香川県を代表する観光スポット「こんぴらさん」の石段500段目にあるカフェ&レストラン。会社の体制変更を機に早急な対応が必要になり、freee人事労務アウトソースを導入。

株式会社神椿 専務取締役 / カフェ&レストラン神椿 総支配人 國沢 雅実 氏

課題
バックオフィスの体制構築・効率化

「freee人事労務アウトソース」は2022年秋に提供を開始した、クラウド人事労務BPOサービスです。この新しいサービスをいち早く導入したのが、香川県を代表する観光スポット「こんぴらさん」の石段500段目にあるカフェ&レストラン 神椿。


会社組織の変更を機に、人事労務知識ゼロの状態からアウトソース導入に取り組んだ神椿・総支配人の國沢氏に、サービスをお選びいただいた理由や、導入決定から現在に至るまでのお取組内容や思いをお聞きしました。


課題/解決策


アウトソーシングへの背中を押してくれたのは、信頼している銀行からの紹介

神椿
株式会社神椿 専務取締役 / カフェ&レストラン神椿 総支配人 國沢 雅実 氏

――まずは「カフェ&レストラン 神椿」さまについて教えてください。

「カフェ&レストラン 神椿」は、香川県有数の観光スポットである「こんぴらさん」の石段500段目にあります。パフェやドリンクを楽しめるカフェと、コース料理や伝統の一品をお召し上がりいただけるレストランに分かれており、カフェは参拝者の方にご利用いただくことが多く、レストランは県内のお客様を中心にさまざまなお客様がいらっしゃいます。とくにお盆やお正月には、全国からのお客様で賑わっています。


――freee人事労務アウトソースを導入されたのは、どのような理由からだったのでしょうか? きっかけを教えてください。

この春に会社の組織変更があり、今年の4月1日から、 ホールサービス、

キッチンスタッフ、パティシエを合わせた全従業員15名が株式会社神椿の所属になりました。freeeを導入したのは、その時期に日頃からお付き合いのある百十四銀行 琴平支店の立石支店長とコンサルティング部の松浦上席調査役からお声がけがあったからです。新体制が始動するとても良いタイミングでご提案いただいたと思っています。私自身はその辺りの情報に全く詳しくないので、おすすめいただけてありがたかったです。


これまでは自社内でおこなっていなかった人事労務などの業務を、組織変更によって自分たちで実施することになりどうしようかと考えていたのですが、freeeのシステムの話を伺ったときに「これだ!」と思ったんです。我々のような小さな会社は人事部や総務部をもつほどの規模ではないという思いがありました。freee人事労務アウトソースを導入すれば、給与計算だけではなく、入退社手続きや年末調整、それから従業員とのコミュニケーションまで実施していただけます。自社内の人間が労務業務から解放されるのが良いですね。


freee人事労務アウトソースの対応領域


知識ゼロでのスタートでも、手厚く対応してもらえるから不安を解消できた

――導入決定から稼働するまでの、國沢さま側でのご準備やfreeeの対応はいかがでしたか?

私はこれまで人事や労務に携わったことがなかったので、専門的な用語は分からないし、必要書類の把握もできていなかったんです。そんな状態でのスタートでしたので準備はとても大変でした。


今まで私は自分が会社に入って就業規則などを受け取ってもしっかり見たことがなく、給与に関しても住民税や所得税の詳細などは理解していなくて。そんなところからひとつひとつ取り組んだんですよ。従業員一人に対して給与を支払うには、さまざまな情報を集めて、それをシステムに入力して、計算して、という作業が必要だということを今回やっと理解しました。


そんな状態でしたが、freeeのアウトソース導入サポートチームの方に伴走いただき、丁寧に教えていただきましたので、スケジュール通りに導入することが出来ました。


会社として、今、私は人に仕事を任せるための土台づくりをしている段階で、現場に入ったり物販商品の開発に携わったりなどいろいろな業務をおこなっているのですが、その中でfreeeの導入が重なったこともあり、さまざまな面で大変ではあったのですが、とても良い勉強になりました。実際にはまだまだこれからなんですけどね。


課題は十分クリア。freeeが人事部のような存在に

神椿

――委託が本格的に稼働し、御社の課題は解決されましたか? ご所感をお聞かせください。

課題は十分にクリアしています。
実際にfreee人事労務アウトソースで給与やボーナスの支払いを実施しましたが、以前よりも私が抱えている仕事量は軽減しています。そして給与計算のスピードが速いことに驚いています。勤怠の情報を入れればあっという間に給与計算が完了するので、非常に助かっています。


それと従業員に関して言うと、今回の組織変更で今までの大きな組織から小さな会社の所属になったので、不安になっていた部分があると思うんです。そんな中、freee導入前の2ヶ月間はそれまでメールで配信されていた


給与明細を急に紙で渡されて、さらに不安を感じた部分もあったようで。それがfreeeを導入したら、また、以前のようにメールで明細が送られてくるシステムに戻ったんですね。人っておもしろいもので、大手がやっていたことを我々小さな会社もやり始めたということで、すごく安心してもらえたようです。とくに若い子たちはメールで通知が届き、WEB上で確認が出来る給与明細の方が安心で分かりやすいようですね。


――システムの使い勝手はいかがですか?

分からないことをfreeeボードの機能でコメントするとオフィスセンターの方が答えてくださるのですが、いつも質問したこと以上の答えが返ってくるんです。我々に寄り添っていただけている印象で、いろいろなことを教えてくださいます。とても丁寧でありがたいですね。


稼働して2ヶ月ほどなので、まだまだ分からないこともありますが、これから1年やってみてさらに分かってくることがあると思っています。


アウトソーシングと言いつつも、freeeが弊社の人事部になってくれたような気持ちですね。もちろん担当の社労士さんもいらっしゃるのですが、加えてfreeeの存在があることで、強力なサポートをしていただけていると感じています。


freee人事労務アウトソースなら自社でスタッフを一人雇うよりもだいぶ安いですし、給与計算だけでなくて入退社など労務の手続きができるのも心強いです。コストにも満足しており、サービスの質も非常に良いです。


元気のいい会社にするため、これからも信頼できるシステムに頼っていきたい

――最後に、今後の展望をお聞かせください。

飲食業界ではとくに、これからの人材確保が課題となる中で、アウトソーシングというのは非常に重要になってくると考えています。


今回の人事労務アウトソースが軌道に乗ったら、会計や勤怠管理もfreeeで対応できるようにしていけたらと思って、百十四銀行さんに相談しているところです。


東京出張の際にタクシーに乗ると色々な広告が流れているので、同じようなサービスが他にもあることは存じ上げていますが、freeeには今回とても親身になって教えていただいたことで信頼感と安心感が生まれました。ですので、今後のシステム拡大もfreee無しではできないのではと思っています。


今、世の中がアナログよりもデジタルに移行していく流れの中で、元気のいい会社はアウトソースを活用していると思うんです。我々もそういった会社にしていきたいので、信頼できるシステムとともに、会社を盛り上げていきたいと思っています。


導入にあたり、freeeや百十四銀行といろいろなお話をさせていただきながらここまで来られたこと、本当に感謝しています。ありがとうございました。


百十四銀行 コンサルティング部 松浦氏より
百十四銀行が地域のお客さまに対して伴走型でDX支援をさせていただく中で、中小企業のDXには3つの壁があると感じています。ひとつは「現状維持で良い」というお考え、2つ目はデジタルに対する抵抗感を含む「ITリテラシー」の課題、そして3つ目が忙しい中で導入までのタスクをこなす「プロジェクト時間確保」です。百十四銀行は、地銀ICTコンサルティングとして地域密着で、その壁をスムーズに越えるご支援をしております。今回、神椿さまにはそれらの壁を乗り越えて、人事労務のアウトソーシングという先進的な取り組みを導入していただきました。近年、地方では人材採用が難しくなっていますが、freee人事労務アウトソースは人手不足という地域課題の一つの解決策と考えています。百十四銀行ではfreee株式会社と共に、バックオフィス業務等の外部に任せられるところは外注することで、本業部分に力を注いでいただく体制構築のご支援を今後も継続し、地域社会に貢献してまいります。


freee担当者より
人事労務未経験の國沢さまがひとりで導入をご担当されたのは、大変なご苦労があったかと存じます。弊社としても出来るだけ難しい専門用語は避けて分かりやすい説明をするようチームとして心がけていたので、無事に稼働して、感じていた課題を解決できたとのこと嬉しく思います。導入で終わらずにこれからもサポートさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。


株式会社神椿