データが分断していることで、
赤字原因の特定も困難に。
CGを活用した不動産コンテンツ制作やアプリ開発を手がける同社では、プロジェクト管理、会計、工数データが部門ごとにバラバラに存在し、人件費を含む原価や工数の把握ができないことが課題でした。
PL分析をしても収支悪化の原因を深掘りできず、請求漏れ確認や資金繰り予測にも時間がかかっていました。役員会での報告もトップライン確認にとどまり、赤字原因の特定には請求書と案件データを1件ずつ照合する手間が発生するなど、打ち手検討が常に後回しになる悪循環でした。
freeeは、プロジェクトと経営をつなぐ強力な“橋渡し”。
こうした課題を一気に解決する手段として導入したのが「freee販売」です。Excelやスプレッドシートで管理していたプロジェクト情報とfreee会計のデータと紐付けることで、PLからプロジェクト別収支まで容易に遡って分析できる仕組みを素早く構築することができました。freee販売は、分断されたデータをつなぎ、経営をより可視化するためのまさに大きな橋渡しですね。
感覚や経験則から
データドリブンな経営文化へ進化。
導入後は、経営情報がリアルタイムに集約され、プロジェクト別の収支を5分で可視化できます。会議ではデータをもとに赤字や低収益の原因を特定し、その場で改善策を議論するスタイルが定着したことで、売上高140%超を実現しました。
以前は根拠の薄い発言も多かった会議が、数字で語る場に変わりました。現場の社員も売上や利益を意識し、判断軸を数字に置くように変化。経営層から現場まで、データを共有・活用する文化が広がっています。
管理ツールの連携を強化しさらなる進化を目指しています。
私にとって「freeeは“虫メガネ”のような存在」です。
PLから細部まで深掘りして原因を特定できるだけでなく、散らばった情報を集約して将来予測に活かすことができます。詳細な分析から全体像の把握、そして未来を見据えた経営を支えてくれる、欠かせないツールだと感じています。