青色申告の基礎知識

副業をしている場合の確定申告はどうなる?副業の確定申告のやり方を解説!

公開日:2017/09/23
最終更新日:2020/03/01

副業をしている場合の確定申告はどうなる?副業の確定申告のやり方を解説!

会社員の方で副業やWワークを始めた場合、確定申告では、どのように副業の収入を申告するべきかが気になることでしょう。

副業を確定申告する場合、副業の種類と内容によって「給与所得」「雑所得」「事業所得」「不動産所得」「譲渡所得」等の該当する所得区分で申告してください。

経費を差し引いたあとの実際に課税される所得が20万円を超えない場合は、確定申告の必要はありません。事前に源泉徴収で税金を納めすぎている場合は、確定申告で納めすぎた税金が戻ってきますので、計算方法を理解して確定申告をしてください。

副業が事業として認められれば「事業所得」として申告することができます。事業所得で申告できれば「雑所得」と異なり、本業の給与所得から副業で出た赤字分を差し引いた所得に対して税金がかかることになり、給与から源泉徴収されている税金が戻ってくる場合もあります。

本業が忙しく、確定申告を期限内に済めせることができない場合もありますが、期限後の申告はペナルティが課せられますので注意が必要です。

この記事では、副業を確定申告する場合に必要な基礎知識と手続き、副業にかかる税額を簡単に計算できるサービス、確定申告の注意事項と確定申告を簡単に終わらせる方法をご説明します。

目次

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「副業」とは?

所得税は、原則として総収入に対して課税されるものです。税法上は「副業」という区分けはなく、副業として行っている具体的な内容等によって所得の種類が分けられるにすぎません。 元々、国税庁が公表している所得の区分としては10種類ありますが、中でも一般的に副業となることが多い所得区分は以下のとおりです。

1.給与所得者の副業はほとんどが雑所得

農業や漁業、製造業やサービス業など、個人事業主として継続的に行う「事業」から得られる所得全般となります。

2.本業以外のアルバイトやパートで給与所得を得ている副業

会社員やパート社員等として企業などから雇用され、「給与」の名目で得ている所得です。会社員として働きながらアルバイトをしているような場合はこれにあたります。

3.事業所得として認められる副業の所得

個人事業主として継続的に行う「事業」から得られる所得全般となります。給与所得のあるサラリーマンの場合、副業が事業所得として認められるには、継続的に副業のお仕事を得られているかなど、判定される基準に厳しいものがあります。

4.事業規模と認められない不動産による副業は不動産所得

土地及び建物、船舶や航空機など、所有する「不動産」の貸付けなどにより得られる所得です。会社員として働きながら、マンションや駐車場のオーナーとして賃貸収入を得ている場合はこれにあたります。

5.副業で株や不動産を売却した所得は譲渡所得

土地や建物のほか、ゴルフ会員権や株などを「譲渡(売却)」することにより得られる所得を指します。会社員として働きながら、株式の売却益を得たような場合です。

【関連記事】
副業で収入があったら?気を付けること・しなければいけないこと

副業で確定申告が必要な場合

税法では、副業に関して以下の条件に1つでもあてはまる場合は、確定申告が必要とされています。

<給与所得者の場合>

  1. 給与を1ヵ所からもらっている人で、それ以外の副業による所得の合計額が20万円を超えている場合
  2. 給与を2ヵ所以上からもらっている人で、年末調整がなされなかった給与収入の金額と、給与収入ではない副業による所得金額の合計が20万円を超えている場合
    ※給与所得の収入金額の合計より、一定の所得控除の合計額を引くと150万円以下となり、副業による所得が20万円以下であれば確定申告不要です。
  3. 同族会社の役員及び親族に該当する人で、同族会社から得られる給与以外に、貸付金の利子や店舗等建物の賃貸料を受け取っている場合

<給与所得者以外の個人事業者等の場合>

本業から得られる事業所得のほか、副業による所得の合計額が20万円を超えている場合

会社員など1ヵ所から年末調整がなされる給与所得があり、副業による収入が20万円を超えない場合は確定申告が不要です。ただし、本業も副業も給与収入である場合は、確定申告が必要となります。

副業で確定申告が必要な場合の詳しい解説は、関連記事を参考にしてください。

【関連記事】
副業で確定申告をしないといけないのはいくらから?

副業の確定申告に必要な所得税の計算方法と適用される税率

副業による所得は、本業によって得られた所得と合わせて、基本的に所得税の課税対象となります。自身が負担すべき所得税は、必要経費を除いた所得の合計額から、所得金額に応じた「控除額」を差し引きし、税法上で定められた税率を掛けると算出できます。

所得税の税率は随時見直しがなされており、2015年分以降の税率表は下記のとおりです。税率は課税対象となる所得金額に応じて7段階に分かれており、5~45%となっています。なお、給与所得者で年末調整が行われている場合には、算出した所得税額から事前に納付済の所得税を差し引いた金額が、追加で納付すべき分となります。

<所得税の速算表>

課税される所得金額 税率 控除額
195万円以下 5% 0円
195万円超330万円以下 10% 97,500円
330万円超695万円以下 20% 42万7,500円
695万円超900万円以下 23% 63万6,000円
900万円超1,800万円以下 33% 153万6,000円
1,800万円超4,000万円以下 40% 279万6,000円
4,000万円超 45% 479万6,000円

国税庁|所得税の税率

<所得税額の計算シミュレーション>

会社員としての課税所得400万円、副業での課税所得が100万円ある場合

(400万円+100万円)×20%-42万7,500円=57万2,500円

知っておけば得する場合も!事業所得と雑所得の違い

副業が赤字になった場合、事業所得なら給与所得との通算が可能ですが、雑所得では通算することができません。

例えば、会社員として年間所得が300万円あり、副業による所得が-50万円だった場合、副業が事業所得なら給与所得と相殺して年間の所得は250万円になりますが、雑所得の場合は相殺されずに300万円のままだというわけです。

副業のすべてを事業所得にしたいところですが、事業所得に区分すべきかどうか判断する際には、安定的且つ継続的に一定規模の所得があるかどうかが目安となります。実態を無視して無理に事業所得扱いにしてしまうと修正申告を求められることがありますので、いずれの所得として区分すべきか迷った場合には、所轄の税務署で事前に相談することをおすすめします。

副業を本格的に始め、事業所得として申告が認められる規模になった場合は、白色申告ではなく、青色申告をおすすめします。

初めて青色申告する場合の手順や方法については、関連記事を参考にしてください。

【関連記事】
初めて青色申告するには?必要な申告書は?初心者のための完全解説

確定申告を忘れた場合の対応方法とペナルティ

確定申告の提出期間は、通常毎年2月16日~3月15日となります。この期間に提出するのを忘れてしまったら、気付いた時点で早めに「期限後申告」の手続きを行うことが大切です。申告に必要な書類は税務署に用意されていますので、なるべく早めに所轄税務署の窓口に行くよう心掛けましょう。

本来の確定申告の期限から1ヵ月以内に自主的に期限後申告を行えば、本来の所得税額に加算される「無申告加算税」は課されません。なお、無申告加算税が課される場合の税額は、納付しなければならない税額に対して、50万円までの部分には10%、50万円超の部分には15%を乗じて算出されます。期限後申告による所得税の納付期限は、申告書を提出した当日となりますので、支払いの準備も整えた上で税務署に行きましょう。

確定申告を忘れた、しなかった場合のペナルティについては、関連記事を参照してください。

【関連記事】
確定申告しないとどうなるの?無申告のペナルティを学ぶ

確定申告(青色申告)を簡単に終わらせる方法

大きな節税メリットがある青色申告。お得であることは分かっていても、「確定申告書の作成は難しいのでは?」という意見も少なくありません。
そこでお勧めしたいのは、確定申告ソフトfreeeの活用です。

ステップに沿って入力するだけ

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2.簿記を知らなくてもカンタンに入力できる!

現金で払った場合でも、いつ・どこで・何に使ったか、家計簿感覚で入力するだけで大丈夫です。自動的に複式簿記の形に変換してくれるので、簿記を覚えなくても迷わず入力することができます。

簿記を知らなくてもカンタンに入力

有料のスタータープラン(月額980円)、スタンダードプラン(月額1980円)は
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さらに、オプションサービスに申し込むと電話で質問も可能です。

3.質問に答えるだけで税金は自動計算

○×の質問に答えるだけで税金も計算


保険やふるさと納税、住宅ローンなどを利用している場合は税金が安くなります。難しい税金の計算もfreeeなら、質問に答えるだけで自動で計算してくれます。確定申告をするために、本を買って税金について勉強する必要はありません。

4.あとは確定申告書を税務署に提出するだけ

あとは自動で確定申告書を作成してくれるので、税務署に郵送や電子申告などで提出して、納税をすれば完了です。

マイナンバーカードとカードリーダをご用意いただけば、ご自宅からでもすぐに提出が完了するので、税務署に行く手間がかかりません!
あとは確定申告書を提出するだけ

あとは完成した確定申告書を提出して納税するだけ

会計freeeを使うとどれくらいお得?

確定申告ソフトのfreeeは、会計初心者の方からも「本当に簡単に終わった!」との声も多く寄せられています。

また、税理士さんなどに経理を依頼した場合、経理の月額費用は最低でも1万円、確定申告書類の作成は最低でも5万円〜10万円ほど必要です。

いかがでしょう?
確定申告ソフトのfreeeは、ステップに沿って質問に答えるだけで簡単に確定申告を完了することができます。
会計に関する知識がゼロの初心者の方から「本当に簡単に終わった!」との声も多数寄せられています。
確定申告を行うためには、日頃から帳簿をつけたり、必要書類をそろえたりしておく必要があります。しかし、確定申告ソフトを活用すれば、「青色申告をしたかったのに、書類不備で手続きできなかった!」「何度も書き直しで大変だった」という思いをすることは少ないでしょう。
余裕を持って確定申告を迎えるためにも、ぜひ確定申告ソフトの活用をご検討ください。
【初めての向けにオススメ】そもそも確定申告とは?スマホ申告の活用など

まとめ

副業を始めた方に必要な確定申告の手順、やり方について、ご説明しました。

副業にかかる税額を簡単に調べる「副業の税額診断」や副業の経費処理と確定申告書を案単に作成できる確定申告ソフトfreeeを活用して、期限内に確定申告を終えてください。

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