは、経費精算や購買申請、支払いの請求書を提出するといった場面になりますが、そこに割く時間をできるだけ少なくして、かつ間違いなくできるようにしていきたいですね。社員が本業に集中できるよう、経理ユニットのメンバーも頑張っていきたいと思っています。


最後に、「freeeカード Unlimitedはこんな企業様におすすめ」というポイントをぜひ一言お願いします。

浅井: 弊社は200名弱の非上場企業ですが、同じような規模感の企業様の場合、カードの限度額が十分ではなかったり限度額を上げるために保証料が必要になったりすることが多いと思います。そうした不安や負担をなくしたい企業様は、freeeカード Unlimitedを検討されると良いと思います。


――ありがとうございました。freeeカード Unlimitedは今後も進化を続けてまいりますので、ぜひご期待ください。



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