新型コロナ禍を乗り切る!少数精鋭投資アドバイザーの身軽なバックオフィス戦略とは?

SKANIOGLOS®︎投資顧問株式会社 代表取締役社長 永田 典子 様

課題
口座やカードの明細を自動同期

世界経済の分析・予測のみに依拠する投資スタイルでグローバル・長期投資戦略の助言を行うSKANIOGLOS®(スカニオグロス)投資顧問株式会社。長年の研究開発に基づく独自の分析と、綿密なカウンセリングを経て、顧客一人一人へ相応しい投資ポートフォリオを構築、提供しています。


バックオフィスでは、freeeで日々の経理、労務を自動化し効率化を徹底。顧問税理士や労務専任者がいない中、金商業の決算書類や開示資料の作成を難無く行い、新型コロナウイルス禍のテレワーク体制も素早く構築しています。


代表取締役社長 永田 典子さんに、事業の概要や柔軟・身軽なバックオフィスを実現できている理由、新型コロナウイルスの影響とその対策についてお話をうかがいました。

現在の事業について教えてください。

国内のお客さま、特に50歳代前後の働く‘大人の女性’やDINKSに向けて投資顧問(登録:関東財務局長(金商)第3059号 投資助言・代理業)を行っております。先進国の上場株式、主要通貨などからなる外貨建てポートフォリオの長期投資戦略を助言。10年程度の世界経済サイクルを1期間として戦略をたて、お客様1人1人に最適なポートフォリオを作成します。


数十年にわたる膨大な国際経済統計及び株価を解析することで、世界経済の中長期トレンド/サイクルを予測し、それに「乗って行ける」銘柄を世界中から選びます。そして、独自開発の経済・投資先行指数「EarlyBird©」で、ポートフォリオの最適な投資期間を選択します。


今回のような有事はもちろん、夜間もモデル・ポートフォリオをモニタリングしています。誰かが見守ってくれている安心感を提供することもサービスのひとつです。



請求書発行や経費入力など定型業務の効率化・ペーパーレス化を徹底

【写真】スカニオグロス


--freee会計導入のきっかけを教えてください。

2013年に起業した弊社の前身である経済研究所の頃から、バックオフィスを含めた業務全般をなるべく電子化しようと心がけていました。ペーパーワークが多くなりがちな業種で保管が大変になるので電子化はマストです。


freee会計を知ったきっかけは、前身の会社をたちあげてすぐに届いたfreeeからのダイレクトメール。インストール型の会計ソフトが主流だった当時、クラウドで管理できる会計ソフトは珍しく目にとまりましたね。e-Tax使用の前提、ファイルストレージなどでクラウドサービスも導入していたので抵抗はありませんでした。操作も直感的でシンプルだったので、すぐ導入を決めました。



--普段どのように使われていますか?

日常的な記帳業務はバックオフィス担当者に任せ、決算と確定申告のみ副社長が行います。税理士や会計士に依頼する必要性を感じたことがありません。


前身の会社設立当初から現在まで、経費はほとんど全てクレジットカード、交通費はモバイルSuicaで支払うようにしています。銀行口座やクレジットカードと連携させて取引を自動登録させているので、入力の手間が省け経理にかける時間の短縮につながっています。経理の高度な人材が居なくても十分対応できます。


請求書の作成・発行もfreee会計の機能を利用しています。助言報酬の毎月の請求書は全て自動で発行するよう設定してあり、記帳もその機能で行います。発行のタイミングをメールでリマインドしてくれるので良いですね。



金融商品取引業ならではのディスクロージャー、法定書面提出もfreee会計でミスなく

--そのほか使っている機能はありますか?

給与計算にfreee人事労務を導入し、給与計算と経理を連動させて使っています。給与確定ボタンを押すとfreee会計にデータが同期され、給与の額や税金の預り金などが自動的に連携されます。転記の手間が省けるので、とても楽ですね。税率や保険料の変更があるとアップデートされるのが何より助かります。そういえば社労士も労務の専任も居たことがありません。freeeユーザーならではの身軽で安上がりなバックオフィスですね。


金融商品取引業に登録している企業は、事業報告書の一部として財務諸表を財務局や業界団体(日本投資顧問業協会)に毎年提出することが定められています。来訪者への縦覧に供する必要もあり正確な書類作成が求められます。しかし経理の高度な知識がない人材でも帳簿書類が作成できるので、弊社のような低予算の小規模企業には本当に助かります。ちなみに業界特有の勘定科目名などがありますが、freee会計の設定で自由に追加・変更できるので全く問題ありません。



--サポートは利用されていますか?

ヘルプページに情報が網羅されているので、電話やチャットは使わずに疑問は解決できています。私自身含め、弊社のスタッフは金融業界のバックグラウンドがあるからかもしれませんが、freeeのヘルプページはとてもわかりやすいですよ。

freee会計を使って1週間で給付金入金

【写真】スカニオグロス


--新型コロナウイルスによる事業への影響はありましたか?

ご存知の通り、新型コロナウィルスは世界の株式市場に大混乱を招きました。幸いにも、3月中旬に投入した3ヶ月限定の短期ポートフォリオにより「コロナ前」よりむしろ既存顧客の資産は増えました。
freeeのおかげでテレワークへの移行は全く問題なかったのですが、リモートでの対応は顧客のどなたにも可能なわけではありません。市場混乱直後、比較的リテラシーが高いお客様以外には、当面投資をお休みしたほうがよいとご提案しました。不安定な時期に無理に投資を続けていただくよりも、次期の長期上昇トレンドが始まるのを待っていただいた方が良いと考えたのです。


6月初めに全ての顧客のポートフォリオをクローズし、毎月の投資助言報酬は当面いただかないことにしました。
今後も市場の不安定な状況は暫く見込まれますし、あくまで面談を通じた助言が弊社の売り物のため、顧客勧誘も控えています。そのため収入は激減しました。



--持続化給付金は申請されましたか?

freeeから持続化給付金に関するメールの案内を見て、申請しました。投資顧問のような金融商品取引業は、保証会社の保証が受けられず、日本政策金融公庫を含め金融機関からお金を借りることができません。私共も人は雇いますし、オフィスも必要なのにです。
持続化給付金は借入ではないので受給可能なのですが、うちは関係ないと思いこんでいたんです。それでもfreeeからのメールを見て気がつき試してみました。freee会計の機能で必要な数字を抜粋する方法など、申請に必要な情報が具体的に案内されていて助かりました。総勘定元帳から売上高を抽出しオンラインで提出。書面に不備がなく、1週間ほどですぐ入金されました。
続いて、同様に証明書をfreee会計で作成、家賃支援給付金も無事取得しました。

ピンチをチャンスにして新たなビジネスを

--新型コロナウイルスの影響で新しくはじめた事業はありますか?

3月に長期投資戦略を一時封印し、3ヶ月限定の「リバウンド」ポートフォリオを投入。新型コロナウイルス禍でも、顧客資産を守り切り、成績を年初来+7%以上に維持することができました。今後の緊急時の対応にも活かせると思います。


次の長期グローバルトレンドが始まるのは今年末以降、おそらく来春の見込みです。弊社では既に次のトレンドの特徴を予想して顧客のために新しいポートフォリオの準備を始めています。
面談ができるようになったら、既存顧客には弊社の助言商品のもう一つの柱である「グローバル投資家養成プログラム」YourProgram©を適宜ご提供することにしています。経済指標の読み方、グラフの分析や投資に役立つ経済学などで理論武装し、次なる実戦に備えていただきます。


一方、これから弊社に来られるお客様には、世界経済の次期長期トレンドの起点から、全く新しいポートフォリオをご案内していく予定です。



--今後の展望を教えてください。

これまで通り面談を希望される方には感染症対策を徹底し安全に助言できる体制を整えていますが、新型コロナウイルスの影響による経験も活かし、必ずしも面談に依らない新しいビジネスモデルの構築にも取り組んでいきたいです。


また、より若い世代向けのサービスを提供していきたいですね。これまでは50歳前後以上のいわゆるエグゼクティブ女性をメインターゲットにしていましたが、より若い世代からも海外への長期投資に興味があると言われることが増えてきました。


老後のためだけでなく、ビジネスで独立して自分の力を試したいなど、自分の自由のためにお金をつくりたいという人もいます。まだ資産額がそれほどない若い人たちに向けたポートフォリオを組み、より投資を身近に感じてもらい、是非チャレンジできる人生を歩んでほしいですね。



【写真】スカニオグロス




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SKANIOGLOS投資顧問株式会社
https://skanioglos.co.jp/