2011年9月に設立された株式会社グッドパッチ様は、UI/UXに注力したデザイン会社。ユーザーにとって心地の良い体験を提供できるようなデザインを追求しています。Gunosyやチケットキャンプなどさまざまなアプリ・サービスに携わってきた同社は、バックオフィス業務の効率化を図り、2017年5月に会計freeeを導入。財務経理グループマネージャーの瀬川貴之氏に、freeeの導入に至った経緯やその利便性について伺いました。
2011年9月に設立された株式会社グッドパッチ様は、UI/UXに注力したデザイン会社。ユーザーにとって心地の良い体験を提供できるようなデザインを追求しています。Gunosyやチケットキャンプなどさまざまなアプリ・サービスに携わってきた同社は、バックオフィス業務の効率化を図り、2017年5月に会計freeeを導入。財務経理グループマネージャーの瀬川貴之氏に、freeeの導入に至った経緯やその利便性について伺いました。
私が経理になったのは、新卒で大手スポーツ用品・アパレルメーカーに入社し、経理・財務を担当したのがきっかけ。東証一部上場の一経理担当者でした。入社5年目の終わりからはヨーロッパに駐在し、在庫管理やプロジェクト考案、国外新オフィスの立ち上げなど経営企画業務にも従事しました。
駐在していたヨーロッパのオフィスは100~200人規模の組織。メンバー同士の顔が見えやすく現場とのコミュニケーションが密でした。モチベーションが高くコミュニケーションしやすいメンバーに恵まれ、仕事に対する責任感・会社に貢献したい気持ちが高かったように記憶しています。この経験が、スタートアップで良い組織づくりに携わりたいという動機に繋がっています。
4年間の駐在後、本社経理部に異動。経理の開示業務に就いたものの、海外で経営企画として働き、充実した日々を思い出し、物足りなさを感じて転職しました。
その後、外資系の同業他社に転職。働きながら大学院のMBAコースでマネジメントを学び始めました。講義を通して経営のエッセンスを学ぶ中で、自分のスキルを現場に活かすことのできるスタートアップで働きたいと考えるようになりました。
グッドパッチへ入社したのは2017年2月です。当社代表・土屋尚史の「デザインのマーケットを拡大したい」という言葉に感銘を受けたのがきっかけでした。
デザインのマーケットができれば、デザインに関わる方々の社会的な地位向上が望めます。グッドパッチの掲げる「社会を変えていく」姿勢に魅力を感じました。現在、管理部門で経理財務マネージャーを勤めています。
グッドパッチに入社して感じるのは、新しいことへポジティブにチャレンジするメンバーの姿勢、それから制作物のクオリティに対するこだわりです。
たとえば、私の登壇した社内イベントでも、プレゼンテーションのスライドを見たデザイナーが配置・色に対してアドバイスをしてくれました。社内イベントのスライド、という細部までデザインへのこだわりが感じられる。ほかにも印象的エピソードがたくさんあります。
弊社のデザインへのこだわりは、仕事のクオリティにも直結していると感じます。
経理担当者として、もともとクラウド型会計サービスに興味はありました。しかし、パッケージ型会計ソフトのほうが機能が充実し、使いやすいだろうというイメージがありました。
弊社がfreeeを導入したのは2017年5月。freeeエンタープライズプランがリリースされたことがきっかけでした。決め手は内部統制対応と堅牢なセキュリティ、連携サービスの多さです。freeeには、不具合がどんどん改善されていくスピード感があります。これは、パッケージ型会計ソフトには望めないものです。
freeeは銀行の明細を取り込んでボタンを押すだけ。締め日に遅れることも残業を増やすこともなく、経理の定型業務が回ります。グッドパッチにジョインするメンバーは、デザイナーもバックオフィスも新しいツールに興味を持っている人が多く、freeeは楽しみながら会計業務に取り組めるのが嬉しいポイントです。
今後はバックオフィスの業務をより効率化し、現場の人が社内雑務にかける時間を極力減らしていきたいです。
私がスタートアップに入った意味は、「上場企業にいて、現場の近くで経理業務をした経験を活かすこと」にあります。今回は、従来の会計ソフトからfreeeに変えることで、一時的に現場に負担をかけましたが、長期的に見れば会社全体の業務を効率化でき、良い結果をもたらしました。会計のルールは押さえつつ、使用者に負担がないよう運用を考えていきたいです。
10年後20年後、もっと先の未来が来たとき、経理の仕事がなくなるパラダイムシフトは十分起こると思います。経理の人間は本来、会計ソフトができない本質的な仕事にフォーカスすべきです。
経理の人間がやるべき本質な仕事とは、未来の数字を出すこと。会計の事後報告を正しく行うだけでなく、会社のマネジメントを導くための、未来の数字をデータとして提供することが重要です。
freeeを導入する以前は、経営の意思決定に大きな影響を与えるほどの数字は出せていませんでした。freee導入により、未来の数字が出しやすくなりました。スタートアップ、小さな組織であればなおさら、このような経理・経営企画的な側面が求められると思います。
経営陣の意思決定につながるような数字を導き出すと同時に、現場に対しても、その数字にどんな意味があるのか説明を行えること。社内の数字を早く、正しく、分かりやすく伝えられるよう、freeeを使って本質的な業務にフォーカスしていきたいと考えています。
【取材情報】 協力 : 株式会社グッドパッチ
クラウドERP freee の
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