在庫問題を解決するサービスで急成長中の「FULL KAITEN」。 事業の成長に伴いクラウドサーバ費用が増加。従来のカードの限度額では足りなくなった支払いの課題を「freeeカード Unlimited」が解決

フルカイテン株式会社 採用広報チーム 宮本 様
経理チーム 久木 様 

課題
口座やカードの明細を自動同期

小売業界の課題である在庫問題に対して、全ての在庫をAIで予測・分析して在庫運用効率を上げ、売上・粗利・キャッシュフローを最大化できる革新的なSaaSとして注目されている「FULL KAITEN」。


ECショップや実店舗などを展開する多くの小売企業と契約を結び、事業拡大を続ける中で、従来の事業用カードでは対応し切れない課題が現れてきたといいます。


日々の経理業務などで「freeeカード Unlimited」を導入後にどのようなメリットを感じているのか、経理スタッフの視点から語っていただきました。


◇取材協力
フルカイテン株式会社
採用広報チーム 宮本様
経理チーム 久木様 



【導入企業紹介】
「在庫」を「利益」に変える画期的なサービス「FULL KAITEN」

── まずは2017年にスタートした「FULL KAITEN」の特徴を教えてもらえますか。

フルカイテン株式会社
左:久木さん 右:宮本さん


宮本様 (以下「宮本」): 「FULL KAITEN」は小売業者の経営の負担となっている「在庫」を「利益」に変える画期的なサービスです。小売業は在庫を数多く持つことで売上を増やしてきましたが、そのために値引きが多発して収益性が悪化したり、売れ残った在庫が資金繰りを悪化させ、低利益の原因となってきました。良質な在庫と無駄な在庫を可視化することができなかったんです。


膨大なデータを蓄積した「FULL KAITEN」のロジックやAIを活用することで、 現状の在庫の中からまだまだ売れる人気商品や客単価向上に貢献する商品、フォロー発注すべき商品を見分けることができて、在庫の運用効率を上げ、売上・粗利・キャッシュフローを最大化できます。ミズノ様やオンワード樫山様といったアパレル企業をはじめ、多くの小売企業で導入していただいています。



【freeeカード Unlimited導入前の課題】
クラウドサーバの利用額が増加し、事業用カードの限度額をオーバー

──2017年から「FULL KAITEN」事業を展開していく中で、「freeeカード Unlimited」導入以前はどのような事業用カードを使っていたのでしょうか。

宮本:2種類のクレジットカードを中心にして、デビットカードと組み合わせて使っていました。


──その中でどのような課題を感じていましたか。


宮本:「FULL KAITEN」はアパレル企業や小売企業の大量の販売データを扱いますので、AWS(Amazon Web Services)の月額費用がかなり高額になります。AWSは従量制で金額が変動しますが、サービス開始当初は契約数が少なかったのでカードの限度額内で賄えていました。それが、現在では「FULL KAITEN」が扱ってるデータの流通総額は3,000億円(2021年)と膨大な量になり、それに伴ってAWSの料金も跳ね上がって、決済できなかったこともありました。


限度額が足りないということで、事業用カードをその都度変更するといった手続きを行う必要もあり、業務の上で不便な面を感じていました。


久木様 (以下「久木」):クラウドを経由してサービスを提供する「FULL KAITEN」では、プロダクトを作る過程で海外のWEBサービスやAWSを使うのですが、費用はクレジットカード決済で自動更新されているので、支払決済が積み上がって結果的に限度額一杯になってしまうというケースが多かったですね。


──既存の事業用カードを使用していて限度額の低さに悩まれているという声はよくお聞きします。「freeeカード Unlimited」は限度額が最大5,000万円(インタビュー当時、現在は1億円)。従来のカードとは大きな違いがあったと思います。


久木:以前に勤務していた会社でも限度額数千万円単位の事業用カードというのはなかったので、「freeeカード Unlimited」の説明を聞いたときには驚きました。



【freeeカード Unlimited導入後の変化-1】
カード決済額が即座にfreee会計に反映されるように

──限度額の低さの他に、従来のカードで不都合を感じていたことはありますか?

宮本: 会計処理にfreeeを利用しているのですが、カードの決済額がリアルタイムにfreeeに反映されなかったんです。一番遅いところだと月末までの利用額の確定が翌月13日になっていて、それまで月次が締められない状態でした。


「freeeカード Unlimited」に一本化して、利用履歴が即座にfreee会計に反映されるようになったというのは大きな違いですね。


久木: 今まではカード会社の明細が出てからやっと内訳が判明し、それを入力するという流れだったんですけど、導入後は最終明細を待たずに、利用があったらその都度入力でき、カードを利用した日と、実際に決済として反映されるまでのタイムラグがなくなったのは業務が効率化できてありがたいです。


それと、概ね月次ごとにカードの利用内容は想定できているんですが、ECサイトでのイレギュラーな物品の購入などもカード決済された時点でタイムリーに把握できるのもメリットに感じています。



【freeeカード Unlimited導入後の変化-2】
小口現金が不要になり、現金管理の手間を軽減

──日々のお金の動きを扱う経理業務に、「freeeカード Unlimited」はさまざまなメリットをもたらしているんですね。

久木: カードは代表用ともう1枚、管理部用に利用限度額を下げて作成しました。それにより、小口現金を常に置かなくて済むようになったことも大きな変化ですね。現金の管理にあてる手間を減らすことができました。


宮本: 現金を合わせるための労力というのも結構かかるものなんです。


久木: 毎週末、月末ごとの現金の残高チェックは経理部署のルーティン業務でしたが、その時間を軽減できて他の業務に充てられるのは嬉しいです。


──小口現金の管理から解放されることで、働き方にも変化が見られますか?

久木: 現金の受け渡しをせずにすべてカードで処理できるようになったので、現金処理のために出社しなくても済むようになったというのはありますね。多額の現金を社内においておくわけにはいかないので、以前は現金が足りなくなったらそのたびに銀行のATMに足を運んで現金を下ろして補充しておかなければなりませんでしたし。


宮本: 以前は税理士にお願いしていた月次決算を、「freeeカード Unlimited」への一元化を機に“内製化”が進められるようになったのも導入の目的の一つだったので、経理業務に大きな変化をもたらしてくれていると思います。



【FULL KAITEN今後の目標】
スーパーサプライチェーン構想の実現を目指す

──「freeeカード Unlimited」導入がもたらしたさまざまなメリットを教えていただき、ありがとうございます。最後に「FULL KAITEN」の今後の事業展開について教えてもらえますか。

宮本: 現在は小売業者や卸売業者の方を相手に「FULL KAITEN」のサービスを展開していますが、将来的にはさらに川上にあたるメーカーの在庫管理までカバーしていくことを目指しています。


「FULL KAITEN」には在庫の適正化を通じて“世界の大量廃棄問題を解決する”という壮大なミッションがあります。小売分野だけでなく生産事業全体を網羅した在庫適正化サービスを提供する「スーパーサプライチェーン構想」の実現に向けて、今後も事業を大きく展開していく予定です。


──ありがとうございました。今後の事業拡大に「freeeカード Unlimited」が貢献できることを願っています。



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