福利厚生で社員のパフォーマンスを伸ばす
――福利厚生の拡充を目指したきっかけを教えてください。
反町 好克 氏(以下、反町): 弊社では数年後の上場 を目指し、拡大・成長していくための仕組み作りを始めています。そんな中、より社員が働きやすい魅力的な会社にしようと決意したのがきっかけです。
組織の環境改善と持続的な成長のためには代表の私自らがスピード感を持って社員に対して適切な働く環境を用意することが重要と判断しています。
このような思いから、自社にマッチする福利厚生を活用することで働きやすい環境を作り、多くの社員に長期で在籍してもらうとともに、優秀な社員が集まる組織になれればと思っています。
――様々な福利厚生があるなかで、なぜ?借り上げ社宅制度を導入しようと思いましたか?
反町: 手取りアップの効果が見込めることです。弊社は未経験のエンジニアも採用し即戦力まで育てる風土で事業をしております。ただ、未経験ですと即戦力と同等の給与を設定するのは難しく、また社会保険料が年々増加するため若手社員の生活が苦しい状況です。
しかし、借り上げ社宅制度を活用することで社会保険料を下げつつ手取りアップが見込めるため、頑張っている社員に還元できると判断しました。
また、住まいの環境によって人のパフォーマンスは影響を受けると考えております。特に都内は家賃が高いため満足する住居も見つけづらいので、少しでも住まい環境の良い家に住んでやる気や成長に繋げてもらいたいと思っています。
あとは、採用面ですね。地方の優秀な人材を 獲得したい場合にネックになるのが都内への移住です。借り上げ社宅制度を活用することで、少しでも引っ越しや住居の負担を減らしてあげたい想いもあります。
freee福利厚生で借り上げ社宅制度の課題を解消
――freee福利厚生の導入を決めたポイントを教えてください。
反町: 1つ目はP/L目線で考えてもほぼデメリットがないところです。新たな休暇やサークル活用の支援のような一般的な福利厚生ですと従業員のエンゲージメントは高まると思いますが、同時にコストが増えて経営を圧迫する恐れがあります。
しかし、借り上げ社宅制度の場合は活用されればされるほど従業員のエンゲージメントを高めつつ、会社の社会保険料も削減できるため、より多くの方に使ってもらえれば、P/L目線でもゆくゆくはプラスとなり安心できると判断しました。
2つ目は導入・運用のサポートが充実していることです。制度や契約関連の書類も雛形ありましたし、質問への回答もすぐにいただけるので安心して進めることができました。また、制度を作成後の従業員への説明会を実施してくれますので、制度の周知させる不安も軽減できました。
3つ目は運用業務の負担が少ない点です。freee人事労務を活用していることもあり、借り上げ社宅制度の運用に関してもfreeeのツールで効率化でき るだろうと考えていました。特に、不動産会社とのコミュニケーションを代行いただけるのは嬉しいです。
「新規入居」「名義変更」「退去」「更新」に関する不動産会社とのやり取りや締結業務から解放されますので、思った以上に運用の負担が軽減できました。
――freee福利厚生を導入して効果はありましたか?
反町: 借り上げ社宅制度以外の福利厚生も導入しやすい雰囲気が作れたのは良かったです。その後、研修サービスやストックオプションも導入しました。
福利厚生を積極的に導入する姿勢は「社員への還元」「働きやすい環境の整備」という想いが社員にも伝わっているようです。
特に借り上げ社宅制度は中小企業のほとんどが導入していないため、社員にとっては弊社だからこそ使える福利厚生として喜んでもらえています。
結果的に手取りアップや社会保険料の削減だけではなく、ビジネスで重要な「長く働きたい!」「仕事を通して自己実現をしたい!」という社員の想いに答える姿勢を見せられたことがとても良かったです。
――最後に、福利厚生に関して、御社の今後の展望について教えてください。
反町: 私たちは「人を通じよりよい世界を」というビジョンを掲げておりますが、実現するためには「人がすべて」と考えています。人としての価値を最大限高め、己の限界を作らず、挑戦をし続ける人材、つまり「プロフェッショナルチーム」を創ることが重要です。
そのために、様々な可能性に投資し続けることが必要と考えており、方法の1つとして「福利厚生の導入」は大きな役割を果たすと思っています。これからも働く社員が最大のパフォーマンスを出せるように、しっかりフォローをしたいと思っています。