北海道・十勝を拠点として再生可能エネルギーをはじめとしたさまざまな事業を手がける株式会社ティー・ワイ。事業を通じて、環境負荷を少なくすること、そして地域に貢献することを大切にされています。
複数の事業を手がけるなかで、経理業務を効率化したいと導入したのが、freee会計です。導入により、経理業務の効率化がなされたことに加え、太陽光発電の建設・補修現場での見積りや請求業務も簡単になるといった効果が見られました。
株式会社ティー・ワイの事業から、freee会計導入によりどのような変化が起きたのか、清和 孝徳さん・布谷 緩史さんに伺いました。
再生可能エネルギーが中心事業。「信用第一」「適性価格」で環境負荷の少ない地域に貢献できる発電所を作りたい
――ティー・ワイさんの手がける事業について教えてください。
清和さん(以下、清和) : 弊社は廃棄物のリサイクル事業から始まりました。そこから派生して、現在は13ほどの事業を手がけています。設立は平成8年(1996年)で、今年で27期目に入ります。
現在の中心的な事業となっているのが、再生可能エネルギーです。太陽光発電所の設計・建設から運営・維持までを手がけています。
発電所の建設は十勝管内が中心で、発電した電気は北海道電力を通じ、地域の電力となっています。日本で太陽光発電が行われるようになってから10年ほどが経ち、最近では修繕工事やO&M(Operation & Maintenance:運用管理、保守点検)の案件も増えてきました。
――清和さん・布谷さんはそれぞれどのような業務を担当されていますか?また、現在の業務を担当するまでに、どのような経歴を経てこられましたか?
清和: 私は入社10年目で、2年前に営業部長から総務部長になり、総務や会計、人事労務の全般を見ています。以前は営業やネットワークエンジニアとしての業務に携わっていたこともあります。
もともと十勝が地元で、この会社のことは子どものころから知っていました。ただ、ずっと地元にいたわけではなく、東京で働いた後、13年前に地元に帰ってきました。そこから別の仕事に3年ほど就いた後、ティー・ワイに就職しました。
布谷さん(以下、布谷): 私は太陽光発電の建設工事の現場に携わっています。
前職から太陽光発電所の建設工事に携わっていたのですが、初めての仕事の相手がティー・ワイで、その仕事はティー・ワイにとってもはじめての太陽光発電所の建設でした。それが10年ほど前です。そこから縁があり、ティー・ワイの社長に声をかけてもらい、5年ほど前に入社しました。
― ―再生可能エネルギー事業では、どのようなことを大切にされていますか?
布谷: 「信用第一」そして「適正価格」です。
太陽光発電については、施設があれば儲かる、国産の機材は高いといったイメージを持たれることがありますが、そうとは限りません。正しい情報をお伝えしたうえで、性能と価格のバランスを取りながら機材を選び、下請けさんも含めて適性な料金で仕事ができる適性な価格で提供することで、お客様にとっても自社にとってもWin-Winな状態を目指しています。
また、売りっぱなしではなく、販売後のメンテナンスまでトータルで行うところも弊社の特徴です。太陽光発電は天候災害に遭いやすい施設です。そのため、天候災害に強いことが一番ですが、同時に環境負荷をできるだけ少なくして、20年、30年経っても形が変わらないような、地域に貢献できる発電所を作りたいという理念があります。
freee会計導入の決め手はグループ会社の経理業務がスムーズにできる点と、現場でも使えるシンプルなUI