事業に関心を持てる管理部づくりを目指して。一人で管理部門を立ち上げた株式会社MEJ、クラウド会計化への取り組み

株式会社MEJ CFO 渡辺 浩明 氏

課題
バックオフィスの体制構築・効率化

2008年11月設立の株式会社MEJ様はヘルスケア領域のIT事業を展開するベンチャー企業です。商品開発からEC販売、顧客管理まで一貫して行うDtoCスタイルで、次世代プラットフォームの構築を行っています。同社は約8年半の間、社長と取締役の方だけでバックオフィス業務をこなしてきました。経理部門を一人で立ち上げるにあたり、バックオフィス業務の効率化は必要不可欠。2017年5月に会計freeeを導入した同社CFO、渡辺浩明氏に、freee導入に至った経緯やバックオフィスの理想の姿を伺いました。

――設立の経緯や御社サービスへの想いを教えて

広告業からEC事業に転換
“DtoC” でヘルスケア商品の開発から販売まですべてを自社で手がける


株式会社MEJ CFO 渡辺 浩明 氏

渡辺 浩明 氏
株式会社MEJ CFO
2007年に新卒で外資系生命保険会社へ入社し、法人営業を担当。その後2010年に株式会社リブセンスへ入社、管理部門へキャリアチェンジ。経理、労務、株式事務などのバックオフィス業務、上場準備に携わる。2015年にRetty株式会社へ入社し、管理部門の立ち上げを行う。2017年5月、株式会社MEJへ参画。

株式会社MEJは、「テクノロジーで社会問題を解決し、人類の進化に貢献する」をミッションに掲げ、現在はヘルスケアのDtoC(Direct to Consumer)事業を行っています。シャンプーやサプリ、美容液などの自社開発商品を展開。市場調査から商品の企画開発、EC販売、顧客管理まで自社で手がけているのが特徴です。


弊社の創業事業は広告代理店ですが、そのノウハウを全面的に活かして、今後伸びていく可能性のあるヘルスケアEC業界に参入。短期間で美容系のオリジナルブランドを立ち上げトップクラスのシェアにグロースさせている実績があります。これから新卒採用だけでなく中途採用のキャリアメンバーも増えていくため、より明確にミッションやバリューを定めていかないといけないと考えているフェーズです。



8名のベンチャーにジョイン。社長と取締役が行っていた経理業務の内製化をスタート

現在MEJのメンバーは12名。
これまでの経理部門は、社長と人事担当取締役が給与の振り込みや請求書処理を行い、その他はすべてアウトソーシングしていました。
私が理想とするバックオフィスの姿は、本業の障壁となることなく、事業をより加速していける部門であること。会社として、事業は付加価値を出すことだけにフォーカスすべきだと考えています。そのため、社長や取締役が煩雑な業務に追われて本質的な業務に注力できていない状況は一刻も早く修正したいところでした。


そこで私が管理部門一人目のメンバーとして、当時8名だった株式会社MEJへ、2017年5月にジョイン。経理の内製化をスタートしました。もともと私は大手外資系生命保険会社の営業。ITベンチャーの管理部門メンバーにキャリアチェンジした経歴があり、経理の仕事自体は8年目です。前職で管理部門業務を経験しましたが、改めて少人数の組織づくりから上場準備をするフェーズのベンチャーに身を置きたい、やるからには本気で世界を変えるくらいの目標に向かっている会社が良いと考え、MEJに入社しました。

――freee導入のきっかけとご利用状況を教えて下さい

上場準備を視野に入れ、会計業務をfreeeに集約

私がジョインするまで、会計業務は他のシステムで切り出して使っていました。しかし、今後は上場準備を行うにあたり、一つのプラットフォームに集約したいと考え、クラウド型会計サービスに注目していました。


会計ソフト刷新にあたり、銀行やクレジットカード、その他さまざまなサービスとの連携が最も重要だと感じました。複式簿記の使える他社クラウド会計ソフトも検討してみたのですが、会計ソフトfreeeは3月に内部統制に対応するプランをリリース。会計と他システムの連動が一気通貫して可能になったことを知り、freee導入に踏み切りました。現在、会社の会計業務と給与計算、請求書が届いてから振り込みを行うまでの支払依頼時にfreeeを活用しています。


freeeで経理の手間やミス、現場と管理部門間の売上げ認識のズレをなくす


株式会社MEJ社内風景


今後は経費精算でもfreeeを活用する予定です。今までは社員がレシートを管理部門に手渡しして終了でした。freeeを導入していない多くの会社がまだこういったワークフローを採用していると思いますが、ここは効率化できる部分。弊社はこれからメンバーが増えて行く中で、経費精算作業を社員自身に行ってもらおうと考えています。


経費精算に限らず、請求書も担当者が自ら作成・確認した上で申請する流れが合理的ですし、そうしたシステムを作っていかなければいけません。freeeには社員が入力の一端を担う設計思想があるため、弊社会計業務の意向に適していると感じました。


紙ベースの経費精算書ですと、どうしても経理が手入力する手間とミスの可能性が発生します。freeeを導入した理由の1つは、そうした手間やミスの可能性を少しでも減らすためです。


また、現場と管理部門の認識する売上げにズレが生じていることも多々あります。メンバーが共通言語として、リアルタイムにアクセスできる環境を用意し、認識のズレをなくすことも期待しています。freeeを使えば経理が事業側と同じ数字を見て議論できますので、まさに理想的です。客観的に数字を見て議論を交わすことにより、ビジネスモデルが洗練されていくと思います。

――今後の展望について教えて下さい

管理部は数字にどれだけ向き合う時間を作れるか。効率化こそ鍵

バックオフィスは日々の経理業務など、見えない定型業務に時間を追われがち。ですが、管理部門はある意味コストセンター。コストを意識しつつ、事業や人を意識しつつ、どうやって売り上げを伸ばしていけるか。その根拠となる数字にどれだけ向き合う時間を作れるかが大切です。いくら数字に向き合っていても、コストがかさんでしまうと本末転倒と言えます。
そのためには会計システムをどれだけ効率化できるかが鍵となります。できるだけ無駄をなくし、コアな業務に集中して一気に会社を伸ばしていくのが今後の課題です。


私自身の目標としてはこれから、管理部門でいいチームを作っていきたいと考えています。私の考えるいいチームとは、「事業に関心を持てる管理部」のこと。
管理部の中でも経理部門は、事業側に入り、一緒に数字を見て議論できる必要があると考えています。私どものようなベンチャー企業ならばなおさらです。客観的に数値を見ることができ、売上を上げるために寄与できる。管理部は数字の観点からビジネスモデルを洗練させる必要があると思うんです。


一方、管理部の総務・人事部門の側からは、従業員との接点に集中できることが、いいチームの条件だと思います。日常業務に追われ、従業員からの直接の依頼に対してレスポンスが遅れたりするのはよくある話。僕個人としても、どれだけ早くレスポンスを返せるかという点をずっと意識してきました。対応の早さで感動を与える。対応したことで会社へのロイヤリティが上がる。そんな仕事ができるチームを目指していきたいです。


効率化・作業を減らし、空いた時間を使って社員に向き合っていきたい

定型業務の多い管理部門の業務ですが、定型業務を日々こなしていくだけで仕事をした気になってしまいがち。


これからは管理部としても事業に対してより付加価値を出せるよう、freeeを使って日々の定型業務を効率化させていきたいと考えています。特に効率化させなければならないのが労務の面。
労務としての仕事は本来、定型業務ではなく、社員と向き合うため時間に費やすべきです。freeeで作業量を減らし、空いた時間で社員に向き合っていきたいです。どういうことを従業員の人が考えているのか、知るための時間に費やしていければと思います。


株式会社MEJ CFO 渡辺 浩明 氏

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