意思決定につながる未来の数字をつくる。グッドパッチの考える、会計ソフトにできない「本質的な経理の仕事」

株式会社グッドパッチ 管理部 経理財務マネージャー 瀬川 貴之 氏

課題
バックオフィスの体制構築・効率化

2011年9月に設立された株式会社グッドパッチは、UI/UXに注力したデザイン会社。ユーザーにとって心地の良い体験を提供できるようなデザインを追求しています。Gunosyやチケットキャンプなどさまざまなアプリ・サービスに携わってきた同社は、バックオフィス業務の効率化を図り、2017年5月に会計freeeを導入。財務経理グループマネージャーの瀬川貴之氏に、freeeの導入に至った経緯やその利便性について伺いました。

――設立の経緯や御社サービスへの想いを教えてください

ビジョンは「ハートを揺さぶるデザインで世界を前進させる」
UI・UXのクライアントワークや開発支援ツールを提供


株式会社グッドパッチ 管理部 経理財務マネージャー 瀬川 貴之 氏

瀬川 貴之 氏
株式会社グッドパッチ 管理部 経理財務マネージャー
早稲田大学政治経済学部卒業後、ミズノ(株)にて9年間経理業務全般に従事。途中、イギリス2年間とフランス2年間の海外駐在の間に、スペイン・ノルウェーの現地法人の設置や経営企画業務を担当。帰任後は再び本社経理財務部で開示業務等を担当。その後、アディダスジャパン(株)でFP&A業務に従事し、2017年2月からGoodpatchにジョイン。平日は管理部マネージャー、週末は大学院生の二足の草鞋を履く。

弊社のビジョンは「ハートを揺さぶるデザインで世界を前進させる」です。デザイン会社としてさまざまな企業様を支援する弊社には、UI/UXデザインに特化したクライアントワークを行う事業部と自社プロダクトの開発事業部、2つの部署があります。


クライアントワーク事業部ではWeb・スマホを対象に、さまざまなアプリケーション、サービスのUI・UXデザインに携わっています。UIデザインだけで仕事を受けることはなく、UXと必ずセットで改善を行い、ユーザーの体験を考え抜くのが弊社の特徴です。開発プロセス改善の手助けとして、弊社の開発支援ツールを使っていただくケースもあります。


自社プロダクト事業部ではProttとBalto。2つの開発支援ツールを提供しています。
2014年10月ローンチのProttは、アイデアを迅速に形にしてチームに共有できるプロトタイピングツールです。
2017年7月にお目見えしたばかりのBaltoはデザインフィードバックツール。開発中のアプリやウェブサイト画面にコメントを追加し、チームメンバーへ気づいたことを気軽にフィードバックできます。ProttとBalto、どちらも直感的に使え操作性に優れていることが特徴です。


クライアントワークと自社プロダクトの両事業部がうまく連携し、お客様のご要望に合わせ柔軟にアプローチしています。



海外駐在・MBAの経験とスキルを、スタートアップで生かしたい

私が経理になったのは、新卒で大手スポーツ用品・アパレルメーカーに入社し、経理・財務を担当したのがきっかけ。東証一部上場の一経理担当者でした。入社5年目の終わりからはヨーロッパに駐在し、在庫管理やプロジェクト考案、国外新オフィスの立ち上げなど経営企画業務にも従事しました。


駐在していたヨーロッパのオフィスは100~200人規模の組織。メンバー同士の顔が見えやすく現場とのコミュニケーションが密でした。モチベーションが高くコミュニケーションしやすいメンバーに恵まれ、仕事に対する責任感・会社に貢献したい気持ちが高かったように記憶しています。この経験が、スタートアップで良い組織づくりに携わりたいという動機に繋がっています。


4年間の駐在後、本社経理部に異動。経理の開示業務に就いたものの、海外で経営企画として働き、充実した日々を思い出し、物足りなさを感じて転職しました。
その後、外資系の同業他社に転職。働きながら大学院のMBAコースでマネジメントを学び始めました。講義を通して経営のエッセンスを学ぶ中で、自分のスキルを現場に活かすことのできるスタートアップで働きたいと考えるようになりました。


株式会社グッドパッチ 管理部 経理財務マネージャー 瀬川 貴之 氏


デザインへのこだわりは、仕事のクオリティにも直結している

グッドパッチへ入社したのは2017年2月です。当社代表・土屋尚史の「デザインのマーケットを拡大したい」という言葉に感銘を受けたのがきっかけでした。 デザインのマーケットができれば、デザインに関わる方々の社会的な地位向上が望めます。グッドパッチの掲げる「社会を変えていく」姿勢に魅力を感じました。現在、管理部門で経理財務マネージャーを勤めています。


グッドパッチに入社して感じるのは、新しいことへポジティブにチャレンジするメンバーの姿勢、それから制作物のクオリティに対するこだわりです。 たとえば、私の登壇した社内イベントでも、プレゼンテーションのスライドを見たデザイナーが配置・色に対してアドバイスをしてくれました。社内イベントのスライド、という細部までデザインへのこだわりが感じられる。ほかにも印象的エピソードがたくさんあります。


弊社のデザインへのこだわりは、仕事のクオリティにも直結していると感じます。

――freee導入のきっかけとご利用状況を教えて下さい

内部統制対応と堅牢なセキュリティ、連携サービスの多さが決め手

経理担当者として、もともとクラウド型会計サービスに興味はありました。しかし、パッケージ型会計ソフトのほうが機能が充実し、使いやすいだろうというイメージがありました。


弊社がfreeeを導入したのは2017年5月。freee 会計エンタープライズプランがリリースされたことがきっかけでした。決め手は内部統制対応と堅牢なセキュリティ、連携サービスの多さです。freeeには、不具合がどんどん改善されていくスピード感があります。これは、パッケージ型会計ソフトには望めないものです。


明細を取り込んでボタンを押すだけ。楽しみながら会計業務に取り組める

freeeは銀行の明細を取り込んでボタンを押すだけ。締め日に遅れることも残業を増やすこともなく、経理の定型業務が回ります。グッドパッチにジョインするメンバーは、デザイナーもバックオフィスも新しいツールに興味を持っている人が多く、freeeは楽しみながら会計業務に取り組めるのが嬉しいポイントです。

――今後の展望について教えて下さい

現場の人が社内雑務にかける時間を極力減らし負担をなくしたい

今後はバックオフィスの業務をより効率化し、現場の人が社内雑務にかける時間を極力減らしていきたいです。
私がスタートアップに入った意味は、「上場企業にいて、現場の近くで経理業務をした経験を活かすこと」にあります。今回は、従来の会計ソフトからfreeeに変えることで、一時的に現場に負担をかけましたが、長期的に見れば会社全体の業務を効率化でき、良い結果をもたらしました。会計のルールは押さえつつ、使用者に負担がないよう運用を考えていきたいです。


株式会社グッドパッチ 管理部 経理財務マネージャー 瀬川 貴之 氏


会計ソフトができない本質的な仕事にフォーカスすべき

10年後20年後、もっと先の未来が来たとき、経理の仕事がなくなるパラダイムシフトは十分起こると思います。経理の人間は本来、会計ソフトができない本質的な仕事にフォーカスすべきです。


経理の人間がやるべき本質な仕事とは、未来の数字を出すこと。会計の事後報告を正しく行うだけでなく、会社のマネジメントを導くための、未来の数字をデータとして提供することが重要です。


freeeを導入する以前は、経営の意思決定に大きな影響を与えるほどの数字は出せていませんでした。freee導入により、未来の数字が出しやすくなりました。スタートアップ、小さな組織であればなおさら、このような経理・経営企画的な側面が求められると思います。
経営陣の意思決定につながるような数字を導き出すと同時に、現場に対しても、その数字にどんな意味があるのか説明を行えること。社内の数字を早く、正しく、分かりやすく伝えられるよう、freeeを使って本質的な業務にフォーカスしていきたいと考えています。

バックオフィスは経営を牽引する役割へ。「クラウドERP freee」

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