副業の基礎知識

副業の確定申告に関係する「20万円以下」の意味とは?

最終更新日:2020/07/09
公開日:2017/09/27

副業の確定申告に関係する「20万円以下」の意味とは?

副業が軌道に乗って収入が増えてきたら、確定申告について考えましょう。基本的に会社員は会社が年末調整をしてくれるため確定申告はしなくても良いですが、副業の年間所得が20万円を超えたら、副業分は自分で確定申告をしなければなりません。

本記事では、副業で確定申告が必要なケース、またそれに関係する「20万円以下」の意味について紹介します。

目次

開業freeeバナー

副業と確定申告における「20万円以下」の意味とは

会社に勤めている場合、会社が年末調整をするため基本的に確定申告の必要はありません。しかし、本業以外に副業からの収入が20万円を超えるようであれば、確定申告の必要が出てきます。

たとえば、本業で会社員として給与を得つつ、ハンドメイドのアクセサリーを通販サイトに出品して年間で17万円の雑所得を得たケースを考えてみましょう。この場合は副業部分が20万円以下であるため、確定申告しなくても問題ありません。

ブログからの広告収入が年間25万円だったとして、何も経費がかかっていなければ所得は25万円になるため、確定申告の必要があります。しかし、サーバー費用や新聞図書費、画像編集ソフトの購入やセミナー参加など、ブログを運営するために必要な経費を計上した結果、収入25万円、経費6万円だったのします。

所得とは、収入(売上)から経費を引いた金額なので、

25万円 − 6万円 =19万円

が所得となり、20万円以下なので確定申告の必要はありません。

副業の所得が20万円以下でも確定申告が必要な場合

副業の収入が20万円以下であっても、医療費控除や住宅ローン控除などを受けたいと考えているのであれば確定申告をする必要があります。控除は本業と副業を合わせた総収入で行われ、控除を受けたうえで確定申告を行えば還付金が戻ってくる可能性があります。

本業の年収が2,000万円以上も自分で確定申告を行う必要があります。

副業別の確定申告について

ここからは具体的に、副業の種別ごとの確定申告について解説します。

1. ブログ収入で得た事業所得

お小遣い稼ぎ程度のブログの広告収入の場合は「雑所得」、本格的にブロガーとして活躍している場合は「事業所得」として確定申告をしましょう。どちらも収入から経費を差し引けるため、1月1日〜12月31日までの収入の合計から、ブログ運営のためにかかった経費を差し引きましょう。

ちなみに、雑所得と事業所得について明確な線引きはありません。ただ事業所得として申告するといくつかメリットがあります。まず節税効果の高い青色申告で確定申告ができます。経費の他に青色申告特別控除として最大65万円が差し引ける点は大きな魅力です。

また、副業が赤字の場合、事業所得であれば赤字を差し引き節税することが可能です。これを損益通算といい、本業の給与所得から事業所得の損失を差し引くことができます。

2.株式投資で得た譲渡所得

株式投資で利益をあげる場合、株の保有で得られる配当金と、株を売った時に得る売却益があります。前者は「配当所得」、後者は「譲渡所得」です。

株式投資を始める際に、証券会社に口座を開設する必要がありますが、口座の種類によっては確定申告は不要です。

特定口座」を開設すれば、税金の手続きを証券会社が行ってくれます。さらに「源泉徴収あり」を選択すれば、口座から自動的に税金が引き落とされるため確定申告は不要です。ただし、特定口座で源泉徴収ありの場合、20万円以下の収入でも税金の引き落としが行われます。確定申告をしないで楽な反面、損をするケースもあります。

一般口座」で開設した場合や、「特定口座」で「源泉徴収なし」を選択した場合、「年収が2,000万円以下で、かつ株式投資の利益が20万円以下」の場合は確定申告の必要もなく、税金も支払わなくて大丈夫です。ただし、利益が20万円を超える場合は、自分で確定申告をする必要があります。

3.FXで得た雑所得

FXで収入を得た場合、「雑所得」として確定申告をします。FXは、外貨を売買した差額を利益とするため、株式投資のように「譲渡」でなく「差益」として扱います。「事業所得」にならない理由は、FXがハイリスクハイリターンであり、安定した収入につながらないことや、FXを行うにあたり労力が発生していないことが理由です。

先ほども述べた通り、株式投資で収入を得た場合は譲渡所得となりますが、このため確定申告は所得が20万円以下の場合に行います。

FX取引のためにパソコンや書籍を購入した場合、経費として差し引くことが可能です。利益から経費を差し引いた金額が20万円以上の場合、確定申告をしましょう。

4.アルバイトで得た給与所得

ブログ収入や株、FXとは異なり、アルバイトで得た収入は給与所得です。 他の副業と同様に、所得が20万円を超えなければ確定申告は不要です。しかし、住民税の申告は必要なため注意が必要です。

副業と確定申告に関するおすすめ記事
副業と確定申告 その関係を徹底解説!

確定申告で副業がバレる?

副業をしている人のなかには、会社の上司・同僚に内緒にしている人もいるかもしれません。ここ数年で副業に対する注目が上がり副業を容認する会社も増えてきましたが、いまだ副業禁止の会社がほとんどです。

禁止されている副業をして、バレたらトラブルに発展することもあります。「言わなければバレないのでは?」と思うかもしれませんが、会社への住民税の通知が原因で副業を疑われることがあります。

副業の確定申告を行うと、本業と副業を合わせた所得をもとに住民税が決定します。住民税の徴収は会社の給与から特別徴収という形で天引きされるのが一般的なため、住民税の金額が多いと不審に思われる可能性があるのです。

副業がバレないようにするためには

住民税の通知で副業がバレるのを避けたいのであれば、住民税を自分で納めましょう。確定申告する際に、住民税に関する事項で徴収方法の選択を「自分で納付」に丸をつければOKです。

ただし、これができるのは副業が給与所得ではない場合です。というのも徴収方法の選択欄に、「給与・公的年金等に係る所得以外(平成○○年4月1日において65歳未満の方は給与所得以外)の所得に係る住民税の徴収方法の選択」、という記載があるからです。
しかし自治体によっては対応してくれるところもあるので、副業がアルバイトだという方は、諦めずに一度役所で相談してみると良いでしょう。

もしくは、会社の就業規則を確認した上で、上司に相談するのも一つの方法です。本業に支障が出ないのであれば、容認されるかもしれません。

もし副業したらどれくらいの税金がかかる?

すでに副業をしている方や、これから副業をしようと考えている方は、所得税や住民税、社会保険料がいくらになるのかを把握しておく必要があります。

また、同じ副業でも白色申告と青色申告の場合で大きく納税額が異なることもありますので、確定申告の際に慌てないためにも、一度無料診断をしてみるのが良いでしょう。確定申告ソフトのfreeeが無料で提供する「副業の税額診断」では、最短1分・登録不要で税額を診断することができます。

副業の税額診断イメージ図

あなたの年収、副業の見込み年収、経費の割合を入力します。

診断結果イメージ図

納税額と青色申告・白色申告を簡単比較!副業をした場合の所得税や住民税、社会保険料が実際にいくらになるのかを確認することができます。

副業の税額診断はこちらから

開業 freee

開業 freee

個人事業の開業に必要な書類を無料で、自動作成することができます。開業時の忙しい時期の作業を大幅に軽減。青色申告をしたい方は開業届の提出が必須です。そのほかに必要な書類も、ステップに沿って入力するだけで簡単に作成可能!

確定申告ソフト freee

確定申告freee

確定申告ソフト freee なら、面倒な確定申告が圧倒的に簡単・ラクになります。ぜひお試しを!

開業freee
バックオフィス基礎知識