資金繰り改善の基礎知識

個人事業主が知っておくべき資金調達と資金繰りの基礎知識

公開日:2020/02/28
最終更新日:2020/02/28

個人事業主として事業を開始して、誰もが直面するのが資金調達の問題です。開業時にまとまった資金が必要な業種だけではなく、事業を運営する上で突発的に資金が必要になることもあります。また、資金ショートの危機に直面することもあるでしょう。資金難に陥ってから資金調達について調べるのではなく、事前に知識を持っておくことは非常に重要です。
そこで本記事では、個人事業主が知っておくべき資金調達と資金繰りの基礎知識をご紹介します。

個人事業主が知っておくべき資金調達と資金繰りの基礎知識

目次

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個人事業主と資金調達の考え方

個人事業主が資金調達を必要とするのは、まず開業時です。
業種によって必要な金額は異なりますが、開業時は準備のために車やパソコン、備品、仕入れ費用、事務所や店舗の家賃も必要でしょう。また、事業が軌道にのるまでの数か月間の生活費も考慮しておくと安心です。

開業後は、売り上げ拡大に伴う仕入れ費の増加や、突発的な備品購入が発生します。また、事業拡大のために設備投資が必要になるケースも。
開業時と開業後、ステージによって適した資金調達方法がありますので、順番にみていきましょう。

個人事業主と資金調達①開業時の資金調達

開業時の資金調達の基本は自己資金。退職金や貯金で補うのが理想です。しかし、飲食店や美容室を開業する場合は大きな設備が必要になり、自己資金だけではまかないきれないケースもあるでしょう。そんな時に借入先として候補にあがるのが、日本政策金融公庫と自治体の制度融資です。

日本政策金融公庫

日本政策金融公庫は政府が100%出資する金融機関で、個人事業主や中小企業などスモールビジネスの支援を目的としています。

日本政策金融公庫からの借入は、個人事業主にとって多くのメリットがあります。銀行や信用金庫からの融資を断られても、日本政策金融公庫に申し込んだら審査に通ったという話もあります。さらに日本政策公庫から借入・返済を完了すると、それが実績となり信用が増します。日本政策金融公庫で再度借入する際に金利が優遇されるだけではなく、銀行など他の金融機関からも資金を借りやすくなる点も魅力です。

金利や借入条件も個人事業主にとって有利な条件を提供しており、申し込み条件にもよりますが金利は概ね1〜2%。創業融資などでは、無保証で資金が借りられるケースもあります。

参考記事
公庫の借入とは?日本政策金融公庫を活用しよう

自治体の制度融資

制度融資とは、地方自治体・金融機関・信用保証組合の三組織が提供する融資のことです。日本政策金融公庫と同じく、個人事業主など小規模事業者の資金調達サポートを目的としており、長期・低金利で借入できる点が魅力です。

各自治体によって制度融資の内容や金利、条件は異なるため、詳しくはお住いの地域の自治体に問い合わせをしてみるといいでしょう。
例えば神奈川県の制度融資では、通常の創業融資のほかイノベーションを支援する「かながわイノベーション戦略的支援融資」や成長産業に取り組む方に向けた「ロボット関連産業融資」、「エネルギー関連産業融資」「観光関連産業融資」など、特色ある融資制度を提供しています。各自治体が力を入れている分野も異なりますので、ご自身の業種と照らし合わせながら申し込みをしてみることをお勧めします。

参考記事
制度融資とは?低金利が魅力の資金調達方法

注意点は、日本政策金融公庫・制度融資共に、審査準備から融資開始まである程度の期間が必要な点です。開業前に事業計画書を作り込み、しっかり準備することが重要です。

クラウドファンディング

新商品・サービスを開発した際、市場でどれくらい受け入れられるのかマーケティングも兼ねてクラウドファンディングを活用する方法もあります。
クラウドファンディングとは、インターネットを介して第三者から資金を募る方法で、融資とは違った特徴とメリットがあります。
事業開始前のサービス・商品の需要調査(プレマーケティング)として活用したい場合は、Makuake(マクアケ)Readyforがお勧めです。
ただ資金を集めるだけではなく宣伝効果もあり、やり方次第では商品・サービスの販売前からファンを獲得することができます。

注意点は、資金を集めても商品・サービス提供の期日を守らなければ信用に大きく影響する点です。開発や商品提供が遅れそうな場合は、きちんと資金提供者に理由を説明し、納得してもらうことが大切です。

参考記事
クラウドファンディングとは?資金調達に活用する方法

個人事業主と資金調達②開業後の資金調達

開業後、事業拡大や新規事業に資金が必要な場合も、日本政策金融公庫と制度融資がお勧めです。創業支援だけではなく、様々な融資メニューを提供しています。

新規取引のための仕入れや備品購入の資金、取引先の広告費の建替など、出来るだけ早く資金が必要な場合は、ビジネスローンやファクタリング、クレジットカードの活用がお勧めです。

ビジネスローン

ビジネスローンとは、法人・個人事業主に向けた無担保ローンです。

  • 銀行融資の審査を待つ余裕がない
  • 銀行融資の審査に落ちてしまった
  • 銀行に融資してもらうほどの大きな金額の借り入れではない

といった場合に有力な選択肢の一つになります。
銀行融資や日本政策金融公庫と異なり、借入の審査がやさしい点や最短即日融資が可能な点が特徴です。担保や保証人も不要なケースがほとんどですが、その分金利は高めに設定されています。

三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行などのメガバンクも独自のビジネスローンを提供していますし、クレジットカード会社や消費者金融などの民間金融機関からも借入が可能です。

最近では、会計ソフトが銀行やカード会社と連携し、会計データをベースに借入可能な金額を提示してくれることもあります。どうしてもすぐに資金が必要な場合は、利用を検討してみるといいでしょう。

参考記事
ビジネスローンを徹底解説!ビジネスローンの申込み前に知っておくべきこと
ビジネスローンを無担保で。中小企業・個人事業主と資金調達

ファクタリング

未入金の請求書(売掛金)がある場合は、ファクタリングを利用することで現金化することができます。

商品・サービス購入から支払いまでのタイムラグが、時に個人事業の資金繰りを圧迫することがあります。融資を申し込むほどではなくとも、ある程度のまとまった資金が必要な際にファクタリングは有効です。

最近はWebで全てが完結するファクタリングも人気で、フリーランスや個人事業主に特化したサービス提供をするファクタリング会社もあります。
ビジネスローンと同じく、無担保で審査完了から即日最短で振り込まれるスピード感が特徴です。ビジネスローンと異なる点は、負債にならないことです。借入は「負債」になりますが、ファクタリングは資産の現金化のため負債にならないのです。

しかし、なかには悪質な業者も存在するため、よく仕組みを知った上でファクタリング会社を選ぶことが重要です。

参考記事
ファクタリングの仕組みとは?売掛金を現金化しよう
ファクタリング会社を比較するポイント
ファクタリングの手数料の相場は?

クレジットカード

あまり知られていないかもしれませんが、クレジットカードも資金繰りに活用することができます。クレジットカードで支払いを先送りにれば、当月は資金が不足していても次月の取引先からの入金でまとめて支払いをすることができます。
カードによってはポイントやマイルで、還元が受けられる点もメリットです。

注意点は、個人用のクレジットカードで大きい金額を決済するとカード会社から連絡が来る可能性がある点です。個人用のクレジットカードは、あくまで個人の使用を目的としているため、事業用の経費決済をする場合は事業用のクレジットカード(ビジネスカード、法人カード、コーポレートカードとも呼ばれます)を使用することをお勧めします。

参考記事
個人事業主におすすめのカードとは?開業後に作れるクレジットカードも

個人事業主と資金繰り

これまでご紹介してきたように、開業前・開業後に利用できる資金調達には様々な種類があります。最も重要なことは、資金調達について知り、事業の状況を把握した上で最適な方法を選ぶことです。

その際、「資金繰り表」を活用すると、いつ・いくらほど資金が必要なのか予測しやすいでしょう。本業に専念するためにも、出来るだけ効率良く資金繰り表を作成したいところです。

ここから先は、会計ソフトを利用した資金繰り表の作成と、資金調達方法について詳しく解説します。

資金状況の確認から資金調達までをサポート

この記事をご覧になっている方は、普段から資金繰りの状況についてチェックなさっているでしょうか。会計freeeのユーザーアンケートによると、定期的に資金状況についてチェックしている方は約50%、確認の方法は預金残高通帳です。

資金繰りについて正確に把握するためには、「資金繰り表」を作り、将来の売上高、コスト、運転資金の増加、固定資産の増加などを管理する必要があります。この資金繰り表は銀行から借り入れをする際にも非常に重要です。借り入れ金を返せるかどうかを示す根拠になるためです。

しかし、大企業のように財務部を持たない場合、資金繰り表を作り定期的に管理することは容易ではありません。

資金調達freee:あらゆる資金調達手段を比較して申し込みができる

資金を調達したいが、なにが自社に適した調達手段なのか、借入できる商品なのかがわからないという経営者の大きな悩み。最終的には税理士の言う通りにするがこれで良かったのか?と不安がつきまといます。
資金調達freeeでは、いくつかの質問に答えれば複数の資金調達手段から、自社に最適な商品を比較できる形で紹介。サービスは即日利用が可能で、そのままオンラインで申し込みまでが可能になります。

資金調達freee画面

自動で資金繰りを予測

資金繰り改善ナビは、会計freeeを利用する事業者の方全員が利用できるサービスです。(会計freeeに登録済みの方はこちら
事業の財務状況をfreee finance labが自動で分析し、「オファー型融資」「請求書ファイナンス」「クレジットカード」の三つの資金調達方法のなかから、”今すぐに使える”手段をご提案します。(freee finance lab株式会社はfreee株式会社の100%子会社です。)

融資のための膨大な資料を用意する必要はなく、資金繰り予測を見ながら利用可能な資金調達手段を選ぶだけです。

資金繰りの状況
資金繰りの状況を自動で表示
オファー型融資、請求書ファイナンス、クレジットカードなど最適な資金調達方法を提案


オファー型融資:借りられる金融商品がわかる

資金繰りの必要性を感じる多くの方は、知人の経営者に相談したり、付き合いのある金融機関に勧められた商品の中から選択をします。しかし、そもそも審査に通る可能性はどれくらいあるのか、金利はどれくらいなのか…など不安はつきません。
資金繰り改善ナビが提供するオファー型融資では、会計freeeのデータで融資条件を事前に個別試算することが可能です。

オファー型融資
事業のデータをもとに利用可能な融資が提案される
融資限度額、利息の試算も事前に表示

将来予測や調達可能額等の分析はfreee finance labが実施しており、データが同意なく金融機関に提供されることはありません。事前に条件が表示され、完全非対面、さらに、法人の場合は代表者保証が不要です。

請求書ファイナンス:買取可能な請求書を提案

また、急な資金が欲しい時に活用できるのが「請求書ファイナンス」で、最短1営業日で資金繰りを改善できます。請求書ファイナニアンスでは、freeeで発行した請求書の中なかから、買取可能な請求書(あるいは売掛債権)の金額と買取手数料金利が提示されます。請求書が現金化されると言ってもいいでしょう。
担保や保証人なしで、取引先売掛先に知られることもなくずオンラインで申し込みが完結するサービスです。

請求書をオンラインですぐに資金化
※お取引先様に知られることはありません
請求書をオンラインで最短即日現金化

事業用クレジットカード:freeeカード

資金調達、資金繰りの手段として最後にご紹介したいのが事業用クレジットカード(ビジネスカード)です。
「独立する前にクレジットカードを作っておくように」と勧められたことはありませんか?一般的に、個人事業主、フリーランス、経営者などご自身で事業を運営するようになると、クレジットカードの審査に通りにくくなると言われています。

しかし、支払いを先送りする方法としてクレジットカードは有効な手段の一つです。このためfreeeでは、事業をお持ちの方に特化したクレジットカードを提供しています。ブランドはVISA、Master、American Expressといった主要国際ブランドを揃えた豊富なラインナップを揃えており、オンラインからすぐに申し込むことが可能です。


freee MasterCardライト

年会費無料の頼れるカード

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  • 申し込みWeb完結、最短4営業日で発行
  • 銀行口座を開設前でも申し込み可能
  • 個人事業主、中小企業の利用実績が多いライフカードによる審査 入会可能か1秒診断を試してみる
  • 事業に適した高い利用限度額

freee MasterCard ライトゴールド

ライトよりグレードの高いビジネスカード

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  • 申し込みWeb完結、最短4営業日で発行
  • 銀行口座を開設前でも申し込み可能
  • 年会費2,000円(税抜)
    初年度年会費無料
  • 個人事業主、中小企業の利用実績が多いライフカードによる審査
    入会可能か1秒診断を試してみる
  • ラウンジ利用・付帯保険・ポイント還元対応

freee セゾンプラチナビジネスカード

急成長ビジネスのための1枚

freee セゾンプラチナビジネスカード
  • 最上級のサービスラインナップ
  • ご利用状況に応じた年会費優遇
  • 会計freeeのデータ活用による柔軟な限度額設定
次に遷移する株式会社クレディセゾンのwebページにて申込を完了してから、当該申込にかかるクレジット契約を解約するまでの期間、クレジットカード与信審査および契約締結手続に利用することを目的として、お客様の財務情報、ユーザー情報等が、株式会社クレディセゾンに提供されることに同意します。

freee VISAカード クラシック

法人・個人事業主への賢い選択

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  • シェアNo.1国際ブランドのVISA
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  • 事業用特典が豊富な三井住友カードが発行
  • 電子マネー、モバイル決済などの便利な機能
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高い限度額で年会費無料
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freee MasterCard ゴールド

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法人利用にもおすすめ

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  • 法人でも限度額200万円までなら、決算書不要
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まとめ

事業を運営・拡大していく上で資金繰りに関する問題は避けて通れない道です。また、なかなか相談相手がいない話題でもあります。

資金繰り改善ナビや会計freeeのデータを活用して、事業を効率的に運営していきましょう。

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