株式会社キュービック:経理の業務を月間100時間分削減! | 会計ソフト freee (フリー)

freee導入で経理の業務を月間100時間分削減!
ベンチャーでも大手企業に負けないバックオフィス環境が実現 株式会社キュービック (http://cuebic.co.jp/)

  • Web広告・Webマーケティング
  • 101~300名
  • 会計freee
  • 人事労務freee

デジタルマーケティング企業として、成果報酬型モデルの自社メディア事業を展開し、2016年9月時点で120名だった従業員数が2017年5月には250名以上になるなど、急成長をみせる株式会社キュービック様。10年後に売上1,000億円達成を目標として掲げるなか、バックオフィスの生産性を高めるために導入したのがfreee。その経緯や効果についてインタビューしました。

設立の経緯や御社サービスへの想いを教えてください

一気通貫のマーケティングストーリーでクライアント様の集客を支援

矢沢 貢 氏
株式会社キュービック・コーポレートサポートチームマネジャーとして社内制度の整備など、社全体の管理部門を担当

西田 千恵子 氏
コーポレートサポートチームで経理を担当。会計サービス導入を提案
弊社は、サイト制作からWEB広告運用、コンテンツマーケティングを一気通貫しておこない、クライアント様の集客を支援する会社です。
看護師がイキイキと働ける職場に出会えるサイト「Coconas(ココナス)」や、『もっといい求人』を探す人のための転職支援サイト「HOP!(ホップ)」、自動車保険についてどこよりも短い時間で理解できるサイト「カービックタウン」、日本最大級の脱毛口コミサイト「エピカワ」など、十数個のWEBメディアを運営しています。

フィールドワークやインタビューを通じてユーザーの深層心理をきちんとつかみ、画面の向こう側のヒトを動かす『ヒト・オリエンテッドなデジタルマーケティング』を強みとしています。

会社の推進力を生み出すユニークなクレドと社内制度

キュービックには、9つのクレド(行動指針)というものがあります。弊社のベンチャーマインドを象徴しているのは、『ATY(アホだから とりあえず やってみる)』というクレド。このクレドがあるおかげで、私たちキュービックメンバーは皆、抵抗なく新しいことにチャレンジできています。

もちろん、この行動指針はバックオフィスにおいても例外ではありません。現在弊社は12期目、従業員は250名以上という規模になりました。そんななか、検討から3カ月というスピード感でfreee導入を決めることができたのは、まさに「ATY」という言葉が背中を押してくれたからです。

とはいえ、スピード感を重視する一方で、バックオフィスはスピード感だけを重視するわけにもいきません。とりあえずやってみたあとに、それをしっかりと整えていくことも忘れません。

また、弊社では、社員一人ひとりに寄り添い、向き合うという考えも大切にしています。
その考えの表れのひとつが、『FAM(ファム)制度』というメンター制度です。“FAM”とは“Family”の略で、部署やチームを超えた約10人単位のグループを指します。家長、長男・長女などと役割を分け、みんなでご飯やキャンプに行くなど、ビジネスライクではないコミュニケーションをはかっています。その活動のための補助金も会社から支給しています。

こうした斜めの関係構築により、メンバーに心理的安全性が生まれ、何か困ったことがあれば気軽に相談できる。安心して仕事に取り組める。そんな好循環を実現しています。 

FAMは、社員が困っているときに頼れる“心のよりどころ”です。

10年後に1,000億円企業”を見据えたバックオフィスの体制

弊社は10年後に売上1,000億円の企業になることが目標。“日本を代表するインターネット企業になる”というビジョンに向けて急成長しています。一方で、会社の成長スピードに対して社内体制や制度の整備の部分で、まだまだ追いついていない箇所があることは否めません。

こうした状況で、我々コーポレートサポートチーム(以下、CS)に求められていることは大きく2つ。1つはバックオフィスを理想的な状態に整えておくこと。弊社従業員や取引先企業様に“安心できる会社”というイメージを持っていただくために、法務まわりや人事まわりなど、会社の制度をこれまで以上にしっかりと築く必要があります。

もうひとつの仕事は、会社が掲げる『ヒト・ファースト』という経営理念を貫き、成長できるよう縁の下から支えること。経営理念はいわば会社の“軸”。軸がブレてしまうと未来に向かって成長し続けることはできません。

私たちは、すべてにおいてヒトと向き合う経営『ヒト・ファースト』という理念に基づいて、キュービックで働くヒトに何かあったときの相談役として機能する体制を整えていきたいと考えています。

freee導入のきっかけとご利用状況を教えて下さい

freeeの導入により、経理にかかる手間を約100時間削減

私が入社したのは2016年の11月ころ。ちょうど管理部門の整備が会社の成長に追いつかなくなってきていた時期でした。「生産性向上のため、バックオフィスのあり方を変える必要がある」と考えるなか、生産性を向上させるための新しいサービス導入を検討。候補に挙がったのが、freeeをはじめとするクラウド会計サービスでした。

2017年3月からfreeeを導入し、経理の仕事の中でも特に、給与計算は大変効率化されました。freeeを導入するまで、弊社の経理業務の大部分はアナログな作業が占めていました。

freee導入までは給与計算をすべて社労士さんにお任せし、手作業で1件1件、私が200人以上の銀行振込みをおこなっていたのです。かつての方法では8時間ほどかけておこなっていた作業ですが、freeeとネットバンキングの活用により、遅くとも30分ですべての振込み処理が完了するようになりました。

ほかにも支払い方法を全銀データを使った一括振込に変えたり、freeeを使った経費申請と小口精算のフロー整備をおこなった結果、CSのルーティンワークがトータルで約100時間ほど削減できたのです。改善要望を気負わずに出せるのも、freeeの嬉しいところ。こちらの要望も吸い上げてくださるので、安心して利用することができます。

経営コンサルタントから見るfreee導入のメリット

鈴木 健太 氏(経営コンサルタント)
今回クラウド会計サービスの検討段階をサポート
私はキュービックの経営コンサルタントとして、今回クラウド会計の検討段階からお手伝いをさせていただきました。会社に会計のシステムを入れたほうがいいとは常々思っていましたので、複数社を検討した上で総合的にバランスが良かったfreeeさんを推薦しました。

freeeの導入による変化は2点あります。1つは、業務の交通整理ができたこと。直接お金にならないバックオフィスの業務改善にあえて投資するというのは、ベンチャーにとっては難しい決断だったと思います。しかし、これがいい意味でのプレッシャーになり、間接業務の生産性が向上し、会社全体が本来おこなうべき業務に集中できるようになったと思います。

もう1つは、社員のお金に対する責任や意識を高められたということ。freeeのスマホアプリでレシートを取り込むときに、画面上で都度「接待費で●●●●円使った」と確認できるように。自分が使ったお金を会社目線で考えるきっかけが生まれました。

私は、キュービックが売上1,000億というワイルドな目標を掲げているからこそ、ベンチャーという言葉に甘んじてほしくなったんです。その点freeeですと、企業の成長フェーズやステージに関わらず、バックオフィスの仕組みを充実化できるのがいいですね。

今後の展望について教えて下さい

さらに30時間削減を目指し、社員のケアに時間を使いたい

今後は、経理部門でfreeeを使いこなし、経理周りの生産性をより向上させたいです。今はチェック機能しか使いこなせていないので、できれば決算や年末調整の内製化までできるようにしたいと考えています。給与振込だけでも100時間削減のインパクトがありましたので、さらに30時間ほどバックオフィスの業務時間を削減できれば、より社員のケアに時間を使えるのではと考えています。

今回のfreee導入が、1,000億円企業を見据えた意識改革のきっかけになればいいと思います。キュービックはこれまで自己資本のみでやってきていますが、今後もずっとそうであるとは限らない。もし上場するとなれば、ステークホルダーが増え、内部監査が必須になるなど、社会的な責任も増していきます。今のうちから会社が大きくなったときの構造へ目を向けられるようになれたらいいのではないかと考えています。

鈴木の申すとおり、日本を代表するインターネット企業になるということは、より大きな社会的責任が生まれるということです。私たちにはキュービックで働くメンバーの一員として恥ずかしくない振る舞い、キュービックで働くことへの誇りある言動がますます求められます。そのためにはまず稟議を通す、契約を結ぶ、経費の処理をするといった、社会人としての基本が当たり前にできること。些細なことかもしれませんが、そうした“基本”を徹底していくことが1,000億円企業への第一歩なのかなと思っています。freeeを通してさらに意識付けを促し、ベンチャーであっても長い歴史や強いブランド力ある会社と同等以上の安心感や信頼性を持つ会社にしていきたいです。

【取材情報】 協力 : 株式会社キュービック

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