エクセルで取り消し線を挿入する方法としては、フォントやショートカットキーの活用など複数の方法があげられます。いずれも特別なスキルは必要としません。
また、取り消し線の消し方を把握しておくと、不要な箇所に挿入してしまってもすぐに元の状態に戻せます。
本記事では、エクセルで取り消し線を挿入・削除する方法、勝手に取り消し線が入る場合の対処法などを紹介します。
目次
エクセルで取り消し線を入れる方法
エクセルで取り消し線を入れる際、特別なスキルは必要ありません。ここでは、作業が少なく実践しやすい3つの方法を紹介します。
- 特定セル内の文字や数字に取り消し線を引く基本的な方法
- ショートカットキーを使った場合
- 取り消し線をデフォルトにする方法
特定セル内の文字や数字に取り消し線を引く基本的な方法
エクセルで、セル内の文字や数字に取り消し線を入れる場合の手順は以下のとおりです。
- 取り消し線を入れるセルをクリックする
- 画面上部の「ホーム」タブからセルの書式設定を開き、「フォント」を選ぶ
- 「取り消し線」のチェックボックスにチェックを入れる
- 「OK」をクリックする
上記はもっとも基本的な方法です。また、3でチェックボックスの設定を切り替えると、ほかのセルでも同様に取り消し線を引けるようになります。
ショートカットキーを使った場合
ショートカットキーを使用してエクセルで取り消し線を引く場合、WindowsとMacでは使用するキーが異なるため、注意が必要です。
Windowsの場合は、「Ctrl」+「5」キーを押します。一方、Macでは「Command」+「Shift」+「 X」キーの3つを押すと、取り消し線を引けます。
普段からショートカットキーの操作に慣れている方は、上記の方法で取り消し線を引くと、業務を効率化できるでしょう。
取り消し線をデフォルトにする方法
エクセルで取り消し線をデフォルトで設定する場合の手順は以下のとおりです。
取り消し線をデフォルトにする手順
- フォントの設定メニューを開く
- 取り消し線を含むスタイルを作成する
- 作成したスタイルをカスタムとして保存する
上記の作業で次回以降は取り消し線がデフォルトで適用されるため、作業が進めやすくなります。
エクセルで取り消し線に色を付ける方法
取り消し線に色を入れると、修正が必要な箇所や特定のデータを視覚的に強調できます。エクセルで取り消し線に色を付ける手順は以下のとおりです。
取り消し線に色を付ける手順
- 取り消し線を入れるセルをクリックする
- 画面上部の「ホーム」タブから「フォント」を選ぶ
- フォントの設定メニューから「取り消し線」のチェックボックスをクリックする
- フォントの「色」を選択する
- 「OK」をクリックすると、選択した色が適用される
1~3までの手順は取り消し線を引く手順です。3で引いた取り消し線は黒に設定されており、4~6の作業で取り消し線の色を好きな色に変更します。
エクセルで二重の取り消し線を入れる方法
エクセルには二重の取り消し線を引く機能は搭載されていません。通常の取り消し線では不十分な場合、図形やテキスト入力の機能を活用して二重線を引く必要があります。
以下は図形を使って二重の取り消し線を引く場合の手順です。
図形を使って二重取り消し線を入れる手順
- 画面上部の「挿入」タブから「図形」を選ぶ
- 「線」から1番左に表示されているアイコンを選ぶ
- マウスを操作して、セル上の二重取り消し線を引きたい箇所に線を引く
- 画面上部の「図形のスタイル」から「図形の書式設定」をクリックする
- 線の色や二重線の幅を選択する
- 線の種類を二重線に変更する
また、以下はテキスト入力で二重の取り消し線を引く場合の手順です。
テキスト入力で二重取り消し線を入れる手順
- 画面上部の「挿入」タブから図形を選ぶ
- 「基本図形」から「テキストボックス」をクリックする
- マウスをドラッグしてテキストボックスをエクセルに表示させる
- 文字を入力したあと、取り消し線を引きたい文字を選ぶ
- 右クリックでメニューから「フォント」を選ぶ
- ダイアログボックスから「フォント」を選ぶ
- 中央下の「文字飾り」から「二重取り消し線」にチェックを入れる
- 「OK」をクリックする
自身がやりやすい方法を選択しましょう。
エクセルで取り消し線を消す方法
エクセルで取り消し線を消す手順は非常にシンプルです。取り消し線を削除したいセルを選んだあと、「Ctrl」キーを押しながら「5」キーを押します。
図形を使って取り消し線を書いた場合も、削除する取り消し線をクリックし「Delete」キーを押せば簡単に削除できます。
また、セル内に引いた一部の取り消し線を削除する場合は、以下の手順で作業を進めます。
セル内の取り消し線を削除する手順
- 取り消し線を削除したい文字をマウスでドラッグする
- 画面上部のホームタブからフォントを選ぶ
- フォントの右下に表示された小さな矢印をクリックする
- ダイアログボックスでフォントを選ぶ
- 文字飾りの項目にある「取り消し線」からチェックを外す
- OKボタンを押す
エクセルで取り消し線が勝手に入る原因と対処法
勝手に入ってしまった取り消し線を削除するには、原因に応じた対処が求められます。ここでは以下4つの原因と対処法を紹介します。
- 条件付き書式が原因のケース
- 前の書式がクリアされていないケース
- 古い値の書式設定が原因のケース
- ほかのファイルからのコピーが原因のケース
条件付き書式が原因のケース
エクセルの条件付き書式とは、特定の条件にもとづき、セルの色や値などを反映させる機能です。たとえば、「完了と入力したら取り消し線を引く」とのルールが過去に設定されていたとしましょう。設定内容が解除・変更されていないと、取り消し線が勝手に入る可能性があります。
条件付き書式が原因の場合、設定内容を変更する手順は以下のとおりです。
勝手に入ってしまった取り消し線を削除する手順
- 取り消し線を消したいセルを選ぶ
- 画面上部のホームタブから「条件付き書式」をクリックする
- 「ルールの管理」を選び、ダイアログボックスを表示する
- 不要なルールを見つけ、「ルールの削除」をクリックして削除する
条件付き書式が原因で取り消し線が残るケースは、とくに共有ファイルやテンプレートをダウンロードした際に、起こりやすいといえます。
前の書式がクリアされていないケース
以前の担当者がエクセルで取り消し線を設定し、セルに適用された書式がそのまま保存されているケースです。書式設定をクリアにしないと、セルの記載内容を変更しても勝手に取り消し線が入る可能性があります。
取り消し線が勝手に入る場合は以下の手順に沿って、書式設定をクリアにしましょう。
勝手に入ってしまった取り消し線を削除する手順
- 画面上部のホームタブを開き、右側にある消しゴムマークをクリックする
- 表示されたメニューから「書式のクリア」を選択する
- 取り消し線が入らないか、確認する
古い値の書式設定が原因のケース
エクセルに新しく搭載された機能「古い値の書式設定」が原因で、取り消し線が勝手に入るケースも考えられます。
古い値の書式設定とは、データ分析で手動計算モードに設定されている際、値が更新されていないセルを強調するため、自動的に取り消し線を入力する機能です。使用中のエクセルが「2409」バージョン以降の場合、古い値の書式設定が標準機能として搭載されています。
古い値の書式設定が原因の場合、以下の手順に沿って書式設定を変更します。
勝手に入ってしまった取り消し線を削除する手順
- ファイルタブをクリックし、オプションを選ぶ
- メニューから数式を選ぶ
- 下の方にある「古い値の書式設定」を見つけ、チェックを外す
ほかのファイルからのコピーが原因のケース
共有ファイルやテンプレートをコピーした際、元の書式が保持されると、取り消し線が自動的に入るケースがあります。ほかのファイルを流用する場合は、「貼り付けのオプション」から“123(値)”を選ぶと、取り消し線が勝手に入るのを防げます。
まとめ:エクセルでの取り消し線挿入と削除方法を理解しよう
エクセルで取り消し線を入れる方法としては、ショートカットキーの活用をはじめ複数の選択肢があげられます。色付きの取り消し線や二重取り消し線を活用すると、修正箇所や情報の強弱を自然と相手に強調できるでしょう。
また、取り消し線が勝手に入る原因は、条件付き書式の設定内容や古い書式の適用などが考えられます。今回の記事で紹介した原因別の対処法を実践してみてください。
よくある質問
エクセルで取り消し線を入れる方法を教えてもらえますか?
いくつかの方法がありますが、もっとも簡単な方法はショートカットキーを活用する方法です。Windowsの場合は、「Ctrl」キーを先に押しながら「5」キーも押すと取り消し線を挿入できます。
取り消し線を入れる方法の詳細は、記事内「エクセルで取り消し線を入れる方法」をご覧ください。
エクセルで取り消し線が消えない原因はなんでしょうか?
条件付き書式の設定や古い書式設定など、複数の原因が考えられます。
原因別の対処法に関しては、記事内「エクセルで取り消し線が勝手に入る原因と対処法」をご覧ください。
